Welcome to chiezo_ny's HP

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当時私は、週休1日半。
朝9:30には家を出て、帰りは夜の11:30くらいだったかな~。
毎日店まで行く間にコーヒーとレーズンベーグルwithクリームチーズを屋台で
買って、
店でランチの仕込みしながらアミーゴ(メキシコ人の仲間)たちと食べてたよ。
アミーゴは私より年ももちろん上で、仕事も長くやってたから最初は小娘が突然やってきてキッチンにはいって
以前いたチーフのように指示をしたり命令(とまではいかないけど)されたりするのがすごく嫌だったみたい。
当然だよね。
衝突ももちろんあった。
言葉もわかんないし、慣れない狭い板場でどうやって動けばいいかもわかんないし、
しかも!!
忙しいのよ、この店がまた。
キッチンチーフは私がきて一ヶ月ほどでフロリダに行ってしまったから、キッチンのなかは
私とアミーゴに任されることになって、もちろんその上の親方はいたけど、寿司と兼任だったし、
ほとんどチーフがやっていた仕事は私がしなければならなかった!
ハタチやそこらの若造が、しかも小娘が!やってきて、いきなりチーフ同様に働けってそりゃ無理でしょ~。

でもやらなきゃ、店は開けないからね。

最初はかなり本当にとまどった。
ここだけの話だけど、(みんな知ってかもしれんが)メキシコ人はすごく安い賃金でこき使われている。
私は日本人というだけで、いきなり上に立ってしまって、
しかも経験も浅いのに偉そうには出来ないと正直思った。
でも店の人はそれを私に望んでいたから、仕事は一生懸命やった。
だんだんと熱意が伝わったのか、アミーゴ達とも仲良くなっていったけど、
一人だけすっご~く気分屋の男の子でホセってのがいて、そいつとはいつもケンカしてたな。
一日おきとかひどいと午前と午後で態度が全然違うんだもん。
ケンカして(っていうか怒鳴られて)悔しくて泣いて帰ったこともあるし、マジやばかったこともある。
さすがに店の人とか仲間が止めてたけど。怖かったし。(^^;)
私も若かったのよ~。
結局その3年後くらいに仕事を辞めたのもそいつとのケンカが最終的な原因で、後味の悪い思いをしているのだ。
その後道でばったり会って一応仲直り?はしてるのだけどね。
そいつは結構仲間うちでも問題児だったみたいよ。
(ウエイトレスにも手だしてたしね~)
まあ、多分お互い辞めたかったのは前からで、ケンカだけが原因じゃないけど、きっかけはそいつ。
あっちもそれで店辞めたんだよ、今はどっか違う店で働いているってうわさ。
お互いストレスがたまっていたんだと思う。

板前の仕事なんて、下っ端はホント大変なのよ。

寿司のほうにも一人ルイスっていうアミーゴがいて、彼は一目置かれていた。
すっごく器用で「かつらむき」なんか、機械でやったみたいにきれい!なの。
もちろん寿司もそこいらの日本人より上手に握れるし、すっごく穏やかでいい人でした。
私は寿司は先輩に巻物しか教えてもらわなかったけど、結局彼よりは上手くはなりませんでした。
それからロヘリオ。
彼はマラソンランナーで毎年、NYマラソンに参加している強者。
休憩時間も走ってるんだよ~。もういいおっさんなのに!
彼はルイスのお兄さんなんだけど、やっぱり手先は器用でキッチンのアミーゴのボス、かな。
彼ともよくケンカもしたけど、相談にものってもらったし、愚痴も聞いてもらってたし、
とってもいい人だった。
今もたまに会いにいったりすると「オラ!アミーガ」(直訳:こんにちは、友達)って気軽に声をかけてくれて嬉しい。
(まだ同じ所で働いているのよ)
あとはたびたび変わるディッシュウォッシャーくんたちと雑用係り。
この辺は、親戚や仲間を呼んでやっているらしい。なかにはメキシコから来たばかりで
英語は全然だめな人もいたもんだ。
そんな人たちはいわゆる「出稼ぎ」で来てる人も多かった。



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