2(黒白逆しゃち様)

「ふむ。」
一言うなずくと、状況整理してみた。
身体はたんこぶ以外異常なし、睡眠もばっちり取れて疲れはない。部屋が真っ暗で時間は分からないけど、お腹の空き具合から、寝てから半日も経ってないと事が分かる。
念のためポケットを調べると数枚の小銭と
「ん?なんだこりゃ」
出てきたのは、あの2つの指輪とネックレスだ。
「入れたはずないけどなー?」
と首をひねるが元々細かい事は気にしない(大雑把?)性格なので
「ま、いっか」
と考えないことにし、再びポケットに収めた。
真っ暗で何も見えないので、これ以上は分からない。
ここでじっとしてても進展がなさそうなので、すこし不安もあるが誰かいないか呼んでみることにしよう。
「おーーい!誰かいないかーー!」
と散々叫んでると、遠くから近づいてくる足音がする。やがて近寄ってきた来た足音は部屋の前で止まり、そして何も無いと思ってた壁が開き、光が差した。
「まぶしっ!」
目の前に手をかざし、目が慣れるのを待っていると、おぼろげに見えてきた。そこには女の子が1人、こちらを伺うようにして立っていた。
「えーと、ここはどこですか?」
と尋ねてみると、僕と余り変わらない歳に見える彼女は、
「Я∂#Ш〒Ю、Ф*▲」
「えっ?なんて言ったの?」
「Я∂#Ш〒Ю、Ф*▲」
「だから、わかんね~よ」
僕の言葉と態度で彼女は何か察したらしく、納得した様子で一人うなずき、おもむろに右手を僕の方に向け、
「…¢£¥…仝∀Ψ!」
と呟くと、ぶわぁと僕を何かが通り抜けた気がした。
「分かりますか?」彼女が聞いてきた。
「あ…あ、はい分かります」
戸惑いながらも辛うじてそう答えた。

3へ続く


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