知事選関連ネットニュースその1




2006年知事選関連のニュースです。上の方が新しいです。

参考リンク

★★ 長野県政関連ニュース(Yahoo)

★★ 信毎ニュース特集「2006長野県知事選」

★★ 知事選関連ネットニュースその1

★★ 知事選関連ネットニュースその2

★★ 知事選関連ネットニュースその3


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★★ 220万人に問う:’06知事選
けやきの会など、橋本要人氏の擁立断念 /長野


今夏の知事選に向け、反田中派の候補擁立を目指す「けやきの会」(代表・湯本清
弁護士)などが26日、元日銀松本支店長の橋本要人氏(50)の擁立を断念した
ことを明らかにした。橋本氏も不出馬の意向を示した。
 長野市内で開かれた会見には「けやきの会」と共同歩調をとっていた「空会」
(長尚代表)や「輪の会」(代表・石曽根清晃弁護士)が出席した。同会などでは
21日に橋本氏へ出馬を打診。前向きな回答を得られたが、25日に橋本氏から断
りの電話が入ったという。
 橋本氏は毎日新聞の取材に対して「(反田中派がまとまらず)新しい県政を作る
態勢になっていない現状では、県政をリードしていく力も自信もない」と不出馬の
理由を説明。「今夏の知事選に出馬することはない」と断言した。
 また、田中県政について、橋本氏は「長野県政は『壊す』から『創る』段階に入
っている。聡明な田中知事であれば、次の人にバトンタッチすべきで、自身が出馬
すべきではないことが分かっているのではないか」と話した。【川崎桂吾】

5月27日朝刊(毎日新聞) - 5月27日12時1分更新


★★ 220万人に問う:’06知事選
井出正一氏に立候補要請へ--「のぞむ会」 /長野


◇元厚生相・井出正一氏に

 東信地区の市民有志で結成した「心のあたたかい信州・長野県知事をのぞむ会」
は26日、佐久市内で会見し、元厚生相で同市在住の井出正一氏(66)に、
知事選への立候補を要請すると発表した。同会は「混乱した県政を収束し、
発展させられるのは他にいない」とした。一方、井出氏は「知事選の候補になる
ことはありません」と語った。
 井出氏は代表を務めた「新党さきがけ」の解党とともに、98年、政界を引退。
現在は県日中友好協会会長などを務めている。【藤澤正和】

5月27日朝刊(毎日新聞) - 5月27日12時1分更新


★★ 220万人に問う:’06知事選
連合長野会長、政党に協力求める /長野


 ◇候補者擁立で
 今夏の知事選に向けて候補者擁立を進めてきた「輝く明日の長野県を考える会」
代表世話人の近藤光・連合長野会長は23日、自民、公明、共産各党の幹部と会い、
検討結果を報告するとともに、今後は政党の役割が重視されることを伝え、協力を
求めた。民主党には22日に伝えており、社民党は24日に伝える。
 自民党県連を訪ねた近藤会長は「政党の対応が必要な時期。自民と民主の連携が
必要であり理解してほしい」とした。応対した石田治一郎・県連幹事長は「自民は
候補者を直接は擁立しないスタンスだが、要請については十分に審議したい」と述
べた。同党の前衆院議員、村井仁氏については「これまでの経験から十分に(候補
の)資格はある」とした。また、22日に報告を受けた民主党県連の北沢俊美幹事
長は「真摯(しんし)に受け止め、検討していきたい」と話した。
 同会は20日を擁立期限としていたが調整がつかずに見送り、有力候補として
「民主党国会議員」と「前衆院議員」を挙げていた。【江連能弘、川口健史】

5月24日朝刊(毎日新聞) - 5月24日11時2分更新


★★ 220万人に問う:’06知事選
小沢・民主代表「自民との相乗り避けて」 /長野


◇小沢・民主代表が会見
 民主党の小沢一郎代表は23日、東京都内で会見し、知事選での候補者擁立につ
いて「できる限り自民党との相乗りは長野県であれ避けてほしい」との認識を示し
た。民主党は22日、、与党との相乗りを原則避け、独自候補を立てる方針を決め
ていた。
 与党との対決姿勢を鮮明にするのが狙いとみられる。会見で小沢代表は「(独自
候補を立てる)積極的な姿勢がなければ(与党には)勝てない」と話した。また、
親交が深いとされる田中康夫知事については「個人的によく知っているし、他に
比べれば近しい関係だが、情を交えてはいけない。筋道を通して判断したい」とした。

5月24日朝刊(毎日新聞) - 5月24日11時1分更新


★★220万人に問う:’06知事選 
本部に経過報告--連合長野会長 /長野


 今夏の知事選に絡み、連合長野の近藤光会長が22日、連合本部(東京都)を訪
れ、知事選の経過を報告した。代表世話人を務める「輝く明日の長野県を考える会」
が擁立を先送りし、候補者が絞り込まれていない現状を説明。連合本部の古賀伸明
事務局長は、報告に理解を示した。【川崎桂吾】

5月23日朝刊(毎日新聞) - 5月23日11時2分更新


★★ 220万人に問う:’06知事選
務台俊介氏、不出馬の意向 /長野


 ◇連絡協要請に「統一候補の前提崩れた」
 今夏の知事選で、候補者の擁立を目指す「新長野県政連絡協議会」(幹事・永田
恒治弁護士)は22日、旧三郷村(現安曇野市)出身で、総務省自治財政局調整課長
の務台俊介氏(49)に出馬を要請した。務台氏は「現時点では満足して頂ける答え
は出せない」と述べ、出馬要請を辞退する意向を示した。
 取材に対し、務台氏は、連絡協が「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人、
近藤光・連合長野会長)と連携出来なかったことなどに触れ、「候補者を統一して戦
うという前提条件が崩れてしまった」と候補者の乱立を懸念。知事選の告示まで2カ
月を切ったことを指摘し「準備期間もなく、現在の状況を悲観的に考えざるを得ない。
今後は知事選について、考えられる状況ではない」と不出馬の意向を示した。
 一方、永田弁護士は「務台氏は条件がそろえば出馬する意向があるということ。
候補を統一できるように努力したい」と述べた。連絡協は務台氏への要請後、民主党の
羽田孜衆院議員など県選出の国会議員を訪問し、務台氏擁立への理解を求めた。【藤原章博】

5月23日朝刊(毎日新聞) - 5月23日11時1分更新





06/05/23 17:57 NV008 時事通信
◆自民との相乗り回避を=長野県知事選で小沢民主代表




 民主党の小沢一郎代表は23日午後の記者会見で、7月に告示される長野県
知事選への対応について県連の判断を尊重する考えを示す一方、「(田中康夫
知事への)対抗馬を立てるにせよ、立てないにせよ、できる限り自民党との相
乗りは避けてもらいたい」と注文を付けた。

 長野県内には、田中知事の出馬を想定して自民、民主の相乗りを求める動き
があるが、小沢氏は「民主党の基盤をきちっと作っていくには人の尻馬に乗る
のでなく、自身で主権者に訴えていく積極的な姿勢がなければ強くならない」
と強調した

。 また、小沢氏は田中知事との関係について「個人的には他の知事に比べ、
近しい関係にあるのは間違いないが、政治の判断に情を交えてはいけない」と
述べた。

 民主党は知事選や政令市長選では自民党との対立軸を明確にするため、原則
として独自候補を擁立する方針を確認している。


共同通信電2006年05月23日

◎自民との相乗り回避を  長野県知事選で小沢代表


 民主党の小沢一郎代表は二十三日午後の記者会見で、八月六日投開票の長野県
知事選への対応について「まずは県連(の判断)だが、自民党との相乗りという
形は避けてもらいたい」との意向を示した。

 現職の田中康夫知事に関しては「他の知事に比べれば(自分と)近しい関係に
あることは間違いない。ただ政治の判断は情を交えてはいけない。筋道を通して
政治、政党として判断する」として、知事選対応では個人的な関係を影響させな
い考えを強調。

 長野県に限らず知事選などで自民党との相乗りを原則認めない方針を決めたこ
とについては「独自候補を擁立して戦う姿勢で選挙に臨む。人の尻馬に乗るので
はなく、自分自身できちんと主権者に訴えていく積極的な姿勢がなければ選挙は
勝てない」と説明した。



SBC最新ニュース(23日18時07分)
◆「考える会」近藤連合長野会長が「政党の連携」訴え




 8月の知事選で田中知事に代わる候補の擁立を目指す「考える会」の代表世
話人を務める近藤光連合長野会長が、県内の各政党の本部を回り「政党間の連
携」を訴えました。

 自民党県連の石田治一郎幹事長は、候補擁立に党が何らかの形で関与する考
えを示しました。

 田中知事に代わる候補の擁立を目指す「輝く明日の長野県を考える会」の代
表世話人で連合長野の近藤会長は長野市の自民党県連に石田幹事長らを訪ね、
これまでの検討結果を報告した上で、「政党間の連携」を要請しました。

 考える会は先週末、「政党間の調整が必要」として具体名は挙げずに、「現
職の民主党国会議員」と「前の衆議院議員」を有力候補とするまとめを発表し
ていて、それぞれ羽田雄一郎参院議員と村井仁さんとみられています。

 会談は冒頭部分を除いておよそ30分にわたって非公開で行われましたが、
終了後の取材に対し石田幹事長は、候補の擁立に党が前面に出るべきではない
としてきたこれまでのスタンスから、何らかの形で関わっていく方向へ転換す
る考えを示しました。

 自民党県連では、党の関与の仕方などについて28日の会合で、検討するこ
とにしています。

 近藤会長は、この後、公明党県本部と共産党県委員会を相次いで訪問し、連
携を訴えました。

 近藤会長は、きのう都内で民主党県連の北沢俊美幹事長と会談していて、あ
すは社民党県連を訪ねることにしています。




SBCニュース(23日17時33分)
◆知事選で鷲沢長野市長が拙速な候補者絞込みに“釘”




 連合長野の近藤会長らのグループが知事選の候補を絞り込めない状況を受け
て、長野市の鷲沢市長は「もっと様々な人の名前を出し合って、新しい知事像
を考えることが必要だ」と話して、拙速な絞り込みに釘を刺しました。

 鷲沢市長はきょうの会見で、連合長野の近藤光会長が代表世話人を務める「
輝く明日の長野県を考える会」が田中知事に代わる候補を絞り込めない現状を
「やむをえない」とした上で、「もっと様々な人の名前を出し合って、新しい
知事像を考えることが必要だ」と述べました。

 考える会では、現職の国会議員や国会議員経験者を軸に候補者探しを進めて
いますが、鷲沢市長は議論不足の拙速な絞込みにならないよう釘をさした形で
す。

 また鷲沢市長は候補者選びの期限については、「誰がふさわしいのか自然に
収れんされていくのが望ましい」としてこだわらない考えを示した上で、「で
きれば一本化したい、何が何でも勝ちたいというのは変わらない」と知事選へ
の強い思いを改めて口にしました。






信毎の記事。

★★ 「田中知事出馬でも推すことない」 共産党県議団長
信濃毎日新聞5月21日(日)

やっぱりね、こういう書き方、というかタイトルの付け方。
さすが県内一の偏向新聞だよなー。
私はこの県政報告会に行っていましたが、その場で聴いていた人たちには
この記事のタイトルから受けるようなネガティブな印象はなかったと思います。
言葉ではたしかにそういったけれど、よーく考えてみたらわかること。
千穂さんが強調したのはこの部分の方だったから。

「改革を後戻りさせようとしている人たちとは、
どんなことがあってもご一緒することはない」


いま躍起になって対立候補を探している人たちはまさに改革を後戻りさせたい人たち。
昔の夢よ、もう一度、と虎視眈々狙っている人たち。
だから推すことはないけれど、応援しないとは共産党は言っていないのです。
あの場にいれば素人にだってその空気が読めたはず。
なのに信毎の記者には読めなかったのかな。だよねー読めるはずないよねー、信毎だもん。


5月21日(日)


「田中知事出馬でも推すことない」 共産党県議団長



 共産党県議団の石坂千穂団長は20日、佐久市内で開いた県政報告会で、8
月の知事選に田中知事が出馬した場合でも「政党として推すことはない」と述
べた。田中知事が新党日本代表を兼務している点を理由に挙げ、「政党の責任
者を推すということは、政策協定などがなければ普通はあり得ない」とした。

 共産党の今井誠県委員長は「知事選の構図が固まっておらず、(田中知事を
支援しないことは)あくまでも選択肢の一つ」としている。

 石坂団長は、前回2002年知事選で共産党が田中知事を実質的に支援した
ことについて、「知事不信任に唯一反対した政党の責任として判断した」と説
明。今回については立候補者が出そろった段階で検討するとした上で「自主投
票も選択肢の一つ。現時点では、独自候補は立てない」とも述べた。

 一方で、田中知事に批判的な県議らがかかわって候補者が擁立された場合、
「改革を後戻りさせようとしている人たちとは、どんなことがあってもご一緒
することはない」と強調した。




さらにこちら。
下のリンク記事でわかるように、民主党では
「首長選「与党と相乗りはしない」 統一選向け民主方針」
2006年05月23日06時38分(asahi.com)」ということで、

鳩山氏はすでに、7月20日告示の長野県知事選で自民党との相乗り候補として
地元で名前が挙がった民主党の国会議員2人に対し、立候補しないよう求めた。


って、ちゃんと党確認をしているのに、自民党長野県連は

「田中知事への対抗馬擁立では
両党県連が連携に努めるべきだとの認識で一致」


だって!!!!!!!!!!
なにこれ?どう考えてもおかしくないですか?
小沢さん、菅さん、鳩山さん、長野県の自民党は悪過ぎですよー。
おっしゃっていることの意味がわかっていないみたいです。

ところで名前の挙がった一人、民主党県連幹事長の北沢俊美氏は県議出身で、
しかも前の県政会長・下崎保県議、及び反田中の急先鋒・
白バラ会代表の青木氏とは高校の同級生なんだって。
その上「考える会」代表の近藤氏が会長を務める連合が支持団体とのこと。
北沢氏、大丈夫なんでしょうね?
まさか長野県民主党が全国の民主党の足を引っ張ることになんてならないよね?




06/05/23 16:01 NJ059 時事通信
◆民主県連との連携に前向き=8月の長野知事選で-自民県連幹事長



 連合長野の近藤光会長は23日、長野市の自民党長野県連事務所を訪れ、同
県連幹事長を務める石田治一郎県議と会談した。

この中で、近藤会長が8月の長野県知事選での候補者擁立に協力するよう要
請したのに対し、石田幹事長は民主党長野県連との連携を含め、前向きに対応
していく考えを表明した。

 近藤氏は、長野知事選での田中康夫現知事への対抗馬擁立を目指し、県内首
長経験者や財界人がつくっている「輝く明日の長野県を考える会」の代表世話
人。

 自民党県連はこれまで、今回の知事選では党が前面に出ない方針だった。し
かし、会談で石田幹事長は、近藤会長の要請を受け、今後は候補者擁立に一定
の役割を果たしていくことを県連に諮って了承を得る考えを示した。

 会談ではまた、来春の統一地方選で、自民党との相乗りを原則認めない方針
を民主党本部が決めたことについても意見交換。田中知事への対抗馬擁立では
両党県連が連携に努めるべきだとの認識で一致した。

 「考える会」は、知事選での推薦候補を民主党の羽田雄一郎参院議員(38)
と自民党の村井仁・前衆院議員(69)に絞っており、最終的には自民、民主
両党などの協力を得て決定したい考え。

これに対し、会談後に石田自民党県連幹事長は、村井氏については「人格や
経験からいって、その資格はある」とする一方、羽田氏については「とてもそ
の状態ではない」と述べ、自民党県連が推すのは難しいとの考えを示唆した。


★★ 首長選「与党と相乗りはしない」 統一選向け民主方針
2006年05月23日06時38分(asahi.com)

 民主党は22日、今後の知事選と政令指定都市の市長選で、与党と同じ候補を
推薦・支持することは原則としてしない方針を決めた。この日に党本部であった
小沢代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長の3者会談で確認したもので、来
年の統一地方選に向けて地方でも与党との対決色を鮮明にし、参院選につなげる
狙いがある。

 小沢氏は会談で「基本的に自民党と相乗りはせず、対立軸を打ち立てて戦うこ
とを目指す」と述べた。菅氏は会談後、東京都内で開かれた党所属地方議員の研
修会で講演し、「自民党と相乗りという形では、民主党の姿が有権者に見えにく
い。民主党中心の候補者を擁立することを目指してほしい」と呼びかけた。鳩山
氏もこの研修会で「頑張っている地域には財政的な支援を約束する」と述べた。

 鳩山氏はすでに、7月20日告示の長野県知事選で自民党との相乗り候補とし
て地元で名前が挙がった民主党の国会議員2人に対し、立候補しないよう求めた。

 知事選は今後、年内に長野や滋賀、香川、沖縄の4県と、来年1月に愛媛、同
2月に山梨、愛知両県が任期満了となる。さらに来春の統一地方選では北海道、
岩手、東京、神奈川、福井、三重、鳥取、島根、徳島、福岡、佐賀、大分の12
道都県で実施される予定。政令指定都市の市長は、12月に福岡市、来年2月に
広島市と北九州市がそれぞれ任期満了になるほか、統一選では札幌市と静岡市が
対象になる見込みだ。

 このうち、前回は愛知、滋賀、香川、愛媛、福井、福岡の6県知事と福岡市長
の選挙で自民党と相乗りした。また、今年になって小沢氏の代表就任前に告示さ
れた選挙では、横浜市長選や京都府知事選で自公とともに支持・推薦した現職が
再選されている。

 今回の方針により、民主党は地方での政策で自民、公明両党との違いを示すこ
とや、現職に勝てる候補を探すことが課題となる。ただ、都道府県連からの反発
も予想され、「現職に相乗りしたがる勢力との戦いになる」(党幹部)との声も
出ている。


★★ 民主、相乗りを原則禁止  知事選でも「対立軸」
東京新聞(2006年05月22日 19時41分)

★★ 民主党 Web-site


★★ 長野県知事選:告示まで2カ月 出馬表明、まだ1人だけ
毎日新聞 2006年5月20日 12時16分 (最終更新時間 5月20日 14時55分)

 長野県知事選(8月6日投開票)の告示まで、20日であと2カ月。
ところが19日に初めて立候補表明があっただけで、「ヤッシー」の愛称で知られ
る田中康夫知事(50)も静観している。県議会との対立から田中知事が失職し
再出馬した4年前の騒ぎがうそのようだ。反田中に燃える市民団体や政党などが、
候補者擁立を懸命に模索しているが--。【川崎桂吾、仲村隆】

 ◆30人が浮かび…猪瀬氏出れば波乱も
 19日に立候補表明したのは、長野選挙区選出の若林正俊参院議員(71)
=自民=の長男で、公認会計士の若林健太氏(42)。長野青年会議所元理事長の
若林氏は会見で「県政は混乱している。国や市町村、議会、職員との対立は
ゆゆしき事態だ」と田中知事を批判した。
 これまで、新たな候補者として30人以上の名前が浮かんだ。中でも出馬に前向きと
みられる総務省調整課長の務台俊介氏(49)は、松本深志高で田中知事と同期。
5月の大型連休に手伝った田植えでは、地元町長らと田んぼで名刺交換した。取材に
「私のような実務家が求められているのかどうか耳を澄ませて考えたい」と意欲を見せる。
 長野市出身の作家、猪瀬直樹氏(59)も連休中に帰郷し、母校・長野高の同級生
から打診を受けた。猪瀬氏は道路関係4公団民営化推進委員会で、厳しく公団幹部を
追及する姿が浸透している。「元県民だから、何とかしたいという思いはある」と
出馬に含みを持たせる。

 ◆避けたい乱立 田中知事は静観…支持率4割、人気に陰りも
 県議・政党などには、00年、02年の過去2回の知事選で「田中知事は改革派、
既存勢力の推す対抗馬は守旧派、という図式に持ち込まれた」(自民党県連関係者)
との思いが強い。00年は各党相乗りの前知事後継候補が大敗し、02年も県議らが
全面支援した対抗馬の女性候補が惨敗した。
 だからこそ対抗馬擁立は「市民団体」が担うが、地域差などから団体は15もできて、
候補者一本化はおろか立候補要請もバラバラな状態だ。
 告示日が迫り、反田中派の危機感は強い。田中氏擁立の中心からアンチ田中に
転じた八十二銀行元頭取の茅野実氏(73)は「知事は前回の出直し選(6人立候補)
で80万票取り、次点は40万票。候補者を一本化しなければ勝てない」と話す。
 こうした中、当選1回の県議が今月、候補者一本化を目指し会派を横断した
グループを結成した。しかし、「下手に動くと『密室政治』と言われる」と
民主党関係者はジレンマを語る。

 ◆挑発と皮肉と
 「脱ダム宣言」や記者クラブ廃止など、斬新な改革路線を打ち出した田中知事。
初当選直後の世論調査では9割近い支持率を誇ったが、今年4月の調査では支持率4割、
不支持率が5割を超し、人気に陰りが見える。
 それでも知事は余裕の表情だ。「みんな『田中を倒す』と言うばかり。どうして
具体的な夢を語れないのか」と挑発。19日の定例会見でも「『負けたくない』とか
『勝てる候補を』というのは競馬の予想師にも失礼な話」と皮肉った。
 一方で、自身の出馬には「県民のために日々奉仕することに喜びを感じる。
話すことはない」とけむに巻く。周囲には「態度を明らかにするのは立候補締め切り
数分前でもいい」と漏らしているという。後援会長の穂苅甲子男氏(81)は
「我々にも知事の真意は分からない」。
 新党日本党首でもある田中知事が「参院や都知事への転出を狙うのでは」という
観測も出て、先行きは不透明だ。

毎日新聞 2006年5月20日 12時16分 (最終更新時間 5月20日 14時55分)




★★ 選挙:知事選 
若林健太氏が出馬表明後、初の街頭演説 /長野


 今夏の知事選に出馬を表明した長野市の公認会計士、若林健太氏(42)は21日、
同氏を支援する市民団体「信州ゆめフォーラム」とともに表明後初の街頭演説を行った。
 市内の神社で交通安全祈願などをした後、若林氏は同市大門町の街頭でマイクを握り
「信頼のきずなをつくり新しい長野県に」などと訴えた。
 「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人、近藤光・連合長野会長)が20日に
予定していた候補者擁立を見送ったことについては、「気にならない。それぞれの団体の
ことであり、私は『ゆめフォーラム』(の活動)としてやっていく」と話した。
【江連能弘】
5月22日朝刊(毎日新聞) - 5月22日13時2分更新


★★ 220万人に問う:’06知事選 
考える会、期限内に候補者擁立できず /長野


 ◇政党などとの調整不調
 今夏の知事選に向け、「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人、近藤光・連合
長野会長)は、候補者擁立の期限としていた20日、国会議員の擁立を念頭に詰めの
協議を行った。しかし調整がつかず、候補者の擁立は見送られた。同会では引き続き
候補の擁立を目指していくが、候補者の選定と一本化に向けては今後、政党が鍵を
握ることにもなりそうだ。
 記者会見で近藤会長は、最終協議で有力候補として「民主党国会議員」と「有力な
前衆院議員」の擁立を念頭に置いていたことを明らかにした。両者はそれぞれ参院議員の
羽田雄一郎氏(38)と前衆院議員の村井仁氏(69)を指すとみられているが、
同日までに所属政党や本人の了承を得るには至らなかった。
 擁立見送りについて、近藤会長は「県民の期待が大きかったことは承知しているが、
一人に絞り込めなかったのはマイナスではない。状況が変化する中、候補擁立にこだわる
よりも、柔軟な対応を優先させた結果。今日を新たな出発点にしたい」と前向きに話し、
理解を求めた。今後は、政党間の調整役としても力を注いでいくという。
 考える会が国会議員の擁立を検討していることに加え、市民団体主導の候補者選定が
停滞気味であることから、今後は政党の役割がクローズアップされそうだ。
 自民党県連幹事長の石田治一郎県議は「(擁立が見送られても)考える会が役割を
終えたわけではない。候補が国会議員となると、政党間の協議も必要になってくるだろう」
と話した。さらに同党関係者は「現時点で考えられる最善の選択。無理に名前を挙げれば、
混乱が大きくなるだけ」と評価した。
 一方で、考える会の関係者の間では「考える会は反田中の結集軸とみられていた。
期待に応えられなかったことで、求心力の低下は免れないのでは」との厳しい見方も
広がっている。
【川崎桂吾、川口健史、江連能弘】
………………………………………………………………………………………………………
 ■解説
 ◇自・民などに隔たり、混迷拍車
 反田中知事派の候補擁立に向けての結集軸である「考える会」の候補擁立は不調に終わった。
背景には、政党などの思惑を調整しきれなかった面が大きい。
ある関係者は「考える会はかいらい政権のようなもの。現実はもっと別な人たちの
意向に左右されるのではないか」との見方を示す。同会の背後には、県内有力者でつくる
“陰の調整グループ”がいるとされる。

 近藤光会長は当初、南信地方の市長を「本命」と考えていたという。しかしこの調整
グループの理解が得られず、菅谷昭・松本市長に白羽の矢が立った。菅谷市長が
「政争に巻き込まれたくはない」とこれを固辞したため、菅谷市長以降、元副知事、
阿部守一氏や民主党の篠原孝・衆院議員、同党の羽田雄一郎・参院議員などの名前が浮上。
迷走に迷走を重ねた。近藤会長は調整グループとの板挟みになったと考えられる。
 20日の会見で近藤会長は「政党のスタンス、考えもある。それを十分に尊重して
いかなければ」と苦しさをにじませた。今後は政党間の調整役にまわると言うが、
自民党は「政党主導を避ける」(石田治一郎県連幹事長)と表明。一方の民主党は「
政党が責任を持つべきだ」(北沢俊美県連幹事長)と考え方に隔たりがある。
一本化への道は険しいと見る向きが大半だ。
候補者選びは混迷の極みにあるが、このまま調整がつかなければ、田中知事の
「競馬のように、出るか出ないか、勝つか負けるかばかりの話に終始し、どういう長野県を
つくりたいかが見えていない」という批判通りになり、県民の支持を失いかねないだろう。

【川口健史】
5月21日朝刊(毎日新聞) - 5月21日13時3分更新


★★ 220万人に問う:’06知事選 
緊急三役会議で対応協議--連合 /長野


 ◇具体名明かさず
 今夏の知事選に向け、連合長野は19日、緊急の三役会議を開き、知事選の対応を
協議した。「輝く明日の長野県を考える会」の代表世話人を務める近藤光会長が、同会で
検討している候補を報告したが、会見で具体的な名前は明かさなかった。考える会は
20日に候補者を公表する予定。
【川崎桂吾】
5月20日朝刊(毎日新聞) - 5月20日13時1分更新

★★ 220万人に問う:’06知事選 
連絡協、務台氏擁立決める 本人も前向き /長野


 今夏の知事選で、候補者の擁立を目指す「新長野県政連絡協議会」(幹事・永田恒治
弁護士)は17日夜、旧三郷村(現安曇野市)出身で、総務省自治財政局調整課長の
務台俊介氏(49)の擁立を決めた。務台氏は取材に対し「各地の市民団体の気持ちを
頂いていることはとてもありがたい。私のような実務家が求められているかどうか耳を
澄まして考えたい」と話し、出馬に前向きな意向を示した。
 同日、松本市内で開かれた会合には「明日の長野県を創り直す安曇野の会」(等々力
秀和代表)など連絡協参加5団体が出席。永田弁護士は「県政を正常にするには地方行政
に精通した行政手腕を発揮出来る人が必要」と擁立理由を説明した。
 連絡協はこれまで、務台氏と元日銀松本支店長の橋本要人氏(50)の2人に擁立
候補を絞り込み、「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人、近藤光・連合長野会長)
との連携を模索していた。しかし候補者の条件をめぐり、意見が折り合わず、候補の
一本化には至っていない.
【藤原章博】
5月18日朝刊(毎日新聞) - 5月18日12時1分更新



★★ 220万人に問う:’06知事選 
連合長野、擁立で会長が報告 /長野


 ◇候補者名は明らかにせず
 連合長野は16日、長野市内で活動方針を協議する「三役会議」を開いた。「輝く
明日の長野県を考える会」の代表世話人を務める近藤光会長が、知事選に向け、擁立を
検討している候補者やこれまでの経過を報告。出席者に理解と協力を求めた。
 非公開の会議には、近藤会長や副会長など9人が出席。同事務局によると、連合
長野として、近藤会長を引き続き支援していくことを確認したという。候補者名は
明らかにされなかったが、「具体的に絞り込まれている」という。
 今後は19日に再度開かれる三役会議で、近藤会長が最終的に絞り込んだ候補を報告。
承認を得た上で、20日の考える会の候補者発表に臨む。連合長野として、考える会の
候補を支援するかどうかは、月内に開かれる執行委員会で意思決定される。
【川崎桂吾】
5月17日朝刊(毎日新聞) - 5月17日12時1分更新


★★ 220万人に問う:’06知事選 
独自候補擁立、改めて示唆--民主・北澤氏 /長野


 ◇「党として責任全う」
 民主党県連幹事長の北澤俊美参院議員は15日、今夏の知事選について「党として
納得できる候補者が出なければ、党の責任を全うする努力をしなければならない」と話し、
独自候補を擁立する可能性を改めて示した。
 北澤幹事長は3月にも同党の県選出国会議員の中から独自候補を擁立する可能性に
ついて言及していた。同日は長野市内で開いた会見後、記者団の質問に答え「野党として
議席を減らすことは難しい。国会議員が出馬することのないような形で収束してほしい」
と話した。「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人、近藤光・連合長野会長)が、
候補者を発表する20日までは静観するという。
 また、羽田雄一郎参院議員は、候補として自身の名前が挙がっていることには「国政で
責任ある立場を任されており、全うするのが今の使命だ」とした。
【川崎桂吾】
5月16日朝刊(毎日新聞) - 5月16日15時1分更新


★★ 選挙:知事選 
政党間の連携、必要との認識--候補擁立で小坂・自民県連会長 /長野


 自民党県連会長の小坂憲次衆議院議員は14日、長野市内の会合に出席し、反田中派の
知事選候補者擁立に関し、「自民と民主が手を結ぶことは重要」と述べ、政党間の連携が
必要との認識を示した。
 その一方で小坂氏は、「政党が出て来るのはまだ早い」と語り、市民団体が主導すべき
だと強調した。「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人・近藤光連合長野会長)の
擁立候補として、民主党の国会議員の名前が浮上していることについては、「全く聞いて
いない。候補者が一本化されていない段階で仮定の話なので、(名前が挙がれば)
まとまらなくなる」と困惑気味に話した.
【川口健史】
5月15日朝刊(毎日新聞) - 5月15日14時1分更新


★★ 220万人に問う:’06知事選 
「篠原氏、立派な候補」連合長野会長が認識 /長野


 今夏の知事選で、「反田中」の候補擁立を目指す「輝く明日の長野県を考える会」の
代表世話人を務める近藤光・連合長野会長は13日、同会の候補として名前が挙がった
民主党衆院議員、篠原孝氏(57)について「立派な知事候補の一人になる」との認
識を示した。同日松本市内であった連合長野の会合後、明らかにした。
 一部報道で同会が擁立を検討しているとされた民主党参院議員、羽田雄一郎氏(38)
については「候補にふさわしいと思うが、考える会では議論していない」と否定した。
選定の遅れを指摘する声には「田中知事が(前回出直し選で)80万票を取った
プレッシャーに加え、確実に現職を破る候補者をつくる必要があるため」と説明した。
【川崎桂吾、川口健史】
5月14日朝刊(毎日新聞) - 5月14日14時0分更新



























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