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さとうみみ @ Re[1]:大宮(07/10) hamutanさん >おはようございます。 >…
2006/02/12
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カテゴリ: 読書
「氷点」の連載が終わって、4年半後に連載をはじめた作品。

1970年5月から翌年5月まで。

『氷点』のテーマが「人間の原罪」について書かれており
『続氷点』のテーマは「罪のゆるし」である(解説より)

続編では、主人公陽子が思いもよらぬ人たちに出会うことになる。

産みの母。実弟。
そして、姉ルリ子を殺した犯人の娘、順子と。

それぞれの苦悩が、胸に迫る。

順子は言う

幸福が人間の内面の問題だとしたら、
どんな事情の中にある人にも、
幸福の可能性があると思うの」と。

明るく朗らかな順子は、自分が殺人犯の娘だと知っている。

産みの母、恵子。
夫が出征中に不義の子、陽子を産んで、
施設へ預ける。
その後夫が、帰ってきて達哉という弟を産む。

いつでも正しく生きようとしてきた陽子は、そんな母を憎んでいる。
許しを請う母の前を、そっけなく立ち去るほどに。

本の中で「真に裁きえるものだけが、真に許しえる」


そして、最終章で陽子は、気づく。
相手より自分が正しいと思うことによって
いつしか人を見下げる冷たさが自分の中に育ってきたことに。

ひたむきに生きる陽子。
それでも、自分の中にある罪を認めているのだ。


だから、大きなことでは戦争がおこるのだろう。

そして、それは繰り返される。

<一生を終えのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて
われわれが与えたものである>

最後にでてきた言葉である。

この言葉にこそ、真の人間の生き方が示されているような気がすると
陽子は思うのだ。

重たく深いテーマの本。
私はなんてちっぽけで、弱くって、罪にまみれてしまっててと、
自己嫌悪に陥りながら読んだ。

こんなにまっすぐに自分を見つめて生きていくことなど
私にはできません…

陽子って…









続氷点(上)
続氷点(下)





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Last updated  2006/02/12 10:49:55 PM
コメント(6) | コメントを書く


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Re:「続氷点」 三浦綾子(02/12)  
きたあかり  さん
こんばんはぁ~♪

続編は、ほとんど内容を忘れていたので感想を拝見してストーリーを思い出しました。私が三浦さんの作品を読む時は、自分と対比するのではなくて、あ~こういう人もいるんだなぁ~世の中捨てたもんじゃないなぁ~みたいな読み方をしてます。そう考えないとちょっと痛いかもしれません。 (2006/02/12 11:54:08 PM)

Re:「続氷点」 三浦綾子(02/12)  
この物語の中で印象的だったものの一つは恵子の夫が陽子の父母に宛てた手紙でした。
陽子を生んだ恵子の決心が、戦争中に犯してしまった自分の罪の傷を癒したというところです。
この物語の深さを見たような気がしました。 (2006/02/13 12:19:03 AM)

Re:「続氷点」 三浦綾子(02/12)  
与乃91  さん
"一生を終え・・・"いろんなことを考えさせてくれる
言葉ですよね。すばらしい言葉が、小説の世界にはありますね。 (2006/02/13 01:27:30 PM)

Re[1]:「続氷点」 三浦綾子(02/12)  
さとうみみ  さん
きたあかりさん
>こんばんはぁ~♪
こんばんは~

>続編は、ほとんど内容を忘れていたので感想を拝見してストーリーを思い出しました。私が三浦さんの作品を読む時は、自分と対比するのではなくて、あ~こういう人もいるんだなぁ~世の中捨てたもんじゃないなぁ~みたいな読み方をしてます。そう考えないとちょっと痛いかもしれません。
-----
ほんと、そんな風に読まないとかなり痛い。
落ち込んでるときは地の底まで落とされてしまいます。
生きることって、たいへん…
(2006/02/13 08:15:37 PM)

Re[1]:「続氷点」 三浦綾子(02/12)  
さとうみみ  さん
ポプリローズさん
>この物語の中で印象的だったものの一つは恵子の夫が陽子の父母に宛てた手紙でした。
>陽子を生んだ恵子の決心が、戦争中に犯してしまった自分の罪の傷を癒したというところです。
>この物語の深さを見たような気がしました。
-----
ええ、ほんとうに。
あの手紙は、迫ってきました。
順子の手紙も・・・
登場人物それぞれの生き様がすごいですよね。




(2006/02/13 08:26:37 PM)

Re[1]:「続氷点」 三浦綾子(02/12)  
さとうみみ  さん
与乃91さん
>"一生を終え・・・"いろんなことを考えさせてくれる
>言葉ですよね。すばらしい言葉が、小説の世界にはありますね。
-----
たくさんのはっとする言葉があって、ページの隅を
折っていったのです。
どれもこれも、真理だなと・・・

(2006/02/13 08:27:57 PM)

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