越中屋*四十五右衛門*商店

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〈演歌〉の後継者はいるか?~プラス+11



メロディー、詞のテーマをいったん横に置いといて、
J-POPの表現形態、手法だけを見れば、60年代中期に洋楽の影響を受けて、自作自演をはじめた世代から、スタイルはほとんど変化していないと言えませんか。
楽器の編成、編曲法やヴォーカル・スタイルまで。

ボブ・ディランやビートルズから影響を受けて音楽を作った世代
その世代の音楽に影響を受けて音楽を作った世代
さらに、その世代の音楽に影響を受けて音楽を作った世代
自作自演の音楽を産んだ世代の、子孫の世代が、このスタイルを現代に継承しているんです。


一方、60年代中期に、すでに大衆化していた既存の歌謡曲はどうでしょう。
たとえば「青春歌謡」の橋幸夫に憧れた世代に後継者は出たのか。これは継承されているのか。
また、春日八郎を愛した世代に後継者は出たのか。これは継承されているのか。

それを考えると、後者の後継者として今日のシーンに君臨しているのは、ジャニーズ勢と氷川きよし、らの少数でしょう。
数的にその層の厚さを比較すれば、J-POPとの差は歴然です。

第一線でこのジャンルを牽引しているのは、北島三郎、森進一、五木ひろし、細川たかし、吉幾三、鳥羽一郎、山本譲二・・・
女性歌手にいくらかの入れ替えはあるものの、顔ぶれは80年代と変わらない。

…これは大瀧さんが大貫妙子のラジオ「空想紀行」(92)で話した内容からのウケウリです。

彼らがいまだに20年以上、ある者は30年以上、このジャンルを支えて、リスナーの求めに応えて、歌い続けているんです。


逆にJ-POP側は若手、中堅、ベテランが、10代から中高年のリスナーまでをカバーできている。少なくとも、各世代ともカバー可能な選手層の厚さを持っている、と思えます。


さて、はたして〈演歌〉は、
若手の〈演歌〉ファンから、高齢の〈演歌〉ファンまでを、少数の彼らだけでカバーできるものでしょうか。

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