越中屋*四十五右衛門*商店

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73年に音楽シーンは




このプレイリストを作ってみて気付いたいろいろ。


うっかりしてましたが、73年ははっぴいえんど解散の年でしたね。解散宣言は72年の大晦日。
はっぴいえんどに詳しい方なら常識なんですが、前年の72年、3rdアルバムをレコーディングする前に事実上解散状態でしたから、この大晦日と、いわゆる9・21のライブはセレモニー的なものです。

元祖アイドルと言われた、天地真理、麻丘めぐみ、南沙織の2年目くらい。小柳ルミ子、アグネスチャンもいます。そこに中3トリオの百恵、淳子とキャンディーズ、浅田美代子、あべ静江がデビューして加わった年です。

一気にテレビが華やかになっていった感じがします。
68年、69年、70年の新人賞は、久美かおり、ピンキーとキラーズ、千賀かおる、高田恭子、辺見マリ、安倍律子と女性だけを拾ってみましたけど・・・。

出る方も見る方も、ぐっと年齢層が下がってませんか。
ちなみに大滝さんは麻丘めぐみの「ときめき」(74.1)をリアルタイムで買ったと言っています。

それでGS出身のマチャアキ、ジュリー、ショーケンが一皮剥けてスターになって行きますね。

のちに演歌の大御所となるふたり、八代亜紀がこの年紅白の出場は初出場、五木ひろしは3回目です。
わたしの印象では森進一、都はるみと同じようなもの、でしたが、まだ五木、八代はまだ売れ始め。そう考えると若干違いますね。


もう一つの変化はフォーク・シンガーの侵攻です。
陽水が前年からバカ売れして、73.12月の『氷の世界』(100万枚)のその前の3枚のアルバムがすでにすべて50万売れています。
かぐや姫、海援隊もこの流れでしょうね。テレビは出ていたんでしょうか?

博多のフォーク喫茶〈照和〉や先日亡くなった岸川均氏(KBCラジオ)つながりのチューリップのブレイクもこの年。
70年代後半に一世風靡したニュー・ミュージックのバンドの中では意外に早いブレイクですね。

72年大晦日に初コンサートをしたのが、サディスティック・ミカ・バンドです。

加藤和彦はフォークルを解散してから、ソロデビューするとともに「白い色は恋人の色」、「あの素晴らしい愛をもう一度」などフォーク系のヒットを出していますね。
ミカ・バンドはファーストアルバムが6月で翌74年1月から2nd『黒船』のレコーディングに入っています。


はっぴいえんど、キャラメルママ周辺のものについては皆さんご存知だと思います。
ただしキャラメルママが陽水の「心もよう」のバックをやっています。もう少しあとなら、南こうせつも南沙織もやっていたりします。

もうお気づきだと思いますが、「聖子」のライター陣が、なにかしら頭角を現してきた年とも言えます。


意外にも洋楽的なサウンドがチラホラしています。
筒美京平は納得できるとして、フィンガー5、山本リンダの都倉俊一、井上忠夫。天地真理、キャンディーズ、トップギャランの森田公一のサウンドが白眉でしょう。

ほかにも「危険なふたり」で「マイ・スイート・ロード」、「傷つく世代」で「レイラ」、「きりきり舞い」で「シェリーに口付け」・・・それぞれのイントロで連想してしまうのですが・・・


これあくまでもわたしが今もっているCDのリストですから、偏りはありますよね。
あるべきもので無いものも当然あります。
でもわたしが気になったのは、
いわゆる〈演歌〉ものが思ったより主流として存在してない。

いかがでしょうか。


第5講 『ポップス普動説』とは


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