雪の降らない僕らの街に -YUKIHURA-

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第二十話「歯車に必要な硝子の欠片」

 今日も練習に明け暮れた。

幸い、あのときのことは誰もわかっていない。薬がよほど効いたのだろう。家のほうも修復に向かっている。とりあえず安心だということはわかった。



秋場「今日は、これで終わりだ。真剣勝負ってのはつかれるな」


そりゃそうだ。真剣だとあたったら死ぬからよけるのに必死だ。



清野「そうですねー。明日も同じ感じ?」

秋場「そうだな。打倒土方さん目指してこっちも練習しなきゃ。たおすっていっても
                    シラヌイ     フツミタマ
竹刀だから、それそうおうの実力身に着けて、不知火と仏御霊なしであの人に勝てる

ようにしないと」

清野「そういえば、近藤 勇さんとかとなかなか話したことないなぁ」

秋場「そういや俺もない」

近藤「俺がどうかしたか?」

秋場「えええええ。四代目天然理心流の近藤さんがなぜこんなところに?」

近藤「俺も君たちにはいろいろ興味を持っていたんだが。何しろ、あの土方を目標にして

いたりしているからねえ」



別に、俺は倒したんだが。


清野「近藤さんってどれくらいのつよさ・・・」

秋場「バカ!近藤勇といったらこの道場の中で一番強いお方じゃないか。
こてつ
とくに、あの刀。虎徹を握らせたら右に出るものはいないぞ!?」

近藤「いやいや、あの関羽には到底及ばないよ。」

清野「関羽って、あの三国志の・・・すきなんですか?」

近藤「ほかには、加藤清正とかもあこがれるな」

清野「そうなんですかー。」

秋場「土方さんを倒したときにはぜひお手合わせを願います」

近藤「なんなら今でもいいぞ?」

秋場「いやいやいや。到底及びません。なにせあの近藤周助から剣を習っていますか

らな」




何を言っているかわからなかったが、とにかくこの人はこの道場で一番強いということが

わかった。





秋場「じゃあ、そろそろ飯食うか」

清野「あぁ。それでは。」

近藤「がんばれよ」















つる「くそ。何しに来たんだあいつ。」

凧八「やっぱり記憶なくしてませんでしたか。」

つる「!?聞いていたのか。」

凧八「道理で、意識があるまま記憶無くしたなんでありえない話だとおもいました。」

つる「そうだな・・・。でもお前たちには関係ない話だ。」
エクスプロージョン
凧八「といっても。あの薬いくらでもあるものじゃないし。何回も爆発つかわれると・・」

つる「あれは、精神エネルギーではなく、生命エネルギーを根源としているからそう何回も

つかわない」

凧八「・・・なぜそんな技を使うんです?」

つる「そうでもしないと、これからの敵は倒せん。今習得しているのは、体中の生命

エネルギーをすべて技に変えるというものだ。」

凧八「!?そんなことしたら・・・」

つる「わかってるけどそうでもしないと、ビー球でここまで来た意味が無い。」

凧八「あなたは、怖くないんですか?」

つる「大丈夫だ。それよりこの話。ほかのみんなには話さないでくれ。」

凧八「・・・」





































その日は全員ねた。爆眠。あの寺子屋のときと同じ感じだった。

























清野「うーーーん。よく寝たなぁ。」

秋場「はやいな」

清野「いつも早いなぁ。」

秋場「もうなれたよ」

清野「じゃあいくか」

秋場「そうだな」



































土方「うーm。うるさいな。またあの二人か。」

















つる「いや・・・そんな・・・だめですよ・・・。そんなたたかないでくださいムニャムニャ」

凧八「この薬品を調合するには・・・zzz」

共乃介「槍って細長すぎて不利だよまったく・・・・・・zzz」




































七時。


つる「あーよくねたー」

凧八「うーん。結局答えが出ずじまいで夢があけた」

共乃介「夢の中で何を?」

凧八「ちょっと薬の調合について」

共乃介「疲れが取れないんじゃ・・・」













ばし!!ばし!!









つる「またあの二人か・・・」

共乃介「よくやるなぁ」

凧八「あー。答えが気になるー」







土方「まだやっているのか・・」






近藤「頼もしいやつらだ」





















一日が始まった。










清野「今朝の勝負は俺の勝ちだな」

秋場「たまたまはいっただけのくせに」

清野「勝ったものは勝ったんだ」

秋場「何を~!?」



土方「
食ってるときくらい静かにしろ!!」


清野+秋場「は~ぃ・・・」























秋場「っしゃあ。そろそろいくかぁ」

清野「こんどこそ完全に決着つけてやる」

秋場「そうはいかないな!」








二人は外へ出て行った。









土方「じゃあわれわれも始めるとしようか。」

共乃介「お願いします」











つる「俺はここにいる」


凧八「じゃー、薬かってくるね」











近藤「ふm・・・・・・刀の手入れでもするか。」











































ベン「大丈夫か?」

男「はい」

ベン「うm、時は近い。しっかり頼むぞ」

男「大丈夫です。」

ベン「これも仕事だ。うらむなよ、清野重貴、鶴梨・・・八世」
































始動しはじめる歴史の歯車。この歯車を回すものに必要なものはほかならぬ硝子の欠片だ。それに気づいているのは・・・鶴梨と、ベンと・・・もしかしたら清野重貴かもしれない。



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