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以下のグラフは米国銀行破綻数の履歴である、
The huge spike in the '80s was due to the S&L crisis . It's interesting to note that even with the failure of almost 3,000 banks and thrifts during the S&L crisis, the overall economy was healthy. ( S&L危機 により、1980年代はすさまじかった、興味深いのは3000の銀行が破綻したにもかかわらず、当時の経済は健全だったこと、下記グラフ参照、クリック拡大可、 *但し、さすがに1990年代からはRecessionに突入していくのだが 、)
Bank and Thrift Failures
Saturday, January 26, 2008 By CR4RE
The second graph includes the 1920s and shows that failures during the S&L crisis were far less than during the '20s (before the FDIC was enacted). (2番目の下記グラフは1920年以降の破綻銀行数、1980年代の破綻規模が小さく見えてしまう、)
During the Roaring '20s, 500 bank failures per year was common - even with a booming economy - with depositors typically losing 30% to 40% of their bank deposits in the failed institutions. The number of bank failures soared to 4000 (estimated) in 1933. (荒れ狂った1920年代、インフレ経済で預金者は預金の30-40%を失いながら、年間500の銀行が破綻するのが常だった、1933年には4000の銀行が破綻している)
It's important to note that the housing bust hasn't hurt most small banks and institutions, because the banks didn't hold many of the residential mortgages they originated. Instead the small to mid-sized institutions focused on commercial real estate (CRE), construction and development (C&D) and other loans. (大事なことは当時、住宅バブルの破綻自体は中小銀行にそれほど影響を与えなかったことだ、と言うのも彼ら中小銀行はあまり住宅不動産関係ローンを持たなかったからだ、代わりに商業不動産、建設/開発関係ローンに特化していた、 *結局 、中小銀行もRecessionで破綻の嵐に飲まれるのだが、 )
チョッと S&L危機
についていくつか参考リンクを、
Wikipediaから、
貯蓄貸付組合(Saveings and Loan Association; S&L )は、米国において、貯蓄と住宅ローンに特化した貯蓄金融機関の一業態である。
1980年代に破綻が相次いだ業態で、この結果預金保険機関である連邦貯蓄貸付保険公社(Federal Savings and Loan Insurance Corporation; FSLIC)が破綻し、それに代わって整理信託公社(RTC)が設立された。その後、整理信託公社は連邦預金保険公社に業務を承継し清算されている。近い年代では、カリフォルニア州オレンジ郡の破綻も同様の事例である。
会計検査院から、(リンクには詳細がある)
(2)S&L危機
預金金利が自由化された1982年以降,金融機関の倒産が急増し,88年からはその勢いが一段と激しくなった。なかでもS&Lの経営悪化は著しく,各地で預金の取付けが発生し,S&Lの預金を保険する連邦貯蓄貸付保険公社 (FSLIC)の収支も1986年以降赤字に転落した。そのためブッシュ政権は,1989年8月,S&L救済を目的に金融機関改革・救済・執行法(Financial Institutions Reform, Recovery and Enforcement Act:FIRREA)を制定するにいたった。
なお,FSLIC加盟金融機関の倒産件数は,1988年に205件を数え,倒産率は7%近くに達している。この倒産率は,大恐慌時(1930年)の銀行倒産率を超えるといわれている。S&L倒産の波は商業銀行にも及び,金融・サービス部門の大量失業,銀行の企業向け貸し渋り(クレジット・クランチ)を引き起こし,実質GNPのマイナス成長をもたらした。こうしてアメリカ経済は従来と異なるタイプの景気後退,すなわち 金融部門主導型 のリセッションに直面することになる。
余計だけど、アト2つほど、(こちらはリンクだけ)
【金融機関・大量倒産】 S&L危機 、
S & L危機 とは如何なるもの 、
わざわざ S&L危機
を紹介しているのは、
これが今回の危機と類似しているからだ、
金融部門主導型、
これが今回の危機のキーワードだろう、
それにしても面白い、
1980年代のケースでは銀行が破綻開始しても、しばらくは経済が比較的健全だったとは、(マッ、その後、商業銀行にも破綻が波及してRecessionへ向かうのだが、)
そして銀行は、同じことを繰り返しているのも見逃せない、
利を求めての 過剰貸出し 、(そして焦げ付き)
預金獲得のための金利競争、(体力低下)
その背景にはいつも住宅が絡む、(政治に利用されやすいんだな、だいたい、国が銀行に競争原理を与え、金利の自由化などをさせていいのかと??)まさに歴史は繰り返すだ、
で、その歴史によれば、 行き着く先は、
やはり銀行の破綻なのだが、 別の観点 もある、
Nevada さん いわく、
「米国の金融機関(シティ・メリルリンチ等)は中国・アラブ・アジアからの資本を取り入れて資本不足を補っていますが、ブッシュ政権は最後の段階でこれらの金融機関を破綻させ、出資させた資金を巻き上げるとも言われているのです。」
だそうで、少なくとも政府は(つぶす気はあっても)救済する気はなさそう、
ココで思い出すのがこちら、
マネーを生み出す怪物 、
ココの記載では S&L危機 は中央銀行(FRB)の中小銀行淘汰施策による恣意的な危機と言い切っている、 (そう言われると、’80年代、経済そのものは健全だった、というのもわかる気がする、 これ 見ると恣意的以外の何物でもないし、)そして、傑作なのは、 Europe2020 12月号 、
このFRB主体の歴史ある銀行システムもいよいよ今年の夏までと予測している、それほど今回のひずみが大きいということ、このように高い視点から見ると、別の風景が見えてきて結構面白い(!?)、
もはや、破綻は避けられるかではなく、いつ始まるかの問題になりつつあるようだ、それが恣意的か否かに関わらず、
何しろ、 住宅価格ダウンと言う Recession の親玉と、 銀行の体質ダウンが今回は重なってきているのだから、
(参考)
米銀の問題点
2008年01月09日
突然か、粛々か、
2007年12月11日
信用収縮ってナニヨ?
2007年08月19日
あなたの伴侶は? 2023年01月11日
不動産投資をやめた理由 2014年01月23日 コメント(2)
昔の名前で出ています、リンゼーウィリア… 2013年07月03日