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「 住宅販売数と証券化商品損失から見えるもの
」の続きで、
CR4さんの Roubini: " The worst is ahead of us " では、
[M]y most recent estimates have been that credit losses on mortgages could be as high as $1 trillion and total credit losses for the financial system could be as high as $1.7 including all the other losses (commercial real estate loans, credit cards, auto loans, student loans, leveraged loans, industrial and commercial loans, corporate bonds, muni bonds, losses on credit default swaps). How many of these losses are borne by banks (I meant both commercial and investment banks in my use of the term "banks") depends on the allocation of these impaired assets among banks and non-banks.
(ルビー二教授、前回1兆ドルと言ったが、金融機関はトータル1.7兆ドルの損失処理が見込まれるとーー、)そしてこのアト、記事は損失根拠として、
「住宅価格の20-30%ダウン」、
「差押さえの増加で保有負担コストが上昇していること」、
そしてさらに、
「今後住宅価格が下がるとWalkaway(放棄)が増えること」
を掲げているのだが、この中で着目したいのは、
損失項目の”その他のカテゴリー”の区分け、
これは証券化商品(CDO、ABS、Alt-aナド)以外となる、 commercial real estate loans,
credit cards,
auto loans,
student loans,
leveraged loans,
industrial and commercial loans,
corporate bonds,
muni bonds,
losses on credit default swaps、これらは蓄積的に増えていく損失なのだが、
一つ、この中で性格が異なり損失額が計りにくいものがある、
一昨日の記事から、
信用デリバティブ市場、62兆ドルに拡大
2008/04/19, 日本経済新聞
【ロンドン=田村篤士】企業が破綻して社債などが償還されない信用リスクを取引する信用デリバティブ(金融派生商品)市場の拡大が続いている。業界団体の国際スワップ・デリバティブズ協会によると、みなし元本である想定元本は二〇〇七年末に六十二兆ドル(約六千四百兆円)となり、一年前に比べて八割増えた。世界的な信用収縮で信用リスクへの警戒度が高まるなか、金融機関がリスク回避に向けて活発に取引している。
信用デリバティブとは経営破綻などで債務が返済されない可能性に備え、別の金融機関に保証料を払ってリスクを引き受けてもらう取引。米国の住宅ローン問題を発端にした今回の信用収縮では金融機関経営の不透明感が強まり、それに合わせて信用リスクを活発に取引する流れが強まっている。
取引の中心であるロンドン市場では保証料率が跳ね上がり、企業の資金調達コストも押し上げた。
そう、 CDS だ、
前回のブログ記事 では、想定元本は45兆ドルだった、
チョッと復習を、
Arcane Market Is Next to Face Big Credit Test
貸付債権の信用リスクを保証をしてもらう”オプション取引”と言ったらいいだろうか、( 金融大学 参照)
過去logから クレジットデフォルトスワップ とは も参照、
「債権を持つ金融機関がプレミアムを支払う(受け取る)ことによって、債務不履行が起こった時に損害額を保証してもらう(保証する)取引。リスクを商品価格に転嫁するデリバティブ(金融派生商品)取引の一種です。この保証をプロテクションと呼び、プレミアムを払う方がプロテクションの買い手、プレミアムを受け取る方がプロテクションの売り手となります。プロテクションの売り手は、対象企業に債務不履行などのデフォルト(クレジットイベントと呼んでいます)が発生した場合、プロテクションの買い手に対して、約定された損害額を保証しなければなりません。 」
4/19の日経の記事だけを見ると、
CDSはリスクの回避策で、問題ないように見えるのだが、
以下、 naked capitalism
から引用、
The Economist's Cheery View of Credit Default Swaps April 19, 2008 (抜粋で)
And then we have the big question that is only indirectly triggered by the article:5. Why are CDS outstanding growing so quickly? The Financial Times reported they grew from $34.8 trillion to $62 trillion outstanding in a single year.
Structured credit and CDO issues, which can use CDS for credit enhancement, slowed down considerably in the second half of 2007 and is close to moribund this year. There hasn't been much in the way of corporate bond issues. One motivation for more CDS activity would be the expectation that more corporations, particularly the ones that already have junk ratings, might default or at least become distressed. That would lead to much more CDS issuance on existing reference entities.
But the increase is still attention-grabbing. Is the main reason simply that firms are adjusting their risk exposures in light of the new nervous environment, and it's easier to do that via entering into new CDS contracts than by trying to trade your way out of your position(s)? If so, the amount CDS written will inevitably mushroom, even though the underlying credits expand no where near as rapidly. Although I can't prove it, a market like that seems destined to fall over.
大意で 、(誤訳はコメント下さいね)
*この記事はEconomistのCDSに対する楽観記事 Clearing the fog への反論、
(なぜ CDS 市場はこうも短期に上昇するのか、 わずか1年で34.8兆ドルから62兆ドルである、 市場では CDO はもはや話題にもならなくなり、他のコーポレートボンドも然りだ、その代わり台頭してきたのが CDS だ、破綻リスクを減らす目的で保証を売買する、(規制もなく)資金を使ってトレードするよりはるかに楽だ、ナルホド急激に増えるわけである、が私は証明は出来ないが確信する、この手の市場は早晩崩壊する運命にあると、)
CDS
市場急拡大もこわいのだが、ココでの問題は、( Credit Default Swaps and Bank Leverage
から)、
CDSの積極売買をしているのは企業、銀行だけではないと言うこと、 プロテクションの売りを仕掛けている先の先鋒が実は HF である、
彼らは保証の元本が不足しているにも関わらず、相手の破綻リスクをオプション料稼ぎに引き受ける、(この構図はモノラインと一緒、右肩上がりでは問題なかった、)
加えて、契約があいまいで、ひとつの保証を複数に売ったり、且つ誰に売買しているかも不明なものが多いとか、
表向きは”リスクが減らせる”が看板だが、リスクの引き受け手がリスクなのがタマニキズな CDS であり、連鎖の指数的影響の大きさが、他の蓄積損失(ローンや証券化商品など)と性格を異にしている、
さて、 G7 で粉飾決算が確認(容認)され、銀行は一息ついているが、既に MS アナリスト は、昨日、この一時的上げ相場の終焉を宣言し始めている、いわく、 「モルガン・スタンレーのストラテジストチームによれば、ここ1カ月で欧州株指標のダウ欧州株価指数を10%押し上げた「ベアマーケット・ラリー(弱気相場の中での一時的な反発)」は終わったもようだ。(2008/04/22 09:39) 」 と、増加するCDS市場の環境下で、トリガー(保証契約不履行)をひくのは、いつ、誰なのか、
あなたの伴侶は? 2023年01月11日
不動産投資をやめた理由 2014年01月23日 コメント(2)
昔の名前で出ています、リンゼーウィリア… 2013年07月03日