PR
カレンダー
キーワードサーチ
コメント新着
こちらは、
先日の西宮全日本インカレのワンショット、
不肖、470のクルーをやっていた自分は、
この一枚に反応した、470級スピンネーカー(追風用の帆)展開のポイントは、
高く、遠く、 小さく、
高くとは、
セールの中心が上部1/3にあること、
最大の推進力を得るため、
遠くとは、
マストから離れて、より前方にあること、フレッシュエアーをつかむため、
小さくとは、
スピンの形状がラウンド状になっていること、ハイボリュームで風を捕えるため、
上記写真の艇(4350)のスピンは、
北風の軽風ながら、よくこの条件を満たしている、すばらしいスピンワークだ、
(カメラマンの被写体になるだけのことはある、)
と、書いていたら、
一気に自分の学生時代の全日本インカレが蘇ってきた、
当時、春の関東地区予選では、
地元江ノ島で開催される8月の全日本を目指し、
葉山の森戸海岸沖で接戦が展開される、スーパースターのいない当校は、
スキッパー・クルー共に、大学からヨットを始めた者ばかり、
その時の全日本は、地元(関東)開催とあって、
上位6校の通常枠に1校加えられ、
上位7校に出場権を与えられていた、接戦の中、
その7位で通過したのが、うちのチーム、
8月の江ノ島、
全国23校(各校3艇)、69艇が江ノ島沖で、
3日間にわたり、全7レースを消化、
当校のレース結果は、
全レースを通じ、7位を取った艇が最高で、
あとは、10-40位の間を彷徨、それでも、3艇の合計得点は、357点、
(一レース平均51点、)これで、並み居る強豪を抑え 優勝 したのだから、
驚き桃の木山椒の木、
(創部以来、初めては、もちろん、
今に至るまで、この経験はない、)
最終レースが終わって、
海上で、うちのスキッパーが3艇の得点を確認しつつ、江ノ島のホームポートに帰る海面で、
3艇が集まっての会話は、
「オイ、優勝だぞ!?」
「 ホントかよ、 ゼンゼン信じられねーナ、」
「マジかよ、」これが、
次から次へ出てくる3艇の共通の文句だった、
クルーの自分も、
何が起きているのか、 全くチンプンカンプン、覚えているのは、レース中、
高く、遠く、 小さく、
で、スピンをズット見続けていたこと、
勝ちに不思議の勝ちあり、
負けに不思議の負けなし、今でも思う、
あの優勝は、実力以外の何かが働いていたと、
自分が、ヨットは風で走ると知ったのは、
卒業して、ズットあとのことだった、
The Art of Being 2024年07月10日 コメント(1)
いのちはいただきもの天命で生れ天命で還る 2023年09月26日