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2013.06.06
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歯列矯正を考えている患者様とお話していて感じるのは、矯正治療に関する知識が豊富である患者様は別にして治療に抜歯が必要であることにかなり驚かれる患者様が多いことです 。実はほとんどの患者様に対して歯を抜かずに歯並びを整えることは可能なのですが、実際には矯正治療を受ける患者様の半数以上が抜歯をして矯正治療を受けています。
「なぜ?」というご質問に以下、拙文ながら解説してみますが簡単にいうと「抜歯して治療した場合と抜歯しないで治療した場合とでは特に側貌という面において治療結果が違うから」です。( 生体モニタ

矯正治療は咀嚼機能と審美性を両立させた上で正常咬合を確立しなければなりません。歯列矯正は歯並びが変化するだけではなく、付随して口元を中心とした顔貌にまで変化が及びます。そのため、矯正治療の治療計画を立てる際には口腔内だけでなく顔貌の審美性も考慮に入れる必要があるのです。ところで、凸凹している歯をきれいに配列するためにはどこかに並べるためのスペースを作る必要があります。3人がけの椅子に4人が座ろうとしている状況を想像して見てください。歯を削るという方法ですが、削りすぎれば痛みが生じますし歯の形態が変化するため審美的な側面から上の前歯ではあまり利用できません。( 生体情報モニタ

下顎の前歯ならば最大で4mm前後のスペースを獲得できます。ただ、4mmというのは歯列不正で矯正歯科を受診される患者様にとってはあまりに少ないスペースであることのほうが多いといえます。非常に凸凹が少ない場合にしか有効ではありません。顎を大きくする方向は前、横、後、の3方向です。このうち、“骨格的な観点から顎を大きくする”という意味で有効なのは上顎の横方向のみです。上顎の真ん中には口蓋縫合という左右の上顎骨の継ぎ目があります。この縫合部は15,6歳まで癒合しません。また、上顎骨というのは頭蓋骨による支えがあることも有り、非常に惰弱というか薄くて柔らかい骨なのです。( 心電計

そこを人工的に骨折させるようにして拡げることが外科処置をしなくても可能です。下顎にも左右の骨の継ぎ目はありますが、下顎の正中軟骨結合部は生後1年で石灰化し癒着してしまいます。また、下顎骨というのは頭蓋骨の支えがありませんから下顎骨自体が大変強靭にできています。正確には皮質骨が厚いということなのですが、下顎骨は外力から身を守るために進化の過程で上顎骨とは異なった性質を持つ骨となっているのです。





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最終更新日  2013.06.06 17:55:25
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