1+1=3

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出産記1


布団の中でぼけ~っとしていると陣痛らしき痛みが
ある程度時間を空けて押し寄せている事に気づいたので
6時半に起床した彼に「陣痛らしき痛みを感じる、今日かも」と伝えた。

彼は心配しながらも仕事へ行くが
30分に一度は電話を掛けてきて私の様子を聞いてきてくれた。

彼のお昼休みの午前11時半、帰宅した彼に
陣痛らしき物を15分毎に感じると伝えると
彼はその日の仕事をキャンセル、家で私の様子を伺う事に。

午後一時ごろには痛の感覚が10分毎と狭くなって来ていて
彼に何度も病院へ行こうと言われたが
以前破水かと思って病院へ行った時に帰されたため
今回は絶対に今日産まれると確信出来るまで
病院には行くまいと心に決めていた。

・・・が気が付くと7分、6分と狭くなってきているので
「病院へ行ってもし入院という事になると何も食べさせてもらえない。
だったら最後にマックのチョコレートサンデーが食べたい」
とダダをこね、車の中で食べながら病院へ向かった。

病院へ付くと緊急病棟の医者に子宮をチェックされる、が
まだ1センチしか開いてないとのことで
病院内を一時間歩いてみるように言われる。

傍に居た看護婦さんは
「この調子だとあなたはきっと帰されるわね」とキツイ一言。

「どうせ帰されるなら歩きたくも無いし、
歩けって言われても陣痛激しいし、
さっさとお家に帰りたいよう」と彼にワガママを。

そして病院内を歩く振りをして待合室の中でメロドラマを見ながら
病院服のままクルクルクルクルと鶏みたいに歩き回る。

と、そこに私の主治医が通りかかり、
苦笑いしながら「もう何やってるんだよ~ほら、おいで」と
1時間も歩き回ってない私をベッドに呼び戻した。



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