まだ5月だというのにいったいこの暑さは何なんだろう…!
もしかして待ちきれない「夏」がフライングしてしまったのか。
昔から日本の5月は「春うらら」の季節と相場が決まっていたのだが…、いま夏がきてもらっては多面的に困るのである。
まさかこのまま「エンドレスサマー」になってしまうのでは…。
前置きはこれぐらいにして、今日は小話を一席披露いたそう。
モラルやマナーの欠如といった問題が時折紙面を大きく賑わしている感のある昨今の日本であるが、親切心で行ったことが、相手から「余計なこと、大きなお世話」と思われることが間々あるものである。
下記の事例は小生の体験ではないのだが、表題を良く突いていると思われるので載せておこう。
【 先日、バスの一番前の席に座っていると、年配のおばさんが、走ってバスに乗 り 込 んできました。
私の席の横で、「ハァ~ハァ~」言っていたので、私はとっさに、立ち上がり「どうぞこちらに座って下さい」と丁寧に席を譲ろうとしました。
すると、おばさんは、「いえ。結構です。こっちに座りますから」と一言。
はっ!と思い後ろを見ると、なんと!いつのまにか空席だらけになっていました。
私は用もないのに次のバス停で降りました。
それ以来、一番前の席には絶対座らないようになりました。】
このケースは、周囲への「観察力・注意力」の不足が問題だったのである。
相手が望んでもいないのに自分の思い込みにより、「優しさを押し売ったり、押し付けたり」するのは、実は「迷惑」以外の何物でもないのである。
自分が味わう「満足感」とは対象的に、相手は「不快感」で満たされてしまうのである。
何も公共輸送機関(乗り物)ばかりとは限らない。
似たような事例は他の場面でも見られると思うのだが、人間社会においては避けて通れないシーンである。
失笑を買わない為にも、諸兄におかれては常日頃から心身を鍛錬し、相手の「心を読む術」を正確に身に着けておこうではないか。
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