黒鯖inランサ日記

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血ぬられた学校Part1



団体名、人物名などは全く関係がありません。



第一話~始まり~

俺の名前は、高田魂三郎。

今日からブレス高校に入学する事になった。

名前は凄そうな学校だが、別に大した事のない偏差値55という、ごく普通の高校である。

俺の趣味は、バスケ。そもそもこの学校に来たのもバスケのスポーツ推薦できたのである。

ここらへんで、俺のだいたいの流れはわかってもらえただろうか



「えぇ~。新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。(以下ry」

こうして、校長の面倒臭い話も終わり、一段落。

初めてクラスについた。

後ろの席の男が話しかけてきた



「はじめまして・・・僕の名前は田中です。これから仲良くしてもらえないでしょうか?」

いきなり、話した事も無い人にそんな事をいわれてもなぁ。

まぁ、俺も友達が欲しい所だったしな!



高田「あ、俺の名前は高田!これからよろしくな」

田中「よろしくね。高田くんは部活とか何やるの?」

高田「俺はバスケかな!バスケの推薦でこの学校きたようなもんだしね。俺バスケが心底好きなんだぜ。3年間頑張るつもりだ」



・・・

田中「・・・・」

高田「どうした?」

田中「いや、なんでもないよ。バスケ・・頑張ってね・・」



・・・

微妙な雰囲気になった。

バスケ部という言葉を出した瞬間に、空いた空間は不気味なものだった。

田中くんの印象は、おとなしくて、髪の毛がサラサラな見た目も中身も平凡な男の子なんだなぁ、と思った。



ホームルームも終わり、今日からバスケ部として入る事になる。

俺は心底バスケが好きだから、ダッシュで体育館に向かった。

後ろの席の田中くんとは、バスケ部の話をしてからは、一言も言葉を交わしていない。

相手から話しかけてこなくなったのだ。

こっちも、奥手だからそんなにペラペラ話す事もできない。



体育館の前についた。

体育館はふるびれた感じの、ちょっと不気味な感じだった。

体育館の奥の方から人がくる。

ツカツカツカツカ・・・



「新入生?バスケ部の仮入部にきたのか?」

高田「あ、はい。バスケの推薦でこの学校に入りました。」

「そうか、君が高田くんだね?噂は聞いてるよ!かなりうまいらしいねぇ」

高田「いぇ、そんな事はありません。自分にはまだ未熟な点がいっぱいあるので、これからも悪い所を直していくべく精進していこうと思ってます。」

「いいねぇ!そういう熱い志を持っている奴にこそ入部してほしいと思ってたんだ。推薦できた奴らは、天狗になってる奴が多いからな。俺は2年の坂上だ!3年間よろしくな。」

高田「こちらこそ、よろしくお願いします。」



坂上「では、さっそくだけど練習するぞ。」



先輩の坂上さんは、とても明るい感じでいい人に思えた。

俺は、更衣室に入って、バスケットシューズを履いた。

いざ、出陣!

更衣室のドアを開ける。



・・・

すごい驚いた事が起こった。

目の前には田中くんがいたのだ。

なんでいるんだ。



田中「・・・・・」

高田「・・ぉ・・ぉぉ!田中くんじゃん。田中くんもバスケ部に入部するの?」

田中「僕はね、小学校からバスケをやっているんだ。」

   「へたくそで、先輩や、後輩からもばかにされてた。」

   「努力はもちろんした。」

   「血をはくほど、練習したんだ」

   「それなのに、僕は皆に追いつけない」

   「恨んだ。自分の未熟さ、家族、バスケ部を。」

   「僕は、だから・・・・」

高田「ん、だからの後が聞こえなかったけど。」



田中「いや、なんでもないよ。へたくそなりにこれからもがんばっていこうと思うんだ」



高田「そっか、お互い頑張ろうぜ。」



俺は思った。

スポーツ推薦の俺と、へたくそと言われ続けてきた田中。

同じバスケ部でも、最初からこんな差があるんだ。

だから俺がスポーツ推薦で入った事を言った時に、あんな反応をとったのか。

おれは、申し訳ない事をしてしまったのかもしれない。



・・・


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