「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
1558538
HOME
|
DIARY
|
PROFILE
【フォローする】
【ログイン】
小さな喜びを大きく感じ大きな憂いを小さく感じる
その時私は
その時私は(1)1月8日
その時、私は樺太と稚内を結ぶオホーツク海の海の上の船の船橋(ブリッジ)にいた。さっきまで船は大揺れに揺れ、普段から乗りなれている船員たちも青ざめた顔をしていた。相棒のY氏も床にへたり込み、青ざめた顔で、口を開くのも出来ない状態だった。私は三半規管が人より丈夫に出来ているのか、あるいは壊れてしまっているのか、毎度のようになんともなく、周りの青ざめた顔たちを見ては優越感に浸っていた。私の隣にいた年配の船員がぽつりと言った。「昔はこのあたりで少なくとも年に1,2隻は沈没船が出ていたものじゃ。」
思い出せば、確かオリンピックが開かれた年だから今から12年くらい前の話。なぜ、私がそんな場所にいたのかは、話せば長くなる。
その時私は(2)1月9日
そのころ、私は船の舵をコンピューターの自動制御で行いながら、船の動揺を減少させる装置の企画、開発に携わっていた。といっても難しいところは研究部門がやって、ハード、ソフトのメーカーをコントロールしながら製品を作り上げていく仕事だった。稚内沿岸オホーツク海の漁業取り締まり船に搭載するということで、現場技師のY氏を伴って
稚内に出張に行ったのだ。稚内と言っても、1日で行くことはできなかった。岡山から千歳へ飛び、一泊して翌日YS11で稚内に着いた。
装置の据付はY氏一人では無理があった。私も仕方なく背広を脱ぎ捨て手助けをした。船の船橋の床下のような所を這いずり回りながら、やっとのこと据付が終わった。
船員の方々に挨拶してホテルに帰ろうとしたところ船の食堂では盛大な酒盛りが行われていた。
漁業取締りを行う彼らは、海の警察官、公務員である。3月半ばを回ったそのころ、春の人事異動が行われ、送別会を行っていたのだ。古株の船員が私に声をかけた。「一杯やって行かんか?」
装置の据付で喉が渇いてはいたが、そういうわけにもいかなかったので丁重にお断りしたが、結局押し切られ一杯やることになってしまった。これが悪夢の始まりであった。
その時私は(3)1月10日
冷酒を3,4杯飲んだだろうか、酒癖があまりよくない私だから、そろそろ退席しないとお客様に迷惑をかけてしまう。失礼の無いようにユーモアを交えたお断りの言葉は無いものか、そこで私は考えた。カラオケである。
「あのー私、カラオケが無いと、これ以上は飲めませんので、ここらでホテルに帰ろうかと思うんですが。」
お客さんは言った。「あんたの泊まろうとしているホテルには遅くなるからって連絡しておいたから大丈夫だよ。それからカラオケね・・・・・あるよ。」
なにーーーカラオケがある?私は言葉を疑った。今までただの棚とばかり思っていた場所の扉が重々しく開いたのだ。カラオケだあーーーそれもとても立派な・・・。国民の税金を使って、食堂に高価なカラオケを設置していたのだ。
だけど、一旦、海に出たら、何の楽しみもないんだろう、カラオケくらいあってもいいかな。そう私は納得したが結局、歌う羽目になってしまった。
もうだいぶ前の事だから、何を歌ったか忘れたが、そのころよく歌っていたのは「大阪で生まれた女」「ラブイズオーバー」等、4,5曲歌ったかと思う。4,5年前大阪に単身赴任していた時、セミプロを本気にさせたことのある腕前の私の歌に悪い気はしなかっただろう????次々と歌わせてくれた。 何やってんだ俺は・・・・。
その時私は(4)1月11日
「よーーし二次会だあ。あんたも来るよね。」お客さんは言った。相棒のY氏はつぶれている。船にも弱いが酒にも弱い奴だ。Y氏はホテルに帰った。私も潰れたふりをすれば良かったのだが、二人とも潰れては、後々、仕事にひびかないか?私はそう思い、そして観念した。こうなったら解放してくれるまで、ついて行こう。
二次会の会場は結構広いフロアのパブのような所だった。ここでも私は歌いに歌った。酒を飲みすぎない手はカラオケを歌うことだ。いつしか私の飲みすぎないためのテクニックになっていた。「悲しい酒」「大空と大地の下で」等など
歌ったのを覚えている。
お客さんの一人が、私の自宅の電話番号を聞いた。酔っていたから、何の気なしに教えてしまった。
「あーー奥さん、あんたの旦那、酔っ払っているけどどうする。迎えに来る?えー外に放り出すの、放り出してもいいけれど、ここは稚内だし、まだ3月だし、外は雪が積もっているし、凍死しちゃうよ・・・・・いいから放り出してくれって。どうしようかなあーー」
迎えに来るって岡山から稚内だろ、ちょっと無理じゃないの?外に放り出せえ?妻の言いそうなことだ。横で聞きながら私は頷いていた。
その時私は(5)1月12日
結局、3次会、4次会と付いて行った。その後、私は酔いに酔って、気が付いたら周りに誰もいない状態で知らない土地の路地を歩いていた。どうしよう。雪積もっているし、寒いし、場所わからないし・・
幸いなことに深夜と言っても、店がたくさん開いていた。店に入っては、現在地を確認し、ホテルの場所を確認し、私は雪の積もった中、歩きながらホテルに帰りついた。時計は3時をまわっていた。
幸い翌日は日曜だった。月曜になって船に行った。装置の調整の仕事がある。お客さんに会った。
「ご馳走していただいて、どうも有り難うございました。」私は出張中なので、多くは払えない。1万円札を出した。
「もう、いいよ。」お客さんは、怒っているのか、怒っていないのか、よく分からない複雑な表情をしていた。
1月9日に書いた「その時私は(1)」はこの後の日のことである。(完)
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
プロ野球全般。
【プロ野球速報】中日、金丸7回1失点…
(2026-07-27 09:09:26)
社交ダンス
明日のお知らせ
(2026-07-27 22:13:06)
サッカーあれこれ
【ハイライト動画🎥】スペイン代表🇪🇸…
(2026-07-28 00:00:05)
© Rakuten Group, Inc.
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Design
a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: