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2006.10.30
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カテゴリ: Serie A
引越しをしたのは昨日書いたとおりだが、
それによって不具合が1つ、しかも重大な不具合が1つ発生した。

スカパーが見れなくなったのだ。
とはいえ全く見れなくなったわけではなく、
正確に言うと半分しか見れなくなってしまったのだ。
説明すると、スカパーは略称であり本来は「SKY PerfecTV」である。
「SKY TV」と「PerfecTV」が合併したことでこうなったのだが、
これらの局が合併したことで、1つのアンテナで2つのCS放送を見ることができるわけだ。
しかし当然ながら元は、そして現在も別の衛星なのだから地上からの角度は同じではない。

2つの衛星はほんの数度の差しかないのだが、
その数度によって「SKY TV」を見ることが出来なくなってしまった。


前置きは長くなってしまったが、これだけはどうしても言いたかった。
これによってルーニーのハットトリックを生で見ることが出来なかったのだから。

ということでミラノダービーを見た感想を。
結果的には合計7点が入る乱打戦になったわけだが、
内容的には決して良い試合だったとは思えない。

例えば2シーズン前のノースロンドン・ダービーを思い出すと、
トットナムのホームで行われたのだがアーセナルが5対4で勝利した。
今回のミラノダービー同様の乱打戦になったわけだが、
ダービーらしく闘志と闘志、意地と意地のぶつかり合いが局面ごとに見られ、

乱打戦の試合は得てして大味な印象しか残らないものだが、
それは点を取られるということが守備が破綻やミスをしていることとイコールに取られてしまい、
それが大味に映る要因になっているのである。

今回のミラノダービーにおいてそれが当たるかといえば、これはこれで微妙である。
確かにインテルの4点中2点はセットプレーからのゴールだった。

逆に言えばミランのセットプレー時のディフェンスに問題があるわけであり、
そういう意味では守備の破綻と採られても仕方ないだろう。

ではミランの3得点、つまりインテルの3失点はどうだったのだろう。
3得点全てが後半に生まれており、
セードルフのシュートがディフェンスに当たってコースが変わったゴール、
クロスをジラルディーノがヘッドで決めたゴール、
そしてカカの絶妙なループシュートで決めたわけだ。
マテラッティが退場したことで10人での戦いを余儀なくされたこと、
また2人の選手交代のあとでイブラヒモビッチとビエラが相次いで負傷しどちらを交代させるか迷っていたことも踏まえればディフェンスに難があったと断言することもできない。


ならばなぜ今回の試合が内容的に良い印象を与えなかったのか。
それは昨シーズンの中心選手の退団の穴を埋めきれていないからだろう。

ミランで言えばシェフチェンコである。
得点源であったシェフチェンコがチェルシーに移籍したことでFWの補強が急務のミランだったが、
例のスキャンダルもあり獲得できたのは期限間際のオリベイラだけだった。
ベティスでも活躍しブラジル代表にも名を連ねそうな能力は持っているものの、
国外リーグへの対応や移籍の時期の遅さもありフィットするまでには時間が必要だと思う。
そのためにジラルディーノとインザギの2トップしか選択はないのだが、
2人のプレーエリアやスタイルが似通っているために互いが互いを消しあっているのがこれまでだった。
そのためにアンチェロッティは2トップではなく1トップを採用し、
その下にカカとセードルフなどを置くフォーメーションに変更した。
すると今度はカカのスタイルに変動が生じ、これが自分達のペースを作れない、
得点力不足の要因になっていたのである。

一方でインテルで言えばヴェロンである。
マンチーニの構想ではヴェロンこそがチームの攻撃の中心であった。
彼から繰り出される正確な長短のパスからフィニッシュまで持っていくのがマンチーニの理想であり、昨シーズンまでのインテルだった。
今シーズンは大型補強やライバルのスキャンダルもあって優勝候補に挙げられているが、
ヴェロンの不在を思った以上にインテルの攻撃を単調にしている感がある。
個々の選手の能力が高い分それなりに見れるのだが、
組織としての意外性がなくなったように感じてしまう。
インテルの4点中2点は先に書いたセットプレーから。
あとの2点はスタンコビッチの意表を突いたタイミングのシュートと、カウンターからのイブラヒモビッチのゴールである。


1トップでスタートしたミランは必然ペースをつかめず、
課題のセットプレーとスタンコビッチ(個人技といってもいい)のゴールで2失点。
後半スタートから一気に3人の選手交代を行い2(3?)トップに変更したミランだったが、
カウンターから3点目を奪われてしまう。
しかし選手交代でペースを取り戻したミランが1点を返すも、
セットプレーからまたも失点し差は再び3点に。
その後はマテラッティの退場や(インテルにとっての)一悶着もありミランが1点差まで詰め寄るも追いつくことはできなかった。


決して大味な試合ではなかったが、かといって得点以外で興奮できるかといえばそうではなかった。
その理由はそれぞれのチームの中心選手であったシェフチェンコとヴェロンがいなくなり未だその穴を埋めきれていないこと、
そしてそれによりチームの戦術が定まっていない、浸透していないことによるものだ。
サッカーは野球以上に、1人選手が入れ替わるだけで極端なまでに流れが変わることが多々あり、
それがチームの中心選手であればなおさらである。
それをリカバーするには戦術そのものを変えなければならない。


そういえば「SKY TV」が見れなくなったことでch182、183、184、185が見れなくなってしまった。
つまりはチャンピオンズリーグの生放送も見れなくなってしまった。
たかだか数度の差でここまで変わってしまうとは・・・



ほな、また。





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Last updated  2006.10.31 00:39:39
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