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2007.03.29
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カテゴリ: National Team
親善試合も含めて5試合勝利のなかったイングランドだが、先日のEURO予選アンドラ戦では0対3の勝利を収めた。

24日のイスラエル戦からの変更は3箇所。両SBにリチャーズ、Aコールが入ったのと、26日の練習中に右手を負傷したランパードに代わってダウニングが中盤左に入った。試合の方は見ていないのでレポートを読むしかないのだが、読む限りではイスラエル戦同様、終始優勢に試合を進めていたようだが前半は無得点のまま終了。後半9分にジェラードのゴールが決まり先制すると、31分にも再びジェラードが決め、ロスタイムには途中出場のニュージェントが代表初ゴールを決め、結果的には圧勝だったようだ。


ただ満足できるのは結果だけで、内容には喜べない部分もある。
まずアンドラ相手に前半を無得点で終えたこと。イングランドが格下相手に試合を行う際、なぜか前半にゴールを奪う割合が低い。ポゼッションは高いもののボールを回しているだけでチャンスを作れない傾向がイングランドにはある。この日は何度かチャンスを作っていたようだが、早めに先制し楽に試合を進めることのできないイングランドがこの日も見られた。

また同じ相手とホーム&アウェイで戦う場合、ホームでは圧勝するにも関わらずアウェイでは苦戦する傾向もある。ちなみにアンドラとは昨年9月にホームで対戦しており前半だけで3点を奪い5対0で勝利している。今回も3点こそ奪ったものの前半は無得点であり、傾向どおりの試合展開と言って良いだろう。

仮にこれらが、イングランド相手ということで引いてカウンターを狙う、あるいは最初から引き分けを狙っている相手国の作戦が理由なら、引いた相手を崩す術がイングランドにはないということで、何度か訪れる決定機を活かせない、決定力不足と捉えられても仕方が無い。

実際、今回のアンドラ戦も含めて予選を6試合消化しているが、奪ったゴール数は9。前回と今回のアンドラ戦で計8ゴールだから、残りの4試合では1ゴールしか奪っていないことになる。ルーニーのワールドカップでもらった出場停止や、オーウェンの長期離脱に伴うルーニーの相棒探しなどFWだけを見ても理由はいくつかあるが、1番の決定力不足の理由はやはりランパードとジェラードの非共存ではないだろうか。

プレースタイルはほぼ一緒であり、所属クラブでも同じような役割を担っている2人。個々の能力はワールドクラスでありどの監督ものどから出るほど欲しい選手だが、かといって似たような特徴の2人を一緒にプレーさせても能力をフルに発揮できるとは限らない。これまでの結果がそれを物語っているにも関わらず、マクラーレン監督はジェラードを右に回すことで2人を常に使い続けてきた。ジェラードは右サイドも出来なくはないが、あくまでセンターの選手である。右に出ることで怖さは少なくなるだろうし、飛び出しも少なくなる。ということは選手の能力を殺していることになり、決して良い使い方ではない。一方でランパードをサイドに回す手もあることはある。仮にランパードを外に出すなら左になるだろうが、ジェラードの右以上にランパードの左は能力を殺す結果になってしまう。それもバラックの入った現在のチェルシーで証明済みであることから、2人を同時に起用し、かつ機能低下を最小限に抑える使い方はやはり、ランパードがセンターのジェラードが右という形になってしまう。

だがサッカーとはチームスポーツである。中盤の問題が解決しても、それが前線や守備との連動で機能しないことには勝利を得ることが出来ない。


今回、突然の負傷でランパードが外れ、ジェラードとハーグリーブスが中盤センターを務めた。ハーグリーブスは守備能力の高い選手であり、ジェラードは守備を、そしてパートナーとの兼ね合いを気にすることなく、思う存分プレーに集中できたはずだ。2ゴールを挙げたことが出来たのも決して偶然ではない。


イングランドが所属するグループEの順位表は以下のようになっている。

1:クロアチア    5   13
2:イスラエル    6   11
3:ロシア      5   11
4:イングランド   6   11
5:マケドニア    6    7
6:エストニア    5    0
7:アンドラ     5    0

上位2カ国が本選に進める今予選だが、予選突破は決して不可能ではないが、かといって現状は楽でもない。試合数でも不利であり、また上位陣との直接対決も残っている。逆にいえばそこで勝利を収めることで逆転すればいいのだが、最初に書いたような格下に苦戦する傾向があるのだから、まずは下位グループから確実に勝点3を奪うことが重要である。

イングランドの次戦の相手はアウェイでエストニアである。「格下」「アウェイ」という傾向通りの相手であり、アンドラ戦でルーニーがイエローカードをもらったためにエストニア戦は出場停止である。オーウェンはおそらく復帰しているだろうが試合勘の問題があり、これからの間に何事もなければランパードとジェラードは出場可能である。






ほな、また。





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Last updated  2007.03.30 03:05:09
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