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オーディオ的考察

タンノイレッドモニターcd+cdcレコードの一部
最近はオーディオという名の分野が随分と少数化している。当然それはミニコンポの世界乃至はパソコンへ結びつく分野が大きくなっていることは時代の流れであるからだろう。
とわ言えオーディオのオーディオたる世界はちゃんと今日も脈打っている。今ではこの少数化の中に自分は属しているのだなーと思えてくる。

初めてオーディオに目覚めたのは何と言っても真空管アンプの魅力からだった。もう何十年も前のことである。それから自分でキットを組み立ててその世界にどっぷりと浸かってしまった。それからの試行錯誤は言うに紙面がいくらあっても足りないくらいの毎日であった。
10年以上も自分の「音」を表現できる世界を探求し続けてきたのであった。
当時はプレーヤーから始まりアンプ、そしてスピーカーとどれほど変えてきたことか、ぞっとするくらいここに投資してきた。デノンのRプレーヤーから始まり(DP-3000+SME3009+DL103)という圧倒的な人気を博した製品を始めて使ったのを覚えている。それからデノンのDP80というダイレクト・ターンテーブル+SME3012R+オルトフォンのSPU-GEという組み合わせ。
次がテクニクスのSP10マーク3+SME3012R+オルトフォンのSPUAEゴールド。
アンプも様々に変化していって、ラックスのCL35から始まって、マッキントッシュC-22+275という組み合わせ。マランツの♯7やら上杉のプリなどとにかく機種多様に代わっていったのである。
スピーカーもいろいろだが三菱の2S-305のモニター・スピーカーは長く聴いたものである。結構これらの組み合わせは自分なりには満足していた。
ところがある時コンサートを聴いた。忘れもしない「コレギウム・アウレウム」のアンサンブルだった。聴くなりこの小団体の奏でる響きに脱帽。
自分が当時聴いていたハルモニア・ムンディのレコードから出てくる音楽の響きとは雲泥の差であった。なんと柔らかいのであろうか。今まで結構満足していた音はいったい何だったのであろうか。衝撃であった。
ここからまたオーディオの世界の見直しに入ったのである。何が一番違うのか。ここに着眼して、初めから考え直したのである。

まずは入り口と出口である。つまりはプレーヤー。SP10マーク2は悪くはないが、こと日本の会社は音楽のことをあまり解っていないことが多い。スペックは圧倒的に優れているのに何故か音楽の表現はいまいち確信をついている感じがしない。
当時ダイレクト・Dの技術をテクニクスに売ったと云われるスイスのメーカー、トーレンスのプレーヤーがベルト・ドライブの世界的名機として君臨していたことは知っていた。EMT、そしてリンと聴き続けた。いずれも別世界の音楽が醸し出されたのである。自分はトーレンスを選択した。今までのアームとの相性。バランス感覚。何よりも自分の求めた音がここに有ったのである。TD127+SME3012R+SPUAEゴールド+オルトフォンRMA-309+SPU-AEというダブル・アームで再スタートした。スピーカーもタンノイのGRFレッド・モニターに買い変えた。最後のレット・モニターであったらしい。...つづく

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