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「ビリー・ザ・キッド 21才の生涯」


この映画は西部劇史上屈指のアウトロー(ビリー・ザ・キッド)と、アウトロー上がりの保安官パット・ギャレットの対決を描き、ビリー・ザ・キッドが21才の若さで生涯を終えるまでの物語である。
監督はサム・ペキンパー。ビリー役にフォーク歌手クリス・クリストファーソン、その愛人にリタ・クーリッジ、ビリーに憧れるナイフの達人青年にボブ・ディランを配したファン垂涎の豪華キャスト。

あらすじは長丁場になるので集約するが、名場面を少しだけ紹介しよう。終盤も終盤、屋内に戻ったビリーは待ちかまえていたパットに撃ち殺される。その後パットが自分の姿が映っている鏡を撃つ場面がある。まるで一つの終焉を見たかのようで強烈に印象に残る。かつて旧友だったビリーを殺さなければならなかったパットの苦悩は、古き良き西部開拓時代の終わりをも象徴しているかのように映る。ビリーはこの1弾のために21歳の生涯を終えた。翌朝パットは静かにフォート・サムナーに立つ。人々が見守る中、彼らの気持ちを代表するかのように幼い男の子がパットに石を投げつける。だがふり返ることなく立去って行く。哀惜に満ち、土臭さと男っぽさを顕わに見せつけられる描写は最近の映画にはないリアリティがある。


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