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ランボー最後の戦場



ついにランボー・シリーズの新作が御目見えする。82年の完全無欠なランボーから、時代背景と風刺を世界に先駆け、引っさげ、世界中に戦場の赤裸々さを知られざる映像に現状を写してきた。

ベトナム、そしてアフガンと....今作は軍事政権の暴挙に世界の目が注がれるミャンマーが舞台だ。その闇が明らかになったとき、アメリカ政府は各国の精鋭傭兵部隊を秘密裏に組織した。最新武装に身を固めた彼らに加わったのは、手製のナイフと、弓矢を手にした一人の戦士。戦場への帰還を決意したランボーだった!罪なき自国の民に銃を向けることすらためらわない、残忍なエリート殺戮軍を相手に、今、ランボーの最後の戦いが始まる。

たぶん、戦場作品史上、これほどリアルに酷く赤裸々とした銃撃戦と、惨たらしい殺人映像は今までにないだろう。正真正銘の殺戮の多々これほど描写した作品はないんじゃないかと思える凄さ。あまりにもあまりにも凄い。

復讐に立つジョン・ランボー。ここにあるのは、平和的解決など有り得ない、暴力には暴力というストーリーだ。3倍、否4倍返しの狂気と正当性が感じられてしまう自分に、混迷とした21世紀の世界現状を垣間見る。こんなとき、自分達だったらどうするのか。世界最強の一人軍隊にやはり固唾をのむのかと。
スタローン61歳、驚異の肉体と精神力の強さ、まさに20世紀を代表する、アクション・スーパースター、シルベスター・スタローンの成せる術だ。

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