『穴沢ジョージのアナザー・ホームページ』
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“Stoned” by the Rolling Stones 1964 ブライアンっていうと、まず第一に誰を思い浮かべますか。 ・・・やっぱりブライアン・ジョーンズは少数派でしょうか。 けど、僕にはダントツでブライアン・ジョーンズですね。 ブライアン・ウィルソン、ブライアン・エプスタインあたりがその次にくるでしょうか。さらにブライアン・セッツァーやブライアン・フェリー、ブライアン・イーノなどが続きますね。あ、ブライアン・アダムスっていうのもいた。 まあ、若い頃にあこがれたバンドのメンバーなのだから仕方ないわけだけど、ブライアン・ジョーンズはいろんな意味で目立ってましたよね。デビュー当時からブライアンが亡くなった頃までのストーンズは今でも大好きです。 そうそう、どうして急にこんな話になったかというと、このところ、LP でしか持っていなかったストーンズの CD を何枚か手に入れたのと、例のあの映画を見てしまったからなんですよ。 あまり過去のことをあれこれ詮索しても仕方ないと思うし、どうしても彼の死に方が話題の中心になるだろうという推測から、僕はこの「ブライアン・ジョーンズ~ストーンズから消えた男 (原題:STONED)」という映画をあまり見る気になれなかったんです。想像しただけで気が滅入ってしまいそうだからね。 けど、近所のレンタルビデオ屋が2日間限定の1本99円セールをやっていて、しかも運悪くこのビデオが棚にあったではないですか。 ・・・つい借りてしまいました。 安いものには滅法弱い性格は、こういうときに大いに発揮されてしまいます。 しかし、これは借りてよかった。うれしい誤算でした。 見始めてすぐに僕の好きな映画「バックビート」に雰囲気が似ているなあと感じたのだけど、おまけに付いていた監督のインタビューを聞いてぶっ飛んじゃいました。なんと!この映画の監督は「バックビート」のプロデューサーその人だったんですよ。 すぐに映画に引き込まれてしまった理由は、今冷静になって振り返ってみると、一言で言って、作る側の思い入れがダイレクトに伝わってきたからだと思うんです。 まだ見ていない人はこちら→『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』を参考にしてください。で、興味がおありならレンタルビデオ屋で借りて、見てくださいね。 さて、やはり原題の "Stoned" について語らなければなりませんよね。・・・などと勝手に決めつけてますけど。 もちろんこの単語は、辞典でも "adjective SLANG experiencing the effects of a drug, such as cannabis: (Cambridge Advanced Learner's Dictionary)" と定義づけられているとおりで、ドラッグとブライアン、あるいはもっとおおざっぱに言えば、ドラッグと当時のロックミュージシャンとの関係を端的に言い表しているだろう。 さらに "Stoned" という字面から、もちろん Rolling Stones も咄嗟に連想される。 実にシンプルで良い。 そういえば、"Back Beat" というタイトルにも、随分感心したものだ。ビートルズのメジャーデビュー前のロックンロール・バンドとしての勢いとか戸惑いとかを、見事に一言で表しているではないか。まさに、"♪ Back beat you can't lose it...(Rock'n'Roll Music)" ですよ。 こちらも、"...Beat" は "Beatles" に直結ですしね。 どちらのタイトルも、製作 (監督) のスティーヴン・ウーリーが付けたんだろうか。・・・感心してしまう。タイトル付けの天才ですね。 ですからみなさん、「ブライアン・ジョーンズ~ストーンズから消えた男」という長ったらしい説明文みたいな邦題はこの際忘れて、ぜひ原題の "STONED" を、"Back Beat" 同様、ご支援いただきたいと存じます。 ところが、"Stoned" にはもう一つ無視できない事実があるんです。ローリング・ストーンズが好きな人はお分かりでしょう。 "I Wanna Be Your Man (邦題:『彼氏になりたい』)" のシングル盤の B 面がインストの "Stoned" でした。 オールド・ビートルズファンならご存じのように、"I Wanna Be Your Man" は、ストーンズがカヴァーした唯一のビートルズ・ナンバーですよ。その B 面ですから、そこのお若いビートル・フリークの方も記憶にとどめておくとよろしいかも。 例によって荒削りだけれど、インストというのも珍しいし、"Stoned" は一聴に値すると思いますよ。 つまり、この映画の原題 "Stoned" からは、ドラッグ常用者のロックミュージシャンのブライアンだけでなく、ストーンズのリーダーとして、前面に出て元気に演奏していた頃のブライアン・ジョーンズも連想されるのです。
2008.02.25
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