この映画で一番好きな場面。 ソウルシンガー、トゥーサン・マッコール(Toussaint McCall)がテレビ番組にゲスト出演するシーン (本人出演) で、彼がヒット曲 "Nothing Can Take the Place of You" (実際は67年の歌なので時代がちょっとずれているが) を切々と歌う。ジーンと来る歌だ。 曲の途中カメラが外に出ると、ホームレス風の酔っぱらいの黒人のおじさんが、酒の瓶を片手に歌の続きを歌っている。夜空に響くその素晴らしい歌声。ものすごい歌唱力。このおじさん、実は有名なソウルの人なのかどうか、その辺はわからないが、僕は胸を打たれた。上手い演出だなあ。