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“Il Neige” by France Gall 1967 1月7日は今年最初のラジオでしたが、この日命日の3人の歌を中心に特集を組んだ形になってしまいました。つまりは「命日特集」っていう感じです。 このところ、誕生日特集よりも命日特集の方が圧倒的に多くなってきて、なんだか考えさせられています。 U.S.Wikipedia(ウィキペディア) の日付のページを出すと、Events(出来事) の下に、Births(誕生)、Deaths(死亡) と続いていますが、この Births から調べてゆきます。 原則として僕の場合物故者は、たとえば生誕100年のような余程のことがない限り、誕生日にはラジオで取り上げていません。だから、誕生日をオールディーズに関連した音楽関係者で見てゆくと、せいぜいが1930年ぐらいから1960年ぐらいまでに集中いているので、あまり時間もかかりません。 しかし、命日の人を調べてゆくのはちょっと時間がかかることが多いですね。だいたい1940年代から去年までをずっと見て行かないといけないので。 73歳になった自分の年齢と、自分が聴いてきた音楽をやっていた人たちの間の年齢の関係を冷静に考えれば、自分より上の年齢の人が多いわけだから、亡くなった人たちの方が多くて当たり前なので、納得するしかないですけど、Births の欄の “1901-present (1901年から現在)” の1960年以降の人数のなんと多いことか。 こうして世代は交代して行くのかと、今日もまた溜息が出ます。それにしてもWikipediaさんには大変お世話になっています。以前は各種調べ物には非常に苦労しましたからね。ありがたいことです。 2018年の1月7日に亡くなったのがフランス・ギャル。享年70。 なんだか、いつまでもお人形のように可愛いお嬢さんみたいに思っていたけれど、そんなはずはない。ちゃんと年をとっていつかは死んで行くということですわ。 僕の場合、中学生でいきなり真打みたいなシルビー・バルタンに出会ってしまったので、翌年高校生になった年に『夢見るシャンソン人形』で日本で売れたフランス・ギャルには特に衝撃は受けなかった。 しかし、その後いろいろ聴き直してみると、実に発見は多かった。好きな曲は60年代に多いけれど、70年代以降の実力派歌手としての活躍振りは何枚かのライブアルバムで確認できる。 90年代以降はいろいろ大変だったようだけど、素敵な歌をたくさん残してくれてありがとう。 今日は季節柄これ↓を聴きましょう。「雪が降っている」と訳せばいいのかな。 “Il Neige” by France Gall 1967 ミュージック・ライフ1965年12月号の表紙を飾ったフランス・ギャル(ずいぶん汚れてしまってすみません) ********** 1月7日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 夢見るシャンソン人形 (フランス・ギャル) 2. Slow Down 3. Dizzy Miss Lizzy (以上、Larry Williams) 4. Bad Boy (ビートルズ) 5. I’m Beginning to See the Light 6. Little Things Mean a Lot (以上、Kitty Kallen) 7. Good Luck Charm (エルビス・プレスリー) 8. Hush-a-Bye (Peter, Paul and Mary) 9. Hushabye (The Mystics) 10. Tu N’as Pas Le Droit 11. Il Neige (以上、フランス・ギャル) 12. Skiing in the Snow (The Beach Girls) 13. Snow Time (Neil Sedaka) リクエスト曲は、7.座波ソーメンさん。8.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.と10.&11.はこの日がフランス・ギャルの命日(2018.1.7没,享年70)で。2.~4.はこの日がLarry/Williamsの命日(1980.1.7没,享年44)で。因みに4.もオリジナルはLarry Williams。5。&6.はこの日がKitty Kallenの命日(2016.1.7.没,享年94)で。9.は「今月の歌 」The Mystics のオリジナルで、8.とは同名異曲。12.&13.は寒い冬に合わせて「雪」の歌を。因みに11.も雪の歌で、訳すと「雪が降っている」の意。 以上です。次回もよろしく。
2023.01.11
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“Il treno dell’amore (消え去る想い)” by Gigliola Cinquetti 1969 このところ「鉄道関連曲」のことにフォーカスしておりますが、ジリオラ・チンクエッティに “Il treno dell’amore (消え去る想い)” がありますね。ちょうど『雨 (La pioggia)』が流行った1969年に本国イタリアで “Il treno dell’amore” のタイトルのアルバムが出て、この中のA面の1曲目がこの曲でした。ちなみにB面の1曲目が『雨』になっています。 しかしこの曲、邦題が『消え去る想い』ですから、鉄道関連曲であるのはイタリア語のタイトルに “treno (列車)” という単語を見つけなければスルーしてしまいそうです。けど、ご安心ください。アルバムジャケットを見れば、何と、ジリオラさんは蒸気機関車の先頭に乗っかっていますからね。 これはどう見ても鉄道関連曲が入っているに違いないと、外国人の僕らでもわかるってえもんですね。・・・と思ってレコードに針を落とした途端、A面の1曲目がこれだったのかというわけでした。 しかし、残念なことに、わが国ではこのアルバムは発売されず、しかも “Il treno dell’amore” には『消え去る想い』という邦題が付けられ、シングル盤『ズン・ズン・ズン (Zum, zum, zum)』のB面に収められました。その後、随分経ってから出たベスト盤LPには入っていました。 ところで、気になるのはこの邦題。何故「愛の列車」が『消え去る想い』になったのか。 まあ、歌詞を読めばわかるでしょう。なんだか悪い予感が・・・。「列車が去って行くと同時に愛の想いも去って行く」みたいな話なんじゃないかってね。そんな風に思ってしまうわけです。 で、歌詞で数えて7行目に “♪ Abbiamo perso il treno dell’amore (私は愛の列車を失ってしまった)” つまり「愛の列車に乗れなかった」ってことですからね。案の定、悪い予感は的中。軽快なリズムに乗った爽やかな歌のように聞こえても、内容は失恋の歌だったんです。 では、以上のことを踏まえて聴いてみましょうか。 “Il treno dell’amore (消え去る想い)” by Gigliola Cinquetti 1969 ********** 11月26日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. エデンの東 (ヴィクター・ヤング楽団) 2. やさしい貴方 (エラ・フィッツジェラルド) 3. 恋の一番列車 (ニール・セダカ) 4. A列車で行こう (美空ひばり) 5. そよ風に乗って (伊藤アイコ) 6. The Woo Woo Train (The Valentines) 7. Another Train Coming (Kim Weston) 8. 夜汽車よジョージアへ (Gladys Knight & The Pips) 9. Il treno dell’amore (ジリオラ・チンクエッティ) 10. Sentimental Journey (Ringo Starr) リクエスト曲は、2.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.&2.以外、3.~10.まで、先週に続き「鉄道関連曲」をお届けしました。5.は「今月の歌」でした。 以上、次回もよろしく。
2022.12.02
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“D'abord Dis-Moi Ton Nom (名前を教えて)” by Chantal Goya 1964 9月13日、ゴダールが亡くなりました。享年91。 僕らには懐かしくて涙の出そうな名前の人たちがどんどん亡くなって行く。仕方のない現実ですが、ゴダールの最期は自殺幇助という若干衝撃的なものでした。ご冥福をお祈りします。 ゴダール関連の手持ちの音源では、シャンタル・ゴヤのベスト盤 (Les Années 60) の中に、1966年のゴダール作品『男性・女性』のサントラ盤の6曲が全部収録されているので、ラジオではこの中から4曲選んでかけました。タイトル曲『男性・女性 (Laisse-Moi)』は以前に放送したこともあるので、敢えて今回はそのほかの5曲の中から選びました (曲目については下記のオンエア曲を参照)。サントラ盤といっても、ここに入っている6曲は全てEP盤ですでに出ている中からの抜粋で、これ自体が当時のシャンタル・ゴヤ・ベストのような感じでしょうか。 この中で一番気に入っているのは『名前を教えて (D'abord Dis-Moi Ton Nom)』なんですが、これは’64年のデビューEP盤収録曲です。この時すでにシャンタル・ゴヤ、22歳。絶対10代だと思っていた。 また、9月24日はサガンの命日でした。「悲しみよこんにちは」のフランソワーズ・サガンですよ。2004.9.24没,享年69ですから、まだ若かったんですね。 「悲しみよこんにちは」は、1954年の小説も’58年の映画も相当流行ったので、まだ幼かった僕らでもその存在は誰もが知っていました。ジーン・セバーグのセシル・カットなんて、今となってはどうってことないですけど、50年代にはなかなか勇気が要ったでしょう。’65年にミニスカートを穿くような感じかしらね。 シャンタル・ゴヤの歌でも聴きながら、古き良き時代に想いを馳せるとしましょうか。画像は'66年の『男性・女性』ですよ。↓ “D'abord Dis-Moi Ton Nom (名前を教えて)” by Chantal Goya 1964 ********** ついにバナナの花が咲きました (28日撮影)。 ********** 9月24日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Tossing and Turning (The Ivy League) 2. Ce soir on danse 3. 名前を教えて (以上、シャンタル・ゴヤ) 4. Ecoute le temps (ブリジット・バルドー) 5. 悲しみよこんにちは (ジュリエット・グレコ) 6. June Is As Cold As December (The Everly Brothers) 7. 大人になりたい (コニー・フランシス) 8. Do You Wanna Dance (ママズ・アンド・パパス) 9. Kingston Town (Lord Creator) 10. 乙女の願い 11. やさしくネ (以上、シャンタル・ゴヤ) リクエスト曲は、6.酋長Kobaさん。7.みんみんさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。先日(9/13)亡くなったゴダール氏の追悼で、彼の監督した「男性・女性」のサントラから、シャンタル・ゴヤの歌を4曲(2.&3.と10.&11.)と、2.のオリジナル1.と「男性・女性」に出ていたブリジット・バルドーの4.をお届けしました。また5.は、この日がフランソワーズ・サガンの命日(2004.9.24没,享年69)で。8.は「今月の歌 踊ろよベイビー」。9.は前週にかけたUB40のオリジナル。 以上です。次回もよろしく。
2022.09.30
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“Dans Le Temps” by Petula Clark 1965 “Quand un Amour Renait” by Sylvie Vartan 1966 上の2曲のフランス語タイトルを読める人は、“Dans Le Temps” が「ダウンタウン」に発音が極めて近いことがお分かりいただけると思います。 また、“Quand un Amour Renait” の最後の単語 “Renait” が “Renée” と同じ発音「ルネ」であることから、“Walk Away Renée” との関連を推測できる方もおいででしょうか。 実は、タイトルにも書いたように、この2曲はどちらも『恋のダウンタウン』と『愛しのルネ』をフランス語に訳したいわゆるカヴァーポップスの仏語版なんです。 まずは “Dans Le Temps” ですが、これはそのまま読むと「ダン・ル・タン」(ちょっと日本語訛りになりますが) となり、元の英語 “Downtown” と音節も同じで発音も極めて近い。そこで、これに合わせて歌詞の中身もフランス語にして、ぺトゥラ・クラーク自身が歌い世に出したということなんでしょう。 次に “Quand un Amour Renait” もフランス語の歌詞のつけ方などについては、 “Dans Le Temps” と同様の経緯を経ていることは明らかですが、こちらは “Walk Away Renée” の歌詞の中で繰り返される “♪ Just Walk Away Renée” に合わせて “Just” のところに “Quand” を置き、“Quand un Amour Renait” (読みは「カン・タナムール・ルネ」って感じ) として意味をわかりやすくし、シラブルも合わせたということになるわけです。 いつかはこれをきちんと取り上げてラジオで流そうと思っていたんですが、他にもこういうのがまだあるのかしらと思っていて、つい先送りになり、今回ようやく実現しました。 きっかけは『ポッカリ歩こう』に他なりません。 リスナーの方が「“Walk Right in” が「ポッカリ」に聞こえるのはなぜでしょう」とリクエストメールに書いてきて、はたと思い出したのが、そういえばパラキンの『ポッカリ歩こう』が “Walk Right in” のカヴァーだったけど、あれって日本語訳する際に “♪ Walk Right in” を「♪ ポッカリ」って聞こえた通りに当てはめたっていうことだったのかと、突然繋がったんです。 僕には今でも全然「ポッカリ」とは聞こえませんけど。これは人によるだろうから、ね。 こんな駄洒落タイトル、他にもたくさんあるかもしれません。何か思いつきますか。 では、歌詞の中の “Dans Le Temps” と “Quand un Amour Renait” のところに来たら大声で歌ってみましょう。もちろん英語でもフランス語でもいいですよ。日本語訛り、大いに結構。 “Dans Le Temps” by Petula Clark 1965 “Quand un Amour Renait” by Sylvie Vartan 1966 火曜日、昼から晴れたので久しぶりに近くの海へ。離島がとても近くに見えました。 ********** 6月4日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Bus Stop (ホリーズ) 2. 愛は哀しくて (ボニー・タイラー) 3. Jean’s Not Happening (The Pale Fountains) 4. 煙が目にしみる (Jo Stafford) 5. You Belong to Me (Patti Page) 6. 愛の讃歌 (ブレンダ・リー) 7. Walking in the Rain (ロネッツ) 8. Walk Away Renee (レフト・バンク) 9. Quand un Amour Renait (シルビー・バルタン) 10. Dans Le Temps (ぺトゥラ・クラーク) リクエスト曲は、5.座波ソーメンさん。6.酋長Kobaさん。7.尻焼原人さん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.~3.&8.は「タイトルだけでは雨の歌とわからない雨の歌」もしくは「雨が重要な働きをしている歌」。4.は「今月の歌」。9.は8.のフランス語によるカヴァー曲。更に8.&9.は英語の元歌を仏語訳した際にタイトルを「駄洒落化」してしまった曲。 では、次回もよろしくお願いします。
2022.06.09
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“Cet Mos Stupides” by Sacha Distel & Joanna Shimkus 1967 (Original: “Something Stupid” by Nancy &Frank Sinatra 1967) サッシャ・ディステルとジョアンナ・シムカスの歌うフランス語の『恋のひとこと』なかなか良いですよ。 『恋のひとこと』については「2004年10月2日の日記」で書いたものを読んでいただければ、内容的にはおわかりいただけるかと思います。 フランス語のカヴァーがあるのを知ったのは、数年前にフレンチポップスの寄せ集め盤をいくつか手に入れてからなので、僕は随分長いことその存在を知らなかったことになる。 けど、つくづく思う。長生きして良かったと。こういうものに出会えるチャンスを、神はまだ僕に与えてくれているわけだから。 1967年にジョアンナ・シムカスを従えて歌ったとは、サッシャ・ディステルという男は随分ラッキーな奴だ。 “Cet Mos Stupides” by Sacha Distel & Joanna Shimkus 1967 ********** 現在テニスのフレンチオープン女子準決勝の第2試合、トゥレヴィザン対ガウフの試合が始まりました。この試合の勝者が第1シードのシフィオナテクと決勝を戦うのが土曜日だから、もうすぐフレンチオープンも終わるのか。つい先日始まったばかりだと思ったのにね。 男子は、ナダルとジョコビッチが準々決勝で当たってナダルが勝ったんですが、できれば決勝で見たかったですよね。 去年はコロナで秋にフレンチオープンがあって、なんだか変な感じでしたが、とりあえず今年は5月にやることができて良かったかね。 しかし、ウィンブルドンはどうなることでしょう。 ロシアとベラルーシの選手を出場させないというのもどうかと思うなぁ。また、それに対してATPとWTAが対抗措置のような形で選手にポイントを与えないと宣言してしまった。だから、ポイントがもらえないなら出場しても意味が無いという選手もかなり出てきそうだ。 もう少しウィンブルドン側の大人の対応が欲しかったなぁ。フレンチオープンと同じようにね。今からでも遅くないから妥協してもらいたい。 ********** 今年の梅雨は随分雨が多いと思っていたら、5月は平年の3倍の雨量だったとのこと。一昨日(5/31)の豪雨で、一気に5月の雨量が増えたんでしょうが、あちこちで道路が冠水したり土砂崩れがあったりして大変だったようです。 うちの辺りは幸い水害の起こりにくい所なので、あまり心配はいりませんが、一昨日の雨は雷を伴っていて流石に怖かったですね。数年前ですが、海の近くで雷に打たれて死んだ人がいましたからね。 昨日は晴れましたけど、今日は晴れ間が少しあった程度で時折雨も降り、バナナの葉っぱも濡れていました。 ********** 5月28日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。後半はテニスのフレンチオープンに合わせて、フランス特集。9.~12.の選曲を見て笑ってください。1. Bad Moon Rising 2. Cotton Fields (以上、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル) 3. 偽りウェデイングベル (グラディス・ナイト・アンド・ザ・ピップス) 4. 嘘は罪 (トニー・ベネット) 5. Sweet Talking Guy (シフォンズ) 6. ラストダンスは私に (越路吹雪) 7. シェリーに口づけ (ミッシェル・ポルナレフ) 8. レティシア (アラン・ドロン) 9. Cet Mos Stupides (Sacha Distel & Joanna Shimkus) 10. Manchester et Liverpool (Marie Laforet) 11. Meditation (Claudine Longet) 12. Hello, Dolly (ぺトゥラ・クラーク) リクエスト曲は、5.尻焼原人さん。6.酋長Kobaさん。7.ミンミンさん。8.信州そばさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.&2.はこの日がジョン・フォガティの誕生日(1945.5.21生,77歳)で。3.この日がグラディス・ナイトの誕生日(1944.5.21生,78歳)で。4.は「今月の歌」。9.~12.はフランス語によるカヴァー曲。9.はシナトラ父娘の『恋のひとこと(Something Stupid)』を仏語で。10.の元歌はもちろん『マンチェスターとリバプール』。11.はあのジョビンの『メディテーション』。最初はフランス語ですが、途中から英語で歌っています。12.は英国人ぺトゥラ・クラークが仏語で歌う『ハロー・ドリー』この人は随分フランスで活躍した人で、仏語の歌も多いですね。 次回もよろしくお願いします。
2022.06.03
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“N’est-Ce Pas Merveilleux ?” by Adamo 1963 2月になってから寒波が来ている。これで2度目かしら。 次の月曜日もかなり冷え込むとの予想で、春はもう少し先になりそうです。 アダモ (Salvatore Adamo) は冬に聴く機会が多いですが、『雪が降る』や僕らが初めてアダモを聴いた『ブルージーンと皮ジャンバー』が、冬のうた、もしくは冬にふさわしい歌なので、当然と言えば当然でしょう。 さすがにあの「♪ 雪~は 降ーる~」の歌い出しで別の季節を感じる人はいないでしょうし、皮ジャンパーも寒い季節に着る代表的な服ですから、この2曲だけでアダモは十分「冬の人」なのは否定のしようがありませんが、もう一つには彼の声がそう思わせるように感じます。 アダモの声について以前に書いたなぁ。 2004/2/26の日記 (『ブルージーンと皮ジャンバー』アダモ) って、随分前だったんですね。 この時はその声の魅力については書いたけれど、それが「冬の声」とは書いていません。 シチリア生まれのベルギー育ちっていうから、暖かい地方で生まれて比較的寒い国で育ったというわけで、それが「冬の声」の原因とは言えないし、何がそう思わせるんでしょうね。 やっぱり『雪が降る』と『ブルージーンと皮ジャンバー』に戻ってしまうのかしら。 “N’est-Ce Pas Merveilleux ?” by Adamo 1963 アダモはソングライターとしても大したもんだわね。 ********** 家の外壁を塗り替えてもらったんですが、細かいところまでしっかりやってもらい、とても助かりました。例えば網戸の張替えとか、エアコンの室外パイプのテープ巻きとか、塗装とは直接関係のないその他諸々も。 雨の日に滑り易かった犬走りも、綺麗になって、滑らなくなりました。 ↓犬走りを猫が歩く。もう滑りません。 ********** 2月12日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Lady Godiva (ピーターとゴードン) 2. 雪が降る 3. サン・トワ・マミー (以上、アダモ) 4. 明るい表通りで (ルイ・アームストロング) 5. 悲しきクラウン (ニール・セダカ) 6. Jesus Is Just Alright (The Doobie Brothers) 7. 少年は南へ (頭脳警察) 8. N’est-Ce Pat Merveilleux (アダモ) 9. It Might As Well Be Spring (Sarah Vaughan) リクエスト曲は、5.酋長Kobaさん。6.座波ソーメンさん。7.ウィンカー・ダッソーネさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.はバレンタインデーが近いということで、ベルギー・チョコレートの有名メーカーの名前にもなっている Godiva (ゴディヴァ) がタイトルに使われているこの曲を。英語での発音は「ゴダイヴァ」です。2.3.&8.はそのベルギー育ちのアダモの曲を。特に2.は木曜日に東京に雪が降ったということで。4.はこの日が今朝ドラで放映中の「カムカム・エブリバディ」に出演中の川栄李奈の誕生日(1995.2.12生,27歳)で。彼女の役名「ひなた」はこの曲のタイトルから取ったというわけです。9.は春も近い今日この頃にふさわしい曲を。 以上です。次回もよろしく。
2022.02.18
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“Il Silenzio (夜空のトランペット)” by Nini Rosso 1965 ずいぶん前のことになってしまいましたが、今度こそちゃんとしたタコのアヒージョをと、挑戦しました。 今回はタコ自体が小振りで、比較的柔らかいものだったので、問題なく美味しくできました。タコ以外の中身も、ブラウン・マッシュルームやズッキーニが手に入ったので、充実感はあったと思います。 テーブルにカセットコンロを出して、鍋料理のようにみんなでつつくことにしたのも正解でしたね。 60年代に、ニニ・ロッソのトランペットが流行りましたが、何と言っても『夜空のトランペット』は大ヒットでした。ジョルジュ・ジューバンという人もいました。同じ曲を競作の形で売ってましたよね。テナーサックスの、サム・テーラーとシル・オースチンが同じような関係でしたっけ。 この辺のものも、たまに聴くと悪くないですね。余生に聴くにふさわしいということなのかしら。 “Il Silenzio (夜空のトランペット)” by Nini Rosso 1965 『夜空のトランペット』by Georges Jouvin 1965 ********** 12月8日。毎年この日がやってきます。真珠湾攻撃の日。ジョンが射殺された日。 しかし、世界はどうしてこうも軍国主義が台頭してしまったのか。 わが国では、この日に「敵基地攻撃能力」の話なんかしているやつらがいる。何としても戦争が起こらないようにするという話ならわかるが、戦争になりそうな時にどうやって攻撃するかという話だとすると、それはもう「戦争は起こる」という前提に立っていることになる。この発想では当然軍備拡張ということになってしまう。 核兵器禁止条約に調印しないという話もそうだが、防衛装備品と称して兵器武器を大量に買い付け、さらに軍事費は増え続けるばかり。いつからこの国は軍事優先国家になってしまったのか。 為政者には、まずは核兵器禁止条約に調印し、率先して世界を軍縮に導いて行くくらいの気構えを持ってもらいたいものだ。 射殺されたジョンに、今の世界の状態を何て説明したらいいんだろう。 ********** 12月4日の穴沢ジョージの “Good Old Music” のオンエア曲です。1. White Christmas (Otis Redding) 2. トランジスター・シスター (Freddy Cannon) 3. Eight Miles High (バーズ) 4. いつも心に太陽を (ルル) 5. 愛しのルネ (Southside Johnny) 6. I’m Old Fashioned (Cassandra Wilson) 7. Love of My Life (Frank Zappa) 8. 夜空のトランペット (ニニ・ロッソ) 9. 霧のカレリア (スプートニクス) 10. 恋の芽ばえ (シェリー・フェブレー) 11. 肩にもたれて (ナンシー・シナトラ) リクエスト曲は、4.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.はもちろんクリスマス月に入ったので。定番です。2.&3.と5.&6.はこの日が誕生日で。2. Freddy Cannon 1936.12.4生,85歳。3. Chris Hillman (バーズのベーシスト) 1944.12.4生,77歳。5.サウスサイド・ジョニー1948.12.4生,73歳。6.カサンドラ・ウィルソン1955.12.4生,66歳。みなさん、Happy Birthday! 7.はこの日がフランクザッパの命日(1993.12.4没,享年52)で。僕の好きなアルバム Cruising with Ruben & The Jets の中から1曲。8.&9.は1965年のこの時期に日本でヒットしていた曲。10.&11.はエンディングにふさわしい女性ヴォーカルを。 では、次回もよろしく。
2021.12.10
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“Soyons Sages (恋はおとなしく)” by France Gall 1964 一昨日 (月曜日) の夜、病院から帰るとき、運転していた車の車内にいきなりムワッと暑苦しい空気が充満し、あれれどうしたんだろうと思ったら、エアコンの設定温度に合わせて、冷房ではなく暖房が効いてしまったというわけでした。今時はオートエアコンだからね。 日中はずっと30度以上だったし、日が暮れてからも27度くらいが普通だったので、設定温度26度で暖房が効くとは、一体外気温はどうなっているのだろうと温度計を見ると、23度。 因みに、今度来た車 (中古車ですが) は、外気温の表示が小さいんですよね。最初まさか23度とは思わず、いつものように27~28度くらいはあるだろうと思って見たので、大変驚いてしまった。 けれど、もう10月も半ばを過ぎているので、むしろ当然のこと。いつまでも真夏なわけはありませんよね。 というところで、秋が来ました。 購入以来2度目の給油。実燃費を計ってみました。 一度残波岬まで行ったせいか、前回よりだいぶ延びました。ハイブリッド車でもないし、中古の 1200 C.C 大衆車は、こんなもんですかね。 ********** フランス・ギャル、バラードもなかなかいいですね。 “Soyons Sages (恋はおとなしく)” by France Gall 1964 ********** 10月16日の穴沢ジョージの “Good Old Music” のオンエア曲です。1. Moonlight Serenade (The Rivieras) 2. It Was Moonglow (The Capris) 3. Moonlight on the Beach (The Lewis Sisters) 4. 恋はおとなしく 5. Nounours (以上、フランス・ギャル) 6. Alfie (ディオンヌ・ワーウィック) 7. Ready Teddy 8. Teddy Bear (以上、エルビス・プレスリー) 9. Drummin’ Man (ジーン・クルーパー) 10. 星影のステラ (Kenny Drew Trio) 11. Don’t Go to Strangers (Etta Jones) 12. Dream (Etta James) リクエスト曲は、6.酋長Kobaさん。7.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.~3.は、この数日ちょうど月明かりがきれいだったので。4.&5.は「ごめんなさいコーナー」で、前の週に時間がなくてあまりかけられなかったフランス・ギャルのプチ特集の続きを。8.は、7.に合わせたテディベアーつながりで。9.~11.はこの日が命日の3名。順に9.ジーン・クルーパー(1973.10.16.没,享年64)で、10.アート・ブレーキー(1990.10.16.没,享年71)、11.エッタ・ジョーンズ(2001.10.16.没,享年72)。12.は、11.と同じ名前の Etta。おなじみの Etta James です。 以上。次回もよろしく。
2021.10.20
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“Panse a Moi” by France Gall 1963 フランス・ギャルの “Panse a Moi (パンス・ア・モワ)” って聴いたことありますか。 こんな曲です。↓ “Panse a Moi” by France Gall 1963 当初は ’64年の発表だと思っていましたが、きちんと調べた結果どうやらファースト・シングルの B面の曲ということで、デビューの年 ‘63年のもの。とても驚いてしまいました。 日本での最初のヒットは ‘65年9月のあの『夢見るシャンソン人形』ですからね。弱年齢層向けの歌を歌う可愛い女の子というイメージが定着していましたから。 尤も、‘64年3月の『審判のテーマ (J'Entends Cette Musique)』で我が国でデビューしたときから知っていたファンにとっては、かわい子ちゃんイメージの方が違和感があったかもしれませんね。 “Panse a Moi”、初めて聴くという人でも、このリズムと曲調はどこかで聴いたことがあるぞと思ったのではないでしょうか。 はい、そうですね。ご存知デイブ・ブルーベックの “Take Five (テイク・ファイブ)” ですね。 5拍子の曲を書くとすると、どうしてもあの有名なフレーズが下敷きになるのは仕方ないとしても、この “Panse a Moi” は、アレンジもバックの演奏もレベルが非常に高いと思うのです。 フランス・ギャルは、’64年にはジャズオルガンをフィーチャーした “Jazz à gogo” の中で見事なスキャットを聴かせてくれているし、こういう曲を十分歌いこなせていたということは、最初から歌が上手かったと言ってよいのではないでしょうか。 初期にこういう曲を歌った背景には、フランスの音楽シーンにおいて、1950年代から60年代にかけて、ジャズの地位が高かったことがあるでしょうね。 1965年の秋に我が国で流行った『夢見るシャンソン人形』を10月9日のラジオでかけようと思ったら、ちょうどこの日はフランス・ギャルの誕生日でした。 僕は基本的に、物故者の誕生日に合わせて曲をかけることはしないことにしているのですが、この日は例外的にフランス・ギャルのプチ特集をしましたが、あまりたくさんかけられませんでした。次回も続きをやりたいです。 ********** 家族で残波岬(ざんぱみさき)~真栄田岬にドライブに行って来ました。 ↓残波岬の灯台 ********** 10月9日の穴沢ジョージの “Good Old Music” のオンエア曲です。1. 夢見るシャンソン人形 (フランス・ギャル) 2. 涙くんさよなら[日本語] (ジョニー・ティロットソン) 3. Help! (ビートルズ) 4. A Song for You (レオン・ラッセル) 5. Nobody Knows the Trouble I’ve Seen (ルイ・アームストロング) 6. I Say a Little Prayer (ディオンヌ・ワーウィック) 7. It’s Not Unusual (Tom Jones) 8. Can’t Take My Eyes Off of You (フランキー・ヴァリ) 9. Panse a Moi 10. すてきな王子様 (以上、フランス・ギャル) リクエスト曲は、6.酋長Kobaさん。7.なんくるタイムの洋子さん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.~3.は1965年のこの時期に日本で流行った曲。1.から順に9500万人のポピュラーリクエストの3位、2位、1位。4.5.&8.は「ごめんなさいコーナー」で、前の週に聴き比べをしたいと言ったのに時間がなくてかけられなかった4と、指定されたバージョンでないものをかけてしまった5、そして9/11のラストナンバーで最後までかけられずに尻切れとんぼになってしまった8、以上ごめんなさいです。1.9.&10.はフランス・ギャルのプチ特集。たまたまこの日は彼女の誕生日(1947.10.9生, 2018.1.7没)で、本来ならば物故者の誕生日に特集はしませんが、特別にさせてもらいました。 以上。次回もよろしくお願いします。
2021.10.15
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“Viva La Pappa Col Pomodoro” by Rita Pavone 1965 この数年ちゃんと庭をやっていなかったので、わずかながらも畑にして野菜を作ろうと、まずは買ってあったイタリアンパセリと普通のパセリの種を蒔いたんです。 しばらくして順調に芽が出てきた頃に、耕した部分の端の方にツルナがどんどん生えてきて、いつの間にか、ツルナ畑の中にイタリアンパセリと普通のパセリがあるというような格好になってしまいました。 ツルナは毎年2~3回庭のあちこちに出て来て、大変重宝しているのですが、今回の場合は、偶然とは言え畑を与えられた格好で、いつにも増して実に元気良く、我が物顔で繁茂しているのが笑えます。 そのツルナ畑に2本、ミニトマトが実生で生えていたのを放置しておいたんですが、随分元気に育って、ついに身をつけ始めました。それで一応支柱も立てたんですよね。 通常実生のミニトマトは、実を付けてもあまりにも小さくて皮も硬いので、食用には適さないですよね。これをマイクロトマトと呼んで、サラダなどに使うこともあるようですから、今回生えて来た2本もそのようなものとして使っても良いだろうと思っていたところ、そのうちの1本が随分立派なミニトマトの実を付け始め、遂に一つ赤く熟した実を収穫しました。 先ほど気になって「マイクロトマト」を一応検索して調べたら、「2000年ごろから市場に流通し出した新しい品種のトマト(たべるご)」だそうです。ということは、僕はまだマイクロトマトを食べたことがないということになります。食べてみたい。 トマトといえばどうしてもこの曲↓が頭に浮かんでしまうんですよね。リタ・パヴォーネ! “Viva La Pappa Col Pomodoro” by Rita Pavone 1965 “トマト・ジュース乾杯!! ” by 槇みちる 1965 ********** ハワード・グリーンフィールドは1936年3月15日生まれで、1986年の3月4日に49歳で亡くなっていて、3月13日生まれのニール・セダカと共に3月はこの二人に縁があるということで、急遽、3月を「Sedaka・Greenfield 月間」として、ラジオで毎週特集しようと思い立ったのは良かったんですが、すでに20日。でも、13日に一応ニール・セダカ特集をしたので、これと合わせて3回やることになるので、まあいいか・・・。などと、自分に言い聞かせつつ、今回は2曲だけ流したので、最終週の来週はちょっと多めにやらせてもらいます。 そして、予告。次回のブログには “You Mean Everything to Me” について書きます。 ********** 3月20日の穴沢ジョージの “Good Old Music” のオンエア曲です。1. In My Room 2. Little Honda (以上、ビーチ・ボーイズ) 3. ジョニー・エンジェル (雪村いづみ) 4. ジョニー・エンジェル 5. 悲しき足音 (以上、竹内まりや) 6. Here Comes the Sun (ビートルズ) 7. I, Who Have Nothing (ベン E. キング) 8. Blues for Hawaiians (チャック・ベリー) 9. You Mean Everything to Me (ヘレン・シャピロ) 10. Venus in Blue Jeans (Jimmy Clanton) リクエスト曲は、6.座波ソーメンさん。7.酋長Kobaさん。8.ウィンカー・ダッソーネさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は、穴沢選曲でした。1.&2.は4月からのオープニングテーマに使う曲の候補。どちらにするか検討中。3.4.&5.は、この日が雪村いづみさん(1937.3.20生,84歳)と竹内まりやさん(1955.3.20生,66歳)の誕生日で。Happy Birthday! (因みに3.&4.は本日の聴き比べ)。9.&10.は、ニール・セダカ(作曲)&ハワード・グリーンフィールド(作詞)のコンビによる作品特集。 以上。次回もよろしく。
2021.03.22
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“Tous Mes Copains (おセンチな17才)” by Sylvie Vartan 1962 8月15日、シルビー・バルタンが76歳の誕生日でした。 あの『おセンチな17才』を歌っていたバルタンが、いつの間にかそんな歳になっていたんですね。 当然のように、ラジオでバルタン特集やりましたが、今回は今まで何度もかけている “Car Tu T’en Vas (私を愛して)” を敢えて封印しました。 なにしろシルビー・バルタンといえば、他にもオンエアしたい曲がたくさんあって、大ヒット曲からあまり知られていない曲まで、端から取り上げていたらきりがないので、まずは何度も流した曲はやめようと思ったのと、ヒット曲も少しはかけようと考えたというわけです。 そんな中、たぶん今回が2度目?になる “Tous Mes Copains (おセンチな17才)” を選曲してしまった。タイトルからはなかなか想像がしにくい「友」を歌った歌で、詩的かつ哲学的内容に驚く。これも名曲。 でも、やはり “Car Tu T’en Vas (私を愛して)” が一番好きな曲だろうなぁ。 前にも書いた気がするけど、ずっとフランス語のオリジナルだと思っていた。ところがこれには英語バージョンもあって、当時のLPにも収められているし、そもそも作詞作曲がフランス人ではないようなので、オリジナルについて色々調べてはみたものの、なかなか答えが見つからない。 原曲はカントリー&ウェスタンだという説もあって、当時バルタンが得意としていた英語の歌のカヴァーものだったと考えるのが一番適当にも思うけれど、フランス語のおさまりも良いので、彼女のために書かれた曲でフランス語と英語の両方を用意したものか、まだよくわかっていないのが歯がゆいところ。 ↓ミュージックライフ1965年3月号グラビア広告ページより この歌 “Car Tu T’en Vas (私を愛して)” については、2017年2月22日の日記でちょっと書きましたが、この時のビートルズが表紙のミュージックライフこれ↑です。あと2016年6月10日にも書いてます。 そうそうこれ↓も聴かねば。 “Tous Mes Copains (おセンチな17才)” by Sylvie Vartan 1962 ********** 8月15日の穴沢ジョージの “Good Old Music” のオンエア曲です。1. L’Homme en Noir 2. Tourne Tourne Tourne (以上、シルビー・バルタン) 3. Up up and Away (The 5th Dimension) 4. Sailing (シャドウズ) 5. Unchained Melody (クリフ・リチャード&ザ・シャドウズ) 6. Unchained Melody (ライチャス・ブラザース) 7. I’m Leaving It All up to You (Dale and Grace) 8. さよならデイト (梓みちよ&田辺靖雄) 9. Ja Oder Nein 10. おセンチな17歳 11. あなたのとりこ 12. アイドルを探せ (以上、シルビー・バルタン) リクエスト曲は、4.ウィンカー・ダッソーネさん。6.酋長kobaさん。ありがとうございました。 4.&6.以外は、穴沢選曲です。1.&2.と9.~12.は、この日がシルビー・バルタンの誕生日(1944.8.15.生,76歳)で。全部で6曲の特集でした。1.は “Oh, Pretty Woman” 2.は “Turn Turn Turn” のフランス語カヴァー。9.は『さよならデイト』のドイツ語によるカヴァー。 本日の聴き比べは5.&6.と、7.8.&9でした。 それでは、次回もおたのしみに。
2020.08.19
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“Vien Sur La Montagne (Go Tell It on the Mountain)” by Marie Laforêt 1964 11月2日、マリー・ラフォレさんが80歳で亡くなりました。 「太陽がいっぱい」で、ちょっと憂いを含んだ美しいお顔と綺麗なお姿を拝見した時、この世のものとは思えないと感じたものでした。当時の僕らにとっては、こういうこの世のものとも思えない人が何人もいましたけど、そのうちの一人でしたね。 ご冥福をお祈りします。 マリー・ラフォレは、映画の中でギターを弾きながら歌っていたシーンがあったのは覚えていますが、その後歌手としてもかなり活躍していましたよね。 ちゃんとした音源を手に入れたのは随分経ってからでしたが、60年代当時のいわゆるカヴァーものには面白いものがあります。 “Go Tell It on the Mountain” のフランス語版がなかなか楽しい仕上がりになっているので、こちらを聴いて、在りし日をしのびましょうか。 “Vien Sur La Montagne (Go Tell It on the Mountain)” by Marie Laforêt 1964 名護のカフェで飲んだエスプレッソ、大変美味しゅうございました。 ********** 11月9日の穴沢ジョージの “Good Old Music” のオンエア曲です。1. Marie Douceur, Marie Colère 2. Vien Sur La Montagne (Marie Laforêt) 3. Bend Me Shape Me (American Breed) 4. Loving You (エルビス・プレスリー) 5. While I Dream (ニール・セダカ) 6. 喪服の女 (ホリーズ) 7. 500マイルも離れて (ピーター・ポール&マリー) 8. When You and I Were Young, Maggie (Sydney Bachet) 9. Walk Away (マット・モンロー) 10. 枯葉 (イヴ・モンタン) 11. Angel (The Marvelettes) リクエスト曲は、4.後ろ姿ハタチのおばあタカちゃんさん。5.パンの耳大好きさん。6.与那原コスモスの西銘さん。7.座波ソーメンさん。8.ウィンカー・ダッソーネさん。9.酋長kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は、すべて穴沢選曲です。1.&2.は、マリー・ラフォレさんの訃報に際して。3.は、この日がアメリカン・ブリードのドラマー、リー・グラツィアーノの誕生日だったので(1943.11.9生,76歳)。10.は、この日がイヴ・モンタンの命日だったので(1991.11.9没,70歳)。11.最後は元気の出る歌声で。 以上、お聴きいただきありがとうございました。
2019.11.13
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“Zingara (涙のさだめ)” by Bobby Solo 1969 2月24日行われた辺野古埋め立ての是非を問う県民投票。結果はみなさんご存知の通りですが、翌日の首相のインタビューで最初に発せられた「今回の県民投票の結果を真摯に受け止め」ると言いながら、すぐに基地移転は「これ以上先送りすることはできない」と、前後のつじつまが合わないことを述べて平然としていましたね。 ちょっと考えたんだけど、つまり彼は「真摯に」の意味がわかっていないのではないだろうか。なにしろ「云々」を「でんでん」と読んでしまうくらいだから、そういうこともあろうかと思う。もはや、自分でも何を言っているのかわからずに、ついしゃべってしまうということなんだね。 そもそも、今回の基地移転の話は、「そっちの基地が危ないから、こっちに基地作るので、どうぞ米軍さん、使ってください」って、日本のお金で米軍の新基地を、沖縄県民の反対を押し切って、しかも美しい海を埋め立てて作ろうという、とんでもない「思いやり」に溢れた日本政府の最悪の構想なのですよ。 おそらく、後々返還されたら「我が軍が使える」などと、あの三代目の頭の中にはあるかもしれません。ああ、嫌だ嫌だ。 ********** ボビー・ソロがサンレモ音楽祭で1965年と69年の2度優勝していますね。’65年は『君に涙とほほえみを(Se piangi se ridi)』’69年は『涙のさだめ(Zingara)』、どちらも名曲です。前者は、あのニュー・クリスティ・ミンストレルズ、後者は、イヴァ・ザニッキがボビー・ソロと共演でしたね。 思えば、サンレモ音楽祭は、’60年代がピークで、イタリア人と外国人に同じ歌を歌わせるやり方も楽しかったですよね。イヴァ・ザニッキはイタリア人ですが。 “Zingara (涙のさだめ)” by Bobby Solo 1969 “Zingara (涙のさだめ)” by Iva Zanicchi 1969 ********** 2月23日の穴沢ジョージの “Good Old Music” のオンエア曲です。1. Go Away Little Girl (Steve Lawrence) 2. It’s Too Late (キャロル・キング) 3. See You in My Drums (シャドウズ) 4. Ain’t That Cute (Doris Troy) 5. Sometime in the Morning (モンキーズ) 6. ほほにかかる涙 7. 涙のさだめ (以上、ボビー・ソロ) 8. この胸のときめきを (ダスティ・スプリングフィールド) 9. Io che non vivo sense te (Pino Donaggio) 10. 花咲く丘に涙して (ウィルマ・ゴイク) 11. あこがれはいつも心に (ジリオラ・チンクエッティ) リクエスト曲は、5.カタママさん。6.茂さん。リクエストありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~4.は、2月に入ってからかける予定だったけれど、ボツになった曲特集。4.~11.は、先週に引き続き、2月恒例のサンレモ音楽祭特集第2弾。今回も優勝曲、入賞曲織り交ぜてお届けしました。なお、9.は10.の翌年、英語によるカヴァーでヒット。 以上、今回もお聴きいただきありがとうございました。次回もよろしく。
2019.02.27
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“Here’s to You (勝利への讃歌)” by Joan Baez 1971 映画音楽の巨匠、フランシス・レイさんが11月7日に亡くなりました。86歳でした。 11月10日がエンニオ・モリコーネさんの90歳の誕生日で、ラジオで何曲かかけようと思っていた矢先の訃報で、急遽「プチ映画音楽特集」をやりました。 男と女、パリのめぐり逢い、個人教授、白い恋人たち、雨の訪問者、ある愛の詩・・・。フランシス・レイの音楽はどれも印象的で、映画と切っても切れない存在でしたね。 ご冥福をお祈りします。 そういえば、エンニオ・モリコーネさん、僕らの若い頃はエンリオ・モリコーネって呼んでましたよね。どこ見てもエンリオって書いてあったし、ラジオでもそう言ってました。 でも、正しくは Ennio なので、いつの間にか訂正されていたんですね。随分長い間間違えて覚えていましたよ。 ********** 結構大手の部類に入ると思われる眼鏡チェーン店で、メガネを新調しました。 あの眼鏡○場ですよ。 紛らわしいことに沖縄にはメガネ1番というチェーン店があって、発音はかなり近いですよね。市場と1番。 老眼鏡の方ではなく、普段使いの眼鏡ですが、常にかけていなくてはならないというほど目が悪いわけでもないけれど、持っていると場合によっては都合が良いという程度。 初めて作ったのが8年前で、6~7メートルくらいの距離が少しぼやける感じがして、とても不安になり、眼鏡○場に駆け込んだら、遠視の眼鏡が必要と言われたんですよね。 その時作ったものが随分傷だらけになったので、今回の新調と相成ったわけです。 デザインは今までのと同じものがいいかと思っていたんですが、もう作っていないということで、店内を探しまくったんですが、なかなか気に入ったのが見つからない。 それで、なんとなく隅の方に地味なデザインの眼鏡が並んでいるのに気づいて、そばに行ってみたら、「文豪なんとか・・・」って書いてある。しかも、大正昭和の有名作家の名前が。 太宰治、芥川龍之介、中島敦、坂口安吾、国木田独歩、そしてそこには織田作之助の名前も見える。全部でどれくらいあったか正確には覚えていませんが、後2つくらいはあったような。 「文豪なんとか・・・」は、正確には「文豪ストレイドッグス」でした。 それで結果はみなさんのご推察の通り、織田作之助を買いました。 ↓眼鏡とケース、オマケの眼鏡拭きです。 「文豪ストレイドッグス」という漫画があったことを僕は全く知らなかったので、別に抵抗なく買えましたけど、あとでちょっとアニメを見たら、結構若者向けでした。でも、メガネは地味なもんです。当然。 映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」コラボメガネ 【迷ヰ犬達ノ眼鏡】 ********** 11月10日の穴沢ジョージの “Good Old Music” オンエア曲です。1. さすらいの口笛 (エンニオ・モリコーネ) 2. 勝利への讃歌 (ジョーン・バエズ) 3. ある愛の詩 (アラン・ドブレー楽団) 4. Paris Les Autres (フランシス・レイ) 5. Hold My Hand 6. With a Girl Like You 7. Cheese and Onions (The Rutles) 8. Cone and Get It (Bad Finger) 9. Laughing (David Crosby) 10. 恋はみずいろ (ヴィッキー) 11. ダンス天国 (The Walker Brothers) 12. 孤独の世界 (P.F. スローン) リクエスト曲は、9.ミスターコーラさん。10.シュガーさん。リクエストありがとうございました。 上記以外は 穴沢選曲です。1.&2.は、この日がエンニオ・モリコーネの誕生日で。1928.11.10生(90歳)。1.は夕陽のガンマン、2.は死刑台のメロディーのテーマ曲。3.&4.は、11月7日に亡くなったフランシス・レイの追悼で。 5.~7.は、テレビ映画 “All You Need Is Cash” よりラトルズの名曲3連発。8.は映画「マジック・クリスチャン」のテーマ。11.&12.は学園祭シーズンに思い出す曲。 以上です。お聴きいただきありがとうございました。次回もよろしく。
2018.11.14
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“Hier Encore” by Charles Aznavour 1964“Yesterday When I Was Young” Dusty Springfield 1969 シャルル・アズナブールはボブ・ディランに似ている。 ・・・なんていったら、「はあ?」って思われそうですが、ある時彼の『帰り来ぬ青春』を聴いていて、ふと、ディランの若い頃の歌い方みたいだなあと、思ったんですよね。 それで、アズナブールは、特に若い頃はディランみたいな歌い方で、フランスのボブ・ディランと呼んでもおかしくないし、二人の、メロディーを無視したようなつぶやくような歌い方の曲を、普通に譜面に起こしてしっかり歌ったら、実に美しいメロディーの曲が出来上がる。その一例が、ディランの場合、『風に吹かれて』をPPMが歌うとああいう感じになって、アズナブールの場合、『帰り来ぬ青春』を例えばダスティ・スプリングフィールドが歌うと、あんな風になると、番組で説明したんです。 それで、僕がそう思ったのはたまたま個人の感想にすぎないかと、この話はこれで終わるところだったんですが、一応念のため、同じようなことを考えている人間がいるかもしれないと、「アズナブール ディラン」でネット検索してみたら、あらら・・・。 知らない事実が次々と。 あるインタビューで「アズナヴールのファンになったのは62年だった。きっかけは映画の『ピアニストを撃て』だった。あの映画は何度も観た。63年に彼がカーネギーホールでコンサートを開いたときは、並んでチケットを買った。長い行列ができたが、先頭は俺だった」と語ったとか、Wikipedia には「ボブ・ディランは1998年の世界ツアーで、シャルルの『Les Bons Moments (The Times We've Known)』を取り上げた」などと出てくるではないか。 なるほど、ディランがアズナブールに似た歌い方なのは、偶然とかではなく、ディランのアズナブールに対する憧れからだったのかと合点が行ったような次第です。 ディラン節はアズナブール節が元祖だったとは。 ああ、まだまだ知らないことだらけだ。 そうだ、いつか幻泉館主人さんがずっとディランのこと書いていたけど、多分アズナブール とのことも出てきたかもしれないなあ。あとで見てみよう。 “Hier Encore” by Charles Aznavour 1964 “Yesterday When I Was Young” Dusty Springfield 1969 ********** 10月13日の穴沢ジョージの “Good Old Music” オンエア曲です。1. Sweet Talking Guy (シフォンズ) 2. Out of Time (クリス・ファーロー) 3. Question ’67 & ’68 (シカゴ) 4. 早くうちに帰りたい (サイモンとガーファンクル) 5. Nowhere Man (ビートルズ) 6. Burning Bridges (Jack Scott) 7. 帰り来ぬ青春[仏語] (シャルル・アズナブール ) 8. 帰り来ぬ青春[英語] (ダスティ・スプリングフィールド) 9. Walking in the Sand (Shangri-Las) 10. Welcome Home Baby (シレルズ) リクエスト曲は、5.座波ソーメンさん。6.ミスター・コーラさん。7.ウィンカー・ダッソーネさん。リクエストありがとうございました。 上記以外は 穴沢選曲です。1.9.&10.は、元気の出るガールグループの曲を。2.~4.誕生日特集。クリス・ファーロー(1940.10.13生)、シカゴのピアニスト&ボーカルのロバート・ラムさん(1944.10.13生)、ポール・サイモンさん(1941.10.13生)、Happy Birthday ! また、7.&8.は、アズナブール 追悼としての意味も込めて、仏語・英語でお届けしました。 以上、お聴きいただきありがとうございました。次回もよろしく。
2018.10.20
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“天使のためいき (Nous ne sommes pas des anges)” by France Gall 1966 穴沢ジョージの “Good Old Music” 1月13日のオンエア曲です。1. Cold Cold Winter (Jean & the Statesides) 2. It’s Cold Outside (The Choir) 3. Blue Winter (コニー・フランシス) 4. 初めてのバカンス 5. 夢見るシャンソン人形 (以上、フランス・ギャル) 6. Crossroads[Live at Fimore] (Cream) 7. Beautiful Dreamer (John Leyton) 8. South Bay Surfer (The Beach Boys) 9. Oh Suzanna (コニー・フランシス) 10. 涙のシャンソン日記 11. 天使のためいき 12. アニーとボンボン (以上、フランス・ギャル) 5.&6.がリクエスト曲。5.杏さん。6.座波ソーメンさん。リクエストありがとうございました。 1.~4.と7.~12.が穴沢選曲。1.~3.は、寒い日にふさわしい曲。4.&5.と10.~12.は1月7日に70歳で亡くなったフランス・ギャルの特集。7.~9.は1864.1.13が命日のスティーブン・フォスターの作品。8.は『スワニー河』のメロディーにビーチボーイズが歌詞をつけました。 次回もよろしく。 ********** フランス・ギャルさんが亡くなりました。70歳。乳がん。 心からご冥福をお祈りします。 日本で『夢見るシャンソン人形』が流行ったとき、僕はもう高校生だったので、中学生で出会ったシルビー・ヴァルタンの時のような興奮はなかったけれど、その後連発するヒット曲がどれもなかなかいい曲だなあと、感心したものだった。 今でこそゲンズブールとの関係とか有名だけれど、当時は何もわかっていなかった。 それにしても、あのフランス・ギャルがもう70歳になっていたとは。 自分と同世代だとは思っていたけれど、何となく年上な感じがしなかった。 あの声であの歌い方だから、どうしても若く思えたのも無理からぬところではあるけれど、大人になってからの活躍も知らずにいたので、失礼なことをしたなあと、ちょっと申し訳ない気持ちです。 どの歌が一番好きかと聞かれたら、ちょっと困る。 『天使のためいき』かな。『すてきな王子様』でしょうか。いや、やっぱりあの『アニーとボンボン』ですかね。 『天使のためいき』 『すてきな王子様』『アニーとボンボン』
2018.01.16
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“Comme d’Habitude” by Claude François 1967 みなさん、ごぶさたしてすみません。先週の土曜日は台風22号が来て、放送がお休みになりました。したがって、こちらにも何も書かずに、2週間が過ぎてしまったのです。でも、それはやっぱり言い訳でしょう。書くのはもっと前にできたはずですからね。どうもすみません。10月21日はマンフレッド・マンの誕生日だったので、“穴沢ジョージの Good Old Music” では、プチ特集をしました。あと、スティーブ・クロッパーとシカゴのトランペット吹き Lee Loughnane も誕生日でしたので、1曲ずつかけました。それから、ヤキトリ魔人さん持ち込み企画による「この歌、実はオリジナルはこんな曲」を3曲かけました。お送りした曲は次の通り。1. Do Wah Diddy Diddy (マンフレッド・マン) 2. Green Onions (Booker T. & the MG’s) 3. Saturday in the Park (Chicago) 4. 恋はこれっきり (クリフ・リチャード) 5. つばめのように (ジリオラ・チンクエッティ) 6. さらばジャマイカ (ハリー・ベラフォンテ) 7. いつものように (クロード・フランソワ) 8. Je t’appartiens (ジルベール・ベコー) 9. 忘れじの面影 (シャルル・アズナブール) 10. This I Swear (The Skyliners) 11. Come Tomorrow (マンフレッド・マン) 4.~7.がリクエスト曲。4.小禄の新垣さん。5.南城市のたまちゃんさん。6.シュガーさん。7.ヤキトリ魔人さん。リクエストありがとうございました。 1.~3.と8.~11.が穴沢選曲。1.&11.はマンフレッド・マンの誕生日。1940.10.21.生、77歳。2.はスティーブ・クロッパーの誕生日。1941.10.21.生、76歳。3.は Lee Loughnane さんの誕生日。1946.10.21.生、71歳。Happy Birthday! 8.&9.は、7.にリクエストをくださったヤキトリ魔人さんの持ち込み企画を即実行。リクエスト曲の7.は “My Way”、8.が “Let It Be Me”、9.は “She” のそれぞれ原曲のシャンソンです。 以上、次回もよろしくお願いします。 ********** 久しぶりに台風がやって来て、大変でした。 この辺のことも含めて、次回ちゃんと書きますので、今日はご勘弁を。 “My Way” のオリジナルはこちら↓↓↓です。 “Comme d’Habitude (いつものように)” by Claude François 1967
2017.11.04
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“Les Champs-Elysées (オー・シャンゼリゼ)” by Joe Dassin 1969 テニスの全仏オープン、シングルス男子はナダルが優勝。これは順当かな。女子はラトビアのオスタペンコさん。こちらは、ノーシードからの優勝。驚きましたね。でも、どんなボールでもとにかく打ち込んでゆく姿は、見ていて気持ちよかったです。まだ二十歳になったばかりですから、これからが楽しみですね。去年は大坂なおみさんに1回戦で負けているので、年齢からいっても、来年は大坂さんの番かな。というわけで、“穴沢ジョージの Good Old Music” では今回も後半にプチフランス特集をお届けしました。お送りしたのは次の12曲です。 1. ラ・パロマ (Edmundo Ros & His Orchestra) 2. 泣かずにいられない (レイ・チャールズ) 3. 君が好き (坂本九) 4. 恋の砂文字 (ディック・ミネ) 5. ライオンは寝ている (トーケンズ) 6. Spanish Harlem (Ben E. King) 7. そよ風に乗って (マージョリー・ノエル) 8. オー・シャンゼリゼ (ジョー・ダッサン) 9. Grands Boulevards (イヴ・モンタン) 10. Ces Bottes Sont Faltes Pour Marcher (アイリーン) 11. Les Framboises (ストーヌ) 12. L’Homme En Noir (シルビー・バルタン) 5.~7.がリクエスト曲。5.さくらさん。6.糸満のワーナーさん。7.座波ソーメンさん。 1.~4.&8.~12.が穴沢選曲。1.は鳩をよく見かけるので。2.~4.は命日特集。3.は作曲の中村八大。4.の原曲は、もちろん、“Love Letters in the Sand”。録音した年がはっきりしませんが、1930年代前半であることは間違いなし。若き日のディック・ミネ、いいね。7.~12.が今回のプチフランス特集。8.&9.は、パリの大通りを歌った歌。10.~12.は前回同様フランス版カヴァーポップス。元歌は英語です。9.はナンシー・シナトラの “These Boots Are Made for Walkin’(にくい貴方)” 10.が ビーチ・ボーイズの “You’re So Good to Me”。11.はロイ・オービソンの “Oh, Pretty Woman”。 以上。次回もよろしくお願いします。 ********** 初めてジョー・ダッサンの『オー・シャンゼリゼ』を聴いたのは、1969年に発売されてすぐだった。あの当時の世相に見事に逆行するような、その明るいメロディーと弾むリズムが妙に気に入って、この曲の入った LP を買い、よく聴いた。 この曲に対してはいくつかの誤解があった。 まず、日本語のタイトルと曲中に繰り返される「♪ オー・シャンゼリゼ・・・」の「オー」は、てっきり感嘆詞の「オー」つまり “Oh!” だとばかり思っていた。実際にはフランス語の「前置詞+冠詞」の “aux (発音:オ)” だった。 だから、途中のリフレインの歌詞としては次のように表示されるわけですね。 ♪ Aux Champs-Elysées, aux Champs-Elysées シャンゼリゼ大通りには シャンゼリゼ大通りには でも、これに関しては、後に訳詞が付けられた時にも、「オー」は感嘆詞として解釈され歌われたであろうと推測されますね。「♪ オー・シャンゼリゼ・・・」「おお、シャンゼリゼよ!」っていう感じでね。 まあ、これはこれで間違っているということでもなくて、たまたま発音が同じだったものを当てはめることができた例だと思えば良いわけですね。 もう一つ。これが元々イギリス人の手による英語の歌だったということ。 これを知ったのはずいぶん経ってからだったが、大変な衝撃だった。 何しろこんなにパリの風景とマッチしたメロディーが、英国製だったとは! 1968年に Jason Crest というバンドの “Waterloo Road” という歌が原曲だった。 当然歌詞は英語で、その「ウォータールー・ロード」を「シャンゼリゼ」に置き換えて、あたかもそちらが本家であるかのようなフランス語の歌にしてしまったところが素晴らしい。このアイディアは大したものだ。 でも、それもこれも原曲の良さが前提であることを忘れてはいけないかな。 そういえば、元はシャンソンだった曲に英語の詞をつけて、見事に成功している曲もたくさんありますからね。 では、聴いてみましょうかね。アレンジも似てます。 “Waterloo Road” by Jason Crest 1968 “Les Champs-Elysées” by Joe Dassin 1969
2017.06.14
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“Marie Douceur, Marie Colère (優しいマリー、怒れるマリー)” by Marie Laforêt 1966 (Original : “Paint It Black” by the Rolling Stones) 6月に入りました。毎年のことですが、テニスの全仏オープンに合わせて、“穴沢ジョージの Good Old Music” では今年もプチフランス特集を後半にお届けしました。お送りしたのは次の12曲です。 1. たのしいバカンス (マンシー・シナトラ) 2. I Should Care (June Hutton) 3. 朝日のごとくさわやかに (June Christy) 4. In the Morning (The Bee Gees) 5. 太陽がいっぱい (サウンドトラック) 6. 悲しみの兵士 (シルビー・バルタン) 7. Bien Trop Timide (ジョニー・アリデイ) 8. はじめてのバカンス (フランスギャル) 9. 優しいマリー怒れるマリー (マリー・ラフォレ) 10. Fille ou Garçon (ストーヌ) 11. Baby Love (アニー・フィリップ) 12. A Garden in the Rain (コニー・フランシス) 4.~6.がリクエスト曲。4.ミスターコーラさん。5.サロン純の金城さん。6.さくらさん。 1.~3.&7.~12.が穴沢選曲。1.~3.は6月に因んで、“June” 特集。1.は原題が “June July and August”。2.&3.は名前が June なので。7.~11.がプチフランス特集。特に9.~11.は、フランス版カヴァーポップス。つまり英語の歌をフランス語に訳した歌詞で歌っています。9.は “Paint It Black” 10.が “Sloop John B” を元歌としています。内容はどちらも元歌を無視していますがね。11.はシュープリームスのタイトルのままで、中身も近いです。たぶん。 テニスの全仏オープン、錦織くんベスト8に残りました。マレーとの準々決勝、楽しみですね。 以上。次回もよろしくお願いします。 ********** 60年代前半に一世を風靡したいわゆるカヴァーポップスですが、これは日本だけのことでなく同じようなことが世界各地であったわけです。 特にフランスの場合、シルビー・バルタンによる何曲かは、日本でも紹介されましたし、色々と興味深いモノがあることはわかっていたつもりですが、2000年代に入って発売された “Femmes de Paris” のシリーズにこの辺りの素晴らしい楽曲が、何曲も紹介されていて楽しいです。 この “Femmes de Paris” の中古盤を、Vol.1から1枚ずつ買いはじめて、2枚目まで買ったところで、シリーズ Vol.1~3までと姉妹盤の “Gentlemen de Paris” を加えた4枚組のスペシャル・エディションが手に入ったんですよね。 4枚の CD の他に大きな1枚紙のポスターが入っていたぞと思ったら、ポスターの裏がきっちり全曲の歌詞カード。これは嬉しいサービスでした。 ラジオで今回かけた3曲『優しいマリー怒れるマリー (マリー・ラフォレ)』『Fille ou Garçon (ストーヌ)』『Baby Love (アニー・フィリップ)』は、“Femmes de Paris Vol.1” から選曲しましたが、マリー・ラフォレの『優しいマリー怒れるマリー』はストーンズの『黒くぬれ!』ですから最初に聴いたときはびっくりしてしまいましたね。 次の『Fille ou Garçon (ストーヌ)』は “Sloop John B” ですから、これにも驚いてしまいました。こういうものをフランス語で聴くのも楽しいです。 上の2曲はどちらも原曲とは無関係の歌詞をつけたようですが、3つ目の『Baby Love (アニー・フィリップ)』はシュープリームスのアレンジをきっちり踏襲していて、歌詞もかなり原曲に忠実だ(・・・と思います)。 Marie Douceur, Marie Colère (優しいマリー怒れるマリー)” by Marie Laforêt 1966
2017.06.07
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“悲しき慕情 (Moi Je Panse Encore a Toi)” by Sylvie Vartan 1963 (Original : “Breaking up Is Hard to Do” by Neil Sedaka 1963) 4月22日の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、全曲女性の歌声で、以下の10曲をお送りしました。ちょうどフィギュアスケートの国別対抗戦をやっていたので、英米仏日の順番で並べてみました。 1. Downtown (ペトゥラ・クラーク) 2. Tomorrow (Sandy Shaw) 3. Stand by Your Man (Tammy Wynette) 4. Darktown Strutter’s Ball (Alberta Hunter) 5. New York, New York (ライザ・ミネリ) 6. Fly Me to the Moon (Doris Day) 7. 春のときめき (マージョリー・ノエル) 8. 悲しき慕情 (シルビー・バルタン) 9. ヘロー・メリー・ルー (ザ・ピーナッツ) 10. ダンケ・シェーン (梓みちよ) 1.&2.イギリス。1.は、小禄の新垣さんからのリクエスト曲でもありました。 3.~6.はアメリカ。そのうち4.~6.がリクエスト曲。4.糸満ろまんさん。5.照屋のAちゃんさん。6.座波ソーメンさん。 7.&8.フランス。9.&10.日本。 番組の性質上、やはりどうしてもアメリカが多くなってしまうのは仕方のないところですかね。 以上。また次回もよろしく。 ********** 60年代前半に流行ったアメリカンポップスを日本語にして歌った、いわゆるカヴァーポップス全盛期には、フランスやイタリアでも同じようなことがあったわけで、特にシルビー・バルタンのフランス語版アメリカンポップスが大変よろしい。 手元にあるRCA2枚組10セットのCDの “Volume 1 1961-1964” の2枚と “Volume 2 1964-1967” の1枚目の合計3枚はすごいですよ。フランス語のアメリカンポップス満載です。それで、ところどころに『アイドルを探せ』のようなオリジナルの曲が混ざっていて、とても素晴らしい。実際には “Volume 3 1967-1971” にも入っていますが、オリジナルが断然多くなっていて、比率は完全に逆転しています。 どんなものかをご存じない方のためにも、とにかく一度聴いてもらいましょう。 ニール・セダカのオリジナルと比較してみましょうね。 “悲しき慕情 (Moi Je Panse Encore a Toi)” by Sylvie Vartan 1963 “Breaking up Is Hard to Do” by Neil Sedaka 1963
2017.04.26
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“Car Tu T'en Vas” by Sylvie Vartan 19646月4日の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、テニスのフレンチオープンに合わせて「フランス特集」をやりました。お届けした曲は次の10曲です。 1. 私を愛して (シルビー・バルタン) 2. 枯葉 (ジュリエット・グレコ) 3. 行かないで (ジャック・ブレル) 4. ミッシェル (ビートルズ) 5. 男の子と女の子 (フランソワーズ・アルディ) 6. L'Amerique (ジョー・ダッサン) 7. Infidèle (Les Copains) 8. Souvenirs Souvenirs (ジョニー・アリデー) 9. 天使のためいき (フランス・ギャル) 10. 恋は水色 (クローディーヌ・ロンジェ) 1.~5.はリクエスト曲。1.大度のブッチーさん。シルビー・バルタンなら何でもということで、僕の一番好きな曲を。2.小禄の新垣さん。シャンソンの大御所ジュリエット・グレコはタイムリーでした。3.糸満ろまんさん。オリジナルはやはり素晴らしいですね。4.シュガーさん。何曲かビートルズいただきましたが、フランス特集だったので。5.杏さん。フランソワーズ・アルディなら何でもというので、デビュー曲を。6.&7.はカヴァー物で、6.が "Yellow River" 7.が『浮気なスー』です。8.~10.はフレンチ、ポップスらしいところで選曲しました。以上、今回もお聴きいただきありがとうございました。 ********** シルビー・バルタンで最も好きな曲は、今まで黙っていましたが、“Car Tu T'en Vas (私を愛して)” ですね。英語版もあって、タイトルは "Since You Don't Care" です。 この曲は奥村チヨのデビュー曲 (漣健児の訳詞) でもありますが、今だから言いますけど、そちらも大好きでした。ミュージック・ライフで「和製バルタン」と紹介されていました。小さな写真でしたが、大変綺麗な人だなあと思ったものです。その流れで『ごめんねジロー』までは結構好きでしたね。 いわゆる歌謡曲が似合わない人だと今でも思っています。 "Car Tu T'en Vas (私を愛して)" by Sylvie Vartan "Since You Don't Care" by Sylvie Vartan
2016.06.10
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“Che Sarà (ケ・サラ)” by José Feliciano 197111月最後の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、8曲リクエストを頂き、番組の大半がリクエストタイムとなりました。お届けした曲は次の11曲でした。 1. Boogie Woogie Bugle Boy (The Andrews Sisters) 2. Mr. Bassman (Johnny Cymbal) 3. 幸せの朝 (クリフ・リチャード) 4. バーミンガム (ランディ・ニューマン) 5. ルイジアナ・ママ (ジーン・ピットニー) 6. I Will Follow Him (リトル・ペギー・マーチ) 7. 君の瞳に恋してる (フランキー・ヴァリ) 8. Born under a Bad Sign (Albert King) 9. Leader of the Pack (シャングリラス) 10. Juliet (The Four Pennies) 11. ケ・サラ (ホセ・フェリシアーノ)1.~8.がリクエスト曲。1.小禄の新垣さん。2.ケンちゃんの奥さん。3. ミスターコーラさん。4.糸満ろまんさん。5.旧友の tougei さん。6.杏さん。7.カタママさん。8.とっちさん。今回の "Good Old Black Musik"。みなさん、いつもありがとうございます。9.~11.が穴沢選曲。9.は、1964年の11月28日に全米 No.1 になったので。10.&11.は、久々に聴いてみたくなった曲でした。以上、次回に続くということで。 ********** 『ケ・サラ (Che Sarà)』という歌は、ホセ・フェリシアーノのヤツが一番だねって思っていたんですが、数年前にテレビで見た映画「毎日かあさん」のエンディングに使われていた木村充揮の歌にも心打たれました。実際、鴨志田穣さんが憂歌団が好きだったようなので、余計にふさわしかったということでしょうか。 いずれにせよ、この歌で二人を比較することは大変難しいですね。 などと思いながら、元々のサンレモ音楽祭で入賞した時のリッキとポーヴェリのライブ音源を聴いて、こちらもなかなか凄いと感じた次第です。 そもそもリッキとポーヴェリって、勝手に男女二人組だと思っていたんです。バックにコーラス隊が付いているんだとね。ところが実際には四人組で、しかも昔ラジオで聴いた時と全く違う。アルトの人とバスの人の声は魅力的だしね。こんなに厚みのあるコーラスグループだったとは。 皆さんも聴いてビックリしてくださいね。 “Che Sarà” by ホセ・フェリシアーノ “Che Sarà” by リッキとポーヴェリ “Che Sarà” by 木村充揮
2015.12.03
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“Moi Je Pense Encore A Toi (悲しき慕情)” by Sylvie Vartan 1962 8月15日は、シルビー・バルタンの誕生日でしたから、“穴沢ジョージの Good Old Music” としては、6曲ほど用意して特集するつもりでしたが、予期せぬ出来事が二つあって、結局番組の最後に3曲しかかけられませんでした。また、ウッドストックからも2曲ほど用意しておりましたが、こちらもかけられず。できれば来週、残務整理の形でお送りしたいと思っております。で、何が起こったかと申しますと、まずは沖縄のポップス界では著名なジョニー宜野湾氏が CD を持って局を訪れ、ちょうど時間的に番組に出られるというので、急遽出演をお願いしました。短い時間でしたが、楽しいお話が聴けました。それからもうひとつは、番組途中で、祭りの会場から中継が入ったこと。これらは仕方ないわけですが、ようするに思いどおりには行かないということですね。今回お送りした曲は、次の9曲です。 1. あっははははははは 2. 具志堅用高の唄 (以上、ジョニー宜野湾) 3. That's Alright, Mama (エルビス・プレスリー) 4. 雪が降る (アダモ) 5. ミスター・タンブリンマン (バーズ) 6. What'd I Say (レイ・チャールズ) 7. レッツ・ゲット・トゥゲザー 8. ロコモーション 9. 悲しき慕情 (以上、シルビー・バルタン) 1.&2. は、7月28日に発売された「ジョニー宜野湾 BEST」の中からご本人の選曲によるもの。因にこのアルバムは全編ノリのいいスカバージョンです。3.~6.がリクエスト曲。3. 糸満ろまんさんは、8月16日がプレスリーの命日ということで。4. ケンちゃんの奥さんから。季節が合わないのは承知の上で、僕の部屋のクーラーが壊れてしまって少しでも涼しくなりたいと思ってかけました。5. ミスターコーラさんから。超名曲のリクエストありがとう!6.は、旧友の tougei さん。レイチャールズが大変お好きなようです。いいね!7. 〜9. が、今回の穴沢選曲によるシルビー・バルタン。すべて1962年のフランス語カバー・バージョンです!以上、いかがでしたか。次回も聴いてくださいね。次回は、今回の残務整理が中心になると思いますので、どうぞよろしく。 ********** シルビー・バルタンがちょっとだけ出ていた『アイドルを探せ』という映画で、初めて彼女の動く姿を見たんですが、ああいうのが典型的なフランス人女性なんだと勝手に思い込んでいたので、どうもそうではないようだと気付き始めた頃、ようやく出身がブルガリアだと分かったんですよね。だいぶ時間がかかりました。 『アイドルを探せ』のレコードが発売になると聞いて、予約までして買った日のことは忘れませんが、このことは確か以前にも書いたので、ここでは割愛いたします。 去年、シルビー・バルタンをいろいろ聴いてみたくなり、適当な CD を探していたら、ネットオークションに「箱無しボックスセット (お分かりとは思いますが、元々ボックスセットだったもので箱がないもの)」が出ていて、特に競り合う相手もなく安価で手に入ってしまいました。CD 枚数で22枚ありましたから、ほぼコンプリートと呼んでもよろしいかと思います。 その22枚、だいたい通して聞いてみましたが、その中で一番良く聴いているのが、やはり1枚目と2枚目ということになります。つまり、デビューから64年までの初期がおもしろい。中でも、アメリカン・ポップスのカヴァーモノは、ちょうど日本でも同じ頃に同じような曲を日本語でカヴァーしたものを聴いていたから、余計におもしろい。 というわけで、聴いてみてください。 “Le Locomotion [Live]” by Sylvie Vartan “Moi Je Pense Encore A Toi (悲しき慕情)” by Sylvie Vartan
2015.08.20
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“モア (More)” by Andy Williams 1964 今回は「第2回映画音楽特集」の後半をお送りいたしました。“穴沢ジョージの Good Old Music” の「映画音楽特集」に来るリクエストは、本当に多岐にわたっていて、実に興味深いです。イントロをちょっと聞いただけで、懐かしの名場面が蘇る曲。映画は一度も見たことがないのに、誰もが知っている主題曲。映画とは関係なく作られたのに、最早その映画と切り離せない存在になってしまった歌。元々曖昧なジャンルだけに、リクエストくださる皆さんのその映画や映画音楽に対する思いもいろいろに想像できて、楽しいです。今回は、次の12曲をお届けしました。 1. ロシアより愛をこめて (マット・モンロー) 2. ゴールドフィンガー (シャーリー・バッシー) 3. 007死ぬのは奴らだ (ポール・マッカートニー) 4. 続フレンズ/ポールとミッシェルのテーマ (オリジナル・サウンドトラック) 5. 愛のファンタジー (リチャード・サンダース) 6. ネバーエンディング・ストーリー (リマール) 7. 星に願いを (クリフ・エドワーズ) 8. 道のテーマ (オリジナル・サウンドトラック) 9. Moon River 10. シャレード (以上、アンディ・ウィリアムス) 11. シェルブールの雨傘 (オリジナル・サウンドトラック) 12. More (アンディ・ウィリアムス)1.~9. までと、11. はリクエスト曲でした。1. 旧友の tougei さん、2.大度のブッチーさん、 ケメコさん、3.糸満のわーな~さん、4. 字糸満のシンディさん、5.ミスターコーラさん、6.サリーさん、7. ミスターコーラさん、8. 糸満ろまんさん、11. 旧友の tougei さん。以上、みなさんありがとうございました。1.~3. おなじみの 007。1&2.は60年代。3&4.は70年代。5&6.が80年代。時代はさかのぼって、7&8.は戦前から終戦直後にかけての、各年代の映画音楽でした。あと9〜12.はふたたび60年代に戻りました。9.10 &12. は穴沢選曲。今回僕が勝手に「ミスター・スクリーンミュージック」と呼ぶことにしたアンディ・ウィリアムスがヒットさせた映画音楽。来週は、とりあえず普段どおりのスタイルに戻ります。「映画音楽特集」の残務整理があるかもしれませんが。 ********** 中学生の頃、アンディ・ウィリアムスの歌う "More (モア)" が流行って、映画『世界残酷物語』のテーマ曲ということだったので、実際のオリジナル・サウンドトラックには歌詞が付いていないと知って驚いたものでした。 しかし、アンディ・ウィリアムスで流行ったのは我が国でのことであって、映画が公開された国によって「主題歌公式歌手」がいて、1962年には英語版が存在していたということを知って、またまた驚いてしまいました。 これは、Wikipedia さんが教えてくれました。Wiki さんによると、「カティナ・ラニエリ (1962年 イタリア/フランス公開版)」「ダニー・ウィリアムス (1962年 イギリス公開版)」「ヴィック・ダナ (1962年アメリカ公開版)」との説明がありました。 日本での映画の公開も1962年だったようですから、アンディ・ウィリアムスの歌が流行るまでにずいぶん間が開いていますね。 映画公開後に多くのカヴァーが出て、アンディが歌った頃には既にスタンダード・ナンバー化していたのだから、僕らが聴いておなじみだったアンディ版は、そのうちのひとつだったということですね。 因にダニー・ウィリアムス版を聴いてみると、まさにオリジナルに英語の詞を付けたという感じのスローな曲で、軽快なアンディ・ウィリアムス版のアレンジとは全く違うものでした。 アンディ・ウィリアムスの代表曲を挙げてみたらわかることがある。 彼にはオリジナル曲がない。 これは何を意味するかといえば、彼が本物の「歌い手」だったということだ。 つまり、クラシックの声楽家が通常オリジナル曲を持っていないのと同じように、彼は彼の歌い方で世の名曲を歌う、歌い手としての存在だったのだ。 こういう人は以前は珍しい存在ではなかったけれど、徐々にいなくなっていたので、貴重な存在だったなあと思う。 特に映画音楽を歌わせたらこの人は天下一品だった。『ムーンリバー』然り。『モア』や『ある愛の詩』も。 大好きでレコードを買う・・・というほどではないけれど、ラジオから流れてくる歌を聴いたり、テレビで「アンディ・ウィリアムス・ショー」を見るのは好きでしたね。 “More(モア)” by ダニー・ウィリアムス “More (モア){Live}” by アンディ・ウィリアムス
2015.07.21
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“La Pioggia (雨)” by Gigliola Cinquetti 1969またしても訃報が入ってきました。ブルースの3キングの最後の一人、BBKing が5月14日、89歳で亡くなりました。ちょうど先月の14日にパーシー・スレッジが亡くなってからこのひと月は、ずっと訃報の連続で、どのように話をまとめれば良いのか、困ってしまいます。一昨日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、追悼の意味を込めて、Etta James と BB King のコラボした "There Is Something on Your Mind" をオンエアしました。ご冥福をお祈りいたします。2週間ほど前から雨の唄のリクエストが来るので、皆さんそろそろ梅雨入りを意識しておられますかね。今回は3曲ありましたので、ちょっとした「雨の唄特集」のようになりました。お送りした曲は次の10曲です。 1. Love Child (The Supremes) 2. 雨 (ジリオラ・チンクエッティ) 3. Crying in the Rain (a〜ha) 4. 雨に唄えば (ジーン・ケリー) 5. My Baby Just Cares for Me (Nina Simone) 6. There Is Something on Your Mind (Etta James & BB King) 7. 見つめ合う恋 (ハーマンズ・ハーミッツ) 8. Puppy Love (ポール・アンカ) 9. Sweet Talking Guy (The Chiffons) 10. 朝からゴキゲン (Earl Jean)1. ~5. が、リクエスト曲。2~4. で「プチ雨特集」になりました。1. 糸満ろまんさん、2. ミスターコーラさん&とっちさん、3. 杏さん、4. 旧友の tougei さん、5. 大度のブッチーさん。リクエストありがとうございました。6. が BB King 追悼で。7. 以降は、穴沢わがまま選曲でした。以上、“穴沢ジョージの Good Old Music” お楽しみいただけたでしょうか。 ********** ジリオラ・チンクエッティが『雨』を歌った頃には、だいぶお姉さんになってしまったなあという印象が強かったです。声や歌い方も随分大人びて、初めて『夢見る想い』で出て来た頃の可憐な少女という感じではなくなって、その成長ぶりも見事でしたね。 この人のファンは日本にも多く、中でも特に『雨』によってそのままカンツォーネのファンになった人もたくさんいると聞きます。 数ある「雨の唄」の中でも、どうしてこの歌がみんなに愛されているんでしょうかね。やっぱりジリオラ・チンクエッティの魅力と切り離せないんでしょうか。あの歌いっぷりと、あの声がね。どうしても耳に残る。 曲としても、アップテンポで言葉がわからないから、あまり「雨」っぽい感じでもない気がするんだけど、何度も聴いているうちに、いつの間にか「雨の唄」としてインプットされてしまいました。 ライナーノーツにある訳詞をちょっと読んでみると、歌詞の内容は「雨が降っても自分は気にせず先を見て進んで行く」というような感じらしいですから、あのアップテンポも頷けます。 イタリアの場合、雨が冷たい季節を運んでくるという感じから、冬の前触れのような印象もあるでしょうね。後半は次のように書いてありました。 「♪ 太陽が行ってしまい 寒暖計の温度は下がる 冬はすべての人を怖がらす でも私の中には 消えることのない火がある なぜだかあなたは知っている」(「決定版!ジリオラ・チンクエッティ ベスト20」歌詞カードより引用) さて、このところ連日真夏日&熱帯夜の沖縄地方ですが、そろそろ梅雨に備えて湿気対策をしておかないとね。放っとくと、いろんなものがカビだらけになってしまいます。 “La Pioggia (雨)” by Gigliola Cinquetti [Live] La Pioggia (雨)” by Gigliola Cinquetti [日本語]
2015.05.18
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“Sans Toi Ma Mie” by Salvatore Adamo 1963コミュニティーFM とは言え、不特定多数の聴取者がラジオに耳を傾けていると思うと、どうにも緊張してしまうわけですが、今回で3度目。とりあえず操作ミスなしで、どうにか切り抜けることができました。FMたまん “穴沢ジョージの Good Old Music” 第3回目の放送、お聴きいただきありがとうございました。Ustream のライブ放送もあったようで、ホッとしております。お届けした曲は以下のとおりです。 1. Unchained Melody (ライチャス・ブラザース) 2. ダイアナ (ポール・アンカ) 3. カラーに口紅 (コニー・フランシス) 4. バナナボート・ソング (ハリー・ベラフォンテ) 5. サン・トワ・マミー (R.C.サクセション) 6. 君といつまでも (憂歌団) 7. ヴォラーレ (ドメニコ・モドゥーニョ) 8. コメ・プリマ (トニー・ダララ) 9. 砂に書いたラブレター (パット・ブーン) 10. リトル・ダーリン (ダイヤモンズ)1. は、リクエストを頂いたので早速かけました。5. 6. は、「今週の掘り下げ」1. 5. 6. 以外は、すべて1950年代後半のヒット曲ばかり。10月1週は、1960~61年の曲を中心にやりました。2回目の前回は特集のフォーシーズンスを含めて、主に1960~65年の曲でした。それで、今回ちょっと考えてみて、それ以前のものでも自分の中に残っている曲が随分あるので、それを集めてみたんですよね。前半の3曲、「ダイアナ('57)」「カラーに口紅('59)」「バナナボート・ソング('57)」は3曲ともカヴァーが流行って、それが頭のどこかにあって今でも時々聞こえてきます。 ♪ きみーはボクより年上と まわりの人はいうけれど・・・ ♪ ひとりぼっちで 待たせたあなた・・・ ♪ でーお、でええオ・・・とかね。山下敬二郎の「ダイアナ」と森山加代子の「カラーに口紅」は日本語訳で歌っていたので今でもほとんど歌えます。浜村美智子の「バナナボート」は英語だったような気がしていたんですが、You Tube で聴いてみたら最初のワンコーラスのあとは日本語訳で歌っていたんですね。「今週の掘り下げ」コーナーは、昨年の10月25日に亡くなった岩谷時子さん訳詞・作詞の名曲2曲を、僕の好みで。「サン・トワ・マミー(オリジナルは'63)」はR.C.サクセションの名盤 "Covers('88)" から、清志郎くん。「君といつまでも(オリジナルは'65)」は、憂歌団の木村くん。二人の熱唱をお届けいたしました。越路吹雪や加山雄三は、ほかの番組でも聴けそうだし、ここは僕の独断での選曲となりました。越路吹雪・加山雄三ファンのみなさん、あしからず。憂歌団の「君といつまでも」は、できれば70年代のライブアルバム「生聞き60分」のやつをかけたかったんですけど、音源を持っていなかったので、90年代にシングルで出たスタジオ録音盤をかけました。やはり昨日も「掘り下げコーナー」が「命日特集」になってしまいましたが、来週はどうなることやら、・・・。どうぞお楽しみに。後半の4曲のうち最初はドメニコ・モドゥーニョの「ヴォラーレ」を。次はトニー・ダララの「コメ・プリマ」を。どちらも1958年の曲です。「ヴォラーレ」はサンレモ音楽祭の優勝曲で、英語以外の歌が全米No.1ヒットになった記念すべき曲。「コメ・プリマ」はボクの大好きなカンツォーネ。ラスト2曲は、おなじみのオールディーズナンバーと言っていいでしょう。「砂に書いたラブレター」「リトル・ダーリン」共に1957年のヒット。パット・ブーンはほかにもいろいろかけたい曲はあるんですが、まずは手堅く「砂に書いたラブレター」。日本でカバーしていた伊藤素道とリリオリズムエアーズの「リトル・ダーリン」は、この目で見たのはテレビがうちに来てからですが、歌のみならず振りまでダイヤモンズのパフォーマンスのコピーだったんですね。やれやれ、50年代の後半というのもいろいろあって困ってしまうなあ。またどんどんかけてゆこうと思いますので、リクエストよろしくね。 **********アダモの声を初めて聞いたとき、声の太い女の人かと思いましたっけ。だから越路吹雪に歌わせたのは結構正解だったと思うんですが、やっぱり男の歌なのでRCサクセションが "Covers" に入れた時、ウンウンと思わず頷いてしまいました。それに、清志郎とアダモの声には共通する点があるように思うのは僕だけでしょうか。たまにはアダモの「サン・トワ・マミー」も聴いてみましょうね。なにしろオリジナルはこの人の自作自演なんですからね。“アダモのサン・トワ・マミー”
2014.10.26
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今日はスーパーでドレッシングを買わなければならなかったので、一応いつもの業務用のでっかいやつを買って、帰ろうと思ったんだけど、なぜか途中のもう一軒のスーパーにふらっと寄ってしまった。 これ、2軒とも同じ地元のチェーン店だから、品揃えに大差はないし、もちろん値段もほとんど変わらない。でも、見切り品コーナーが充実しているので、我々庶民には強い味方なのだ。つまりあまり買うつもりもないのに、見切り品につられて、ついつい寄ってしまい、寄ってしまうから、ついつい買わなくてもいい見切り品などを買ってしまって、…。 だから、結局、得しているのか損しているのか良くわからないような買い物になってしまうのです。 で、今日はと言えば、見切り品の柑橘類を買って、なんとなく魚の売り場を見ていたら、「今が旬」と書かれた「愛知産のあさり」があるじゃありませんか。そのとき、頭に浮かんだあのちゃっぴさんの日記! そう、アクア・パッツァ (Acqua Pazza) です! しかも、「あさり」のちょっと向こうには、またまた「今が旬」と書かれたあの魚! はい、そのとおり。「石川産のさわら(鰆)」がありましたぞ。 ちゃっぴさんの日記を読んで、いつかきっとこの アクア・パッツァを作ろうと、決めていたんですが、ついにこの日がやってきました。 ネットに色んなレシピが載っているので、それぞれを参考に、でも結局は自分流にチャレンジした結果は、家族にも概ね好評でしたぞ。 写真撮影をしようと思っていたのに、ずいぶん食べてから思い出して、なんだか宴のあとみたいな感じになっちゃいました。 フライパンのまま食卓に出したのは、冷めないように。 魚に「さわら」を選んだのは、もちろん「今が旬」ということもあるけれど、なんと言っても、ちゃっぴさんの日記のやつがとってもうまそうだったから。ちょっと高くて、「さわらの神にたたりなし」って言うしなあ(←言わんわ)、よっぽどほかの魚にしようかと思ったけど、やっぱり「さわら」にして良かった! ふつうはあまり入れないみたいだけど、マッシュルームを入れてみました。あと、オリーブ(明治屋のStuffed Olive)も入れたんですが、タイミングが悪かったみたい。もっと早い段階で入れれば良かった。ちょっと、塩気が残りすぎでした。 トマトは、ミニトマトの一回り大きいやつ。これは正解。 イタリアンということで、横にあるのは、ピザ……に見えなくもないですけど、昨日の残りのお好み焼きをチンしたやつ。 というわけで、穴ジョーの気違い水(←Acqua Pazza の直訳)、大変おいしゅうございました。ちゃっぴさん、ありがとうございました。 イタリアンにふさわしい曲ですけど、『花咲く丘に涙して』がよろしいかと。 つまりこの歌は、原題が “Le Colline Sono in Fiore” で、まあつまり「山々には花が咲き誇っている」というような意味でしょうから、まさに今の季節にぴったりということで。 それで、ウィルマ・ゴイクのヴァージョンの熱唱でおなじみのこの曲ですけど、せっかくですから、この機会にニュー・クリスティー・ミンストレルズの “Le Colline Sono in Fiore” も聴いてもらいたいですね。 この曲も、当時、聞こえた通りに歌って間違っていなかった部分が、結構ありました。 ♪ Sto morendo di dolore. なんか、そのまんま「♪ ストモレンド、ディドロ~レ」って、意味もわからず歌ってましたっけ。「苦しくって、死にそうですわ~~」なんていう感じでしょうか。 何度も言うようですが、1965年のサンレモ音楽祭はすごかった。 中でも、ニュー・クリスティー・ミンストレルズは、ボビー・ソロと『君に涙とほほえみを』を歌って優勝。この曲は、ウィルマ・ゴイクと歌って入賞ですからね。 では、まずこちらを。↓↓↓ ニュー・クリスティー・ミンストレルズの “Le Colline Sono in Fiore” ちなみに、前にもどこかで書きましたが、ウィルマ・ゴイク(Wilma Goich)は、正しくはウィルマ・ゴイチだということを、イタリア人の友人に教わりました。 こちら↓↓↓の紹介で、はっきり聞き取れますね。 ウィルマ・ゴイクの “Le Colline Sono in Fiore” 今日の一言:でもなあ、それにつけても「原発はいらねえ」よな。
2011.05.05
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