相川彰一の Keep Walking ~歩き続けよう~

相川彰一の Keep Walking ~歩き続けよう~

本: DINKSで幸せに豊かになりたい!



 結婚を考えているカップル、DINKSのスタイルに興味がある方、お金について視野を広げたい方などには、読みやすい1冊だと思います。(ただし、著者の花輪陽子さんは、外資系の金融機関に勤務していた経歴もあるので、勝間和代さん的な合理性にアレルギーがある方は、少し距離を置いて読んだほうがいいかもしれません)

 お金にまつわる本は、何百冊とあります。 その中でこの本がピンと来たのは、「いっしょに幸せに豊かになっていく」というメッセージが本の随所にあったからです。

 例えば、前書きにはこう書いています。

 「私たちが生きているのは、豊かだけれど成長のない時代です。 男性の所得は10年前に比べて大きく下がり、30代前半の男性の収入でもっとも多いのは、額面で年収300万円台です。 年収500~600万円台がいちばん多かった10年前と比べると、200万円も減少しています。

  (中略)

 男性だけが孤軍奮闘して、二人の生活を成り立たせるのに十分な収入を稼ぐのは、非常にハードルが高いというのが現実です。

  (中略)

 雇用が厳しいこれからの時代は、どちらか一方のパートナーの収入に頼るという考え方ではなく、ともに働けるのであればどんどん働いて、収入を得るという考え方のほうが自然です。

 厳しい社会のなかで生き抜くうえでも、ひとりよりも二人のほうが、職を得ている可能性は高くなります。 妻が仕事をしていれば、夫がスキルアップのために学校に通ったり、企業の準備をしたりというチャンスも増やすことができます。 妻が老後に夫に先立たれて独りになってしまっても、仕事や自分の蓄えがあれば、子どもに面倒をかけず自立することもできます。」

===

 特に印象的だったのは、6章の「二人の住居&車戦略」です。

 本書は、賃貸を薦めています。 コラムの中に、こんな例え話があります。

 「世代によっては、『借家=低所得』だと思いがちです。 しかし、それは昔の話。 たとえば、次のような二組のカップルがいるとしましょう。

  一組目は、住まいと車はレンタル。 でも、貯金は2,000万円あり、子どもの教育費も老後の準備もできているとしたら? 

 二組目は、マイホーム・マイカーを所有し、子どもも私立に入れています。 けれども、借り入れが5,000万円もあります。

 どちらのカップルが理想的でしょうか?」

===

 もちろん、これは極端な例です。 「賃貸=善、マイホーム購入=悪」という二極論ではなく、何をするにも、戦略をもってすることが大事なのではないでしょうか?ということを書いています。

 お金だけが幸せの基準だとは考えていませんし、人の数だけライフ・プランもあります。

 しかし、それぞれのライフステージに併せて、DINKS(※)~第1子誕生時代(1LDK) ⇒ 子どもが幼稚園~第2子誕生時代(2LDK) ⇒ 子どもたちが成長(3LDK) ⇒ 子どもたちが独立(1LDK)、と変えていく柔軟性は大切だと感じました。

 ※DINKS = 二人も働いていて、子どもがいない状態。

 生活に関する選択肢を広げるための1冊としていかがでしょうか?


【メール便配送可能】夫婦で年収600万円をめざす!二人で時代を生き抜くお金管理術/花輪陽子 著ディスカヴァー・トゥエンティワン

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: