藍夢わ~るど ~育児・ハンドメイド~

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悲しい習慣



分かっているはずなのに
いつのまにか、食卓には君の分のお皿とお料理が並ぶ
一人分減らした料理を作れば良いことなのに、
3人分くらいの料理方法しか知らない私は
いつものように、3人分の材料を買い、お料理を作り、盛りつけていく…

ふと、我に返ると、
まるで、そこが君の指定席のように、
食器やコップが並んでいる
悲しげに寂しげに、まるで私の心を映し出すように、
ピカピカのガラスコップは朝陽と共に私の心を反射させる

毎日毎日、早起きをして、一生懸命作った朝ご飯
君はいっぱいご飯を食べるからいつも多めに作っていたよ
君の指定席には、君の笑顔があったはずなのに…
今はただ、ポツンと静かな空間がそこにあって、
私はひとりで、この静かな静かな朝の食卓を一人で迎える
大好きだといった、ハムエッグとトースト…
苦手だといったコーヒーだって、
カフェ・オレに変えてここに並んでいるのに…

君の笑顔と温かい空間は、君の姿と共に、
空に飛んで行った…

今日もまた、私はひとりぼっちの朝の時間を昇華していく…

執筆日:01/02/05

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