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私の声はまだ未完成。どこまでも届くわけではなく、すこしたてば嗄れてしまう。その声すら出さないで、いつも一人、心の中だけでの饒舌。悲しい物語を思い出してしまう。冷たい足元の水溜りを思い出してしまう。声も出さずにまた思い出の中。夢に見るたびに生々しく。私の心はまだ未完成。
2005年08月29日
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夢から覚めた私は足元に目をやる。 いま立っている場所は安全なのか? 急に恐怖が訪れる。 不安は夢の中には存在しない。 もし夢の中で不安を感じたら、 その夢はすでに現実に犯されている。 現実は残酷じゃない。 そこは摂理の道筋に沿った町並み。 残酷なのは人の心、消え去る心。 だから夢から覚めたら足元を確かめる。 愛が冷めた私は安心感の中に浸る。 愛は何かを見失う。 愛が愛を見失わせる。 遠くまで届く歌声は、 時にはいらぬ私の特技。 走らせる愛の強さは必要ない。 手のひらに乗るくらいの冷たさと、 心に染みる優しさを。 褪めた思い出は闇の空。 雲は見えずとも月を隠す。 目の前に立ちはだかるわけでもなく、 生々しい傷跡でもなく、 色を失った夏の日が、 なぜかその暑さと寒さをわたしに残す。 皮膚に残る衝撃は誰も元には戻せない。
2004年09月20日
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この恋は一度限り。 初恋は再びやってくる。 経験を「慣れ」と感じるのならば もう恋という感情はなくなってしまったんだろう。 でも胸の高鳴りは不意に訪れ、気づかせるだろう。 この恋は一度限り、 だから「久しぶり」ではなくて「初めまして」 涙は同じ過ちを繰り返さないためだと知っている。 愛の形は数え切れないと言うことも知っている。 誰かを愛した記憶は何処にも置いておけないから、 片隅に持ったまま歩いているけれど、 置き去りに出来るような恋をしてきたのなら、 もっと大きな後悔をどこかでする時が来るだろう。 再びどこかで出会うであろう恋心。 そこには同じものなどないのだから。 とても大きく包み込むあなたにとっての初恋でありたい。
2004年06月27日
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なにかの偶然が巡り会いを生んで それをきっかけに進んでく。 苦しい偶然、幸せな偶然、 でもその中で人と巡り会って、 それをきっかけにして 一歩を自分で築いてく。 自らが築く運命は常識や道徳に縛られるものじゃない。 僕は不器用な理想しか語れないけど、 大切なことはちゃんと伝えたい。 ずっと、変わらずに。
2004年06月21日
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やる気が無いわけじゃなく、 どうでもいいと思っているわけでもないのに 一生懸命になれない時がある。 充実感や達成感のない日常がそれを加速させる。 一秒たりとも無駄にしない、充実した気持ちになったことがある。 99%ダメな事に100%を賭けることも怖くは無かった。 充実感と達成感に溢れた時間だった。 人は一度何かを経験してしまうと、以降はそれ以上の刺激でなければ物足りなさを感じてしまう。 現実の壁よりも夢で見る壁のほうが 何倍もその向こう側が輝いて見えてしまう。 何かの狭間で葛藤して、そして諦めて。 そっと胸にしまいこんだ遠い昔の決意を 僕はまだ燻らせているのかもしれない。
2004年06月20日
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この声が歌声に変わり、 歌声は僕の心を誰かの心へと。 この歌を作ったのは僕ではなかったけど、 誰かにとっては僕の歌。 もうあの歌が聞こえてきても 思い出を儚んではいないから。 この歌に新しいエピソードが生まれるように、 僕は今日もこの歌を口ずさむ。
2004年06月19日
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わたしの生き方は理想的な人生を送ることじゃなくて、たびたび起こる騒動をどう乗り越えていくかを見守るようなことで、ちょっと乗り越えるのが上手くなった自分を誇らしく思えたり、誰かの騒動をちょっとだけ支えてあげられるようになったことが嬉しかったり、自分が生きていることが誰かの騒動であったり、いなくならないことが誰かの平穏であったり。ただ弱音を吐くことと挫ける事は違うように感じ、この騒動のかたまりのような人生もきっといつかいとおしく思える日が来ると漠然と感じ、立ち続けなくては生きて行けないと思い生きるのは間違っていると。人は変化しながら生きているのだからだから僕は一秒前も愛しい。
2004年06月15日
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風が吹く日には少しだけ優しくなれそうな気がする。 心の中ですこしづつ積もった埃を びゅーってどこかへ吹き飛ばしてくれるから。 そしてすうっと心が真っ直ぐになって、 優しさをその身に纏わせる。 風は何処から吹いてくるの? 遠くから聞こえる風の音を、 僕は心待ちにしている。 泣き出しそうな不器用な風も、 僕の心の中をびゅうって吹き抜けていく。 だからそっと抱きしめてあげるんだ。
2004年06月14日
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自分の幸せばかり求めてる人の話しを聞いたりする。 自分の幸せだけを映した鏡は、 覗きこんだ誰かに何を見せるのだろうか。 だからいつも気をつけなくちゃいけない。 自分が反射させた光は、あったかい光なのかを。 自分を本当に想ってくれている人を見過ごさないためにも。鏡の中を覗き込んだあなたの顔は笑顔でしょうか?
2004年06月12日
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人は綺麗にばかり生きてはいられない。 でも汚れている人もいない。 曇らせている人はたくさんいると思う。 誰かを傷つけてしまったり失敗をしてしまったとき、 自分を包みこむ言い訳は心を曇らせる。 後悔は人を輝かせる。 苦くて切なくて自分を嫌いになりそうになりながら、 僕たちは心の曇りを拭って生きている。 ここから進むためには何をすればいいかを掴む為に。
2004年06月11日
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この視野に広がる空の先にはわたしだけの道が広がっている。咲き誇る花もなく、 おだやかな雨も降らず、 かがやける星もなく、 行きかう人もなく。 進む先は未来なのかさえも分からず、気がつけばこの道を、わたしは帰る為に進んでいるのかもしれない。 この道に花を咲かせてみた。 花は輝きを放ち、 目がくらむほどの愛しさを知った。 そして散る花の悲しさを知った。この大地に雨を降らせてみた。 雨は優しく潤し、 心に染み入る優しさを知った。 そして乾ききった苦しさを知った。 この空に星を輝かせてみた。 暗闇の中に光を見つけ、 僕は進むべき方向を知った。 そして手の届かない光があることを知った。 この世界に人を招いてみた。 音のない世界は活気に満ちて、 生きることは助け合うことだと知った。 そして全てが同じではないということを知った。 わたしが作り出した世界を、わたしは見ている。 キャストだけは決まっているけれど、 物語を導いていくのが自分だということに気がつけず、 花を美しいと思えず、雨を不快に感じ、 空を見上げず、人を許せず。 だからわたしは帰っていく。 少しだけ今背負っているものを脱ぎ捨てて、 そしてわたしは帰る。
2004年06月10日
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日常には日常の目線があって、 それは自分の周りしか見えていない。 ふと目線を上げて今の自分のいる景色とその上にある空を眺めてみる。 遠くまで広がる夏の空は、この景色の向こうまで繋がってる。 自分でもよく分からない期待感で溢れている。 これから進むべき道を指し示しているような気持ち。 わたしはさらに目線をあげて、真っ直ぐ上だけを見てみた。 夏の空しか見えないから、いつしか未来よりも過去を思い出していた。 愛していた人と見た夏の空と夏の匂い。 此処からはずっと遠く離れた街だったから、 空しか見えない景色にだけ懐かしさを覚える。 あれから何度目かの夏が来て、 大人になったつもりでいるけど、 目線を空へ戻した時に悲しくなるのはどうしてなんだろう。 なんでもないような事にちょっとづつ思い出が付いて、 だんだんと思い出が付くことに怖くなってきて。 夏の頃、あなたはどうしていますか?
2004年06月09日
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夏の日差しの中、走る自転車が日陰に入る。 とっても涼しい。 でも強い日差しの下を走っていても、 「ん?涼しい」って感じる時がある。 夏だって熱い風ばかりじゃないんだなって。 涼しい風もどこからか吹いてきているんだ。 大気は見えないから、一つのように思っちゃうけど、 実はそうじゃない。 風はたくさんの層があって、うねったりしながら混ざり合って一つの大気になる。 そのつなぎめを感じられるときは、キモチが穏やかなとき。 自分のココロが波立っていたら、微妙な風の変化なんてわからない。 人の気持ちだってたくさんの層。 一瞬ばかりに気をとられていたらダメなんだ。 人は暑さも寒さも、混ざりあっているんだから。
2004年06月08日
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源流を探すように ふと感じるこの妙な悲しさをたどってゆく。 記憶としては留めていない、 かすかな断片が目に見えるモノとシンクロする。 同じ景色を見ているだけで、 気持ちも共有できると信じていた頃。 遠く遠く、見えなくなるまで見送っていたあの頃。 つたう涙の後はもう見えないけれど、 ふと似た色を見つけるとまだ涙も流れます。 空を見続けてください。 きっといつか、同じ空を見ている瞬間があるはずだから。
2004年06月07日
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言葉には裏がある。 正確に言えば、根っこがある。 人は言葉で色々な花を咲かせる。 同じように見える花もそれぞれが違う土壌に根付き、 地面から得た栄養も違うものだろう。 そして同じ種類の花も、まったく同じ花は咲かせない。 見ている私たちは同じ花であるとしか考えない。 全ての花が同じ太陽を見ているわけじゃない。 それぞれの太陽に向かって伸びている。 でも。 本当に大事なのは根っこ。 土に埋まった根っこ。 僕らは花を見すぎてしまう。 その花すら見るゆとりさえない時もある。 きっと答えはこの土の中に。
2004年06月06日
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空が明るくなるように、 いつか夜には終わりが来る。 支えられ僕はこの世界で生きている。 あなたの声が聞きたくて、 そっと意地悪な質問をしてみよう。 あなたの笑顔に触れたくて、 そっと背中を押してあげよう。 何かを得るために優しさを失うことを恐れて、 僕はしばらく歩いてきた。 守るためにかなぐり捨てた優しさは、 きっとまた拾い上げることが出来るんだと僕は願った。 大きな声も小さな声も、聞き逃さないように耳を澄ませて。 心の中で波紋を描くように。 包み込んで育ててあげよう。 栄養をいっぱいあげて。
2004年06月05日
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この何十年かで人々の生活は急激に変化し、 情報はものすごいスピードで心の中を突き抜ける。 知りすぎた心は移ろい易く、 いつも新しい「何か」を求める。 それでも変わらない思いってなんですか? 僕はそれを求め続ける。 心の容量をうまく整理してても、 いつの間にか涙で一杯にしてて、 思いがけない優しさでその涙を乾かし、 ありがとうも言えないままそっと沁みこます。 あなたは何気なくしているであろう優しさも、 すごいチカラを与えてくれる。 でも何だか月並みで恥ずかしくて、 「ありがとう」って言いづらい。 だからありがとうって気持ちを伝える言葉を、 僕はもっといっぱい知りたい。
2004年06月04日
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全て思うままに、 自分と同じように誰かを想い、生きていけばいい。 何がどう違っていても、それは何も気にせずに。 幸せは広がり、悲しみは分かち合い、 繊細で白いこの海に漂って生きていけるから。 まず誰かを許せばいい。 そうしたら波紋が広がる。 憎しみは心を守る役目も果たすから、 きっと許した心は苦しいけれど、 それでも貫けばたどり着くとどこかで信じてる。 この世界は繊細さを拒む。 不恰好でも、這い蹲ってでも深く強く愛したい。 僕は愛したい。
2004年06月03日
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空を見たいとき それは遠くにある物を想うとき。 夢だったり、愛しい人だったり。 それは遠くにあるのだけれど、 すぐ近くに感じたいもの。 空はものすごく離れているんだけど、 見上げればいつも身近にあるから。 そんなふうに夢も大好きなあの人も感じていたいんだろう。 空を引き寄せる事は出来ないから、 僕から近づかなくちゃいけない。 近づこうとする努力、いつも忘れないでいよう。
2004年06月02日
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人はきっといつもベストを尽くしている 後悔は過ちを犯したと感じる自分のココロが呼び起こす でもそれは正しい答えを探すためだけの事に 悩んだり苦しんだりしなくちゃいけない 別の選択肢を選べなかった自分 もっと考えてから言えなかった自分 全力を尽くせず出来なかった自分 そんなものを攻撃するためじゃない だってその時のあなたはあの瞬間で 唯一出来る行動をとったはずなんだから 人はいつも自分のベストを尽くしている 何かの影響でいつも通りにできなくても あの瞬間ではあなたのありのままの姿 今は次に繋げる為の後悔が大事なんだと思う あの瞬間できなかったことは問題じゃない 人生はそれをどうやって乗り越えていくかの繰り返しだから 心は弱い でも日々ちょっとづつ色々な経験をしている僕だからきっと 今この瞬間の自分がベストなんだと思ってる
2004年06月01日
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いつも会いたい人がいた。 いつも一緒にいたかった。 遠くに眠る恋はとても切なく愛しくて。 空を見るだけで悲しくなって、 夕焼けは現実に帰そうとする合図だった。 抱きしめる瞬間を待ち続けているのに 抱きしめた瞬間から悲しくて悲しくて。 もう次に会える日を支えにしている二人に気がつく。 遠すぎて。 でも愛しすぎて。 今はもう眠らせた恋心。
2004年05月31日
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いきなり思いもよらない出来事がやって来るかもしれない。 それをいつも怖がって、 何も無いのに一人切なさの中で生きる。 きっとわたしはそんな感じだ。 いつから寂しさを恐ろしく感じるようになったんだろう。 いや、寂しいなんて言える事は 贅沢な重荷なのかもしれない。 まだ本当の寂しさと言う物を、きっと知らないのだから。 この先もわたしは生き方を学んで行くのだろう。 少しづつ本物を経験し、 喜びも悲しみもありのまま刻み付けていく。 だから此処で今日出会えたこと、忘れないでください。
2004年05月30日
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なにか想うときに、人は距離を感じる。 遠くに住むあなたかもしれない。 通い合えない心かもしれない。 思い出の中の笑顔かもしれない。 十人十色、人のいき方の数だけ。 少しづつ人は心に思い出を、 記憶という経験を積み重ねていく。 手の届くはずのタイムリミットを過ぎた瞬間に、 記憶という経験は想い出に変わってしまうのかもしれない。 そして遠く遠く、遠く遠く。 まだあなたは手を伸ばせば届きますか? もしそうならば手を伸ばしなさい。 たとえ指の間をすり抜けたとしても、 まだ手を伸ばせるのなら。
2004年05月29日
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夢に見た景色を覚えていますか? 思い出せないほうがきっと幸せなのかもしれない。 でも人はそれを思い出し、後悔する事も出来ぬままに時を越えていく。 その夢を掴もうとすれば、 きっと一歩を踏み出しても足りないのではないだろうか。 目が覚めた瞬間に僕らは現実の中にある自分自身を見つけてしまい、 急に目線を下げてしまう。 胸を張って、前を向いて、夢の先まで見に行こう。 人は死ぬまでに歩く歩数は決まっている。 でも歩く歩幅は自分で決められる。 背中から自分を見つめることは出来ないから、 真下にはでこぼこ道やぬかるみばかりなんだから、 だから胸を張って、前を向いて、夢の先まで見に行こう。
2004年05月28日
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きっと気がつく瞬間は訪れる。 きっと死が訪れるその瞬間まで、 変わらず持ち続けていく自分にとっての真理のようなもの。 窓から見える景色や、空を見上げた時じゃなく、 自分の手のひらを見つめた瞬間かもしれない。 もう一度自分の心の振幅を静かな気持ちで見つめなおして
2004年05月27日
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