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2008年05月12日
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カテゴリ: 時事問題
NHKの番組「セーフティネット」を見た。
その中で、訪問介護が削られ、途方にくれる独居老人の映像があった。
ヘルパーが毎日訪れ、家事援助をしているのだが、ふと疑問に思った。
一人に老人に対し、一人のヘルパーが訪問し、家事をいろいろとやるわけなのだが、こうした制度を公的に維持するということ自体無理なのではないか。
今後、独居老人はどんどん増えていく。
これに対し、一人ひとりにヘルパーをつけて、いちいちその家で食事などをつくるとしたら、いったいどれくらいの人手や費用がいるのだろうか。
減っていく若年人口の中でヘルパーはどう確保するというのだろうか。
老人は「なるべくなら自宅で生活したい」と言っていたが、自分のことが自分でできなくなった状態で自宅にいたいというのは、一種のわがままではないか。
自費で家政婦を雇うというのならともかく、公的な介護保険でそれをやろうとしたら、やがてなりたたなくなるのは目にみえている。

もし子供などがいて自宅を相続することをあてにしているのであれば、今のうちに同居して親の食事くらい作ればよい。
個人的には親の介護をしない子供には相続の資格などはないと思う。

どうも高齢者問題に関する議論というのは切実なものも多い反面、非常にムシのよい議論も多すぎる。
そして政治家もムシのよさを指摘するかわりに、あたかもそれができるかのような幻想をふりまくからおかしくなる。
介護が必要な高齢者が最期まで自宅にいて、その一人ひとりにヘルパーを派遣するなんて無理に決まっている。
日本型福祉としての家族介護をあてにしているのならそれも無理。
なぜかっての日本で家族介護がなりたっていたのか。
それは日本全体が農業などの家業中心の社会で、親の介護は家業の承継や家産の継承とセットになっていたからだ。それに医療も未発達で寝たきりなどの期間も今よりもずっと短かった。

もしかしたら若年フリーターやワーキングプアを量産している今の雇用政策というのは高齢社会対策の深謀遠慮なのではないか。

未婚の子供は好きで親と暮らすのではなく、十分な収入がないために家を出て行けないのである。
そしてそんな子供が親の介護を担っている例が多い。
彼らが親と死別したら、すぐに職を探さねばならず、そのときはヘルパーが重要な就職の選択肢となるであろう。

高齢社会問題に関するムシのよい議論はもう一つある。

でも、元気で長生きするのなら、なぜ65歳以降は遊んで暮らせる年金制度を維持してほしいと思うのだろうか。
今後の人口構成を考えれば、今の年金制度を維持するなどどう考えても無理である。
元気な高齢者には働く場を提供し、高所得の高齢者には年金を遠慮していただき、その上でさらに税方式を導入しない限り、年金など維持できるわけはない。





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最終更新日  2008年05月12日 07時02分52秒
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