犬の尻尾

犬の尻尾

1個目、「トイレ」



ぼうこうが・・・

もぅ漏れそうだったのだ

尿が・・・


少年はその日友人と隣町に遊びに行っていた

夕方、少年達は行くときと同じように電車に乗り自分達の町の駅に着いた

その小さな駅にはトイレが1つしか無く、運悪く他の人が使っていた

少年は友人に別れを告げ自分の家へ向かった

異常なまでの尿意に少年は鬼の形相になっていた

そして江頭2:50のような奇怪な動きで素早く帰った

少年は玄関のドアが外れんばかりの力で開け、靴を脱ごうとした

が、困ったことにナカナカ脱げない

「ヌゥォォォォォォォォ!!!」

少年は全身全霊をかけて靴をぶっ飛ばした・・・その時・・・・


あ・・・・・・・


ああ・・・・・・・・・・・


あは・・・・・・・・あは・・・・・・・・・・もぅジョバジョバゃぁ・・・・・


少年は恨んだ

駅のトイレに居た人を

玄関のドアを

脱げにくかった靴を


だがその靴が脱げにくかったのは他の何者でもない彼がふざけて
「あそこまで本気で競走しようぜ~」
と言って靴紐をきつく結んだからである・・・

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