恋涙 ~ renrui ~

恋涙 ~ renrui ~

前世の追憶壱壱


今日から私はどんな顔をして仕事をすればいいのか
雪は部署は違えど夜兎達とは同じ

私の気持ちを表しているのか
空は曇り空で私は答えがでぬまま出社する

出社するとまだ誰も来ておらず
居たのは夜兎達と入社した天外桔梗がいた
桔梗は私に気付くとフッと笑みを零し

『おはようございます、桜花先輩』

容姿とは似つかわしい挨拶をした
彼女は長い黒髪をひとつに束ね前髪をサイドに流し
見るからにスレンダーなクール美人といった感じだった
その彼女が鈴を転がすような声と満面の笑みで挨拶したのだから
思わず驚いていしまった

「ええ・・おはよう、天外さん」

私は思わずつっけんどな態度で挨拶し席に鞄をどさりと
置くと腰を降ろす私の態度にキョトンと首を捻り桔梗は見ると

『機嫌悪いですか?』

私の態度に不安を感じたのだろう・・私はとっさに笑みを作ると
大きく手を振り

「違う、違う・・ごめんなさい。変な態度をとってしまって」

その態度にクスリと声をもらし片手を口元に添えながら桔梗は
ぱあぁと表情を明るくし

『よかったです。。先輩とは仲良くしたいんです』

彼女の無邪気な笑顔にどこと違和感を覚えた気がした
頭の中で警戒警報がなるようなそんな感じがしたのは
気のせいではないと後々知ることになる

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