詩と映画と日記

　マーク・フォスター

キャスト
　トム・ハンクス
　マリアナ・トレビノ
　マヌエル・ガルシアーノ
　レイチェル・カラー


臍曲がりで、頑固で、意地悪な男、オットー
買い物に行っても些細なことに拘り
支配人を呼べ！と怒り
ひとの親切も素直に受けることを知りません

ご近所さんにも
口煩いクソジジイと嫌われています
毎日、額に皺を寄せて


どんな生涯を過ごして来たのでしょうか

企業合併で退社の日が来ました
駐車の仕方に怒り
ゴミの分別に怒り、ずっと不機嫌です

運転の下手な家族が近所に引っ越して来ました
オットーは、バカモン！と怒っていますが
この運転へたさんには、可愛らしい２人の娘がいます

お世話になったと言い
美味しいメキシコ料理をくれました

人生に嫌気がさしたオットーは
電気もガスも止めました

天井から縄を吊り首に巻きました
でも、失敗！でした

妻の墓に花を備えて愚痴ります

ダブルベッドに、ひとりで寝ながら
君のいない人生！と嘆きます

彼の戸口に、野良らしい猫がずっといてます

若い日の彼は、心臓肥大で軍隊に入れませんでしたが
妻のソーニャとの出会いました　
懐かしく思い出しています
妻を亡くした彼は生きる力を失いました

翌朝は雪が降り寒い日でしたが
電気が点きません
そうでした、自殺をしようとして
電気を断ったのでした

思い直した彼は
暖房の具合が悪いから見てとか
2階の窓が開かないから見てとか
いろいろと頼まれ事をします
オットーは、機械とかエンジンが得意です

野良猫がこの不機嫌な彼に付きまといます

彼は今度は車の排気ガスで死のうとします
妻を無くした彼には生きる力が有りません

雪の朝、ネコが屋外で凍えて倒れていました

今度は、電車に飛び込んだ死のうとしましたが
隣に並んでいた男が線路に落ちました
オットーは飛び込んで助けました

死に損なってばかりです

トム・ハンクス主演です
胸痛み、哀しく、美しく、しみじみ涙です

マリアナ・トレビノの愛らしさは格別です
私も、あんなひとに生まれ変わりたいです

あんまり大好きな作品なので
繰り返し見たくなります

是非、是非、お勧めです