「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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田舎暮らし日記
モロッコ
モロッコ
今日からは旅の写真、先ずはモロッコです。
モロッコに行ったのはもう10年も前、この頃はイスラム圏に興味津々だったんですよね。
旅行中はあまりのカルチャーショックで日本のことを思い出すこともありません。
日本に帰って来てもしばらくは、何となくその旅行の余韻から抜け出せない・・・そんな記憶が残っています。
モロッコは遠かったです。
日本からは一日では着けず、パリで一泊。
翌日パリから飛行機に乗ってカサブランカへ、二日がかりの道のりでした。
で先ず今日の写真はカサブランカから。
これはハッサン2世のモスク。
このモスクは1993年に完成したばかりの新しいきれいなモスクです。
さっそく私の登場?
昔の記念写真なのでこんな写真しかありませんが、お見苦しい点はどうかご勘弁を・・・(笑)。
モロッコの建物にはこう言うきれいなモザイクが数多く見られます。
モザイクにはブルーを基調としたものが多く、ブルーはイスラム圏では幸運?魔除け?
(すみません、何だったか思い出せません)、そう言う色だった様な気がします。
ここはカサブランカのハイアットリージェンシーホテルにあるバー、「カサブランカ」。
映画「カサブランカ」が、ここカサブランカを舞台にして作られた時のそのシーンに出てくるバーをイメージして作られたらしい?(・・・だったような気がする)。
映画「カサブランカ」ってとても有名らしいが、私は見たことがない。
調べたら、作られたのは1940年代、かなり昔の映画だが恋愛映画としてすごく名作らしい。
でこのバーはモロッコ、カサブランカの観光コースの定番になっているみたいだ。
実際に営業していて、私は確かお昼、コーヒーを飲んだような記憶がある。
これはラバトのウダイヤのカスバの中で見かけたカフェ。
カスバとは要塞みたいな石造りの塀に囲まれた集落で、砂漠の中での砂避けみたいなもんだと思う。
なかなかオシャレな感じのカフェなんだけど、ここは観光客用のカフェみたいで、多分あまり現地の人がお茶を飲むところではないようだ。
ちなみにイスラム圏ではカフェでお茶するのは基本的には男性。
国や場所によっても違うんだろうけど、やはり女性はほとんどいない。
男性同士が昼間っから楽しそうにお茶してる様子はよく目にする。
モロッコのお茶と言えばミントティー、これがメッチャ甘い。
ミントの香りもすごいのだが、砂糖の甘さは半端じゃない。
でもこれは砂漠に行くほど美味しく感じられるって聞いた記憶がある。
やはり多すぎる砂糖はインドのチャイみたく、栄養分の一つとして摂取しているのかも知れない。
こう言うその国々の飲み物って旅行中毎日飲んでると、私はとっても癖になる。
で日本に帰ってからもその飲み物が恋しくなったり・・・食べ物でもそうかな。
結局私はどこの国でも食事で困ることはない。
ただし食中りになる国を除いては・・・だけどね。
そう・・・でもモロッコでも、砂漠に入るとその食中りになっちゃうんだなあ。
そんなにひどくはなかったけど・・・。
旅行日程の半ばまで来て、「ああこの国はきっと大丈夫」って思ってたら砂漠に入った途端中った(涙)。
やはり・・・って感じ。
でもある程度は予測してたから薬もちゃんと準備してて、そう大変ではなかったかなあ・・・。
下の写真の派手なお洋服の人は水を売ってる人。
肩からさげてる皮袋みたいなのに水が入ってるらしい。
昔はこんな感じで水を売ってたのかな?
もちろんこれは観光客向けのパフォーマンス、後に見える観光バスに向けてやって来ている。
イスラム圏では、たのみもしないパフォーマンスの押し売り?は多い。
写真を撮るとお金を取られるというもの。
でも見てるだけだったら確か強制的にはお金を取られないので、「頼みもしない」と言うのはちょっと表現が違うかな。
でも最初は知らなくてビックリした。
もう覚えてないけど、多分この時もお金を払ったんじゃないかなあ?
今日からはフェズ。
フェズはモロッコの古都と言われる城壁に囲まれた町、そこはメディナと呼ばれています。
城壁の中にはいろんなお店や工場、道にはロバが歩いてたり・・・その中の道は複雑に入り組んでいて、歩いてると気を付けていないとすぐ迷子になっちゃいます。
この写真はそのメディナの入り口、ブー・ジェルード門。
フェズの町の中の様子。
これは決して写真の下が切れたんじゃあなく・・・いや似た様なものかな、その頃流行のパノラマのスイッチが入りっ放しになってて、フェズではそのまま撮り続けた写真がいっぱいある。
だから写真がなんか変なんだけど・・・すみませ~ん。
メディナの中ではロバも働いている。
ボーっと歩いていると、いちばん危ないのがこのロバ。
人はそうぶつかっては来ないけど、ロバはそんなことはお構いなし。
ボーっとしてるととても危ない。
しかも通路がかなり狭くなってても、やっぱりロバは歩いてる。
まともに出会ってもはじかれそうだった。
この写真の後ろ側は鍋屋さんかな?
イスラム圏のスーク(市場)では、お店屋さんはその業種別に固まっている。
鍋屋さんは鍋屋さん、洋服屋さんは洋服屋さんって感じ。
まあ探す方はあちこち歩き回らなくていいんで便利かもね。
スークの中の食料品店。
すごいと思いませんか?この並べ方。
この洗面器みたいなのに、よくぞこれだけきれいにオリーブを積み上げたもんですね・・・感心してしまいます。
後ろの棚の上にも瓶詰めがビッシリ・・・電気の横にぶら下がってるバケツには何が入ってるんでしょうね?
さすがにこの中はロバは歩きませんが、人でもぶつかって来たらせっかくの苦労が水の泡。
すごいケンカにならないのかなあ?
でも見ていてなんだか美味しそうに見えますね。
こちらはモロッコの釜戸?
ナン(だったかな?)を焼いてる様子です。
モロッコで食べた物はあんまり覚えてないんですよね~。
記憶にあるのは、タジンとかクスクスぐらい。
タジンはお肉と野菜を煮込んだような物で、モロッコ料理の中では私はいちばん好きだったです。
クスクスはアフリカの主食?だったかな。
記憶が薄いと言うことは、やっぱりあんまり美味しかった印象がないんでしょうね~。
そう言えば東京ではたまに行くアフリカ料理屋がありました。
新宿南口の、「ローズドサハラ」です。
ワニの肉が食べれると言うので有名になったお店ですが、タジンやクスクスも食べれます。
興味のある方は行ってみてね。
ここはフェズのメディナの中にあるなめし皮工場。
とにかくすごい臭いです。
家畜の生の皮の臭いかな?
左側の写真の水槽の淵にかかっているのは山羊の皮です。
皮を剥がれて・・・運よくそのシーンはそこでは目にはしませんでしたが、それを洗っているんでしょうか?
そう言う臭いでいっぱいなんです。
なんともすごい光景です。
もちろんこう言った工場もメディナの一角に集まってはいますが、同じ町の中にあるんですよね。
ここは染色屋さんかなあ?
おじさんのカメラ目線がミョーに気に入りました。
フェズのメディナの中のモスク・・・だったと思う。
モロッコの写真を見てると、このアーチ型の入口の横には必ず人が写ってる。
なんかその場所、居心地がいいのかなあ?
モスクの中の柱のモザイク。
なぜか手前側と奥側はモザイクの柄が違う。
フェズの街角で見かけたモロッコの人たち。
モロッコの旅も中盤にさしかかり、南へ・・・サハラ砂漠に向かって南下して行く。
今日は移動途中に見た風景です。
ここはなにかグランドキャニオンにも似た感じかなあ。
こう言う乾燥した大地にも突然青々とした木々が・・・。
側の山肌には村が広がっている。
移動途中に見かけたカスバ。
カスバと言うのは集落とかそう言う意味(だと思う)。
カスバは城壁に囲まれている。
旅の順序は少し前後してしまうけど、こちらはカスバ街道で見かけたカスバ。
こちらはリサニと言うカスバ。
う~ん、写真がかなり歪んでいる。
でも道を見ると真っ直ぐの様な気も・・・建物が傾いているのかな?
道を歩いてる黒い衣装の人はイスラムの女性です。
まともに写真は撮らせてもらえませんから、隠れてこっそりと・・・。
この辺りの田舎の方の人はまだまだ宗教色が強く、頭からスッポリ布を被っています。
すごく暑そうですが、顔の部分はかなり薄い透けるような布になっていました。
これも移動途中に見た青空市場?
街じゃあないところでは、多分こんな感じにお店を出しているんでしょうね。
ところでね、今日は私がモロッコに行ってモテた話し(笑)。
もちろん男性からモテてイヤだと言う女性はいないでしょうから、それはそれでとっても楽しかったんですけどね。
でもね、写真にも出てくる様この頃私はとっても太っていて、とても普通に(日本人からは)モテるとは言い難かったのです。
ところがこのモロッコの旅行中、なんかとってもモテてしまうのです。
パッケージツアーで行った旅行なので女性は私だけではありませんでした。
しかも私と同じぐらいの年代の女性は他にも何人かいました。
なのになぜか私だけがモテる?
そこで不思議に思った添乗員さんが、モロッコ人に何で?って聞いてみたんですよ。
そしたらモロッコ人やアラブの人の男性の好みは、どっしりした貫禄のある女性・・・でしかも私は日本人。
だからそのモテる条件にピッタリなのだそうです。
ちなみに今みたいに痩せてたら多分モテないでしょう。
モロッコにいる間中私は、観光バスの運転手さんや現地ガイドさんを始めとしていろんな男性に言い寄られたり親切にされたり・・・普段は絶対味わえない様な経験をしたのでした。
やはりお国柄が違えば女性の好みも違うものなのですね(笑)。
ここはトドラ谷です。
切り立った断崖絶壁みたいなところで、その間には小川も流れていました。
今日からはいよいよサハラ砂漠。
このモロッコの旅行でいちばん印象に残っているところである。
でも砂漠だったからか、どうも写真がうまく写っていない。
とっても残念なんだけど、少しでもその雰囲気が伝わればいいのですが・・・。
私は砂漠と言えば、草の一本も生えてないところかと思っていたんだけど、どうやらそうではないらしい。
私の思っていたのは砂丘で、砂漠と言うのはとても広範囲の場所で乾燥した土地、草木ももちろん生えている。
今日の写真はそのサハラ砂漠の中のメルズーガ砂丘。
ここには早朝、日の出を見に行きました。
写真がどんどん明るくなっているのは、日が昇っていく様子です。
靴をはいてても足がどんどん砂にめり込んですごく歩き難いんですよ。
底なしの場所もあるみたい・・・恐~い。
砂は昼の間に温まっていて、日の出前でもなんだか人肌みたいに温かい。
裸足で歩くととっても気持ち良かったです。
ここの砂はちょっと赤っぽくって本当に細かい細かいサラサラのきれいな砂。
あまりにきれいだったので大きなペットボトルに一本、砂を入れて持ち帰りました。
でも結局使い道がなく、引越しの際に人にあげてしまったのですが・・・。
そうそう、もし砂丘に行く方がいたらご注意を・・・。
あまりに細かい砂がカメラの中にまで入ってきて、カメラが動かなくなりました。
でも昔のカメラだったのでフイルムを出して砂を吹き飛ばしてまた復活。
デジカメとかだったらハウジングが活躍しそうです。
砂漠にはつきもののラクダ?
でもラクダの足が切れてる・・・。
砂漠の住人、ベルベル族。
ここでは砂丘のガイドをしてくれた人たち。
ところでここでこのベルベル族の人たちが頭と首に巻いてる布について・・・。
この布は何て言うんだっけ?
名前は忘れたけど砂漠の中では必需品、無いと大変、お役立ちグッズなのだ。
前にも書いた様、この砂丘の砂は本当に小さくてサラサラ。
カメラの隙間に入り込んで壊れちゃうぐらいな物だから本当に小さいのです。
その小さな砂が衣類の隙間からどんどん入ってくる。
特に髪の毛とか口、首から入ると嫌でしょう?
そのための砂避けにすごく助かる。
ただの布っ切れではないんだなあ・・・。
サハラ砂漠の入口にはこんなのが・・・。
砂漠にはこのランドローバーに乗って行きました。
ここはランドローバーのドライバーさんのお家。
モロッコにはこう言うったテントを張って、移動しながら暮らしてるベドウィン族の方たちもいる。
このドライバーさんのお宅でミントティーをご馳走になりました。
でもこのミントティー、入れてくれてるうちからハエがすごい。
カップの回りには何十匹かのハエがブ~ンって・・・。
こんなの飲んで大丈夫なの~?って思ってしまいましたが、まあそこは見なかったことにして・・・美味しく頂きました。
砂漠で飲むミントティーはうまい。
右側の人は私達のモロッコツアーの現地ガイドさんです。
ベドウィン族のお家で飼っている山羊。
これがいるからハエが多い気がしました。
モロッコ最後の町はマラケシュ、ピンクの建物で有名な町ですね。
マラケシュと言えばやはり松田聖子の歌を思い出すのは私だけかな?
この写真はそのマラケシュのジャマエルフナ広場。
テレビなどにもよく出てくるから知ってる人も多いと思います。
夕方になると人がどんどん増えてこのような大道芸が始まります。
写真を撮ると、もちろんお金を払わなければなりません。
さてモロッコで、特にこのマラケシュで大変だったのが押し売り。
モロッコはもちろん楽しいところもいっぱいありますが、この押し売りのしつこさはすごい。
私が今までに行った国の中ではいちばんかも。
とにかくうるさい、しつこい、無視してもず~っとついて来る。
私達はパッケージツアーで行ったので、そんなに押し売りに会うことも多くはなかったと思うんだけど、このマラケシュだけは多かったなあ。
フリーの時間に一歩ホテルから出ると、馬車タクシーに絨毯屋、おみやげ屋とか、いろんな人が待ち構えている。
それが無視しても、要らないと言ってもとにかくしつこいのだ。
特にベルベル人のやってるおみやげ屋さんとか車でも追いかけて来る。
そう言えば思い出した。
これはフェズでの出来事だったけど、私達がフェズの町を観光してる時、カメラを持った人たちが私達の写真を勝手にどんどん撮っていた。
まあ売りつけるんだろうなあってことは想像はしていたが、その方法がすごい。
日にちが変わったかどうかは覚えてはいないけど、私達がフェズから違う場所に移動してる時、その観光バスを追いかけて途中の休憩所まで写真を売りに来たのだ。
これにはビックリ!
ゆっくり休憩してる間に、写真をじっくり見せて買ってもらおうと言うもの。
でも撮られた写真より売れた写真の枚数の方がどう見ても少ない様だったけど、そんなんでも儲かるのかな?
売れ残った写真は捨てちゃうんだろうし、その場所(車で一時間半ぐらい)まで来るガソリン代だってかかるだろう。
それでも儲かる商売なの?
そんなことを思いながら、あまりのしつこさに呆れてしまったことを今思い出しました。
次の写真はマラケシュで見たどこか?・・・名前は忘れてしまいました。
なぜこれを載せたかと言うと、それはこの写真の真ん中辺りの屋根の上にコウノトリの巣があるから。
この巣はかなり大きく重いらしい。
日本じゃあ野生のコウノトリはいないそうだから、もちろん見たことはない。
って言うか私多分この時まで、コウノトリって実在する鳥だって知らなかったんですよ。
言い伝えに出てくる「赤ちゃんはコウノトリが運んで来る」って・・・だから架空の鳥かと?
でもなぜ赤ちゃんを運んでくるのがコウノトリなんでしょうね?
調べてみたらコウノトリは水鳥だって・・・・水鳥でも巣はあんな高いところに作るのですね。
マラケシュではけっこう何個かこのコウノトリの巣を見た記憶があります。
でも実際の鳥は見えなかったんですけどね。
モロッコの写真も今日で最後。
最後はマラケシュで見たファンタジアショーの様子。
モロッコの民族衣装を着た女性が踊ったり・・・そんなのもあったのですが印象に残ってるのがこれ。
騎馬隊に乗った人たちが一斉に発砲して・・・確かそんなショーだったような記憶がある。
長かったモロッコの旅シリーズも今日で終わりです。
旅行は確か13日間ぐらいのパッケージツアーじゃあなかったかなあ。
前述にもある様、モロッコでやはりいちばん印象に残ったのはサハラ砂漠。
またいつの日か砂漠には行ってみたいなあ・・・。
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