Alice Boy's Pictures

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朝礼が始まるのを待つ-動画「働く青年」



朝礼が始まるのを待つ次男


次男は、今日ももゴキゲンの様子で出かけていきました。
今日は、作業所に行きました。
4:50にアラームが鳴ったのにナカナカ起きられない母の様子に感づいて、居間から「5:00です。」と声をかけてくれた次男でした。

次男が通う作業所は、8:30から朝礼が始まります。

次男くん、そろそろ到着したかなぁ。。と思っていると、メールが届きました。
添付されていた写真には独り立っている次男の姿がありました。
メールには、8:24 と時刻があります。



え!?なにかやらかして叱られているのか!?

と返信すると、「朝礼に遅れないように、位置について待機している」のでした。

ああ~~、そうなのか。


知的障害があり、自閉症である次男は、とてもセッカチです。
次の予定がわかると、それに取り掛かりたくて仕方がありません。

障害ゆえのことなのかもしれませんが、それでも、8:24のこの姿を見ると、胸が熱くなります。

次男くん、自閉症でも、知的障害でも、障害者でもいいなぁ。
次男くんはそのままで充分いいなぁ。

私の感性はどこか変わっているのかもしれません。
クマのプーさん(ディズニー版の「くまのプーさん」ではない)の原書の解説をラジオ講座できいて、「涙滂沱として禁ぜず」状態になったのですから。


2008/9/8 記

特化せずとも


次男くん、今朝も機嫌よく出かけました。
作業所に行きます。

ビリー隊長に30分間鍛えてもらい、毎朝の家事をこなして出かけました。

作業所についたら、タオルを首にかけて、軍手をして、汗をかきかき地味に働きます。

TVや新聞で取り上げられるようなセンセーショナルでドラマチックな活躍をしなくても、一生に一度でいいから「お母さん」と呼んでほしい、自分の名前を覚えてほしい、と願った子がそれを成し遂げていくのは、地味であってもミラクル(奇跡)です。

障害児、障害者の毎日は、人目をひく奇跡でなくても、小さな奇跡の積み重ねだと思います。

天才は、100万人、いや、1000万人、1億人に1人いれば充分だと思います。
「うちの子にも、それで生活できるような特別な何かがあればいいのに。。。」と思うのは安易過ぎるような気がします。

食事の時に、テーブルに箸を並べるような、なんでもないことの積み重ねが未来を拓くのだと思います。

デイサービスで、「次男くんは、お茶碗を炊事場に運んだり、荷物を運んだり出来るので助かります。」とか言われるたびに、お役に立てているようで嬉しいと思います。
が、少し????の気持ちがします。

他の人はしないのか??

しないそうです。

「特別ななにか」を望む前にしてやるべきこと、させるべきことがきっとあるのだと思います。

でも、学齢期も終了していることだし、私は親切な人ではないので言わないです。


ビフレスト A Place in the Sun 就労継続支援B型作業所
運営方針:工賃は最低を2万円とし、平均は地域の最低賃金の1/3以上を超えること

夢は、障害者を2000人雇用する施設以外の会社の立ち上げ。
ブログ: On the Sunny side 誰にでも居場所がある

2008/12/8 動画働く青年


2008/12/21 動画働く青年


2009/1/19 動画働く青年

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