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2008年01月01日
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カテゴリ: 2007日記
友人にお誘いを受けて

誕生学とは私も初めて耳にしたのだけれど、
子どもと大人向けの「いのちのお話」と
いうことで、ちょうど年長さん向けの回が
あったので、参加してきた。

(参考:日本誕生学協会ホームページ 
 http://www.tanjo.org )


まずは、子ども向けのお話。

ちゃんと繋がってきたこと、
そして、小さないのちの出発点から
出産までの道のり。
絵や人形を使ってのお話が終わると
出産のビデオ(そんなにハードでは
ないけれど、ちゃんと写ってました)。
特別な話ではないんだけれど、子どもの
目線で穏やかに話しはすすめられる。

うちの子はとにかく最初から興味津々で
一番前に陣取って先生にかぶりつき。
弟の妊娠出産を見てきたから、大体の流れは


「おなかの中でしっかり大きくなった赤ちゃん
さあいよいよ、あかちゃんがどうやってでて
くるのかな。」
息子「知ってるー!おなか切って出てくるねん」。

そう、息子は逆子で、私の卵巣のう腫の

きたのだ。おなかの傷も見ているから
息子はそれがあたりまえだと思っている。

彼がどの程度それでショックを受けたかは、
その時点ではわからなかったけど、
「いのちの道」(産道)を通ってでてくる、
というその後の説明のときは若干無口に
なっていた。
先生は、「いのちの道」を通ってでてくる
のが難しい赤ちゃんもいて、その子たちは
おなかに窓を開けてもらってでてくるのよ、
とも説明してくれて、自分はそのケースだと
いうこともちゃんと理解。
「おなかに窓を開ける」っていう表現が
とても素敵だなと思いながら私は息子の
背中を見ていた。

で、その後出産のビデオ。

帰り道、来るだろうなあ、と思ったら、
やはり質問。
「何で僕は窓からでてきたん?」
これには、ちゃんと事実を説明。
そういう赤ちゃんが沢山いることも告げた。

で、ぽつりと「『いのちの道』通りたかったな」。
これには、私も胸がチクリとした。
何を隠そう私もそのとき「『いのちの道』
通らせてあげたかったな」と心の中で一瞬
シンクロしてしまった。
人間ってばホント欲張り。
子どもが出来にくいと言われていたことも、
彼を授かったことで、価値観が一変したことも、出産と手術が一度で済んだことも、
いつの間にか記憶の奥のほうに追いやってた。
恥ずかしい。

うちに帰って、まだ興奮冷めやらぬ息子は
旦那にも、聞いてきたことを一通り説明。
それでもまだ、「いのちの道」が気になる
ようなので、
「今からでも遅くない、いのちの道やって
みる?」と提案。
相変わらずノリのいい息子をシーツにくるみ
子宮の中を再現。子どもって布にくるむと
とっても喜ぶ。
で、その大きな包みを股に挟んで、
「さあ行くよ」と狭くなった股の間から
産み落としましたわ。
途中、さらに股を締めて、「ほらうまく
回転しないと出られないよ」、
とかかなり時間を使ったので、それなりに
汗だくになって息子は産まれました。


現在6歳になる息子。
ちょっと早いかなあ、と思ったけど、
想像以上に興味をもち、理解もしてくれた。
まだ、余計な知識がないから、素直に聞けた
のかもしれない。
私もいろいろなことを話すことで、自分を
振り返ることができた。

誕生学では「自己肯定感」を持てない
子が多い昨今、「いのちの話」をちゃんと
知ることで、自分自身が生まれてきたことを
前向きに受け入れることができるという。

「自己肯定感」を持つ、そのことは本当に
大切で、でもとても難しい。
自分自身のことを考えても、家族、友人
そして出会ってきた沢山の人たちの力を
少しずつ借りて、やっと最近持てているかな
と思えるようになった。
ただ、その基礎となる部分は親が与えて
やるのが一番近道(もちろんそれに代わる人
でも可能だと思うが)だろうから、今回の
経験はとてもよい機会になったと思う。
それにしても、子育ての道のりは長い。
時々、ふと気が遠くなるときがある。
そういう時、また「いのちの話」を思い出す
んだろうな。








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最終更新日  2008年02月20日 22時13分13秒
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