S.P.Night! 030915

2003年09月15日(月)
S.P.Night!


1年前のこのライブ、今になってメモ書き程度にレポを書いていたことを思い出した。
対バンについては書いてないので書かないことにします。
ちなみにこの日の対バンは、CREEPS、Source Age、HANG、Good Night A Faker、DAWNでした。

このノートを捨てる前に。
1年前のあの日のことを。
S.P.N POWER、最初の時代の終焉。

この日の前々日、自分は札幌で世界の終わりを迎えた。
一生分の涙を流した。
あんなに泣くことはもうないのだろうとさえ思った。
その直後に菊地さんと佐久間さんの脱退を受け入れなければならないなんて無理だと思った。
ギリギリまで迷った。
でも足は弘前へ向かった。

会場につくとDAWNが終わっていた。
ななこ、かなちゃんと合流。
誰かに「よく来たね」と言われたことをよく覚えている。
かなちゃんには「大丈夫?」と心配までしてもらった。

歴史的一夜の始まり。
『その雫追いながら』でいつものようにスタートした。
ただ、いつもと違うのはステージ脇に人が多いこと。
そして客の雰囲気が明らかに悲しみを帯びていること。
そんな中で高取さんは途中から涙を流し始めた。
間奏の最中は嗚咽しているようにも見えた。
MC中もずっと目は潤んでいて、声は震えていた。
泣きたい気持ちをぐっとおさえている高取さんを見るのが辛かった。

誰かが人生の岐路に立った時にS.P.N POWERは『道』をやる。
鬼じゃがの解散ライブの時もそうだった。
今度は自分たちの番なのだ。
高取さんから菊地さん、佐久間さんへの応援歌だろう。
ボロボロだったけど。

途中MCでSPN結成秘話を話してくれたり、一見和やかな雰囲気なのだが、この悲しみを含んだ空気はどうなってもとりのぞかれない。

本編最後は『すべてを』
この曲は全英詞から日本語詞へと大きな変化を遂げ、SPNのTurning Pointとなった曲だ。
そしてその『To master all』と出会って自分はSPNを好きになった。

これからS.P.N POWERが新しくなる意味でのTurning Point。
それを今『すべてを』で迎えようとしている。
高取さんはもう明らかに泣いている。
ステージ脇を見るとゆうきゃん。ゆうきゃんは始まった時から涙ぐんでいた。以前の自分の姿を重ねていたのかもしれない。
伊藤さんも笑ってはいたけど目は潤んでいた。
逆に清宮さんはひとつも笑うことなく3人を見据えていた。
瞳に3人の姿を焼き付けるように。
もう自分も相当泣いていた。
札幌であんなに泣いてきたのにまだ涙が出るなんて、とおどろいた。

アンコールは『Alive』から始まった。
自分がどうしてライブでやって欲しいと懇願していた『Alive』
こんなときに来るとは。
S.P.N POWERの中でこれほど切なく、力強い曲はないと思う。
「human life,short life」
この歌詞は高取さんでないと歌えないだろう。
人間の無情さを歌った歌。
人間の命は短いからやりたいことをやる、支えたい人を支えるべき時に支える。
2人は支えるべき人がいる。家族がある。
受け入れなければならない、高取さんも、そして自分らも。

最後の曲『鼓動』
高取さんが演奏を始めるのをしぶっていた。
「・・・始めたくないんだよな・・・」そうつぶやいた。
S.P.N POWER、最初の時代の終焉。
会場全員の涙をもってとうとう迎えられた。

終演後の菊地さんのやりきったという達成感にあふれた顔を見て、受け入れられたような気がする。

SET LIST
01.その雫追いながら
02.枯葉の
03.夕闇
04.その枝の先に
05.秋風
06.依りかかる背中
07.春の朝
08.送り火
09.真っ白な夜
10.道
11.故郷よ
12.すべてを

encore
01.Alive
02.鼓動


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