氷と花の相性





「ふんっ薄着をしてくるお前が悪い」
「ひっどー!!しかも連チャンはしっかり厚着だしね!」
「その呼び方ヤメロ・・・」
「え?何で?」

俺の彼女、桐沢亜衣は幼馴染。いつもどっかのお姫様みてぇな格好でふわふわしてやがるから妙にほっとけねぇ。

「連ちゃんの手、あったかーいっっvv」
「ばっ///やめろっっ」
「わっ赤くなってるーvv可愛いー!」
「うるさい!黙れ!!」

亜衣はいつも予測不可能なことばっかしてくるから
こうやって出掛けてても気が抜けねぇ。

「あ!連ちゃん!!占いだよ~ねね!行こー?」
「はぁ?!俺は行かねぇよ。」
「いーじゃん!行こっvv相性占いだけっ!ね?」
「ったく・・・。」

たかが機械で占うだけのモンじゃねぇか。くだらねぇ。

「えぇ?!」
「んだよ、今度は」
「・・・相性32%・・・なの。」

今にも泣きそうな顔で俺を見る。

・・・だからくだらねぇんだ。占いなんて。

俺は着ていた厚手のコートを亜衣に渡した。

「え?」
「着ろよ。寒いんだろ?!」
「ぇ?あ・・・だって・・・」
「ぐずぐずすんなッ!!」
「はぃ・・・」

俺は亜衣の手を握って言った。

「占いなんて気にすんな。相性がどうだろうと、俺が亜衣を好きなのには変わりねぇからな」

普段なら絶対いわねぇ。でも・・・
あんな顔されたら・・・

こうでもしなきゃ亜衣は不安になるから・・・

亜衣はサイズの合わないコートを着ると俺に抱きついた。

「連ちゃん、だーーーーいすきッッvvvv」
「ったく///」

お前が幸せそうだから、反抗しようにも、出来ねぇっつーの。
まぁでも・・・

今日くらいはいいよな・・・。


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: