青空日記

青空日記

感染症予防治療分野・臨床熱帯医学


熱帯地に特有な感染症疾患について、疾患別別に臨床像、診断法、治療、予防方法について学ぶ。
旅行医療について基礎を学ぶ。

行動目標
各臨床症状から、考えうる熱帯感染症についての鑑別診断ができる
熱帯感染者に対して臨床的アプローチができる。

とりあえず、とっつきやすそうな奴から・・・・。

<旅行医学>
海外に行くのが普通になった今だから、日本には無い疾患も世界にはまだあったりするわけで・・・代表的なものをいってみよ!


A型肝炎
流行地に旅行した場合、高率に罹患する(10~100/1000)
50歳未満では抗体保有率が低下するので、接種前に抗体検査をするかどうかは50歳を目安にする。エイムゲン(1回5000円) 0,1,6ヶ月の3回接種
B型の2.5倍罹り易いと考えていい 流行してないのは、日本、北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアくらい

B型肝炎
地域というよりは、旅行者の行動の問題(性交渉、ピアス、刺青、針治療)
途上国での感染者(キャリア+有症状者)は80~420 / 10万人
ビームゲン(1回3000円)
0,1,6ヶ月の3回接種
0,7,21日、6ヶ月の4回(期間短縮)も可能

破傷風
日本での発症は年間40人
流行地では1人の医師が200人 / 年くらいは診るありふれた病気
潜伏期間は平均4~7日間
口を開けにくい、首筋が張る、寝汗をかくなどの初期症状
↑ここで診断しないといけない
次第に口が開けられなくなり、、手足にも同様の症状が現れ、ここで抗毒素が注射されなかったら、腹部を突き出すような後弓反張と痙攣が起きて、4割(新生児は8割)が死亡する
新生児破傷風は、東南アジア、アフリカに多く、南米ではもはやほとんど見られない

狂犬病
タイの犬の6.8%が狂犬病ウイルスを持っている
狂犬病ワクチン(1回3300円)
0,1ヶ月、6~12ヶ月の3回接種
0,7,21日、6~12ヶ月の短期4回接種も可能
有効期間が2年間と短め
日本とヨーロッパ、オーストラリア以外はどこにでもある

日本脳炎
日本では年間10例程度
東南アジア、オーストラリアの一部

コレラ
不活化ワクチンはダメ。3分の1くらいしか抗体を獲得できない
経口生ワクチンがある。DUKORAL
70~80%の予防効果。大腸菌感染も予防できる
コレラは芽胞を形成するので、冷凍エビの中にもいて感染させることがある


マラリア
3階以上だと蚊は上がってこない
DEETの濃度は欧米では20~30%が推奨される。日本製は10%台かそれ以下。
一般に10%では有効時間が2時間
濃度が倍になる毎に1時間伸びる(20%で3時間、30%で4時間くらい)
ただし、汗をかいたり水浴すると短縮する
蚊帳の使用は感染率、死亡率を70%低下させる
ICT Malaria Pf/Pv (オーストラリアAMRADICT社製)←マラリアの抗体検出キット
日本では年間120例の輸入例(1~2例の死亡)
熱帯熱は5日間以上放置してはいけない(日本人だと3日間でも危険)
帰国後、2週間は要注意。それを超えたら、可能性は激減。1ヶ月を超えたら、まず熱帯熱の可能性はない
韓国では年間数千人が発症している(特に北朝鮮との国境付近)


デング熱
温暖化に伴って台湾まで北上中
ハーマンズRushという、一部が白く抜けた発疹を来たす
WBC変わらず、CRPちょい上がり

レプトスピラ
日本でも発症例ある(ほとんどが川で泳いで感染)


SARS
小児では軽症:麻疹などと同じで、免疫が充分成熟すると、症状がきつくなる
要はサイトカインストームが症状を形成しているので、ステロイドが有効
吸入器から広がった(NIPPVの圧で飛び散った)

災害地の重症肺炎
小児の常在菌として存在する肺炎球菌やインフルエンザ菌が、被災地での特殊な生活(濃厚接触、低栄養、不衛生)によって大人や他の子供にひろがり、肺炎を起こすのでは?
マスク、手洗い、うがい
ワクチン(肺炎球菌7価、インフルエンザ菌のコンジュゲートワクチン)で発症を減らせるかもしれない。



旅行に行くときにはいろいろ皆さん気をつけましょう!
ほんとは熱帯医学特有の疾患の臨床を勉強したけど、重複するところがあるから今はとりあえず、スキップ。

時間があって、気分が乗ったらやるつもり♪







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