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ワーファリンについて

ワーファリンについて



りくは2回目の手術(ノーウッド・グレン術)が終わってからワーファリンというお薬を服用しています
このお薬は、この先一生涯飲み続けなければならないお薬ですが
大変、制約や注意点の多いお薬でもあります。
このお薬の説明をしておきたいと思います。


ワーファリンってどんなお薬?

ワーファリンは血液を固まりにくくするお薬で
血液を凝固させる物質を合成する為に必要な ビタミンK を阻害
することで抗凝固作用を発現させます。


どうして使わなければいけないのか

りくは、これまでの3度の手術で血管を形成したり、人工血管などの人工物を入れたりしています。
人の手の加わった部分や人工のものなどがあると、血管内で血栓ができてしまう確率が高くなるそうです。
もし、血栓できた場合に、頭などに血栓が行ってしまい血管を詰まらせたりした場合、脳梗塞の危険性などがあるんだそう・・・。
そのため、ワーファリンの服用が必要になります。
ただ、一生涯飲み続けるかについては病院によっても意見は様々で
術後、1ヶ月から半年程度しか飲まない病院もあるようですが
りくのお世話になっている病院では一生使い続ける方針だそうです。


定期的血液検査

ワーファリンは食事や他の薬剤、体質で効果の現れかに影響を受けます。
ワーファリンを有効かつ安全に使用するためには定期的に血液検査を行いその効果をチェックしなければなりません。
具体的には トロンボテスト あるいは プロトロンビン時間 で評価します。
施設によってどちらを指標にするかは異なりますが
りくの病院では、プロトロンビン時間で評価しています。(少し前まではトロンボテストでしたが・・)


食事の注意点
ワーファリンはビタミンKによってその効果が減弱します。
よって ビタミンKを多く含む食材には注意が必要 です。
ビタミンKの量が最も多いとされる 納豆・クロレラ は禁止されています。
最近では、ケールを主原料にした青汁なども控えるよう言われているそうです。
ビタミンKは緑黄色野菜や海藻類にも多く含まれていますが、通常の食事で食べる量
ならば問題はないそうです。


生活上の注意点


・打撲や打ち身などしやすい運動は避ける。

・頭を強く打たないようにする

・歯科治療を受ける時は必ずワーファリンを服用していることを報告する。

・ワーファリンは他の薬剤との相互作用がたかいので、他の医師にかかると きは必ず服用していることを伝える。

・ワーファリンは胎盤を通過する為、妊娠した際には胎児に影響があり、奇形や脳障害、神経障害をきたすことがあります。
また、出産時には、母体の出血が致死的になることがあるので、原則的に妊婦への投与は禁止されています。
妊娠を希望する際には医師と相談する。

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