氣志團万博閉幕。翔やんブログ


それもすべてはこの「氣志團万博2012」の為でした。
2009年より構想を始め、2010年からは会場選びに奔走、
地方公共団体の方々や行政の方々との話し合いをスタートさせ、2011年に開催が決まっていたものの、
私の個人的な直感で「今ではない」と判断、急遽「極東ロックンロール・ハイスクール」と銘打った全30本の対バンGIGシリーズに変更、
そして満を持して今年の9月16、17日に開催を決定したのでした。
しかし、そこからが始まりでした。
テーマは「ありえないを形にする。」
他のフェスでは、およそ観ることが出来ないであろうグレイトなメンツを、この我らが故郷に招聘すること。
これが最初のミッションでした。
音楽業界とて、色々とございます。
ましてやトップ中のトップの方々に、我々風情がお声を掛ける事自体、失礼な事だと受け取られる可能性は充分にありました。
しかし、普段では目を合わすことも許されない様なレベルのアーティストの方々、及び各マネージメントの方々が、皆様ご好意を持ってお話を聞いて下さいました。
結果、スケジュールであったり、他のイベントとの兼ね合いであったり、
諸々の事情で実現が叶わなかった方々も僅かにいらっしゃいましたが、本当に親身になってご相談に乗って下さいました。
そして、驚愕のラインナップが勢揃いする事となったのです。

初日は
岡村靖幸さん
グループ魂さん
小泉今日子さん
湘南乃風さん
仙台貨物さん
ももいろクローバーZさん

二日目は
VAMPSさん
the GazettEさん
ゴールデンボンバーさん
T.M.Revolutionさん
浜崎あゆみさん
ユニコーンさん

それに加え、初日は何とスペシャルサプライズに近藤真彦さん、そしてDJ OZMAが両日共にオープニングアクトを務めてくれました。


まさに「ありえない」二日間でした。

初日は、この夏このイベントにしか出ないグループ魂の超絶抱腹絶倒ライヴからスタート。
ルール無用のアルティメットエンターテインメント集団。
スリリングなブラックジョークから、もはや爽やかさまで感じる下ネタ曲のオンパレード。
彼らこそが今、最もパンクなバンドではなかろうか?
最高のイベントの幕開けとなりました。

仙台貨物はパーフェクトなパフォーマンスであっという間にオーディエンスを虜に。
このイベントを皮切りに、活動を再開してくれるとの事。
終演後に「絶対来年もやりましょう!」と言われ、嬉しくて堪りませんでした。

キョンキョンはこのイベントの為だけに、往年のスーパーヒットチューンを中心のセットリストをご用意下さいました。
夜明けのMEW、木枯しに抱かれて、あなたに会えてよかった、そして新たなる名曲100 %、からのスペシャルメドレー、ラストは学園天国。
泣くしかない内容。

湘南乃風はのっけから暴風域。
木更津の為だけに歌詞を変えて歌い上げ、レゲエを知らないすべての老若男女にタオルを振らせる。
どこまでも熱く、どこまでも優しい、東京湾の向こう側で育った漢達。かっこよかった。

ももいろクローバーZは過酷なスケジュールの中、「One Night Carnival」をカヴァー。
天下無敵の火の玉ガールズ。霊長類アイドル科最強。
フェス無敗のセットリストで、モンスターだらけの氣志團万博を圧倒。
全力のステージに会場中が一体感へと包まれました。

岡村ちゃんはファンキーでセクシーなダンスと歌声で会場中をノックアウト。
革命チックなダンキンシュートが誰ものハートに決まりまくる。
「氣志團ベイベッ!」の連呼に、ただただ感涙。


そして氣志團のアンコールでは、何と!何と!何と!近藤真彦さんが登場!
革ジャンにリーゼントを決め、雨の中で「ハイティーンブギ」をデュエットして下さいました。
痺れました。

更にラストナンバー「SUPER BOY FRIEND」では再びももクロちゃん登場。
かなこぉ↑↑と共にあやのこぉ↑↑。
最高のフィナーレとなりました。

二日目のトップバッターはゴールデンボンバー。
ほぼ全裸で登場したキリショーくん、綿菓子機でリーゼントを作る喜矢武さま、シンクロナイズドスイミングに興じる樽美酒くん、いつも可愛いじゅんじゅん。
自由すぎるパフォーマンスから、名曲「女々しくて」でオーディエンス狂喜乱舞。

御大ユニコーンは一見緩そうな雰囲気で演奏を始めますが、とにかく分厚い。
この人達はロックとハッピーの天才集団。いつ観ても心を奪われ、そして叩きのめされます。
この日のステージ上から、阿部さんと民生さんが我々に掛けて下さった温かいお言葉、一生忘れません。

余談だが、そんなユニコーンの今年のキャッチフレーズは「上野に行こうぜ!」に決定したらしい。(「行こうぜ、ピリオドの向こうへ」→「ユニコーンは一度解散しているので、既にピリオドの向こう側」→「冥土の土産に」→「メイドの土産にニャンニャン」→「秋葉原の向こうへ」→「秋葉原の向こう...?」と発展)

the GazettEは炎天下の中、終始クールな表情を崩さぬまま、熱すぎるステージングを展開。
野外でのヘッドバンキング天国に度肝を抜かれる。
RUKIくんの「それぞれが愛してる音楽があるけど、折角逢えたんだから今はthe GazettEを、そして今日はすべてを楽しんで行ってくれ!」

T.M.Revolution。
前日前々日と自身のフェスもあったというのに、氣志團万博用の演出をご用意して下さっていたことに感動。
超絶ビューティー学ランダンサーズの登場や、メガヒット曲を連発。
西川さんの無尽蔵のスタミナには絶句。歌う、叫ぶ、走る。終始鳥肌立ちっ放し。完璧。

VAMPS、登場からかっこ良すぎて鼻血出そうでした。
忘れられないのは、現在ツアー中の為、五日間連続のライヴであることについてのMC。
hydeさん「そこまでして出たいのかって話だけど......そこまでして出たかったんだ!」一同号泣。
ワールドクラスの圧巻なステージを、我が故郷で観てしまった。

ayuちゃんは最強メンバー全員集合で房総に降臨。
イリュージョンのような早着替え、まさかの全員学ランに変身。
日本一の歌姫であり、エンターテイナーの本気に会場大爆発。
最後は「WE ♥氣志團」Tシャツで大団円。

ラストはEXILEの神曲「Rising Sun」の替え歌「外人さん」で氣志團が再び登場。
ゴールデンボンバーと共に「SUPER BOY FRIEND」でフィナーレを迎えました。

結成15周年と銘打って立ち上げたこのイベントですが、本来のテーマは「音楽のチカラの再確認」でした。
本物のステージとはどんなものか、沢山の人々に知ってもらいたかった。
ジャンルの細分化は日々進んでいますが、本当に素晴らしいものには、予備知識など一切必要が無いことを伝えたかった。
これまで培ってきた己の生き方、考え方、価値観、全部ぶっ壊してくれるってことを。
日本の音楽は凄いってことを。
我々は誰に恥じることなど無いんです。
寧ろ、胸を張るべきだということを。
そしてそれを証明できたという自信があります。
今回、我々がそのきっかけとなれたことに達成感と充実感を持っています。


本当に最高でした。
感無量。
両日共に降水確率50%も何のその。
殆ど快晴のまま、幕を閉じることが出来ました。


ご来場頂いた皆様とご出演下さった皆様には、とにかく言葉にならない程の感謝しかありません。

一夜明けた今も、どうやって恩返し出来るのかをずっと考えています。

また考えついたらすぐにアクションを起こします。

期待していて下さい。

いや、期待しかしないで下さい。


今回、氣志團万博に携わって下さったすべての方々へ。
本当にどうもありがとうございました。

本当にありがとうございました。


BE REASONABLE
DEMAND,
THE
IMPOSSIBLE.

CAHOS
FROM
CHIBA

KISIDAN EXPO 2012


綾小路 翔


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