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さくらが咲いた +3




       さくらが咲いた。
       うすもも色のさくらが、咲いた。

       でも、さくらは散るべき花。
       散る姿が美しさを引き立てる、悲しい花。

       沢山の人がさくらを愛でるが、奇しくもそれは散る姿・・・
       余りにも切なすぎる結末に
       胸を何かが締め付ける。

       今年もまた、さくらが咲いた。
       うすもも色のさくらが、咲いた。

       春のそよ風が花びらとともに
       私の想いを散らしてくれればいいのに・・・と、
       余りにも悲しすぎる結末に
       頬を涙が伝う。

       私の心は留まったまま、
       さくらの季節はまた巡る。






             『桜の運命』

              桜の運命を喜ぶ人
                  桜の運命を嘆く人
              桜の運命を重ねる人
                  桜の運命を愛でる人
              桜の運命を楽しむ人
                  桜の運命を留める人
              桜の運命を決める人
                  桜の運命を・・・

              私は
              桜の運命を受け入れることしか出来ない
              愚者でありたい






 『愚者より愛を込めて』


  愛した人へ。

  「私は愚かなのです。
   あなたのことを愛してしまいました。
   そして、私はあなたへの愛に溺れてしまいました。
   許して下さい。

   何度誤っても許してもらえるか分かりませんが、許して下さい。

   私は愚かなのです。
   あなたのことを深く愛してしまいました。
   あなたのためなら死んでもいいと思ってしまいました。
   あなたに愛されなくてもいいとも思いました。
   私は愚かなのです。

   私の想いを許して下さい。

   でも、これだけは分かって欲しいのです。
   あなたのことを真剣に愛しました。
   偽りの愛などではなかったのです。
   私が愚かだっただけなのです。

   あなたのことを愛し過ぎてしまって
   何と言って誤ればよいのか・・・
   本当に許して下さい。」

                            愚者より。








           『泣くこと』


           涙が止まらない。

           私の泣き顔は醜くて
           鏡に映ってしまうから
           電気を消す

           そんな行為が情けなくて
           また泣いてしまう

           友達がくれた詩が
           心で響いて
           想いの糸を弾く

           涙が止まらない。

           暗くなった部屋には
           私の影もなくて
           嗚咽だけが残った

           そんな事実がくだらなくて
           また泣いてしまう

           だけど、
           泣いても救われたりなんかしない

           でも、
           私は知っている

           どれだけの涙を流しても
           無駄じゃないこと、を

           だから、
           涙を止められないでいる。




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