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夕暮れの饒舌。+4



                  『夕暮れの饒舌』


                  夕暮れのそれは
                  全てが曖昧になる

                  顔も体も心も言葉も思考も
                  全てがぼやけて見え難い

                  こういう時は
                  境界線があってもないようなもの、で
                  強がりと弱音が交じり合う

                  どちらが真実なの、か

                  私にも分からなくて
                  無意味な心を並べて
                  相手を窺いながら
                  舌が一人歩きをする

                  早く闇になれ

                  早く夜になれ

                  嘘で覆い隠されて
                  現実が見えなくなればいい






『わがまま』



 耳を澄まして

 ワタシを聴いて


 視線に触れて

 ワタシを引き寄せ


 唇を吐息で染めて

 ワタシを塗りつぶして


 もっと幸せを与えて。






ありのままの自分を

胸の奥にしまって

小さな傷で痛む君を

守ってあげたかった

今もそれはホントだから

僕を信じて

僕を見つめて

僕だけに笑って

正義の味方からのお願いだよ。





貴方が食べたいという

手作りの味・・・

思いつかず、キスをした。






『ミルク入りコーヒー』


甘くてほろ苦い
ミルク入りのコーヒー

何がいいのか分からないくせに
たまに飲みたくなる

人が恋を忘れないのは
甘くてほろ苦い
ミルク入りコーヒーの味を
覚えているからかな?

急にそんな気がして
買いに出かけた

夕焼けの空にも
ミルクが混ざっていた






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