2003年12月23日
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いつもだったら、目の前に座っていても、「1:00までは、業務時間外ですから、カギをお渡しできません。」と1分前でもカギの受け渡しを拒否する受け付けのお姉さんだが、きょうは、こんな状況なんで、12:30から、急きょ指定された大会議室の様子を見せてもらうことになった。

昨日の夜の電話で「このアトリエはもともとそちらの企画としてはじまったものなんです。」と当時の担当者の名前を出したせいか、オーバ立ち上げ当初からの長い付き合いの「ト」さんが、会議室の前でわたしたちのことをまっていてくれた。

知り合いなんで、やりやすいような、やりにくいような、、、、。
とりあえず、ざっくばらんな雰囲気の中で、会議室のことを説明してもらった。

新しい場所のやばそうなポイントは、以下のとおり。

●会議室の先にある非常出口
 ここから外に出てしまったら、ボラさんも対処しきれなくなってしまうかも。
 通路に椅子をおいて、こわそうな?ママさんたちに座っていてもらってバリケードにする。

●室内にあるボタンの数々

 お菓子の缶のふたをガムテで貼付けた。

●真四角な部屋なので、逃げ場所がない
 いつも利用している部屋は、エル字形になっていて倍近く広いので、それぞれにパーソナルスペースをもつことができ、あちこちに「陰」になる場所があるので、混乱したときなどに、そこで、クールダウンすることができる。
 ちょうど、この大会議室のとなりの小会議室も空いているというので、急きょそこも借りる。
 耳の聞こえ方が敏感な人も多いので、いつもと違う音の響きに慣れてくれるかどうかも、ちょっと心配なんだけど、、、。

●食器棚、テレビ、磁気ループなど
 棚があれば開けたくなり、テレビがあれば見たくなり、ボタンがあれば押したくなるっていうもので、いつも以上に、いろんな刺激にあふれている。
 とりあえず、視界から消すことができればなんとかなるので、布をかけたり、裏にしたり、机の奥にもっていったりして、回避。
 だけど、食器棚を裏にしている時に、すでに食器ががらがら崩れ落ち、茶器を割ってしまった、、、、。
 こどもたちのいない時でよかったです。

●そして、参加者たちの混乱…?

 唐突にどこかに走っていってしまうことがないかどうか。
 それによって、生活に支障が出てしまわないだろうか。
 次回も混乱して来れなくなってしまわないだろうか。
 また、この施設は、障害者のための施設で、片マヒ、視覚障がいなどの障害者も多く、いつも、自閉ちゃんなど多動の人たちとのマッチングが悪いといって、自閉ちゃんたちが、悪くいわれてしまいがち。
 だから、なるべく、施設内で利用する行動範囲も拡げないように努力しているんだけど、いつも行かなかった会議室の方向に彼らの行動範囲が拡がってしまったら、来月から必ず、こっちにも足を伸ばしてみる人が出るにちがいない、、、。


=============
 冬休みなので、いつもより早めに、参加者たちが集まってきた。
 ここのアトリエは、障がいのある子とその兄弟児が対象なので、いわゆる「健常」とよばれるふつうの子どもも半分くらいいるんだけど、その「健常」と呼ばれるふつうの子どもたちも、会場が変わったということが不安で、何度もお母さんに「なんで変わったの?」と聞きながら来た子もいた。

 準備にも、いつも以上に時間がかかってしまい、新しいボラさんへの説明も適当にして、アトリエにやってくる参加者たちを出迎える。
 すごーく不安、、、だったけど、ほとんどの人は、わたしたちの顔を見るとうれしそうにアトリエに入っていく。
 中でも特に、敏感で、1年近くもほとんど会場に入ることも難しかった人たちのことが心配だったが、最終的には、やはり、「知っている顔」を見ると安心したみたいで、案外リラックスしている。
 あーー、よかったよお。

 結局、参加者たちは、全員会場に集まった。
 だけど、こんな時に限って、ボラさんが足りない。
 もともと人数が足りなかったのに、風邪によるドタキャン3名、、、。
 しかも、スタッフ「ス」は、バイトのため、3時まで、、、。自閉ちゃんに一目で気に入られるタイプの男「ス」、きょうも男が少ないので、ひとりでまったく違うタイプの参加者3人と遊んでいる、、、。
 いったいどうしたら、、、、。
 と、困って、なんとなく、こういう雰囲気が嫌いじゃなさそうで、なんとなく他の参加者たちともマッタリできそうな参加者のお父さんとお母さんを各1名ずつ選んで、急きょ「ボラさんお願いできませんか?」とアトリエに誘いこんで、なんとかその場をしのいだ。
 ひばりが丘学園で開催しているハチャメチャアートクラブでは、けっこう自然にお母さんたちが参加しているし、参加者によっては、自分の親が同じ空間にいるのを嫌がるけど、それさえなければ、こんなのも「あり」だなあって思いました。

 まあ、とりあえず、こんな感じで、きょうは、一日大丈夫でした。思わぬハプニングで、以前はあんなに不安がっていた参加者たちも、今は全然オッケーだったってこと確認できたのはよかったし、いつもと違う動きだったので、今までにはなかったボラさんと参加者の意気が投合しちゃってたりして、おもしろいことやいいこともいっぱいあったけど、、、、だけど、来月混乱する人が出て来ないとも限らないし、すごーくリスキーなハプニングでした。
 2部屋用意できたのは、不幸中のさいわい。
 意外にも、はじめに予定していた人とはちがったけど、やはり、この部屋があったから、活動できた人もいました。

 2時をまわって、本来利用するはずだった部屋を窓越しに覗いてみると、脳性マヒの人たちのお食事会が開催されていた。
 たしか、もうひとつの団体も「絶対にこの部屋でないと困る」はずだったので、シアターの控え室とかとして利用するのかと思っていた。
 食事だったら、この会議室でも全然できたんじゃない、、、?こっちに来るのに車椅子でも全然不自由じゃないし、、、。本当に、この施設の事務の人たちは、お互いの利用者の意向を細かく聞いて、調整してくれたのだろうか?
 ちょっと不信が残る。

 いつもだったら、フローリングなので、ぞうきんがけで済んでしまうはずの床も、会議室はカーペット敷きなので、絵の具がしみ込んでもうとれない。
 担当者は、「こちらのミスなので、こちらで、張り替えます」というが、ここは、公共施設じゃん、、、結局、その代償は、参加者たちに廻ってくるんじゃん、、、。

 いつもよりも後片付けも時間がかかり、ボラさんたちともあまり話せないまま、祝日は5:00閉館ってことで、もうすっかり真っ暗になってしまった施設を後にした。







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最終更新日  2003年12月26日 21時32分29秒
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