金銭感覚


生徒は来ないが 教師たちにはワークショップがあった。

教授法関係の本で有名な著者を 学校が招いていた。
アメリカの学校は 授業では笑わせる行為が 必要不可欠なようだ。
どうやったら生徒を引き込めるかとか、
どっちの方が生徒は選択するかという課題の出し方とか、
いかにもアメリカ的な、
しかも暗記はある程度はがんばりが必要なときもあるが、
アジア諸国のように重点を置いていなければ強制もしなくて、
授業中に教師がいかに工夫して、
知らず知らずのうちに・・・みたいなノリの。

ワタシの頭脳では一度のワークショップでは足りない。
イマイチわからんところがたくさんある。

講師はサンディエゴ州立大学から来ていた博士だったが、
教師側にも既に彼の本を持っている人は持参で参加していた。
一番最後、その本にちょっと触れた。
サインが欲しい人は後でどうぞと
本人が宣伝をしていたのにも、日本ではあり得なさそ~
と思ったが、
もっと驚いたのは化学のおばあちゃん先生の質問だ。

博士が言うには学校側が安くまとめ買いをし、
みんなには無料だかっつー話。
そしたら
「前あなたの本を買ったんだけど、
それを返品してリファンド(返金)してもらって、
学校から無料でもらってもいいか」って。
んあ?
なんでそーゆーこと考えるの?
日本的なワタシは、もういいじゃん買っちゃったんだから。
それともこれはジョークなのか?
・・・にしても博士はまじめに答えてるし
(驚いていたワタシは、彼のコメントを聞き逃した)。
ちなみに、その本を読んでレポート書くと、
サンディエゴ州立大学のある単位をもらえるらしい。

ジョークといえば、たまに理解に苦しむものがある。
当事者でなければ楽しいのだと思うのだが、
教師という立場からすると、どーもなぁ。。。
宿題を出せと言うと、
犬が食べたって言ってホントに提出しない生徒が
数人いるのだ。
こーゆーのは笑って流すべきなのか。


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