「教育する」と"educate"


の先生のクラスを覗かせてもらった。
少人数だからコントロールがしやすそうとは言え、
やはり彼女は上手な授業の運びをしていた。
かなり細かい決め事やルーティーンタスクがあって、
準備に時間がかかってそうだ。。。

そのクラスはReadingのクラスだった。
最初は読み聞かせ。
感情もいれて、カナリ役者になっていた。
読み聞かせの母親のようだった。
生徒は喜んで聞いていた。
話の中に真剣に入って質問する。

で、一つワタシが思ったこと。
ワタシのクラスに関係ない子は、
かわいいっつーか、おもしろい。
いつもいないワタシがいるので、先生の目を盗んでは、
ワタシにちょこちょこ何かを見せようとする。
孫を見る爺さん婆さんの境地。
責任ないからねぇ~。
やつらのいたずらは、関係ないワタシには楽しいワ。

いくらreadingのクラスでもずっと同じことはしない。
やはり途中で流れを変える。

みんなそれぞれマイペース。
机を向かい合わせで並べて、
先生がこれから使おうと分けたカードを、
これちょうだい!とか言って半分取っちゃったり、
ボクの写真も仲間に入れてあげる!
とか言ってカードと混ぜたり、
あ~、やっぱじっとしてないんだな。
わけわからんこと言ってるな。
小学生っぽいかな?!

後半は主に自分の選んだ本の読み。
教室の奥から持ってきたタイの立体三角クッションを
床に広げ、寝そべりながら本を読む。
もちろん眠りに落ちるよね。

にしても、学校でこんなにリラックスして
いいのだろうか。。。
「学校」というところに対する認識が違うんだな、きっと。
でもこの先生、Department Meeting(サイエンスなら
サイエンス、社会科なら社会科というように、科目ごとに
教師が開くミーティング、だからうちらは語学系)のときも、
教師用のビデオを見るときなんかは、自分の教室から例の三角
クッションを持ってきて、ゴロン。

日本の職員会議ではありえないよねぇ、こんなこと。
ちなみにESLとSpecial Ed(障害を持った子とか)の教師は
みんな最低でも修士を持っていないといけない。
学歴と振る舞いは関係ないのかな。。。やっぱ。

学校とは勉強をしに来るところで、集団の規律を守るところ
でもあるが(もちろんアメリカでも)、「安心」して
アカデミックなことに「触れる」っていう色の方が近いんだろな。
「教育する」と「educate」は、どうも違う気がする。



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