2012読書データベース 0
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ここ最近読んだ本です。書評は書けないので、写真でご勘弁。編集工学の松岡正剛氏関連2冊 と 田坂広志氏 そして羽田で買った広告本ビジネス本です。ガンダム 剣豪 ラグビー プロ野球 それぞれ面白本たちです。(ラグビー本は以前の日記で書いていました)タレント本も読んでいます。プラスなぜ、働くのか 生死を見据えた『仕事の思想』 これで田坂氏は10冊目です。ということで、どうにか年間50冊は超えています。
Apr 4, 2008
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「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い著者: 山田真哉 出版社: 光文社 サイズ: 新書 ページ数: 242p 発行年月: 2008年02月 食い逃げされてもバイトは雇うなの下巻です。というか上巻を思いっきり否定しているし・・・・・・・でも上巻を読んだ方は、こちらも読んでみたほうがいいと思います。いいオチでした。サクサクと一時間ほどで読めてしまいましたが、自分自身の会計的な考えのチェックにはなりました。費用対効果(コストパフォーマンス)に関しては、勉強になりました。確かに、言い訳としては使い勝手のいい言葉です。長期は高いもの 短期は安いものの考え方もなるほど・・・・実は、私の会社は2月決算で今日が締め日です。たまたまそんな日に読んでしまったのですが、来期に予定している大幅な経費削減策の糧になったかもしれません。それと・・・・・・余談ですが、公認会計士をしていた後輩がつい先日逮捕されていました。大学を卒業してから接点はありませんでしたが、彼の同級生からのメールで事態を知りました。前回の事件では(巻き込まれたということで)無罪でしたが、今回はどうなのでしょうか?クライアントが不正を起こすと、火の粉が飛び散って、結構辛い職業なのかもしれません。
Feb 29, 2008
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ソニーをダメにした「普通」という病著者: 横田宏信 出版社: ゴマブックス サイズ: 単行本 ページ数: 190p 発行年月: 2008年02月 日経新聞の広告で見て、先日松山へ行った際に購入。尖がって変わった会社だったソニーが、株主資本主義に巻き込まれて「普通」になっていった状況が元ソニー社員の著者によって書かれています。90年代後半にアジア最高の経営者とも言われた元CEOの出井伸之氏。子供がウルトラマンや仮面ライダーに憧れるように社会人駆け出し時の私のヒーローでした。当時勤めていたホテルで、1995年社長就任の発表会見を間近に見ることができ、また96年~99年までは得意先の担当者として仕事を追っかけ、直接ご挨拶し名刺交換もさせて頂いたりも。IRでの機関投資家に対しての事業発表と自信に満ち溢れた質疑に対する応答や製品発表での素晴らしいスピーチを目の当たりにすることが出来ました。出井氏の一挙手一投足から目をそらさず、その立ち振る舞いから感じられるオーラを浴びることで、「何か自分の成長に繋げられないか」という思いを込めて精一杯のアテンドを行っていました。業績も株価も飛ぶ鳥を落とす勢いの当時、ソニーショックが起こるなんて想像もしておりませんでした。経営者というものは、投資家のように金を活かす存在ではなく、またコンサルタントのように理路整然と状況を語る存在でもない。メッセージを語り、人を活かしていく。そして、そのために考え抜くことこそが役割だと筆者は述べています。また横田氏の述べている「コミットメント」の意味にも非常に共感を感じました。日産のゴーン氏の影響もあり、コミットメントは「達成すべき目標」という意味で使われています。しかし横田氏はコミットメントを「傾倒」と訳しています。私の好きなコミットメントの訳は「義侠心」「のっぴきならない」組織においては、単なる義務感や強制下での目標達成という形ではなく、心を傾けた結果としての目標への到達こそが本分であると、改めて意識しなければならないと感じています。
Feb 29, 2008
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合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論著者: 内田樹 /平尾剛 出版社: 朝日新聞社 サイズ: 新書 ページ数: 230p 発行年月: 2007年09月 元ラグビー日本代表の平尾剛氏 と 合気道の師範の内田樹氏との対談です。平尾氏といっても、ラグビー日本代表監督も務めた有名な平尾氏ではありません。こちらの平尾剛氏は、神戸製鋼を数年前に引退し、現在は教育者を目指し、大学院で学ばれています。身体論といっても、筋力やメカニズムなどのハード面の話ではなく、ソフト面での身体運用に関わる話です。本書の表現を借りれば、身体の「OS」の話です。そもそも武道は、身体能力や殺傷能力の向上のみ目指したものではなく、統治者としてのリーダシップの向上をも目的としていました。ラグビーも英国においては、同様の目的を持っていたようです。単なる勝敗のみが目的ではなく、心身の運用のバージョンUPを目的としているラグビーと合気道の二つの分野。その卓越者同士の会話は、言うなれば取り留めの無さの中にも多数の含蓄が散りばめられています。ラグビー経験者の自分にとっては、特に飲み込みやすかったのかもしれません。 加えて述べられていたのが、言葉にならないコミュニケーションの力。仲間を信じているかどうかで、自ずから自分自身の動きも違ってくる。結果として、成果の差として現れる。 練習や試合の後に、バラバラで飲みに行くのか、それとも纏まって飲みに行くのか。そんなことからもコミュニケーションが深まり、信頼が生まれてくる。組織の本筋とは関係ないようで、実のところは最も大切なことなのかもしれません。ようやく33冊目です。
Feb 27, 2008
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感動をつくれますか?著者: 久石譲 出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ サイズ: 新書 ページ数: 190p 発行年月: 2006年08月 宮崎映画・北野映画で有名な音楽家・久石譲氏の著書です。「感性」「創造力」とは何かということを久石氏なりに言葉として表現することが趣旨だと前書きに述べられていました。 様々な経験の積み重ねが「感性」となる。しかしながら経験は、「感性」を阻害する大きな要因ともなる。 「感性」の95%が論理的思考であり、その根本は知識や体験をベースとする。残りの5%は感覚的なひらめき・直観。 核心は直観だが、直観のベースとなるものは自分自身の経験や体験。時には、人生における蓄積が「感性」99%を占める。勉強不足を感じたときには、経験知を磨く努力が必要。(直接見たり、聞いたり、振れたりするなど・・・・) 世の中に認められるには、論理や理性が不可欠。でも頭だけではない。 などなど、私なりの要約ですが、「感性」ということに対して、いたるところでご自身の考えを述べられています。「言葉や論理ではないが、言葉や論理を悉く尽くした上でしか得られない、言葉や論理を超えたもの」というところでしょうか? これこそが「止揚」でしょうか? ウィトゲンシュタインの思想? やはりハンス・ジマーにも言及し、同じ映画音楽の作曲家としての共感も述べられていました。「どこかでハンス・ジマーがでてこないかな?」と思いながら読んでいたので、少し嬉しくなりました。(ハンス・ジマーについて私が触れた日記はこちらです。)私自身が特に共感できた部分が2箇所ありました。一つ目が、伝統の解釈。 2004年のJC事業にて「温故起新」をテーマに「JCガイダンス」なる事業を行った際に「伝統とは、革新の連続である。そして真の革新は伝統を知る者によってのみ成し遂げられる」という言葉を使わせて頂きました。 久石氏は、「過去に経緯を理解した上で、いいところは受け入れ、そうでないところは受入れる。・・・・・・・歴史の一経由点である自分も、何か新しい味付けをしていく」と、音楽の伝承に関して述べています。その部分を読みつつ、考え方の相似を感じました。もう一点が、オンリーワンの解釈。久石氏も述べているように、閉塞感が漂う今においては、癒しの言葉として軽い意味を持っていることは仕方がないのかもしれません。私としては、「もともと特別なオンリーワン」だとは思うけれど、「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない」が真実のような気がします。 また別の項での「勝ち負けじゃないけれど、勝つ強さは必要」という言葉にも共感を得ました。私も「取り敢えずは、より上を目指さなきゃ。その結果として、オンリーワンの称号がある」ような気がします。ということで、強さを持った作曲家のエッセイ集でした。取り敢えず、32冊目です。
Feb 3, 2008
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スタバではグランデを買え! 価格と生活の経済学著者: 吉本佳生 出版社: ダイヤモンド社 サイズ: 単行本 ページ数: 284p 発行年月: 2007年09月以前から気になっていましたが、11月に購入し読みました。様々な業種のコスト構造が分かり、非常にためになります。ラグビー魂(vol.4)2008冬版 白夜ムック302出版社: 白夜書房 サイズ: ムックその他 ページ数: 196p 発行年月: 2007年12月 お約束です。ポジション論を語る対談が面白かったです。日本ラグビー未来への挑戦 著者: 日本ラグビー狂会 出版社: 双葉社 サイズ: 単行本 ページ数: 255p 発行年月: 2007年12月こちらもお約束です。WCUPの総括号となっています。学問のすすめ 自分の道を自分で切りひらくために著者: 福沢諭吉 /岬竜一郎 出版社: PHP研究所 サイズ: 単行本 ページ数: 238p 発行年月: 2004年06月思い立って購入。現代語訳です。学問のすゝめ改版 岩波文庫著者: 福沢諭吉 出版社: 岩波書店 サイズ: 文庫 ページ数: 206p 発行年月: 1978年01月 こちらは原書です。もうすぐ次元上昇か 可能性60%以上!!著者: 船井幸雄 出版社: 徳間書店 サイズ: 単行本 ページ数: 255p 発行年月: 2007年09月ある方からJCに寄贈された中の一冊です。自分の心をみつけるゲーテの言葉 著者: 一校舎比較文化研究会 出版社: 永岡書店 サイズ: 文庫 ページ数: 223p 発行年月: 2007年07月 こんなに超体育会の詩人とは思いませんでした。確か、斉藤孝さんもゲーテ関連の本を書いていたような気がします。ということで、25冊目~31冊目です。ブログをサボりまくっていたので、取り敢えず書き込むための手抜きです。追いついたら、また書評的な日記にします。残り3ヶ月で60冊・・・・・・・・・どう考えても不可能です・・・・・・
Jan 10, 2008
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久々の「江戸しぐさ」2冊です。マンガ版「江戸しぐさ」入門イキで素直にカッコよく著者: 新潟江戸しぐさ研究会 /越川礼子 出版社: 三五館 サイズ: 単行本 ページ数: 126p 発行年月: 2007年02月 もう一冊は、江戸の繁盛しぐさ―イキな暮らしの智恵袋 (日経ビジネス人文庫) (文庫) 文庫: 244ページ 出版社: 日本経済新聞社 (2006/08) ISBN-10: 4532193575 ISBN-13: 978-4532193577 発売日: 2006/08 です。(こちらは、楽天ブックスへのリンクが飛びませんでした) 「江戸しぐさ」は単なる粋な振る舞いの学びだけではなく、最も民主的な社会の姿が日本に存在していた証明とも言われています。権力者が前時代の歴史を消し去るのは当たり前のことなので、明治政府によって消し去られていたという説もありますが、やはり素晴らしいものは再び息を吹き返します。今、最も学びたい先人の教えです。 そして、本当に久しぶりのアマルティア・センです。人間の安全保障著者: アマルティア・セン /東郷えりか 出版社: 集英社 サイズ: 新書 ページ数: 205p 発行年月: 2006年01月 アジア人初のノーベル経済賞学者:アマルティア・セン氏の講演集の翻訳です。 基礎教育の重要性においては、明治維新後の日本の発展が元々の識字率の高さに由来していることに着目しています。また市場メカニズムの有用性を説いたアダムスミスでさえ、教育は市場に任せるべきではないと論じるていることを述べ、政府の教育に対する障害を取り払う役割を強調しています。 またグローバル化の名を借りた市場原理主義への警笛 民主化=西洋化ではないという部分では、聖徳太子の憲法17条についても言及しています。セン氏の本は、1998年にノベール賞をとったというニュースを聞いてから都度都度読んできました。(理解できているかどうかは、かなり疑問ですが・・・・)セン氏の著書から知った言葉が「コミットメント」日産のゴーン氏によってすっかり有名になった言葉であり、「達成しなければならない数値目標」との定義が為されています。しかし、本来の(セン氏の本から読み解く)意味は「義侠心」 自分の利益とは関係なくやらなければならいこと のっぴきならないこと 関係しなければならないこと・他人への共感からの行動は、あくまで自分自身の不快感を取り除くための行動であり、他者の利益のためではない。行動自体はコミットメントとの相違は無いが、その意義が違う。・また、社会において最低一人の人間が他人のために行動することによって、望ましい社会が実現する可能性がある。それらをゲーム理論的なアプローチ(囚人のジレンマ)を用いて論を展開されています。 また飢餓は、単なる生産能力だけの問題ではなく、市場の失敗に起因しているといことも論じております。また発展の尺度をGDPなどの経済的数値のみに頼るのではなく、様々な環境を考慮に入れた「潜在能力」でのアプローチの必要性を説いたことが代表的な理論だと思います。読んだ時期はバラバラの三冊ですが、江戸しぐさの存在を知った時に、セン氏の理論との共通性を感じたので、敢えて併載いたしました。22冊目~24冊目でした。(そろそろ追いつきそうです)
Nov 21, 2007
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取り敢えず、読んだ本の走り書き vol.219冊目~21冊目です。ラグビー魂 Vol.3 2007秋冬版出版社: 白夜書房 サイズ: ムックその他 ページ数: 196p 発行年月: 2007年10月 お約束です。W-CUP日本戦の解説もあり非常に楽しめました。不都合な真実切迫する地球温暖化、そして私たちにできること著者: アル・ゴア /枝広淳子 出版社: ランダムハウス講談社 サイズ: 単行本 ページ数: 325p 発行年月: 2007年01月 手元に置いておきたい一冊です。ボツボツ読んでいました。内容は、映画版そのままです。簡易的な廉価版も最近出たようです。環境への取り組みのモチベーションが上がる書です。環境問題のウソ 著者: 池田清彦 出版社: 筑摩書房 サイズ: 新書 ページ数: 167p 発行年月: 2006年02 決して、アンチ環境対策ではありません。より科学的見地から、より確からしい環境対策を述べた書です。しかしながら科学的データの取り方・解釈の仕方によって未来の予測は変わってきます。先々の本当の行く末は分かりませんが、ライフスタイル・ビジネススタイルを変えるポイントであることには、間違いは無いのかもしれません。色々な見地からの地球温暖化対策を数々参照していく中で、スタイルを定めていきたいと思います。まあ大賞賛と大批判で分かれる本だと思います。この作者は、臓器移植・天皇の戦争責任など様々な分野の本を書いています。構造主義の本も数多く書いているようなので、読み進めていくと構造主義的思考の獲得になるのかもしれません。
Nov 10, 2007
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取り敢えず、読んだ本の走り書き勝利がすべてを変える 著者: ジョン・カーワン 出版社: ぴあ サイズ: 単行本 ページ数: 191p 発行年月: 2007年09月 やはり手に取ってしまいました。この国の未来へ持続可能で「豊か」な社会著者: 佐和隆光 出版社: 筑摩書房 サイズ: 新書 ページ数: 205p 発行年月: 2007年02月 反市場経済市場主義・環境問題などなど市場主義は、完全雇用下でのみで成り立つという部分が興味を引きました。フリーズする脳思考が止まる、言葉に詰まる著者: 築山節 出版社: 日本放送出版協会 サイズ: 新書 ページ数: 197p 発行年月: 2005年11月 ITの発達による、脳の機能の低下への警笛です。コミュニケーションツールが発達し多岐にわたるからこそ、FACE to FACE の重要さが際立つのかもしれません。メール・FAXの二次的なコミュニケーションでなく、即時判断・即興性が伴う会話こそが脳の衰退を防ぐようです。民主主義の文法市民社会組織のためのロバート議事規則入門著者: ドリス・P.ジマーマン /立木茂雄 出版社: 萌書房 サイズ: 単行本 ページ数: 128p 発行年月: 2002年11月 取り敢えず、通して読みました。細かい部分よりも理念の理解が必要かもしれません。ロバート議事法に関する英文の原書も2冊購入しましたがこちらは暇を見てボツボツお勉強です。組織を動かすファシリテーションの技術「社員の意識」を変える協働促進マネジメント著者: 堀公俊 /日本ファシリテーション協会 出版社: PHP研究所 サイズ: 単行本 ページ数: 233p 発行年月: 2004年01月 購入から一年半経過し、ようやく完読できました。やはりファシリテーションは、「習うより慣れろ」で実践本位です。読み進められたということは、ようやく必要になったのかもしれません。取り敢えず今回は5冊で、14冊目から18冊目まででした。
Nov 9, 2007
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勝つことのみが善である宿澤広朗全戦全勝の哲学著者: 永田洋光 出版社: ぴあ サイズ: 単行本 ページ数: 332p 発行年月: 2007年07月 迫力あるタイトルの割りに暖かい内容でした。ラグビー専門のジャーナリストである著者が、8ヶ月もかかって著した本のようです。思い返すと、もう20年近くも前のことです。VSスコットランド戦 WCUP予選の VSトンガ VS韓国またWCUPの VSスコットランド VSアイルランド VSジンバブエなどなど、実際にリアルタイムで見た試合の詳細を含めての記述にあの時の感動や悔しさがリアルに蘇ってきました。そして、表立ったストーリーに隠された秘話も多く、今になって初めて合点のいったことも多々ありました。またかなりの頻度で元職場が登場。宿澤氏は、ご子息との食事・仲間との会談など、頻繁にご利用頂いていたようでした。どうりで、よく見かけていたはずです。斜め前のビルに居られることは知っていたのですが、大切な時に使って頂いていたことが分かり、今更ながらにうれしく思ってしまいました。そう言えば、初めてお見かけした時は、めちゃくちゃ感動したことを思い出しました。また私は、大きな試合になると、時々、秩父宮にラグビーを見に行っていました。場内禁煙になった後に、喫煙所においてかなりの頻度で宿澤氏を見かけたような気がします。なんか・・・・そんな光景も浮かんできて、読んだのは飛行機の中でしたが、涙がこぼれる寸前でした。本当に「かろうじて」でした。「宿澤広朗 運を支配した男」に比べると、一般受けしないのかもしれません。でも私にとっては、こっちの方が珠玉度は格段に上でした。今回のラグビーワールドカップは、日テレ系が日本戦と準決勝・決勝を放送するようです。そんな遅い時間じゃありません。今週末が待ち遠しくて仕方がありません。そう言えば、永田氏はJKのレポート本も出しているようです。至急読まなきゃ!!どうにかこうにか13冊4冊ほど書き漏れていますが、機会を見つけてUPしたいと思います。
Sep 5, 2007
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不況のメカニズムケインズ『一般理論』から新たな「不況動学」へ著者: 小野善康 出版社: 中央公論新社 サイズ: 新書 ページ数: 223p 発行年月: 2007年04月 ケインズ経済学の再定義。昨年がケインズ没60年ということだったらでしょうか、色々と出版されていた中の1つです。 不況下=非自発的失業者が数多くいる状態では、市場主義の導入は格差の拡大に繋がる。新古典派=市場主義は、あくまで完全雇用が実現されている状態が前提。望ましくない失業が多い状況では、政府の力が必要。 また将来に不安がある状態では、既存の理論以上に投資がなされない。(貯蓄にまわりすぎる)これが通貨の保有プレミアム。過剰な貯蓄を吸収するためには、政府が積極財政を取らなければ、海外へ資金が流出する。それを防ぐためにも、財政出動による公共投資は必要。等など・・・・・・・・・ 「妻にアドバイスを頂いて平易な表現で」という内容が書いてあっただけあり、確かに非常に理解しやすい文章でした。でもそれと、理論を理解できることとは別の話。結構、中途中途(特にIS-MLの部分)で読み進め辛かったところもありました。こういう類の本は、集中的に読み込んで、それなりの脳ミソを作ってからでないと、理解の速度が遅くなります。 ただ、現在の日本の経済状況の理解には大きく繋がります。「もったいない」という考えの下、地方への公共投資を過剰に削ることは、地方経済の崩壊を加速させるだけなのかもしれません。特に、有効求人倍率が40%でありながら、雇用が困難である我が地域を見るにつけ、何か抜本的な政策が実行されなければならないと改めて感じることができました。 しかしながら、現在の日本は、財政赤字があまりにも多い状況です。全てを同時に行わなければならない非常に困難な局面にいることは、間違いないのでしょう。日本のイビツさの解消は、まだまだ遠いようです・・・・・・・・・・・・
Aug 14, 2007
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わかりあう対話10のルール著者: 福沢一吉 出版社: 筑摩書房 サイズ: 新書 ページ数: 204p 発行年月: 2007年06月 言語学・心理学の専門家である福沢氏の著した対話法です。議論のための基礎的知識を学ぶという意図を持った本です。根拠→論拠→主張が成り立っていることが、対話が成り立つ条件。確かに主張=結論だけでは、「つっこみ」も生まれないのかもしれない。起こっても空論か・・・・・・やはり「根拠」「論拠」=「背景」「目的」「意図」「理由」が大切なのだと改めて認識することが出来ました。さらに「根拠」「論拠」がはっきりしていないと、結局のところ主張もぶれていくような気もします。 行動や事業に置き換えてみると、もしかすると何をするかなんて全く問題ではないのかもしれません。しっかりとした根拠があり、はっきりとした論拠に導かれれば、自ずから道が見えてくるような気がします。 ここ何年か色々な会議に出た中で、私なりに得た結論がより強化できた本のような気がします。 また仮説検証型の思考法と照らし合わせてみても、「根拠」と「論拠」が明確であれば、例え結論ミスを犯した場合でも、根拠と論拠を探っていくことで、修正が可能になります。 主張の正当さを検証するために、根拠と論拠の正当性を探っていく。それをグループで行うのが、会議の役目なのかもしれません。と考えると、事業計画書などに沿って、アクションプランのみを発表することは会議でのプレゼントは言えないような気がしてきました。 完成品だけではなく、材料の提示も必要です。 「過去をきっちり検証して、はっきりとした原点を作っておく必要がある。そして何故プランの策定に至ったのかを明確に認識しておく。そういった原点や思いが明確であれば、例え失敗して方向を変えないといけない時でも、原点にさえ戻れば簡単にやり直しが聞く」なんてことを、昨年受けた野村総研・清澤氏の個別指導の直後に記述していました。時々は、あの日記を読み返さないといけません。(「聞く」という字を間違っていましたが・・・・) 実は、ノートをどこかで紛失していましたが、ブログに書き残していたので、あの日記に書いていた通りの備忘録となりました。まだまだ11冊目 正直、日記が追いついていません。「人間の働きでも、自然の働きでも、私たちが特に注意しなければならないのは、その意図である」By ゲーテ結果オーライはダメよ!!
Jul 18, 2007
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宿澤広朗 運を支配した男著者: 加藤仁 出版社: 講談社 サイズ: 単行本 ページ数: 246p 発行年月: 2007年06月 故宿澤広朗氏のバイオグラフィーです。元ラグビー日本代表監督であり、ラグビー界の宝。そして、メガバンクの次期頭取候補。こんな生き様を見せ付けられれば・・・・・・・・仕事以外の面で、仕事を言い訳にしてはいけない。仕事において、仕事以外のことを言い訳にしてはいけない。というか、言い訳なんてそもそもだめやろ!!!!!そんなこと当たり前なのかなと、改めて感じることができました。上場企業の役員&スポーツ界の重鎮田舎企業の経営者&田舎組織の中心あ~負けられねえ~やっぱり登り詰めないと・・・・・・・・・・「運は努力こそが支配する」は、宿澤氏の学生時代の言葉。運がなかったのは、しょせん、自分の努力のせい全ては、自分自身の努力の責任努力してナンボ真剣に勝ちたいと思ったら、運こそ掴む努力をするべき。そこまでの努力が出来なかったら、しょせん勝ちたくなかったということ。負けは、全て努力の足りなかった結果。ということなのかもしれない。
Jul 10, 2007
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大チャンス到来!ビジネス力の磨き方著者: 大前研一 出版社: PHP研究所 サイズ: 新書 ページ数: 178p 発行年月: 2007年05月 先見力 突破力 影響力 仕事力 人間力 この五つ力の大切さと磨き方を述べた本です。「即戦力の磨き方」よりも深い話となっております。テクニック論から進んで、一歩深い「磨き方」論のように感じました・(突破力ということでは、堀紘一氏の「突破力」は、もっと若年層向けでした。社会に出て2~3年目ぐらい・・・・)この五つの要素でレーダーチャートを作ると、どうなるのか?自分自身を少し検証してみました。 一番、ハッとしたのが「人間力」の部分。生活習慣や家族との過ごし方にまで言及しています。(二次会に行かないとか・・・・・・) また影響力の部分でなるほどと思ったことが、表現の仕方。専門用語ではなく、平易な表現をすることの大切さを強調されていました。確かに、伝わらなければ、影響は与えられません。 このことは、最近読んだ様々な本の中で、ポイントとなっています。また、「突破力を磨け」の章で思い浮かんだ歌詞がこれ↓「一歩も踏み出せなかった 傷つくことをただ恐れたんだ ・・・・・壁なんかなかった 自分でつくったもんだった ・・・・・・ もう涙ぬぐえ 未熟でも進め 前へ!!」ORANGE-Range の「LOVE-Parade」でした・・・・・・・近々、久しぶりに歌ってみよう!!参照のために「即戦力の磨き方」と「突破力」の二つの日記を読んでみると、自分自身の勢いの衰えを目の当たりにしました。 当時は必要だったのが、やはり勢い。今は、仕事上でも対外的にも固める時期。そう考えると致し方ないとは思います。 本を読むにしても、主体的なテーマに沿っているのではなく、行き当たり・行き掛かりです。何か具体的な「掴むべきもの」を今年度も作らなくてはいけません。そう言えば、約束の「夫婦善哉」はまだ読んでいませんでした。そろそろこの辺で、小説にシフトしてみましょうか。
Jun 6, 2007
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伝える力「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!著者: 池上彰 出版社: PHP研究所 サイズ: 新書 ページ数: 205p 発行年月: 2007年05月 「元・次期副大統領のゴアです」という目次に惹かれて購入です。この文言は、「不都合な真実」でのゴア大統領のプレゼンでの自己紹介の序言でした。実際、私もこの映画を見た際に、(字幕ではありましたが)その言葉に引き込まれてしまいました。本当に素晴らしいツカミです。この本の著者も、ここ最近見た中で最高の「ツカミ」だと絶賛でした。 この本は、元NHKの記者で子供向けのニュース番組のホストも努められた池上彰氏が著した表現術です。 ちょっと前に読んだプロフェッショナル進化論で述べられていたのが、「知識の時代だからこそ、知識自体に価値は無く、知識を分かりやすく述べることに価値がある。」ということでした。この本は、将にその部分を詳細に分かりやすく述べています。 またプロフェッショナル進化論で私が響いた部分である「コンステレーションとストーリーテリング」との共通性も感じられました。もしかすると共通性という以上に、その部分の詳細を述べた本なのかもしれません。 ちなみに「コンステレーション」とは、「星座」のこと。「ストーリーテリング」とは、物語を語る(作る)能力のこと。様々な情報の断片を意味付けし、星座のごとく物語性を持った形で配置し表現する。 最近、単に商品を売りつけるのではなく、その商品の持つ物語を売っていくべきだということを、様々な機会で目にします。だからこそ、焦点がバチッと合ったのかもしれません。 先週・先々週とヘビーな表現機会がありましたが、その前に読んでおけばよかった・・・・・・それが、この本を読んで感じた後悔です。
Jun 4, 2007
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プロフェッショナル進化論「個人シンクタンク」の時代が始まる著者: 田坂広志 出版社: PHP研究所 サイズ: 新書 ページ数: 205p 発行年月: 2007年05月 YEG会長研修会で講演された田坂広志氏の8冊目です。今までの中で、もっとも読のに時間がかかった本かもしれません。と申しますのも、田坂氏の本は全般的に短いセンテンスで詩的に書かれています。メッセージの伝播に主眼が置かれているような印象です。この本に関しては、論を展開しているように感じました。しかも田坂氏の考えの総論のように思えます。字数も、一連の単行本に比べると多かったのかもしれません。知識が価値を失っていく知識社会において必要なのは、もちろん知識ではない。「技術」と「心得」こそが、私たちに必要である。この本は、その心得論を展開しているものです。数多くの「ハッ」とする言葉に溢れています。「GIVE & GIVEN」などなどそれらの心得をいくつ体得できるのか。そのことによって、私たち自身が個人シンクタンクと称号される人材となり得るのかもしれません。残り93冊です。
May 28, 2007
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念に生きる 著者: 坂村真民 出版社: 致知出版社 サイズ: 単行本 ページ数: 132p 発行年月: 2004年02月 先日行った「命のことだま展:故坂村真民さんの作品展」において展示されていた本です。坂村真民氏の句集の中でも、最も自筆の句が多い本のようです。下記は、その句集の中で響いた詩の1つです。作品展で撮影(もちろん許可済み)させて頂いた写真です。本気になると世界が変わってくる自分が変わってくる変わってこなかったらまだ本気になっていない証拠だ(田坂広志氏の受け売りかもしれないが、)知の時代だからこそ、より大切な行動(アクション)しかしながら行動の目的は決して行動自体ではないそれは、変化を生み出すことそしてムーブメントを起こすこともう一度、意識しなおそう・・・・・残り94冊
May 21, 2007
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食い逃げされてもバイトは雇うな著者: 山田真哉 出版社: 光文社 サイズ: 新書 ページ数: 219p 発行年月: 2007年04月 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の山田真哉氏による会計本。経営者は「感情」ではなく「勘定」で動かないといけないという実例としての「食い逃げ~」です。「さおだけ~」もそうですが、何か一つだけでもいいから、「ビジネスモデル」や「会計の思考」や「数の用い方」が取り入れられば、珠玉の本となるのかもしれません。最近、読書日記が滞っています。思い出し思い出し、追いついていきます。残り95冊です。
May 21, 2007
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日本の食材美味しい旅著者: 向笠千恵子 出版社: 集英社 サイズ: 新書 ページ数: 250p 発行年月: 2003年07月 4月の出張中に読みました。日本全国の食紀行ですが・・・・・・四国がもっと取り上げられてもいいと思うのは、手前味噌なのかと・・・・少しがっかりしました。 全国的に見ても食材が豊富な愛媛。様々な農産物・水産物がそのランキングの上位に入っています。そのランキング表を見せて頂いたときには、本当にビックリでした。「こんなに凄いなんて・・・・・」ミカンだけではなくて、食材王国と言ってもいい愛媛その中でも食材の宝庫である南予地方もっともっとPRして、南予の名前を世界に轟かさなければなりませぬ!!そう言えば、猪口さんというバイヤーさんの書いたおいしいもの届けますを鳥津蒲鉾さんに頂いて読んでいます。八幡浜のことを恐ろしいほどにべた褒めです。候補に挙がっても採用されるのが2%程度というセコムの食に7アイテムも採用されている食のレベルの高い町という紹介です。普通に小さい頃から食べていた宮川さんのうすかわ饅頭たまに飲んでる「きわみジュース」 当ホテルのちゃんぽんにも使わせて頂いている鳥津さんの「これが漁師の食いもんじゃあ」などなど周りに普通にあるものが、実は全国的に見ても素晴らしいその逸品には、「よいよつまらん」「もういけんでえ」なんて、八幡浜でよく囁かれる言葉のかけらもありません。特に「八幡浜ちゃんぽんプロジェクト」を通じて見えた八幡浜を鑑みるにつけ、あとはPRの仕掛け方だけなんだと実感しています。「PRべたの南予人」なんて称号は、一刻も早く返上し、全国へ世界へとプレゼンできれば、八幡浜がブレイクしていく予感ヒシヒシです。残り96冊
May 4, 2007
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未完の明治維新著者: 坂野潤治 出版社: 筑摩書房 サイズ: 新書 ページ数: 249p 発行年月: 2007年03月 明治維新の“新”実像“新”と入れたのが、私が理解していなかったという部分です。何故、徳川慶喜は大政奉還をしたのか?何故、西南の役が起こったのか?所詮、受験歴史のレベルの薄っぺらい理解のみで今まで来ていたことに気付くことが出来ました。大学受験時には、明治以降が3分の2を占めると言われていたので、結構勉強したのですが、まだまだ甘かったようです。今考えると、出題の頻度の高い経済史はかなり突っ込んでいたのですが、他の部分は表層をなぞっただけだったような気がします。今、興味を持ちつつあるのが文芸史です。せっかく正岡子規を生み出した愛媛に暮らしているのですから、俳句を探求してみようと思います。5と7のリズムは、聞き心地のいい文章だという話もありますので、俳句を覚えていくとプレゼン能力の向上に繋がるのかもしれません。3冊目です。
May 3, 2007
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裁判官の爆笑お言葉集著者: 長嶺超輝 出版社: 幻冬舎 サイズ: 新書 ページ数: 219p 発行年月: 2007年03月 「爆笑」というタイトルに惹かれて、「裁判官のトンデモ話」を期待して購入。騙された!! 全然爆笑じゃない。裁判官の人間味。それは、判決に添えられる言葉に表れているようです。時には、厳しく 時には、熱く 時には、優しく 時には、涙を流す。そんな状況が、裁判の中で行われているなんて全く知りませんでした。私は、裁判の傍聴をしたことがありません。でも2年後に導入される裁判員制度の件もありますので、一度、覗いてみようかとも思います。2冊目です。
May 3, 2007
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決断力がupする!計 算 力著者: 鍵本聡 出版社: ベストセラーズ サイズ: 新書 ページ数: 205p 発行年月: 2007年04月 何気なく買ってしまいました。簡単な計算問題の羅列ですが、数の素晴らしさと不思議さに溢れています。算盤をベースにした暗算法ではなく、論理的な視点からの計算の簡略化による速算法です。「数学は美しい」という言葉を聞いたことがありますが、式と解の関係には確かに美しさがあるのかもしれません。毎日演算していると、思考のベースも変わってくるような気がします。残り99冊
Apr 8, 2007
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