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バンド関係のこと 3
おやじバンドを極める 「ひとり言・・?(104941)」 [ 最近のことの日記 ]
年賀状で近況を知る方が多い中、今年一番の驚きは「日経おとなのバンド大賞でグランプリを取りました!」というものだった。
そのホームページ日経おとなのバンド大賞を見てびっくり。
いわゆる「おやじバンド」の最高峰?を決めるコンテストの全国グランプリだ! でもよく見るとコンテスト名は「おとなのバンド」ってなっているのが笑えた。
ちなみに年賀状をくれた彼は、大学とか音楽関係の知り合いではなくて、教諭として新規採用になった時の同期の先生! 初任研仲間でしかも同じ学校。彼の態度がビッグなおかげで、私は「比較的おとなしい新人」として先輩への失礼な行為も目立たなくてすんだ(笑)。
バンド名は「ブラックボード」…って黒板か! さらにグランプリ曲は「お説教」(爆)
さすがは教員バンドだ。ヤツは確か生活指導主幹だったような…。
ちなみに彼は私の結婚式の2次会ライブでも巨体をゆらしてパワー炸裂だったが、その態度のビッグさだけではなく、今ではさらに大きな体になっているではないか。
メタボだなあ…と日頃から気にしている自分が小さい小さい(笑)。
ということで、こちらはバンドを始めるのではなくて、ビリーズ・ブートキャンプの第3巻腹筋プログラムだけをヤフーオークション約1000円で手に入れて1月3日よりスタートするのであった。
なぜなら、今月末のスキー教室引率に向けて出してきたスキーウェアが履けない(笑)。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2009/01/31
劇団四季CATS [ 1年以上前をふりかえっての日記 ]
25年前、上京した年の春、新宿の高層ビル群を見に行った。
新宿駅東口側は受験の時に何度も来ていた(宿泊ホテルがなぜか歌舞伎町)が、初めての西口側の高層ビル群に圧倒された。
これが東京か!と不思議な気分になった。この街でこれからやるぜ…みたいなやる気になった。
その時、高校時代の下関の友人二人、O(男・野球部)とF(女・のちにフジテレビのオールナイターズ)と一緒だった。
住友ビル?からの夜景の美しさは、「こいつさえいなければ…」とOとお互いに思った…ことに違いない。
その日に見えた、サーカス小屋みたいな特設劇場。
それがミュージカル「CATS」のテントだった。当時はあまり興味もなかったが、なんだかすごく話題なのは知っていた。
25年間のロングランの末、いよいよ千秋楽とのこと。何か一つの時代が終わるような気がした。
会場こそちがえど(今は大崎のキャッツシアター)、「見に行かなくてはいけない」ような気になった。
先日、U中の支援学級の引率で『ウィキッド』を見に行ったのだが、その時にもらったパンフレットでは空席もまだまだあった。しかし、それから2日後にインターネットで調べると、チケットが完売していた。
ヤフーのオークションで見てみると、値段が高い! 売り出し価格は定価でも、落札直前に上がり、3000円のC席がだいたい6000円位の相場。S席正面なんて、8000円?くらいのが1万5000円くらい!
完全に、「チケットのプレミア化を見越して、買い占めた」人たちの手に多くがゆだねられていたのだ。
U中では毎年観劇に行くので、昨年の「CATS」の時に一緒に行っておけば良かった…と後悔。
しかし、だんだんと、「チケットが高くなっても意地でも行くぞ」…という気になってきた。
翌日、その値上がりチケットの話をU中のS先生(主任)に話すと、「でも3本見た中での、おもしろい順は『ウィキッド』 『ライオンキング』 『キャッツ』でしたよ」と自信に満ちあふれた発言。私と同じくらいに「日頃はミュージカルへの造詣が深くない」人の発言だけに妙な説得力。
その日の夜のオークション画面を見るうちにふと考えた。
25年前のあの日、「CATS」の特設テントも見たけど、それ以上に、新宿の高層ビルの間の空き地(現新宿都庁)を見ながら感激した。ここであの伝説の『BIG GIG』というライブがあったのだ…と。
そうだ!とひらめき、チケットを検索したら、なんとその人たちのライブもこれまた千秋楽ではないか!
ということで、「CATS」に行くはずのチケットは、「武道館でのラスト公演……甲斐バンド」に化けたのであった(笑)。
定価の千円増で1階席。
音楽関係の古い友人のみなさん、「洋楽だとかアメリカンロックだとかビリージョエルだとか山下達郎だとか吉田美奈子だとかなんだかんだ凝ったものの影響を受けたようなことを言っても、結局本当は甲斐バンドが好きなんじゃん!」とお笑いください…。(爆)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2009/02/14
甲斐バンド ファイナル 「自分らしい生き方・お仕事(170970)」 [ 最近のことの日記 ]
(この記事には重大な事実誤認がありました。一度見てしまった方も必ず最後のコメント欄までお読みください!
見ない方のためにひとことだけでまとめると、「長岡氏はご健在」でした。)
劇団四季のキャッツに行くはずだったが気がつくとすり替わっていた『甲斐バンド』…のライブ報告。
ラストライブと聞いて、こんなに長く活動を…と思った年配の方(失礼)もいると思うのだが、実は80年代に一度解散し、90年代に少しだけ再結成して、一昨年に一夜限りの再結成をし…と、実は全然続いていない。
インターネット情報によると、その一昨年?のライブの時に、手に入れにくいチケットがインターネットオークションでなんと40万円台!になり、そのことに甲斐が怒りまくったと。
コンサートを俺たち(普通の音楽ファン)の手に取り戻せ…とかそんなテーマで、一年限りの全国ツアーを決めたらしい。
で、再結成のツアーと言っているものの、実はもともとのオリジナルメンバー4名のうち、なんと2名が鬼籍に入っている!(若い方のために一応書くと「亡くなっている」ってことね)
ベースの長岡氏は80年代?に、ギターの大森氏は2004年にそれぞれ病死。だから、あの「HERO」のCMとかシングルレコードジャケットに写っていた人で、生きているのは甲斐本人とドラムの松藤だけ。
その松藤も寄る年波(笑)からか、ドラムを叩くのは最小限で、サブボーカルやサイドギターの役割が中心。それでも前回のツアーの時よりはたくさん叩いていたが、甲斐からは「ドラムを叩かないで、ネットで叩かれた松藤です」と紹介されていた。
なので、今回のツアーは、ARBから途中で入った田中一郎に、演奏上も、頭数的にも助けられているという思いがあった。思えばその電撃移籍の当時、両方のファンであった私ですら、「一郎、それはないよ」と思ったものだった。
ARBのサウンドもかっこよさも田中一郎抜きではありえなかったし、変な言い方だが、「すでに売れていてメジャーな甲斐バンド」に、「知る人ぞ知る売れていないけど実力派のARB」のメンバーが行くことがなんだかかっこわるかったのだ。
ところが、今となっては大正解! ともすれば、思い出だけに終わりがちな甲斐バンドのライブを「いい演奏」として支えていたのは、大森氏亡き今、田中一郎だけだった。さらに、石橋凌がすっかり俳優となり、音楽活動をしていないことを考えると、彼の演奏を見ることもわたしにとってはこのパターンしかなかったのだ! ARBは田中・石橋のいない中、違うメンバーでやっているそうだが、そうなるとあまり興味なし…なので。
長い前置きとなったが、2月7日のラストライブは日本武道館。私は1981年の下関市民会館に始まって、80年代の絶頂期に武道館、90年代の再結成時に武道館…と行ったので、4回目だ。ファンなのかどうなのか微妙な回数だが、音楽仲間の目から見れば明らかに行き過ぎ(笑)か?
全曲自分がまちがいなく歌える(爆)立場で乗り込むライブというのはなんだか優越感有りだ。そういえば、80年代の絶頂期の時に一緒に行ったメンバーの一人H沢君(現在テニスプレーヤー)は、「バカにしてたけど、甲斐バンド、けっこうノるねえ~(ノるはなまらせて発音)」と語っていた。
さて、その頃に比べるとお客の方がすっかり年をとっていて、あの頃たくさんいた女の子たちはどこに…と思うのだが、今まわりにいる、幅狭の武道館の座席をさらに狭くしている太ったおばさまたち(失礼だぞ)がおそらくその少女たちなのであろう!
自分も含めてそんなおじさんおばさんたち相手のライブながら、ここぞという場面ではみんな反応がいい! 不覚にも感動した場面もいくつかあった。
たぶん、それぞれの思い入れがある曲があるせいか、会場で時折泣いている人が結構いた。
冷血の呼び声もある?私も、オープニングの『きんぽうげ』のイントロにまず鳥肌が立つ。アップテンポの曲はそうでもないのだが、『氷のくちびる』 『LADY』 『嵐の季節』は結構感動した。その場のムードというより、あれから何年も経って、いろいろな自分を取り巻く環境が変わっているのに「今ここでこの曲を聴いている自分」に対してなにか喜びのような悲しみのような複雑な思いがあった。
『嵐の季節』というバラードはサビの「そうさ、コートの襟を立てじっと風をやり過ごせ。みんなこぶしを握りしめ、じっと雨をやり過ごせ。」という部分をお客が延々とアカペラで歌ったりするのだが、武道館でみんなが歌っている光景っていうのは実に良かった。それでも、歌詞の「雨」「風」の部分が来るとみんなどっちだったかわからなくなるのか(笑)そこだけ音量が小さくなるのがおかしかった。
アンコール前には、巨大スクリーンが降りてきて、故大森氏のギターインストの曲が流れた。まわりでもすすり泣く声が聞こえていたが、実はこの時点での私は彼が亡くなっていることに気づいていなかった(サポートメンバーのギタリストを大森氏だと思いこんでいた)ので泣きそびれた。やはりファンとは言えないなあ(笑)。
その後、2回目のアンコールでは、なぜその曲をそんな大事なところでやるの…という感じで私も含めて年配の客にはあまり人気のない『ラブマイナスゼロ』。しかし、最後は『100万ドルナイト』という甲斐バンドのライブといえばこれでしょう…という曲と巨大ミラーボールの光で締めくくった。
ミラーボールが激しく回る中、なんだかトランス状態に会場がなっているようだった。
最終日だから、お客がさらに粘って予定外のアンコール…とかに期待したのだが、会場のライトが点くなりのみんなのあきらめの早さ(笑)。やっぱり、おじさんおばさんたちのライブなのであった…。
コメント(4)
甲斐バンド memiさん
メンバーのうちお二人が、鬼籍には行ってしまったということは、相当甲斐さんもお歳?
でも、TVでジュリーの還暦コンサートをちらっと見て、やっぱり、オジサン太り?していたり、若干歌の迫力が落ちたり端かも知れないけれど、声の艶や、色っぽさは健在・・・というか、還暦で、ステージでジャンプしているのが驚き!
だいたい、2時間ものライブを出来るっていうこと自体が、凄いですよね?
そういう意味では、全国ツアーをいうまたこれ体力丈夫な企画をやっちゃおうという甲斐さんはお元気なんだな~と、妙なところで感心してしまいました。
(2009/02/14 04:52:29 PM)
返事を書く
Re:甲斐バンド(02/14) わらGさん
memiさん
甲斐よしひろ氏はあと数年で還暦っていうところだったと思います。
一度パッとしなくなったけどまた歌声が復活って人何人かいますよね。そうやってはい上がってくるところがやはりプロというかボーカリストの意地というか、すごいなあと思います。
還暦のジュリーのライブに行った友人もやはりそのパワーにいたく感心していました!
(2009/02/14 05:34:48 PM)
返事を書く
Re:甲斐バンド 風花さん
初めまして、偶然こちらを拝見したのですが
ちょっとビックリしてしまい、書き込ませていただきます。
大森さんは確かにお亡くなりになっていますが
長岡さんは現在もお元気で
映画やTVアニメの音楽プロデューサーとして
今も活躍していらっしゃいます。
ご本人にもファンの方たちにも失礼だと思いますので
こういう情報はきちんと確認されてから
書いていただきたいと思います。
気を悪くされるかもしれませんが正直な気持ちです。
(2009/02/15 07:45:04 PM)
返事を書く
Re[1]:甲斐バンド(02/14) わらGさん
風花さん
えーーーー!と思ってウィキペディアで確認したところ、ご指摘の通り、長岡氏ご健在でした!
体調不良による脱退と、その後のどなたかバンドがらみの方の死をごっちゃにしていたみたいです。
どうも申し訳ありませんでした。
コメント等もいただいていたりもするので、どう訂正するかこのあと考えたいと思います。
ご指摘ありがとうございました!(というかわたしの中では生きてご活躍だとわかりうれしいです)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2009/04/19
山下達郎 at 中野サンプラザ 「バンドマンの語り場(12414)」 [ 最近のことの日記 ]
4月17日 山下達郎のライブコンサートに行った! 場所は東京・中野サンプラザ。
ネタバレ十分ありなのでこれから行く方は読むのをおやめください。(ブログ書き込みの際はご配慮をという本人からのおことばを守って記入)
学生の頃や、卒業してからも、山下達郎の曲をコピーするバンドを何度もやりながらも(決して私本人は得意ではないのだが)ライブに行く機会がその当時はまったくなかった。
当時の電話予約は、10時スタート。朝からずっとプッシュホンのダイヤルを押し(回すダイヤルの時よりはよくなったが手が痛い)12時過ぎにやっとつながると「本日のチケット販売はすべて終了いたしました」の音声ガイド…。幻のチケットだったように思う。
年会費5000円を払ってファンクラブに入っているとツアー1回に付き1回だけ優先予約枠があることがわかり、初めて行けたのが10年くらい前だろうか?
6年前にもう一度ツアーがあり、2回目で見に行った。それ以来の3回目の山下達郎ライブである。
その間、ライブツアーが全くなかったからファンクラブの会費がもったいないのではないか…と今になって気づくが、年4回、昔の音楽シーンやレコーディング裏話など内容の濃い会報が届き、さらにクリスマスには初出2曲入りの限定CDが毎年届き、優先予約がなくても満足なのであった。
さて、こうして手に入れたチケット。右端に近いとはいえ、前から11番目である! 達郎氏の場合、顔が売りではないし(笑)、本人に近いと何か得する…といった感はないが、それでも前の方であるに越したことはない。達郎のコピーバンドとかを一緒にやったことのあるドラマーのU先輩を誘っていった。
失敗は、ライブ前の腹ごしらえに焼鳥屋に入ってしまったこと。煮込みはおいしいし、ホッピーはあるしでついついその手のものを2杯(しかも濃いめ)飲んでしまった。
達郎のライブは長いので(曲も多いが話も長い)トイレの心配をして生ビールは我慢したのだがそれでもちょっと水分取りすぎ…。しかしそこは3回目で慣れたもの。中盤のアカペラコーナーのMC(曲間のおしゃべり)とともに席を立ちトイレに早歩き。すっきりしてもどるとまだそのMCが続いていた(笑)。話の長さも見た目も大学時代の友人Gっちゃんにそっくりだ。サンプラザはトイレにもステージの音が流れているので内容もわかったし、後半の大事なところでトイレに立つ心配もなくなり一安心。
一通り聞いているのでどの時代の曲もついて行けるが(200曲以上録音しているらしい)、昔の曲をやる時は、1曲が長ーくなっても延々とソロ回しをするなどバンドらしさ重視でかっこいいし、今の曲(といってもこの15年くらいの意味)はメロディがいいし、詞も聴き応えが出てきている。
結局、何やっても喜んでいる自分がいるのだが、バンドメンバーがとにかく実力派なので、やはりライドオンタイムが売れる前の時代の16ビートのキメがたくさんあるような曲ほどかっこよかった。
キーボード1の難波弘之さん、ギターの佐橋さんはよく行った吉田美奈子のライブでも見慣れているが、うまい人が抑えめに弾くプレイは文句なしにすごい。新メンバーのドラマーは弱冠24歳とか言ってたかな…。それ自分の教え子の中でも若めの人の年齢じゃん!
最初の3曲目までは、PAのバランスも落ち着かず、その若いドラマー小笠原君のノリも固くて、何だかしっくり来なかったのだが、それ以降はすべてよくなった。天才と持ち上げるのは気が早いと思うけど、さすが、一流の人が見出しただけのことはある原石だなあと思った。と、わたしが上から目線で語るのもおこがましいが…。
後半盛り上がってくると、おじさんおばさんたちもやっとこさ立ち上がるのだが、(山下達郎氏は予定調和的にずっと立たれるのを嫌うのでそれくらいをのぞんでいるらしい)、それは「Let's Dance Baby」からだというのはお客の暗黙の了解である。
まさに老若男女幅広い客層(白髪の紳士から10代の若者まで)だが、若者は待ちきれずにもっと前の曲で踊り始めていたから、やはりいい演奏いいグルーブが続いていたのだろう。さてその曲では2番の『心臓に、指鉄砲』という歌詞のところでクラッカーを慣らすというのが古くからのお客の伝統である。
とても紳士的な「ミスがあったら聞き逃さないよ」みたいな評論家ノリのお客も多いライブながら、これをきっかけに和気藹々というムードになるのが毎回楽しみである。
ただし、鳴らす位置は結構難しい。『心臓に~』の「ぞ」から数えて4拍目のウラ(といっても8分音符で取れる位置。16のウラとかではない)にひもを引いたクラッカーをちょうど鳴らすのは微妙な技なので、みんな少し狂う(笑)。とはいえ、ひもの都合で4拍目か次の1拍目の表で鳴る人がいてもほとんどの人がキメをジャストで鳴らす…かっこいい~というのが6年前のライブで聞いた時の印象。
ところが今回は、なぜかまだ「心臓」とか言っている前の小節の4拍目からぱんぱん音がし始めて、元の曲をよく聴いていないけどリズム感のいい「となりのU氏」もあせって2拍目くらいで発射(爆)。私が3拍目ウラで完璧に決めた(自慢)時に、「あっ、そこだったのか~」と悔しがっていた(笑)。
というか、この数年のうちになぜ会場の皆があんなに下手になったのかが謎である…。ちゃんとライブアルバム「JOY」を聴きましょう。(もしかしたらそれ自体15年以上前のアルバムか)
思い出していたら何だかいっぱい書きたくなってしまい長くなったが、一番の報告はこの次のことである。
この日はこのツアーの東京最終公演……のはずだったのだが追加公演で沖縄2・東京1が入ったため、そうではなくなった。50本のうちのただの43?本目…。
実は過去にもツアーの東京最終公演ではサプライズ演出があったこともあり、ファンクラブ経由予約の人はこの日から希望が埋まっていったらしい。
前半で達郎氏が「今日は、実質、東京最終公演です」と強調していたので「もしや…」と期待はしていたのだが…
アンコールで「ずっといっしょさ」(「薔薇のない花屋」で最近ヒット)「アトムの子」とやった後、「あーーーこれは!」というイントロが聞こえてきた。
「セプテンバー」のイントロ。
「やったー、奥さん(竹内まりや)出るよ。」という私の叫びにとなりのU氏は「うそー、まさか?」と信じていない様子だったが、イントロの途中で、ステージ下手から姿を見せてくれた!
しかもなんとそれは入場のためだけのイントロではなくて、マイクを持ってそのまま「セプテンバー」を歌い始めた! すげええー。
その間、夫達郎氏はサイドギターの1ミュージシャンとして演奏。途中、マイクを差し出されてひとことコーラスをしたりはしたものの、1曲丸々「竹内まりやコンサート」と化し、客席は今まで以上に(笑)もりあがった。手拍子の位置がなぜか頭の上(爆)。ものすごいサプライズ演出であった。とてもきれいで、とても20代の子どもがいるとは思えない…。
妻まりや様はそのまま次の曲「ダウンタウン」のコーラス部隊へ合流。ここからは目立たずバックに徹した(それでも目立つけど)。
最後の曲が終わって、自分が退場する時に時計を見たらほぼ10時。
3時間15分くらいのいいステージだった。いいステージをやることにすべてをかける点で、日本では山下達郎、外タレではブライアン・アダムスが私の中では何度も行きたいミュージシャン。今回も期待を裏切らずにやってくれて満足だった。
そうやって遅くなったので、ちょうどこの日に飲み会を企画していた鎌倉夫妻(仮名)とK島さんたちに二人で合流した時にはほぼ10時40分。少し落ち着いたところでもう11時10分には私の終電の時間。
もう少しみんなと飲んで、この余韻を語り続けなければ…と「コンサートが長引いて、これからやっと晩ご飯なんで(ちょっと嘘)今日はもうU先輩のうちに寄って帰る」というメッセージを妻の携帯の留守電に入れようとしたら、本人が出てしまい(笑)、低音で「朝帰りってことね」と言われ意気消沈。まあ、それでも帰らないんだけど(笑)。やはり、こういう時は前もって泊まりにしとくか、連絡できないくらい酔った…ということにして連絡しないのが一番か?
U氏の自宅で仮眠し、4時40分に起き、始発で帰り、6時50分くらいに家にそっと入り、気にすべき相手である義父母の起きぬうちに帰るのに成功したのであった!
最後に、ミクシィで発見した、hideさんという方が作成したセットリストを引用(引用了承済み! 引用元は http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1141424399&owner_id=19746891 )。
達郎の曲をよく知っているけどライブに行けなかった方はこれを見て想像してください。
2009.4.17山下達郎Performance 2008-2009 at 中野サンプラザ set list
1.SPAKLE
2.ジャングル・スウィング
3.BLOW
4.ドーナツ・ソング
5.夏への扉
6.ついておいで
7.PAPER DOLL
8.さよなら夏の日
9.FOREVER MINE
10.バラ色の人生~ラヴィアンローズ
11.CHAPEL OF DREAMS
12.HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS
13.WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS~クリスマス・イブ
14.蒼氓
15.ゲット・バック・イン・ラブ
16.BOMBER
17.LET’S DANCE BABY
18.高気圧ガール
19.RIDE ON TIME
encore
20.ずっと一緒さ
21.アトムの子
22.September(竹内まりや)
23.DOWN TOWN
24.CIRCUS TOWN
25.YOUR EYES
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2009/05/03
清志郎 その1 「バンドマンの語り場(12414)」 [ 1年以上前をふりかえっての日記 ]
今際の喜与史郎…本当はもちろん「忌野清志郎」さんのことを打とうとしたのだが、テキストファイル形式出力のこのワープロソフトの実力はこの程度か…。
というか「忌野清志郎」が一発変換すべき人物としてまだ認知されていないのだろうか?…などと考えながら、以下は「清志郎」と略させて頂くが、今も「きよしろう」と打たずに「せいしろう」と打たないとすぐに出ないから変な感じ…。(と思ったら清四郎となっていて、もう一度全部更新編集し直しています)
好きだった。尊敬もしていた。初めてRCサクセションを知ったのはたぶんロックバンド化した頃の「ブンブンブン」とかの頃。その色物ぶりに最初はひいたのだが、「このバンドかっこいいなあ」とだんだん思えてきて、かといっていっぺんにはまることなく、少しずつ好きになり、過去の作品も手に入れて聴くようになる。
やっとライブに行ける頃、90年代には解散。でも、清志郎がその後の活動の中で社会的な発言をするおかげで、それがなんなのかをわかろうとする姿勢になれた。東芝とのトラブルもかっこよかった。原発へのメッセージ、君が代でのどっちとも取れる上手なメッセージ…あの頃、世の中が音楽の力で少し動いた。
NHKのみんなの歌でいいパパになったり(笑)、自転車好きになっていたのもおかしかった。ロッカーであることとのギャップと一致をわざと楽しんでいるその感じ。でも、ガンとの闘病はまさにロッカー。喉頭ガンを、声帯への危険がある手術せずに放射線治療でやっつけて、また歌手として復活! でも転移して今回の死去。
ご冥福をお祈りします。
でもまさにロック的な生き方を最期まで見せてもらった思いがして、1ファンとして感動している。そしてファンの間では常識である、RCの初期メンバーが都立日野高校のOBで、三浦友和も級友でプロになったバンドについてふらふらしてたらスカウトされた?というのが、亡くなった今になってクローズアップされているのも、彼らの中の本当の友情が感じられて、すてきだなあと思えた。お互いに、そのつながりを売りにしてもうけよう?みたいな感覚が現役中はまったくなかったから。
そんな清志郎を、一度もライブで見ることができなかったことが、ものすごく残念。自分の中で、「見るべき人なのに見損ねている人ランキング1位!」だったのに、見損ねていること自体を忘れていた…。ということで、ランキング2位から浮上したエルトン・ジョンも次の来日時こそ見たいと思う決意がここに固まったのであった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2009/05/03 このブログを購読する
清志郎 その2 「ひとり言・・?(111298)」 [ 1年以上前をふりかえっての日記 ]
実は、「わらG」という名前もRCサクセションと無縁ではないのである。
大学に入って、音楽サークル(バンド関係)に入部した時に、「入部の人はここに名前を書いて」とただの大学ノートである部誌を渡された。
私の氏名は、苗字かんたん・名前は字画多し…なので、受験以外の時は面倒で、それまでも苗字は漢字・名前はひらがな…で書くことが多かった。ただの面倒くさがりである。この時にまちがいが起こった。この話を知っている多くの人は「私の字が汚かったから」という説で聞いているはずなのだが(それももちろん一部その通りではあるのだが)、正式には、「部室のガタガタのイスに座って膝の上で適当に書いたから」さらに「うまく書けなかったのに、消してちゃんと書き直そうという気がなかったから」なのである。
そもそもそれを書く時に「書け」と言った人の態度が横柄だったのか、それとも緊張してそうなったのかは覚えていないのだが、それを見た5つくらい上のOBが「お前、珍しい名前だな。『わらじ』っていうのか?」と言われたのがことのはじまりである。その、のちのちもすぐ叩くから苦手な先輩は「今日からお前の名は『わらじ』だ。」と命名したのだが、その方の人望のなさのおかげかまったく広まることはなかった(笑)。ちなみに、この時の「わらじ」のアクセントは「ら」にあるか平行かで、いわゆる履き物の「わらじ」と同じである。
ちなみにその後言われたり、文字で書かれている(ひどい人は年賀状の宛名まで)「わらじ」「ワラジ」「笑児」「わらG」のアクセントは、「わ」にある! 似た感じで言えば、「アラジン」って言う時と同じ語感である。(そのせいで私のことを「アラジン」と思いこんで呼んでいたスタジオ関係者もいた)
たぶんネット上での知り合った方はまちがいなく「履き物と同じ」方で読んでいたかと思いますが、これを機会に「アラジン系」でお願いします(笑)。
話は戻り、読みまちがいの後も何の変化もなく1ケ月近く苗字で普通に君付けで呼ばれていたのだが、ある時、急に、当時(は)部長で人望もあったH先輩が、「そうか~、お前そういえば下の名前「○○じ」なのに「わらじ」って読まれてたなあ」なんて思い出したようで、急に呼び始めて広まったのであった。その時は、当時(は)尊敬していた部長さんに言われたことなのですんなり受け入れられ、きれいな先輩とかにも「わらちゃん」とか言われるとうれしくて(爆)すっかり受け入れてしまったのであった。
その後、後輩は言わないだろうと思われていたのに「わらさん」とか「わらちゃん先輩」とか謎の活用の中で当たり前に定着し、電話で苗字を名乗っても誰だかわかってもらえない(泣)人となるのである。
それで、RCとのつながりはどうなったかというと、2年生になる頃、その当時(は)尊敬していたH先輩(ボーカル)とバンドをやることになり、その中で「お墓」とか「雨上がりの夜空に」とかRCの曲をやったり、オリジナル曲や服装などもRCにきわめて強い影響を受けたもの(笑)となった。RCのキーボードはゴン太2号(Gee-2wo)(ジーツー)というブルースピアノバリバリ、シンセの新しい音もバリバリという尊敬するアーティストなのだが、名前もそこにあずかり、ステージで紹介される時は「わらG-2wo」(わらじーつー)という名になった。ある意味、ステージネームだったのだ。
大学の卒業アルバムの個人写真にひとこと思い出などを書く欄があるのだが、そこに「わらG-2wo」と書いた自分をかわいくも恥ずかしく思う。(笑) ようはそれくらい、RCサクセションが好きでした…という話である。
余談だが、卒業して数年後のサークルの後輩とかは、「わらじ」が苗字だと思ってしまうらしく、「珍しいですね、どんな漢字ですか?」とか真顔で聞くので、飲み会の席のその場のでまかせで「調和の和に、楽しいの楽、「じ」は当て字で道路の路…『和楽路』と書く」とか言うと自分でもびっくりするほどきれいにまとまってしまい(笑)、あまりに感心してくれるのでそのまま訂正できなかった…。今さら、名前をひらがなで書いたら読みまちがえられて…とは言えなかった。
もう会うこともないと思うけど、その時にそのまま信じた数人のみなさんすみません。教師になって「珍しい苗字」とかで他の人に話していないことを祈るばかりである。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2009/06/05
長い夜 「バンドマンの語り場(12414)」 [ 最近のことの日記 ]
松山千春のその曲を、昔ゴアという友人がよく無伴奏で歌っていたがその話ではない。(ゴアという友人…活字にするとすごい響きだ)
もう3週間前のこと(日記の更新が遅れています)、この日は特別支援学級2校の歓送迎会がダブルブッキング。もうしわけないながら、より長くいるU中の方に行くと決めていたら、さらにその日の午後8時30分から我が家に比較的近いH島駅で鎌倉君(仮名)がライブをやるという。
一度のお出かけで2つの用件が済むのはすばらしいこと(飲み会による外出は月に2~3回以上になるといばって出にくい)なので、ギリギリまで歓送迎会にいて、主任に車でライブ会場まで送ってもらうというありがたい展開に。
ライブは8時40分着の私を待つかのように(本当に待ったという説もあり)階段を上がると最初の曲のイントロが聞こえてきた。
この小さなライブハウスは今までまったく縁がなかったのだが、1階(というか半地下)がゲームセンターで2階が居酒屋。居酒屋には何度も来ているし、ゲーセンは生活指導上のトラブルの舞台にもなっていた場所(笑)。そんなビルで、BUCK BEAT時代にライブハウスのPAでお世話になったS野さんのバンドがライブをやることになり、そのついでで、急に思い出したかのように鎌倉君(仮名)が呼ばれたのである。
終わってから少しだけ一緒に飲んだが、「新曲どうだった?」と聞かれて、2曲の感想を言おうと思ったのだが、どうしてもうまく思い出せなくて(笑)言った返事が「酔っててよく覚えてない(爆)」…2軒目で音楽を聴くとこういうことになるので気をつけましょう。
その後、そのH島駅そばに住むようになってこのライブに夫婦で来ていた同じ音楽サークルの後輩、I先生と飲む。ここで、すぐ近くのおしゃれなカクテルバー?へ。とても居心地のいい店で、でもおっさん二人は浮いているような気もしたが、久しぶりにゆっくり話せて、調子に乗ってしゃべりまくったり(笑)、いろいろな深い話を聞いたり…でいい時間を過ごせたので、「閉店です」といわれたらタクシーで帰ろうと思っていた…のだが、誤算は「朝5時閉店」(笑)。
その後の様子はその彼に後日返信した下記メール(地名・人名を変更)をご参考に。
いやはや、本当に楽しい一日でした。
朝帰りはあっても、朝まで飲んだ…ってのは本当に何年ぶりか。
翌朝はまさにドラキュラのように朝日を浴びてからパワーダウン。
始発まで約50分、タクシーはやめて、まず北口のコンビニに行ってポカリ を買って飲んで、シュークリームを食って、また駅へ。
その頃、トイレに行きたくなって、行ったら下からではなくて上から出した くなってリバース。
すっきりしながらもあとはただの酔っぱらいとして、ホームのベンチでうと うと。
運良く始発の到着に気がついて、乗って○○○(自分の家のある駅・終点) 着。
一刻も早く寝たくて、タクシーへ。
その時、後方から「先生~」と呼ぶ声が(笑)。
振り向くとグレーのスウェット姿の若者女性が2名こっちに向かって走って くる…朝まで遊んでいた地元高校生かはたまた早起きの体育会系女子か…。
いずれにしても無視してタクシーに乗り込み(笑)、芸能人のように追いか けられながら去っていったのでした。
家では、新聞を取りに起きたかのような顔をして1階はパス。2階は○○ (妻)もS太(息子)も同じ部屋で寝ていたので、俺はもう一つの部屋ですん なり夢の世界へ。
見事に朝帰りに気づかれずに帰宅。
ただし、その後は寝てばかりの一日。吐いて出してないともっとひどい二日 酔いだったかなあ(笑)。
今度は短時間で飲みましょう(爆)。
メール引用終わり
10時頃、妻が部屋に入ってきた時に、ニンニク臭にむせかえっていた。自分でも「なんだこの部屋の空気は…」という感じ。いつそんなにニオイのきついのを食べたかなあ…とあまりない記憶をたどってみたがよくわからない。
主任の自宅で行われた歓送迎会、人が多くてあまり動けずに、目の前にあったおいしい唐揚げをばくばく食っていた。後日、料理をいろいろと作った人に聞いたところ、その鳥の唐揚げこそが強烈ニンニク味だったらしい。
って、ニンニク、一番最初からかよ!…ライブ会場、おしゃれなカクテルバーのみなさん、すみませんでした(笑)。
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2009/10/20 このブログを購読する
不良債務者のブルース 「バンドマンの語り場(12656)」 [ カテゴリ未分類 ]
今日、朝日新聞の地方版を見ていて、おもしろい記事を見つけた。
特別支援学級(当時は心障学級だけど)に勤務していた介助員の人が25年前に残した曲が、その学校で今も歌い継がれていた…というニュース。
その曲が市民コーラスで演奏されるとのこと。「へえー、おもしろい話だなあ」と思いながら記事をななめ読みして、顔写真を見て「25年たつとその若者ももうおじさんだなあ」なんて思いながら「はっ」とした。
顔で気がついたのか、そのとなりの名前で気がついたのか、ともかくびっくりした!
この方は、22年くらい前に私がローディー(ボーヤ)をしていたロックバンド『シカゴバウンズ』のボーカル、強面でオールバックの前出氏である。
そして、彼こそが、私が公民の授業で必ず話をする、当時『昼は障害児たちの先生、夜は借金取りのアルバイトでドアを蹴っている』というびっくりな方なのである。
そして、氏の作詞で、当時の浅草ロックフェスティバルを制した名曲の名は「不良債務者のブルース」!
サビは「金返せ、ベイビ~(金返せ、ベイビー)」の掛け合い(笑)。
その人がまさか「大きな木になれ」だなんて!(驚)
ついでながら「金返せ」と掛け合っていたキーボーディストは氏ののちの奥様であり、私のピアノの師匠であり、現在うちの息子の通う特別支援学校の先生である。
それにしても、偶然の積み重ねは必然なのか、こうやって「名曲は生きている」のだと結構感動した。
でも、氏が、どこかの小学校でPTA会長をしていることの方が、私の中では記事の内容よりも驚きであった(笑)。
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2009/12/01 このブログを購読する
This is it 「バンドマンの語り場(12656)」 [ カテゴリ未分類 ]
11月20日にやっと『This is it』を観た。
他の人が「いい」っていう映画は私にとってはそうでもないことが多い(笑)というマイノリティな存在なので、そう期待せずに観た。
上京した25年くらい前、大ブレイクしていた彼の姿を今眺めるだけでもいいやと。
こういうドキュメンタリーっておもしろいはずないんだよ。唯一の例外が昔観た「ザ・バンド」の「ラスト・ワルツ」。解散コンサートにすごい顔ぶれが手伝いに来たライブ。インタビューのことばもかっこよかった。
でも「This is it」はそれを超えていた。もうなんとも言えないかっこよさ。それでいて「ファンだからわかる、ファンにしかわからない」ようなつくりではなくて、もしマイケル・ジャクソンを知らない人が見てもいい映画だと思った。
個人的には変なところで感動した。
映画の中で感じる、ホールでのリハーサルの独特の音が懐かしくて、「あれ、なんだっけ、この感覚…うーんと、すごく知っているような、そんなに何度もないような…。」
人が(お客が)入っていないからやたらに響くベース音とベードラの音。たくさん出たライブハウスの音とは違う。
何度かだけあった自分たちのホールライブの時の音だ。学生の時の府中グリーンプラザとか、コンテスト関係の大きめの所、日本青年館とか…。一番近かったのは(マイケルたちの演奏に近いとか言うのは失礼だが、響きが近いという意味で)、前日リハというぜいたくが許された代々木オリンピックプール(1万人収容の現・代々木第一体育館)。ああ懐かしいというか青春そのもの(泣)。
その時の空気を思い出して浸っていると、うれしいようななつかしいようなそんな心持ちで一瞬夢の中へ…。そう眠りの世界の方の夢の中へ(笑)。
素直にマイケルは天才だなと思えた。
ギタリストのお姉さんがかなりかっこよかった。
もし本番があったなら、マイケルが死ななくても伝説の公演になっただろう(って自分はあることすら知らなかったくせに言ってみる)。
ごめんマイケル。この日、映画の日だったので、実は1000円で観てしまいました…。
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2009/12/05 このブログを購読する
マジック・カプセル 「バンドマンの語り場(12656)」 [ カテゴリ未分類 ]
マイケルの映画を見る時に1つ懸念していたことがあった。
翌日、他のバンドのライブを見る予定になっていた。
その時にそれが著しくちゃちなものに感じてしまうと困る…マイケルはバンドの音もこだわっているし、ステージの派手さなんて世界トップレベルだし…。
さて、そのバンドのライブを観るのは中学3年生以来。当時まだ英語が得意だったのはこの人たちのおかげであった。
29年ぶりだ。ファンだったのに意外にも「ライブが初めて」という「鎌倉の前の時代」君(本名)夫妻と共に前から11列目で見た!
それは………Godiegoだ!
ある意味、外タレのようなゴダイゴだ! 行く・死ぬ・行くの名前通りの再結成バンド。実はアルバムの曲は音楽的にものすごくレベルが高いのに、ビューティフルネーム、999のイメージがあって、どうしても人前で好きだと言い損ねるゴダイゴだ(笑)。その実力たるやミッキー吉野なんて音楽専門学校の校長先生なのだ!(もしかしてもう違ったかも)
こうして29年たってキーボードの腕は追いつけなかったが、お腹周りだけは近づいた! 何だか向こうがやせてきて、今ではほぼ同じシルエットとなり影武者ができそうだ(爆)。
この日、運悪く、土曜日の授業参観が仕事で入っていた。家に一度戻って、車を置いて、すぐにダッシュ!予定通りのバスに何とか乗れた。限定先行発売のトミー・スナイダー(ドラムス)のソロアルバムを買うと特典がある…とわかっていたので早めに行ったのだ。熱心なファンのようだ。
それにしても渋谷C.C.レモンホールってどこだよ(笑)。地図で調べた時に明らかに「元・渋谷公会堂(しぶこう)」のことだとわかっていたけど、いざホールに着いて黄色いレモンの看板を見ると、かなりがくっと来た。伝統も何もあったもんじゃないけど、これが時代の流れというものか…。
ソロアルバムの購入特典は、本人が目の前でサインしてくれるというものであった。リハーサルが長引いて開場が遅れたのだが、開演は予定通りでもう始まってしまうのか…とまだ到着していない鎌倉の前の時代夫妻を心配していたのだが、メンバー本人がまだ目の前にいるのだから大丈夫だ。
サインはうれしかったけど、残念だったのは、家に帰ってから聴いてみて、「イマイチ」のカバーアルバムであった。
さて、ライブは思ったより、ずっとよかった。スタート時はマイケル効果?で淋しく感じたが、もともとスタジオ・ミュージシャン的な人たちだけに演奏はいい感じ。年をとっても自分でちゃんと叩くトミースナイダーは偉い! 自分たちでも言っていたが、その代わり、全体的にテンポ設定がゆっくりだった。
いわゆるヒット曲シリーズではなくて、アルバムの中の名曲…CMソンググラフティに入っているような曲とかもやっていたのがよかった。と言いつつも999とかかかるとつい喜ぶんだけど(笑)。各自のソロの曲とかをやって尺をとってしまうのは間延びしていた。まあ、その宣伝のためのライブなのだからしかたがないが…。
そのバンドの演奏はなかったが、ギターの浅野氏は、キーボードがハウンドドッグの箕輪、ベースがツイスト&ハウンドドッグの鮫島、ドラムがサザンの松田、ボーカルがツイストドラムのふとがね金太というグループをやっているらしい。金太氏はツイスト結成の際に世良にボーカルを譲ったという話を聞いたことはあったがいったいどんな歌手なのか?
まあ、それはおいといて、本編で一番楽しかったのは、1曲目のブレイクで自分が弾くのを忘れていて落ち込むミッキー吉野…MCの中でメンバーにやり直しを要求し、それがアンコールでかなうのであった(笑)。これだけ音楽活動が長い人でもまちがったり落ち込んだりするんだな…とある意味最近の自分への安心にもつながった…。
その1曲目のマジックカプセルはPA(音響)もまだ落ち着いてなかったので、最後にやった時はすごく聴きやすかった。やっぱ、同じメニューでツアーを回らないと、1回キリっていうのはもったいないなあと思った。(もちろん商売として成り立たないからやれないんだろうけど)
再結成して間もなくの頃のタケの歌はそれはひどいもの(失礼ながら)だったのだが、この数年仕事でちゃんと歌うようになってかなり復活していた。この日もあっという間に声が枯れてしまっていたが、アンコールの「威風堂々」の時に良く声が出ていたし、何よりも生で聞けるとは思っていなかったこの曲を聴けたことに感動した。
興味ある人はほとんどいないと思うけど(笑)、下は他の人のブログから貼り付けたセットリストです。
マジックカプセル
サイツ&サウンズ
ジョイ
はるかな旅へ
シンフォニカ
ナウ・ユア・デイズ
トミーソロ
ミッキーのピアノソロ
ミッキーと竹越さん
ワンダーランド(タケ弾き語り)
浅野さんギターソロ
ガール・イン・ア・ハリー
デッドエンド
ワンフォーエブリワン
ビッグママ
ガンダーラ
ホーリー&ブライト
ビューティフルネーム
モンキーマジック
銀河鉄道999
アンコール
威風堂々
マジックカプセル
同じ曲が2回あるってアマチュアみたいでやはり笑える…。
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