まるみ1961の部屋

まるみ1961の部屋

鎮魂


           (1971年11月18日
             二人の死刑囚のために)

  太陽はあまねく世界を照らす

  虚空は橙に染まり

  鉄の扉は白く輝いていた


  彼らは死んだ肉体となって

  生きてきたことを証し

  生きる魂を獲得した

  (あなたたちが死んだことを誰が忘れ得よう)


  地の底からよみがえってくる

  かすかなすすり泣きと

  死臭を消す新たな臭いが


  忘れていた死への渇望へと

  私を揺り動かす

  私の魂の死は

  なお果てしなく続いてゆく


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