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あずあずオレゴン

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不思議な縁

テーマ：バス釣りのホームページ(2257)

カテゴリ：釣りの話です

去年アメリカに来て不思議な経験をした。

ビジネススクールが始まる前の一ヶ月間だけ近くの語学学校に通っていた時の出会いだ。

授業の一環である老人ホームに訪れた。
ご老人の方々とおしゃべりをするのが目的だ。
（英会話の実践訓練）

1人ずつ生徒が部屋を割り振られる。
と、その時あるスタッフが、
゛このおばあちゃんは釣りが好きな方ですが誰か行きたい人いますか？”

すかさず、自分が行きます！　と言ってその部屋に行く事になった。

すると、その釣り好きのおばあちゃん以外にその家族の方々がお見舞いに来ていた。

見知らぬ来訪者にみな目が点になってる。
しかも、怪しいアジア人だ。
この時までは、語学学校がきちんと今回の趣旨を説明していると思っていたが、全くそんな事話が通っていなかった。

ともかく。。状況をコレコレ説明し、自分が釣り好きな事をアピール。
そしたら、うれしそうに部屋に招いてくれた。

そのおばあちゃん、歳はもう80近いのに、先週も息子に釣りに連れて行ってもらったのよ！
ってうれしそうに話す。

そこに居る息子さん（もう50近いおじさんだけど）も、自分の母を自慢気に紹介してくれる。

話が進むにつれ、そのおじさんが君はどんな釣りをするんだ？って聞いてくれた。

もちろん、゛Bass Fishing”と答える。

実はそのおじさん、ここオレゴンBASSフェデーレーションのお偉いさんだと判明。
また、現在入っているローカルクラブのお偉いさんでもあった。

当時はオレゴンでの釣り情報を一生懸命調べていて、なんとか何かのクラブに入ってネットワークを広げたいと思っていた矢先だ。
しかし、オレゴンはサーモン、Fly Fishingが有名で、BASS Fishingの情報を手に入れる事はほとんどできていなかった。

そのおじさんの娘が折角だから、釣りに連れてってあげなさいよっておじさんに薦める。

一ヵ月後、日本から道具が届き勇気を振り絞って彼に電話。
"連れてって下さい！”って無理やりお願いして、一緒に釣りに行く事ができた。

クラブにも通常連続3回出席しないと会員になれないのだが、彼が自分が日本から来ている留学生と色々説明してくれて、全会一致ですぐに会員になれた。
初めてのインターナショナルのメンバーだ。

月に一度、近所の公民館に集まり会合が開かれる。
またボートが無くてもトーナメントに参加する事ができる。
ビジネススクール以外にこういったローカルな人たちに溶け込む事はとても大切だと思った。

英語の練習にもなる。
なにせローカルの釣りのおっさんの英語はわけわからん。

試験前、宿題がたっぷりある時もなんとか時間をやり繰りして会合には参加している。

そしても今日もその会合に行ってきた。
そのおじさんも今日居て、先日の　日本人が優勝したクラッシクの話　で盛り上がる。
クラッシクにスタッフとして参加したそうだ。

その後も色々な出会いがあった。
釣りを通じてのドイツ人の親友との出会い。
またその彼のルームメイトが同じくBASS Fishingマニアで、トーナメントにも数多く優勝している。
時々、彼のスキーターで釣りに出かける。
skeeter