[マメマメ知識・雑学] カテゴリの記事
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デザインの時代
IDEAｓ（Industrial Design Excellence Awards）という面白い賞の記事を読んだ。ビジネスウィークがスポンサーで、様々な製品のデザイン性を金、銀、銅で評価しているものだ。企業にとって、機能性だけでなく“デザイン”というものが戦略的な位置づけになってきており、個人にとっても購買決定要因、選択の大きな基準になってきている。今回発表された２００６年のサプライズは、日本企業を中心とするアジア企業の躍進だ。Panasonicが６つの賞を受賞し、アップルコンピューターなどを含めた欧米企業と大きな差をつけた。例えば、MIT Media Labsのプロジェクトの$１４０のラップトップコンピューター。アフリカ、ブラジル、中国、インド、タイなどといった、ネクストマーケット向けの低価格PCだ。５歳から１５歳くらいの子供を惹きつけるユニークなデザインは勿論だが、持ちやすいハンドル、発展途上国における悪条件（温度、電力不安定、ネット環境など）を考慮した製品作りがなされている。その他、２秒で設営できるテントや、素敵な寿司プレートなど様々だ。こうした世界のデザインへの潮流から、デザインを学ぶ学生も増加している。記事広告には、“MFA is the new MBA” というメッセージがあった。MFA（Master of Fine Arts）、美術学修士号のことだ。最近発売された大前研一さん訳の本、ハイコンセプト（The Whole New Mind by Daniel H. pink）にも、これから求められる６つのセンスとして、デザインは取り上げられている。百聞は一見にしかず。ぜひご覧になって欲しい。
Jul 9, 2006
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コラボT
ユニクロが販売しているコラボTが面白い。Tシャツのデザインとして、様々な企業とコラボレートしているのだ。昨年発売された、エアライン会社とのコラボでは、デザイン性の高いアロハ航空、カナダ航空、スリランカ航空などに人気が集まった。自分も乗ったことがある航空会社のTシャツを探し、思わず買ってしまった記憶がある。今、お店に出回っているのは、航空会社だけでなく、老舗の日本企業から世界企業まで様々だ。キユーピーなど、一般的に認知されているブランドから、日立製作所、日本郵船、ヤマサ醤油、養命酒など渋い企業のTシャツまでと面白いラインナップ。どれもデザイン性が高く、Tシャツとして着ることには抵抗を感じさせない。コラボTだけでなく、アスリートに向けたボディテックという商品ラインも面白い。これは慶応大学との共同開発したスポーツウェアだ。驚くほどの吸水性と通気性、それなのに価格は驚くほどに安い。安さだけのイメージ、フリースのイメージからの脱却、商品開発の新鮮さとスピードを最近のユニクロには感じる。今後のさらなる商品戦略が楽しみだ。
Jun 25, 2006
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マイノリティ・レポートの世界はすぐ
米ネット３強の売上高（１－３月）が過去最高を記録した。このネット３強とは、グーグル、ヤフー、そしてイーベイである。中でも、アマゾンの書籍販売高が店舗書籍販売大手のBarnes & Nobleを初めて抜き、ネットと店舗販売の逆転現象が起きたことは大きなニュースだ。またオークションサイトで有名なebayが、リアル店舗の売主による参加も貢献して急成長したこともWeb進化の一つの現象だろう。実は、昨日ある勉強会に参加してWeb2.0に関しての熱いディスカッションを交わした。そこで紹介されたのが、２００４年に発表されたあるショートストーリー。それが、EPIC２０１４だ。これは、２０１４年までにウェブを取り巻くメディア、ビジネス、社会が変化していく推移を予測した物語。GoogleとAmazonが合併し、Googlezonが登場。ニューヨークタイムズが著作権を巡る裁判に敗訴して、ネットから撤退する。ありとあらゆる情報がパーソナライズされて提供される世界はまるで、映画「マイノリティ・レポート」のようだ。See what will happen….EPIC２０１４（日本語字幕付き）EPIC２０１５（新バージョン 字幕なし）
Apr 23, 2006
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Gmail考
GmailとはGoogleが無料で提供しているWebメールサービスのこと。私はメインのプライベートアカウントとして利用しているが、ベータ版でも大きな問題がないので、前回のFirefoxと同様にちょっとご紹介。２００４年４月にスタートしたこのサービス。Webメールでありながら大量のメールBOX容量が確保できることで、噂は瞬く間に広がった。使用開始当時は１GBであったが、今では２．７Gの容量が無料で割り当てられる。新規登録が知人の紹介のみということもあり、口コミ的に利用者が繁殖していった記憶がある。前回ご紹介したPC World.com のベスト１００プロダクト（2005）ではFirefoxに続き２位となった。 使い勝手で言えば、なんと言ってもスレッド機能。例えば、あるメールトピックに関して、５回返信のやりとりがあった場合、普通のメールソフトだと受信日時順にそのまま５件溜まることになる。ところが、Gmailの場合は同じトピックでのレスは全て一つに集約され表示され、これまでの文章の前後関係が一目瞭然だし、メールBOX上には１件で表記される。そして最近物議をかもしているのが、広告機能。これは、従来のポップアップ広告などをやらない代わりに、メール文章のテキストを解析して、それに関係する広告が横に表記されるのだ。例えば、先日キャンプに関するメールをしていた時、横にはテントとかアウトドア用品、キャンプ場に関する広告が勝手に表記されていた。プライバシーの侵害だ！と、大きな議論を呼んでいるが、Google側はあくまでもこれは機械が自動的に読み取っており、人間は決して介入していないという。いずれにしろ、このビジネスモデルは個人の嗜好にダイレクトに届く画期的なものであるし、今後さらなる発展が予想されるだろう。
Apr 18, 2006
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Firefox
Firefoxを使い始めてしばらく経つが、多少の問題はあるものの、使い勝手が良いのでちょっとご紹介。既に利用しているユーザーの方も沢山いると思うが、Mozilla Firefoxとは無料のWebブラウザのこと。2003年7月にMozilla Foundation がオープンソースソフトウェアプロジェクトとして設立された。日本も含め、世界各国でインターネットエクスプローラーに比べてはるかに使いやすいと、急激な広がりをみせている。実際、PC World.com のベスト１００プロダクト（2005）で堂々の１位。（2位のGmailについても書きたいが、今日はやめときます）Brandchannel.com のグローバルブランドランキングにおいても、２００４年以前には全く無名だったFirefoxが突然8位にランク（2005）されているほどの爆発的な人気だ。人気の秘密は何といっても使いやすさだろう。特に、タブ機能（エクセルのシートのようにタブをクリックして複数のサイトを同時に切り替えてみることができる）は、リサーチの多いビジネスマンにとってはたまらない機能だ。一部のサイトではまだ表示エラーが出ることもあるが、概ね使用には問題ない。また、IEでのお気に入りをそのまま自動転送できる。新しく出た、Mozilla Thunderbirdというメールソフトにも大きな期待だ。
Apr 9, 2006
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成功の裏のダークサイド
ちょっと古い本かもしれないが、エマさんの薦めで面白い本を手にした。「成功者の告白」、著者はあのウォートン卒の神田昌典。いわゆる成功物のハウツー本では無く、成功の裏に潜む沢山のリスクにフォーカスしている。あるサラリーマンがリストラから起業して成功していくストーリー。しかし、その裏には子供の病気、離婚の危機、裏切り、陰謀、不倫、クレーム、社員が病気で倒れるなど、様々な障害が起こる。これらは、成長の過程に潜む、企業、個人の歪み、危険信号のシグナルなのだそうだ。ビジネスで光が当たれば、その他の部分で影となる出来事が噴出するという。複数の実話をもとに体系化したもので、フィクションではあるが真実味がある。あのザ・ゴールのようなストーリー展開で、経営のエッセンスから、家族との生き方など、楽しみながら沢山の事を学べる本だった。
Mar 19, 2006
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アマデウス
1756年1月27日オーストリア、ザルツブルグにてあの天才作曲家が生まれた。ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト今年は生誕250周年。世界各地で大きな盛り上がりを見せている。一昨日からのグーグルの検索画面もこのようになっている。（グーグルのこういう小さな演出が好きです）私が最初にモーツアルトの曲に出会ったのは中学生の時。受験勉強中にいつも聞いていた。当時、モーツアルトの曲を聴くとα波が出て頭に良いという噂を聞いたからだ。勿論、頭に良いかはわかりませんが、子供ながらもモーツアルトの曲は落ち着いて好きでした。しかし衝撃的だったのは、映画「アマデウス」モーツアルトの死をめぐる舞台を完全映画化し、アカデミー賞8部門を受賞した作品だ。天才モーツアルトと凡才サリエリとの対比した人生模様モーツアルトの奇人ぶり、波乱万丈な人生は、あの曲からは想像もつきませんでした。久しぶりにこの映画が見たくなり、レンタルビデオ屋に何件か行ったが、案の定、どこも貸し出し中でした。このモーツアルトの盛り上がりは、今年いっぱい続きそうです。オーストリアでは様々なモーツアルト関連のイベントが目白押しで、生誕250周年を記念した各旅行会社が企画したツアーは大人気だそうです。オーストリア政府観光局（日本語）いつかオーストリアでオペラやクラッシクコンサートを聴くのが密かな夢です。
Jan 28, 2006
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杉原千畝の番組
尊敬する知人Aさんから、全米ネットで杉原千畝の番組があるという紹介のメールをもらった。番組情報です杉原氏は日本のシンドラーと言われ、リトアニアにて多くのユダヤ人に対して違法であるトランジットビザを発行、多くのユダヤ人を救った事で知られております。Aさん自身も、その子息が始められた“Visas for Life Foundation（www.visasforlife.org）”のボードメンバーであり、以前から詳しいお話を聞かせて頂いておりました。今回、5月5日から全米ネットで放映が始まった（地域によって日時が違います）オレゴンでは、KOPB系で本日放送されました。恥ずかしながら、私自身全くの無知であったので、大変勉強になった番組でした。家族の身の危険を感じながらも、人道的立場からビザの発行を行った勇気、やさしさに、多くの人が今でも感謝の気持ちを持っております。その時救われたユダヤ人が結婚し、子供ができ、そしてその子供・・・彼が発行したビザのおかげで、今この子供、家族が存在している。涙ながらに感謝の気持ちを述べているユダヤ人が大変印象的だった。自分の利益、リスクを考えれば、まずそんな違法なビザは発行できないだろう。ましては、家族の危険を考えれば。彼はこう述べてました。“正しいと思った事をただ行っただけ。例えそれが違法であったとしても、リスクがあっても、私は正しい事をしただけだ”（正確な訳、コメントではありません）アメリカでこういう番組を見る事ができ、日本人として大変誇りに思えました。Aさん、ありがとうございました。
May 9, 2005
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あのアル・ライズに会う
アル・ライズ（AL Ries)と聞いて、ピンと来た方はマーケティングに何かしら関わった事がある人だと思う。アル・ライズ（英語ではアル・リーズと呼んでた）は、数々のマーケティングの本を出版しており、日本でも東急エージェンシー出版から翻訳された本が本屋にたくさん並んでいる。売れるもマーケ当たるもマーケ（The 22 Immutable Laws of Marketing)ブランディング22の法則（The 22 Immutable Laws of Branding)この本を初めて目にしたのは遠い昔・・・電車の中刷りで、あ、面白そうっと思ってすぐ本屋で購入した記憶がある。まだ、マーケティングもMBAも全く縁が無かった頃だ。マーケティング入門にはとてもわかりやすい本であったし、一般の人が呼んでもとても面白い本であった。『水道の水をエビアンに変える』とか。彼の名前はなぜかずっと記憶に残っていた。今回、AMA(American Marketing Association)のカンファレンスで彼が講演に来ると耳にした時、すぐピンときた。彼以外にも、最新のマーケティング事情（Blog, E-marketing, Search Engine Marketing)、Nikeのグローバルマーケティングなど、盛りだくさんのカンファレンスで$100であったが即申し込んだ。ポートランドに来て、沢山のこういったビジネスイベントに参加してきたが、今日はその最後にふさわしい素晴らしいイベントだった。朝の8時から17時までびっちり講演会。まずは、注目のアル・ライズ様々なブランドの事例を説明していく。例えばFirst Mover、Leadeshipの成功事例Red Bull（エナジードリンク）が成功した後、Coca-ColaがKHXという類似品を販売して失敗。ペプシがコーラに勝てない事例マックが未だリーデングカンパニーである事例一方で、最初に参入しても失敗する例もある。世界で始めて販売したMP3プレイヤーは Nomed Jukeboxというどこかの国のわけわからんブランド名結局、iPodに市場を奪われた。IBMワールドワイドのメインフレームカンパニーが個人PC市場ではDellに負けた。World Wide ServiceのIBMが、テキサス大学2年生のマイケルデルに負けた。そして先日、個人PC部門が中国の会社に買収された事は記憶に新しいですね。ブランドの大量生産はそれぞれぼブランド価値を現象させる例。メルセデスは高級車のイメージを築き上げてきた。ところが、売り上げが行き詰った結果、小型車市場に参入。結局、今まで築き上げたブランド価値を曖昧にし、利益も赤字転落。昔読んだ本とほぼ同じ内容であった。彼は常にこういった我々が日常目にする例を取り上げるし、話もうまい。さすが、こういう人が支持を集め、成功するんだなって思いました。サイン会もあったので、本を購入しサインをお願いする。（ミーハー）で、日本で初めて彼の本を読んでマーケティングに興味を持った話などを彼にした。が、しかしだ！！！！！今日感じたのは、彼は評論家で具体的な内容には信憑性に欠けると感じた。外側からの結果論ばかり並べている。具体的にどうマーケティング戦略を行えばいいのかっという点は、非常に曖昧である。矛盾を感じる事もたくさんあった。数々の事象を並べてルール化しているが、ルール１とルール２が矛盾している事が多々あり、それの細かい違いについては述べない。途中、手を挙げて異論を唱えたいと思った事も何度かありました。彼が観衆を惹きつける大きな要因として、身近にあるブランド名、ロゴをたくさん並べて比較するからだと思う。過去の事象を検証する観点は非常に面白いが、もっとツコッんだ戦略が見えなかった。自分が正しいとかは分かりませんが、そういう異論を思いつけるようになった自分が素直に成長したなとも思った。（昔は全て鵜呑みに感動していたのに）彼の意見は参考程度、信者にはならないぞって今日思いました（笑）一方で、別のセッションは納得の嵐。blog, Search Engineの話は自分が感じてきた事をまさに同じだった。今プロジェクトで、サーチエンジンに関わっているので、講演後スピーカーの方に色々質問も個人的にできた。ナイキの話ここオレゴンに来て、何回ナイキのプレゼンテーションを聞いた事だろうか。どれもが毎回、素晴らしい内容だ。ナイキはブランドを作る会社で有名と昔に日記にも書きました。が、今日改めてかれらは本物を目指している事に気がついた。ナイキはオレゴン大学の陸上競技のコーチが創設者です。彼の思いは今も息づいている。前回のオリンピックの陸上競技、1位、2位、3位の差はそれぞれ0.01の差なのだ。その差はフットウェアによるものが非常に大きい。彼らはブランド作りの為にただクリエイティブなCMを流すだけでなく、常に本物の製品を競技者と一緒に作り続けているのだ。その他、今後のグローバルマーケティングの話など、約2時間のプレゼンだった。こういう会に参加する為にポートランドに引越ししたのはいい決断だった。今日が最後の参加で、感無量といくか（単純）本当に充実した気持ちになれた。最後に・・昔、電車の中吊りであの本を見つけた時、こうしてアメリカで彼と英語で話す日が来るとは誰が想像できただろうか？マイケルムーアに会った時も同じ事を感じた。人生先はほんとわかりません。
May 4, 2005
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TRI METのブランドマネジメント
今日は、AMA（American Marketing Association)のカンパニービジットで、TRI-METというポートランド市内をカバーする、バス、MAX（路面電車）の交通機関の会社を訪れた。今まで訪問した企業の中でもベストに近い、素晴らしいプレゼンテーションであった。主な内容は、TRI METのブランドイメージを向上させる為の、彼らが行ったMC（Marketing Communication)プランであった。彼らはまず、現状のTRI METのブランドイメージ、利用者のデモグラフィックデータといったマーケティングリサーチを行った。すると、彼らが考えるブランド属性と、実際の利用者のイメージとは大きな隔たりがある事がわかった。High Technology、Safeといった期待とは裏腹に、Dirty、Unreliableといったネガティブなイメージが多く占めた。また仕事で利用している人が多いと予測をしていたが、実際にはショッピングや観光といった仕事以外の目的で利用する人が多い実態もわかった。そこで、TRI METのブランドイメージの向上（実際にはもっと詳細のObjectivesがありました）をゴールに様々なコミュニケーションチャンネルを利用してのプロモーションが行われた。まずは、CI（Corporate Identity）旧ロゴ様々なデザインを考慮した結果、次のTRI METになるまた、MAX、バスの外観も変えた。旧バージョン新バージョン誰にでも利用できやすいブランドイメージを作る為、発券機も大きく分かりやすく変えた。“to WORK + to PLAY + to LIVE" というプローモーションで、様々なアーチストのデザインを利用してMAX＝便利なポートランドコミュニティ のブランドビルディングも行った。このMCプロジェクト、ブランド認知は前年度に比べれば大きく向上。利用者の数、シェアといった財務上の大きなインパクトも得る事ができたそうだ。今学期IMC（Integrated Marketing Communication)のクラスを履修していたが、まさにその集大成とも言える、素晴らしいマーケティングプラン、詳細なリサーチ、目に見える成功（ROI）事例であった。今後は、MAXの路線拡大、また普通の電車の路線開発もあるそうだ。勉強になりました。
Apr 9, 2005
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アップグレードの罠
帰国時はビジネスクラスで帰る。自分にとって、そんなたわいもない事が夢だった。自分に強い影響を与えてくれた親友で同じようにMBAを取った人間が居ます。彼は私費留学で、英語も準備せずアメリカに渡った人間。渡米時は、会社も辞め、ビジネススクールの入学すら決定していない状態。だから、成功するまでは絶対に日本に帰らないと誓って来たそうです。そんな彼も数年後、MBAを取り、外資のコンサルの就職が決まった。帰国時はなんとビジネスクラスに号泣しながら搭乗したそうです。自分はまた違う立場であるが、なんかそんな風景に憧れ、せこせこマイレージを貯めてきた。帰国時の便でビジネスクラスにアップグレードできるように。そして、その努力（別に努力でなく、色々飛び回って遊んでただけだが）が実り、アップグレードができるだけのマイルが貯まった。そして、いざ帰国便の手配をここ数日していた。問題は、会社が交通費支給するので、格安チケットしか認められない点。で、ありとあらゆる旅行代理店（ネットも含め）や、エアラインに問い合わせをしてみた。そこで、悲しい事実に直面する。『あずあずさんのマイレージは、アップグレードできるマイル数ですが、Yクラス、Bクラスのチケットのみ有効です』なんだそりゃ？つまり、いわゆる格安チケットではアップグレードの対象にならないのです。エコノミークラスの俺には知る余地も無い事実だった。でも、もし直接Uエアラインから購入したら、その時点で$500以上も価格が違うんですよ！ アップグレードの意味ないじゃないですか？と、一応立ち向かう。が、いやもしビジネスクラスとして普通に乗るなら、え～（計算している）$3000くらいになります。（$600が格安チケットの場合）・・・・・・・。ビジネスクラスってそんなにお高かったんですね・・・悔しいけど納得。まあ、いいや、いつか普通に乗れる日が来るさ！（笑）今日は、学校で卒業式の登録等があった。面白かったのは、自分の名前を録音された事。つまり、名前を呼ぶ時、正式な発音で呼ぶ為の確認だ。来週はガウン（マント）と帽子の試着。うーん、夢にまでみた風景。ワクワクですね。
Apr 7, 2005
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Smaller is Better
"Bigger is Better" そんなキャッチフレーズを目にしたのは数年前、フォードかシボレーのトラックの広告だった。いかにもアメリカだなあ～って感心したのを記憶している。アメリカのコンシューマーマーケットの象徴でもあった。ところが、実際アメリカで生活してみると、消費者の興味はどんどん小さい、コンパクトな物へシフトしている気がする。ノートパソコン。Willametteのビジネススクールでは、ノートPCが授業では必須である。クラスメイトの機種を見ると、ほとんどが大型のPCで、一部のインターナショナルスチューデントのみ12インチ程の小型PCを使っていた。昔、仕事ででかいPCを持ち歩いていたので、自分のノートは絶対小型と決めて、12インチの当時最軽量のデルを購入した。約4年くらい前のことだ。ビジネススクールではこの小型PCを持っていると、ある意味ヒーローになれる。DellでもMade in Japan お前らのPCはフォードで、俺のPCはNissanだとジョークをよく言ったものだった。そして、今年に入り何人かのアメリカ人のクラスメイトがPCの買い替えを始めた。みな、小型のPCを購入している。ほとんどのクラスメイトは次回購入は絶対もっと小型と口ずさんでいる。Dellも以前は取り扱っていなかった小型製品を米国でも販売し始めたのを記憶している。パソコンだけではない。デジタルカメラも同様の現象だ。2年前のクラスメイトのデジタルカメラはそれはもうでかくて解像度の低いカメラばかりだった。ところが最近はみな小型でファッショナブルな物を所持している。以前日経ビジネスでソニーの米国市場の話が載っていた。“小型はアメリカでは売れない”そんな神話はもう無いそうだ。今日もお洒落カフェで勉強をしていたら、となりに座っていたアメリカ人に自分のPCについて聞かれた。確実に消費者の興味は小型化にシフトしていると肌で感じている。アメリカの生産、開発サイドはどこまで需要を把握しているのだろうか？勿論、州、都市部と農村部ではまた需要のスピードが違うと思う。オレゴンはようやくってところでしょうか。
Apr 4, 2005
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ジーンズへのこだわり(画像付）
ここ数ヶ月、暇があればジーンズ選びをしていました。ジーンズ？？この歳になって、ジーンズを購入なんてって自分でも思ってました。ところが、今はオ･レ･ゴ･ンの学生：）カジュアルな服を毎日着ています。なぜ今になりまたジーンズが欲しくなったのか？１．昔購入したLevi's501をかなりボロボロまではき古し、いい加減汚くなってきた。２．痩せて、ジーンズがダボダボになった。３．親友のドイツ人がベストジーニストに選ばれて間違いないくらい、かなりカッコよく着こなしている。などなどです。アメリカでのジーンズ人口は驚異だと思います。ジーンズ選びをしていたので、クラスメイトのジーンズをチェックしてましたが、ほとんど85%以上は男女問わずジーンズはいてます。ところが、アメリカ人でカッコいいジーンズをはきこなしている人はいない！このドイツ人のジーンズが色、シルエット等、ピカイチにカッコよく、色々アドバイスをしてもらったり、試着させてもらったりしてました。目指せヨーロピアンスタイルを目標にあれこれ探した結果、ついに購入しました。今日は、暇なのでそのあれこれをマニアックに解説。今回の候補>アバクロ（Abercrombie&Fitch Ezra Fitch)最高級デニム、日本マーケットでは\2万クラスをイーベイで$60程で購入が、しかしこれがネットショッピングの罠。サイズが合わず断念！（日本で売ってやる）また、ルーズなシルエットはちょっとイメージと違った。>Meltin Potこれが、ドイツ人がいつもはいているジーンズ。（モデルは別人です）しかし、アメリカでは入手不可能。イギリス、ドイツのイーベイを探すが、サイズ、色がイマイチつかめないのと、インターナショナル配送が無い事で探すのに疲れた。>Levi's524ローライズ、ブーツカット、スリムなシルエット日本には全く同じモデルは手に入りにくい。早速近所のLevi'sショップに行って試着するが・・イマイチ。色もいい色が無い！（5色も選択できるのだが、デニムの質の違いか・・・）>リプレイイタリアジーンズだ！が、オンライン、店舗共にいい購入機会を発見できず・・またバックステッチがかなり派手でキモイ。>Dieselこれに決定！散々、セレクトショップ、Dieselポートランド店に出向き試着ディーゼルはいいんだけど、バックのステッチがインチキジーンズっぽくあまり気が進まなかった。しかし、このモデルはクールだと思った。そんなんで、あとはボコボコ腹筋復活し、ベストジーニストを狙います！！失礼致しました～。
Mar 27, 2005
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TAZO
TAZO というブランドのティーをご存知でしょうか？以前からカフェやレストランに目にした事はあったのですが、実際に注文した事がありませんでした。この間、コーヒーに飽きて紅茶を頼もうと決意。このTAZOに初めてトライしたのです。ちょっとアジアンテイストなパッケージングで、種類がたくさんあります。ZEN、Passion、といったネーミングで爽やかなミント風味からフルーティなものまで楽しめます。コーヒーの味よりも、コーヒーを楽しむ時間、空間を楽しむターゲットには、このTAZO はまさにピッタリだと思った。商品のコンセプトが味というよりも、このTAZOで感じる空間を重視しており、各ブランドの裏にはその空間の説明がなされている。で、マーケティングを学ぶ人間としてはこのTAZOに非常に興味を持ち始めた。何せ、ほとんどのオレゴン州のカフェで目にする。あのスタバでさえ置いてあるのだ。怪しいTERIYAKIレストランから、高級レストランまでかなりの販売チャネルを持っている。てっきりどこかのグローバルカンパニーかと思ったら、パッケージにポートランドの住所が記載されていた。さっそくCafe通のクラスメイトに聞くと、なんとポートランドが本社のようだ。おお！この日記を書く前に、ちょいとググッたが、日本にも進出しているようだし、ブランドのケーススタディにもなっているようだ。スタバとクラフトフードの関係も色々記事があったが、あとで時間みて読んでみようと思う。ますます、興味津々です。何かマメマメ情報があれば教えて下さい。おおっと、最近お気に入りのコーヒーも話すつもりだった。昔、ハワイで発見して購入したコーヒーが近くのフレッドマイヤーにあった。これですこの コナ チョコレート マカデミアナッツ風味がいいのだ。お気に入りのDelonghiのコーヒーメーカーで毎日飲んでいます。この独特な香り、風味を気軽に楽しめます。なんちゃってカフェマニア情報でした。
Mar 8, 2005
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またネットショッピング失敗・・・
アマゾンでCDを購入したが、またやられた・・・。CDが届くのに2週間かかり、ようやく届いたと思ったら送付元が台湾。嫌な予感・・・そう、中国版のCD（しかも海賊版だと思う）が届いたのだ。今回注文したのは、Westlife視聴できますこれ、ミーハーなんですがいいんです！！以前MDで持ってたのですが、久しぶりに聞きたくなって購入しました。とにかくすべて良い曲なんです！！Flying without wingsあのフィルコリンズが歌ってたAgainst all addsのマライヤとの共演楽しみにしていたのにマジでがっかりした。アマゾンは自社が取り扱う商品以外に、マーケットプレイスといって別業者（個人）がアマゾンの商品と一緒に販売する事ができるのです。価格が明らかに安かった事、立ち上げたばかりで評価も無かったのでこの人間から購入してしまった。今販売者の評価を確認したら、自分と同じ被害にあった人間が2人いて、最低の評価をつけていた。（そして自分も今最低点とクレームを載せた）幸い中身は英語の曲で同じだったが、最後の曲が以前自分が持っていた洋版と違う。中国語をよく見ると、韓国歌姫 偶像 BoAとの合唱と書いてある。おお、あのBoAかいな。歌声を聴くとそうだ。が、しかし、ダメだ。いくらBoAでも明らかに浮いてる・・・声量が違う。MIXさせただけで、明らかに違和感がある。まあ、レーベル等は中国語で違和感あるが、値段も安かったし他の曲は全てOKなのでまあ良しとしましょう。販売者は我々の評価でもうビジネスはできなくなるだろうし。
Mar 4, 2005
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ビールと紙おむつ
今学期、データマイニングというクラスを履修しています。データマイニングとは、莫大なデータから、ある意味あるパターンを見つける分析の事です。簡単な例をお話します。例えば、あるカタログ会社。LL.Bean で自分はフライフィッシング用品とテントを過去に何回か購入したとします。すると、LL.Beanのデータベースには自分の過去の購買履歴が残るわけです。データマイニングでこういった購買履歴を分析すれば、オレゴン在住、男性、で過去にフィッシング用品を購入した人間は、春先にキャンプ用品を購入する傾向がある といった仮説を立てる事ができます。次回、LL.Beanは分厚い総合カタログを送付するよりも、春先にキャンプ用品のカタログを送付した方が安価で且つヒット率が上がるというわけです。題名にもありましたが、あるスーパーで週末ビールと紙おむつが同時に売れる傾向があったという有名な話があります。スーパーとしては、その傾向から商品を近くに陳列するという対応ができます。以前、私もこのツールをクライアントに紹介していましたが、実際に中身を理解していなかったので、今回履修をしました。ところが、この分析、ビジネスサイドから見るととても強力なツールであるが、実際に分析となるとかなり難しい。去年に統計学2コースとBusiness Economic Forecastingというクラスでかなり鍛えられたので、何とかうろたえる事なくついていけてます。授業では、ツールを学ぶだけでなく、実際にプロジェクトも進行しています。Undergraduateのアドミッションオフィスと共に、出願者の入学するパターンを分析しています。例えば、10月までに出願して、オレゴン州在住で、点数が○○点で、奨学金を$○○オファーすれば、○％の確立でデポジットをおさめる。。。といった内容です。（もっと複雑なのですが、NDAを結んでいるのでこのくらいで）分析は、いわゆる重回帰分析から、クラスター、アソシエイト、ニューラルネットワーク、デシジョンツリー、と様々な分析手法を駆使していきます。ちなみに画面はこんなんです。。。ピコピコ矢印でつなげるのは、ゲーム感覚で扱いやすいんですがね～ エラー炸裂でうまくいきません（悲）以前、SPSSさんの本社でデモを見せて頂いた時は、お、簡単じゃん！って思いましたが、実際はこんなに大変だったんだーって今感じております。SASというソフトウェアもSPSSと同様に有名です（一応宣伝）プロジェクトはビジネスゴールの確認からデータ受領、そしてクリーニングも終わりつつ、本格的なモデリング作業がようやくは始まります・・・。長い道のりになりそうですが、楽しいです。
Feb 24, 2005
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映画レビュー
日曜日、風邪で勉強する気力が無く、久しぶりにDVDをレンタルした。The Forgottenこれは、意外な物語設定なのであえて内容は書きません。大好きなゲーリーシニーズも出ているのだが、イマイチの役でがっかり。主演の女性は、あのハンニバルで新しい役をやった人だと思う。不思議な内容で、どんどんのめり込んでいきます。その割に結末がちょっとイマイチだったかな。 The Notebookこれは、人によって好き嫌いがありそう。でもこういう永遠の愛のストーリー弱いんです。特に男性がいつまでも女性を思い続けるストーリー。男は戦地に送られ、思い続けていても現実は・・・映像もとても綺麗で、ロマンチッカーなあなたにお薦めです。回想シーンが多いこの映画は、あの名作、フライドグリーントマトを思い起こさせました。同じ南部の設定だし。日本でも公開されるのかな？評価は共に★★★☆☆
Feb 22, 2005
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ユダヤ人大富豪の教え
アマゾンで購入した本が届き、一日で読んだ。以前友達が読んでいた本だ。アマゾンのレビューには、ネガティブな批判も多いが、純粋に役に立つ本だったし、面白かった。『世の中にはどうして社会的、経済的に成功している人と、そうでない人がいるんだと思う？』そうこの本ははじめに投げかける。アメリカに来て感じた事の一つに、貧富の差が激しい事。そして、富豪と呼ばれる人間の豪邸のスケールが違う。なぜ、彼らは同じ人生一度のチャンスで自分と全く違う生活ができるのか？彼らに比べて自分はそんなに頭が良くないのか？アメリカに来て、子供の様にそんな事を感じた事があります。平凡な一般サラリーマンの家に育った自分は、普通に大学を出て、ある程度いい会社に入る事が当たり前と育った。もし、アメリカでこうした貧富の差を目の当たりにしていたら、また生き方も変わったかもしれない。アメリカのハングリー精神、アメリカンドリームはこうした現実を目の当たりにして子供が育つからだとも感じる。話を本に戻すが、この本は金儲けをする話では無い。筆者が出会ったある老人が様々な幸せに生きる秘訣を伝授していく話。多少、非現実的な内容もある。が、しかし、いくつか“なるほど”と思った事があったので今回日記に書く事にした。『人生は考える事、行動する事の２つでできている。今まで考えてきた事、思考の結果行動してきた事の集大成が自分だ』これは昔読んだ『七つの習慣』に通じる内容だ。小さな行動、考えが習慣になり、人格を形成するといった内容だ。自分の人生を振り返ってみると、その通りだと思う。少しずつでも、考え方、行動を変えてきた事によった人生が大きく変化した。また人とのつながりも大きな要素だ。ある人とのつながりによって、今回良い本に巡り合えたのも事実だ。そして、この本を読んだ事によって実践はすぐにできないとしても、脳にインプットされているので、ある時にそれが大きく発揮する。例えば就職の面接であるたわいもない質問をされたとしよう。この本の影響で自分の意見を明確に語り、面接官を感動させ、会社に受かり人生の道が変わったとしたら・・・。ほんの小さな例であるが、人生にはキーとなる瞬間がある。それを自分の物にするか、しないかは、生きてきた本人の思考、行動に関わるのだ。今までの人生を振り返ると、あ、あの時、あれが結果的に今の自分に結びついていると感じる事が沢山ある。沢山の素晴らしい本も自分を変えてくれた。お薦めです。最後に、本は購入した日が一番充実して読めます。入手したら、一週間以内に読破する事。手に取った本は、人生の出会い。迷ったら、購入して読むべし。
Feb 20, 2005
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Marketing to Women: Nike Way
先日恒例となったAMA（American Marketing Association)のビジネスランチに参加した。場所はダウンタウンのBenson Hotel形から入る俺は、こういうお洒落な場所にお洒落して行くだけで満足なのである。今回のお題は、“Marketing to Women: Nike Way"そう、Nike Womenの女性ブランドマネージャーの講演なのだ。始めの頃の日記に書きましたが、Nikeの本社は実はオレゴンにあるのです！過去日記NIKENikeはよく靴を作る会社でなく、ブランドを作る会社と言われています。NikeのCMはいつも靴の性能よりも、勝利の喜び、汗、ターゲットに対してイメージで訴えていますよね。今回のトピックは、そんなNIKEが女性向けの商品（Nike Womenで成功をおさめた話でした）女性は近年重要な顧客であり、マーケターは女性の嗜好を理解する必要があります。なんと一般家庭で85%もの消費が女性の考えに影響しているのです。そんな中、ここアメリカでは特に女性のスポーツ人口が増え、もはや男性と同様なマーケティング戦略ではターゲットに訴える事ができません。今回はShoxという靴の女性向けマーケティング戦略の成功事例でした。彼女らは、３つのKSF（成功要因）を挙げていました。Relationship：まずは女性との関係を築く為に多くの時間を金を費やして、女性の嗜好を綿密に調査した事Focus：ランニングとフィットネスにターゲットを絞り込んだ事Brand Principles：これは何を指したか、記録できませんでした。。恐らく5つのブランドイメージを創造した事だと思います（Inspire/Innovate/Focus/Connect/Care)彼女らは、プロダクト開発ストーリーを宣伝に使い、口コミ、イベント（マラソン大会の主催）、TVコマーシャル等、様々なメディアを統合してブランドイメージを確立、この商品は競合を押しのけてTopセールスとなりました。Nike women.comのウィークリーHit数は、35Kから75kにもなったそうです。これは今授業で取っているIMC（Integrated Marketing Communication）という分野で、いかに様々なコミュニケーション手段を利用、統合し、ターゲットに伝えるかという学問です。最後にある人が面白い質問をしていました。様々なコミュニケーション手段で最も大切なコンタクトポイントは？Retail Store（小売店）だそうです。顧客が結局買う場所だから・・・。今回、テーブルではあえてどっかのお偉いさんぽい人の隣に座りました。ある人はあるリサーチ会社のエクゼクティブ。今回のスポンサーでもあり、親切に色々な話をしてくれました。また面白い話があったらご報告します。
Feb 14, 2005
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フィッシング詐欺にご注意
フィッシング詐欺が流行っているとよくニュースで耳にしますよね。“フィッシング詐欺とは、実在の銀行・クレジットカード会社やショッピングサイトなどを装ったメールを送付し、そこにリンクを貼り付けて、その銀行・ショッピングサイトにそっくりな「罠のサイト」に呼び込み、クレジットカード番号やパスワードなどを入力させてそれを入手してしまうという詐欺です。”今までこの手のメールは受け取った事がなかったので、実際にどんなものなのかは見た事が無かった。昨日のE-コマースの授業でその全貌が明らかになった！（大げさ）授業でインターネットの仕組み、情報の流れ、HTMLなどについて取り扱った時、教授が受け取ったこのフィッシング詐欺メールを利用しながら、情報の流れを説明してくれたのだ。そのメールは、Washington Mutual（銀行）を名乗ったメールであった。メールにはwamu.com の黄色と青の全く同じロゴがトップに表記されており、パスワードや暗証番号を入力するBOXも綺麗にまさにHPそのままで作成されている。更新手続きをして下さいといった内容で、パスワード等を入力させ、結果的にエラーから個人情報、クレジットカード番号等を入力させる仕組みだ。全てが本物と見分けがつかない。様々なメニュー、wamuのロゴをクリックすると本物のサイトへ飛ぶ。で、ここでHTMLのソースを解読する。すると、個人情報等を入力した場合のみ、その情報はなんと南アメリカのとあるサーバーに飛ぶ事が判明。。ドメインでホームページの訪問者が分かる仕組みを思えば、追跡できる仕組みも想像できると思います。以前友達があるPCサポートセンターに問い合わせメールを夜中にした所、すぐ返信が来たそうです。で、行方を探るとそれはなんとインドからだったそうです。（今こういったサポートセンターはインド等にアウトソーシングしているんです）ネットの便利さと反面、ネットの怖さを改めて感じました。気をつけましょう。
Feb 3, 2005
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blog のマーケティング効果
昨日の日記で引越し後、新しい美容室に行った話をした。今回そのヘアサロンを見つけたソースはGoogleから、ある個人のBlog。彼がこの店を大絶賛していたからだ。このblog、最近個人の情報発信のツールだけでなく、企業のマーケティング戦略として注目をされている。Blogは新規顧客の獲得、ロイヤリティの構築に大きく貢献し始めていると思う。まずこのヘアサロンの特性について考えてみた。１．ターゲットがかなり絞られている感がある（男性限定、平均額以上であってもクオリティ重視、オピニオンリーダー etc.)２．店舗立地はダウンタウンであっても外れであり、飲食と違って商圏内の属性を意識していない。３．男性限定のサロン、ヘアカット以外のサービスというポートランドではEarly mover４．３の理由より、店がマスコミに数多く取り上げられている莫大な宣伝広告を不特定多数に展開する（マス）よりも、彼らは第三者からの評価でブランドを構築し、それが効果を発揮しているようだ。近年こういった口コミの効果が大きく売り上げに影響している。昔からバズマーケティングといって、ある特定のオピニオンリーダーから広めさせる手段があったが、その発展的な戦略としてバイラルマーケティングというものがある。blogはその一つだと自分は思う。生の声でネットワークを築き、購買意欲を高める。従来のサイトと違い、双方向のネットワークが構築できる。実際日本企業でも、企業が販売目的でblogを立ち上げ、効果を発揮しているようだ。ある記事によると、彼らはあえてトラックバックを利用しコメントは記入できないようにしているそうだ。トラックバックなら関係の無い内容、不当な内容の書き込みを防ぐ事ができるからだ。今回自分は典型的にそのblogの内容に反応した顧客だ。今マーケティングは商品主導主義から顧客・消費者主義へと移行している（Kellogg Integrated Marketingより）ポジティブな意見は強力な購買誘引になるが、一方でネガティブな意見は致命的な打撃になる事も忘れてはいけないと思う。顧客獲得後のサービスが大きな要因だという事がこの事からも理解できる。-------------------------------------------------------基本的に新規顧客を獲得するには、莫大なマーケティング費用がかかるしかし、一度顧客を取り込んでしまえば、その顧客の生涯価値の割合は総利益に大きく影響する。したがって、近年CRM（Customer relationship management)が企業にとって大きな戦略になっている- もう死語なのかもしれないが・・-------------------------------------------------------一見すると、あたりまえの事なんだけど、実際に戦略として企業がImplementするのは難しいと思う。今学期はこういったMarketing Communicationのクラスを3つ取る予定だ。マーケターに必要なのは、常に張ったアンテナ、Curiosityだと自分は信じている。学問とリアルワールドを合わせて、もっともっと勉強しないと！でもおもろい。
Jan 15, 2005
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日本のバラエティ番組の輸入
今日新番組を見た。Hey! Spring of Trivia実はここオレゴンでもたくさんの日本番組を目にします。（英語吹き替え）料理の鉄人から、なんと、たけし城も未だにやっています。クラスメイトには、あれは遠い昔の番組で今の日本には受けないと説明しているのですが・・・。たけし城が今でもウケるアメリカ。それもそのはず。とにかくアメリカのバラエティはつまらない。なんかみな同じタイプの感じだ。チームで何かして脱落していくタイプのものばかり。そして必ず一場面、一場面に撮影後のコメントを挿入する。お色気で視聴率を稼ごうとしているのも見え見えだし。リアリティを追求したバラエティにももう限界があるのではないかと思う。以前、こちらで日本のバラエティがいかにおもしろいかの特集をやってた。サラリーマンの酔っ払いクイズの一シーンとか・・一方で、そのバラエティ番組を制作する人間の多忙な一面も紹介していた。そんな中、今日久しぶりに面白い番組を見た。そう、日本でやってたトリビアの泉（あってる？）だ。あの『へえ～』ってやつ。こちらでは、『Hey Spring of Trivia』http://www.spiketv.com/shows/series/hey/久しぶりに日本のバラエティを見て大笑いした。やっぱおもろい。特にこの番組、すごいね。マメマメ知識ばっかり。あるマメマメ知識（とりとめも無い話題）で『へえ～』っと思った分だけボタンを押し競い合う番組。スタッフも、よくやるよなーって改めて日本の製作サイドの生真面目さを感じた。でもこの番組の『へえ～』と英語の『Hey !』はやっぱ全然意味違うでしょ。まあ、番組見ればニュアンスは伝わると思いますが。それにしても・・・ここ最近の日本のバラエティ・・面白いけど、うっとおしいとも今日感じた。それは、セリフがいちいちテロップで出る事だ。あれ、いつからはじまったんだ？やっぱ好評だから、各番組こぞってやってるんだろーけど。久しぶりに新鮮なコンセプトの番組（アメリカでは絶対ありえない）を見たので楽しめました。米在住が長く見たことが無い方は、ぜひ今の日本のTV番組がどんなもんなのか見る価値ありますね。（好き嫌いは別として）そんな俺も最近の日本番組しりませんが（笑）いやー久しぶりに笑った。
Nov 19, 2004
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スターウォーズ エピソード３ をちょっと・・
いよいよエピソード３が来年5月に公開されます。分かる人には分かるこの話、この想い。初めて公開されたスターフォーズは小学校の時。TV初登場だった時はそれを当時購入したばかりのビデオ（ベータだった）に録画し、友達を呼んでTVの前に椅子を並べ、部屋を暗くし上映会なるものもやりました（笑）CMが入ると早回して。。第1作の公開から26年・・・いよいよ最新作が来年5月に公開されます。なぜ今その話なのか？実は、今月5日から映画の予告編がネットで公開されはじめたからです。残念ながら、会員にならないとそれは見れません。ところが、今日学校で隣の部屋からあの音が・・・スーハー、スーハー・・・ダースベーダーの息が・・その瞬間に友達がその予告編を見ていると直ぐ察知した。急いで隣の部屋へ潜入！やりました。見せてもらいました予告編！！ちょっと前作のおさらいが多かったけど、いいね～ あの幼いかわいい子供だったアナキンが・・そして前作でちょっと悪の影を潜めていた青年が・・悪に落ちていくんです・・アナキンの顔、雰囲気が前作と違ってかなり怖い・・スターウォーズを見た事がない人は、これがただのSFでは無いという事だけ知ってほしいです。ジェダイという騎士の壮大な物語なんですぅ～アメリカに来てうれしかった事は、スターウォーズのマニアックな内容も誰もが知っている事。以前ホームステイした家の子供の部屋には普通にオビワンの人形とかがいっぱいあったし。以前、なんかちょっと悩んでいた時、友達が普通に“フォースを使え！”って言ってくれた時は感動した。意味がわかった自分に対してもすごく喜んでくれたけどね。そうそう（話長い！）、この間TVで当時の撮影風景等を含めたドキュメンタリーをやってました。ハリソンフォード、やっぱ若かったね。驚いたのは、現在のルークとレイア（キャリーフィッシャー）のインタビュー映画のイメージしかなかったから・・・普通のおっさんと太ったオバサンだった（笑）ちょっとショック！ハリソンフォードは歳とってからも映画で見てるし、かっこいい歳のとりかたしてるから違和感なかったけど。でも人生を駆け巡るすごい作品だね。本当にこんな作品を作るジョージルーカスは天才だね。今から既に盛り上がってます・・。マニアックな話でした！
Nov 7, 2004
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レンタルビデオ戦争～Netflix
本日はNetflixが引き起こしているレンタルビデオ業界の顧客獲得合戦の話ここアメリカに来てよく映画を見に行くようになった。日本に比べてとても行きやすい環境だからだ。車で10分ぐらい。値段も安い。夜遅くからでも上映している。並ぶ必要がない。だから、よく友達から夜8時過ぎに今からちょっと見に行こうっといった具合に誘われる。9時上映開始なら9時ピッタリに行けば十分。（それでも10分以上コマーシャルを見る事になる）いつも映画館はガラガラで、たまに貸切状態にもなる。（これで本当に経営が成り立つのかと疑問にもなる）それならレンタルビデオをちょっと借りるよりずっとお得だ。昨日も友達とある映画を見に行った。そう、あのエクソシストの最新版！まあ怖かったけど、やっぱ初めてあの映画を見たショックには叶わないなあーって思った。本題ですが、ここアメリカに来て実感しているのは、映画の上映スパンが短く、新作上映への回転数が早いという事だ。そしてあっという間にDVD、レンタル市場へ回る。（これは日本も同様の傾向だと思う）最近巷で人気なのはNetflixという新レンタルDVDサービス。月$22でDVDを借り放題。有人店舗は無く、全てネットで注文しDVDは家のポストに直接届けられ、見終わればそのまままた返送するだけだ。貸し出し期限はなく、延滞料金もない。その代わり、３作品までしか同時に借りる事ができなく、作品を返送すれば次に頼んだ作品が送られて来る仕組みだ。実はこのサービス、既にビジネスモデル特許を取得している。焦った、Blockbusterは直ぐに店頭で同様のサービスを開始した。って今Webで調べたらなんとオンラインのサービスを開始していた！そして沈黙していた近くHollywood Videoに行くと、店頭での同様のサービスを開始し始めていた。レンタル業界も生き残りをかけて必死である。レンタル以外でも、ウォルマートが激安で販売するようになっており、それも新たな脅威になっている。（って今調べているうちに、ウォルマートもOnline参入するみたい）ま、こんな感じで今日の日記を終わらせようと思ったのだが、以前Netflixが特許を取ったのに、Blockbusterのサービスは全く一緒であるのが引っかかっている。。。。またまたちょっと今調べたが、現状Netflixとしては、訴訟を起こす、ライセンス化する、買収してもらうかの選択のようだが、ちょっとリサーチ不足でなんとも言えません。ご興味がある方はどうぞもし詳しい情報ご存知であれば教えて下さい。簡単に日記を終わらせるつもりがどツボにはまってしまった。またこれも勉強なのですが。
Sep 6, 2004
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