お笑いほむぺやねん。

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5-3

第5話 揺れる Heart(3)

9月の末のある日、未斗華は久々に1人で帰っていると学校に見とれている男の子がいた思わず未斗華は話しかけた。

「あの、ここの学校に用事ですか?」

その男の子は未斗華と同じ歳ぐらいだったけど、目が青かった。


「ここの学校10月から共学になるでしょ。その時僕ここに転校することにしたんだ。ある子に合うためにね。」
とその男の子はニコッと笑って見せた。

そこに、華労が未斗華を心配してフェンス越しに呼んだ。
「未斗華。早く帰れよ……」

華労は顔が強張った、その男の子も華労の言葉を聞いて唖然としていた。


先に口を開いたのは華労だった。
「由来……。お前由来だろ。俺だよ華労覚えてるか。変わってないな。」

由来は華労を無視して、
「ほんとに、未斗華なの?」

未斗華が首を傾げて聞いた
「由来ってお兄ちゃんの知り合い?」
華労と由来と呼ばれた男の子は未斗華に向き直った。口を開いたのは華労だった。


「ほら、幼なじみで8歳の頃アメリカに行った日暮由来、覚えてないか?」
さすがの未斗華も思い出したようで

「由来君だ。久しぶりだね。」
そこに、掃除を終えた友華が駆け寄ってきた。

「未斗華ぁ。一緒に帰ろぉー。」
友華は由来の存在に気付いた。

「こんにちは。」
と言ってペコッとするぐらいの礼をした。


由来は
「君は?妹の砂斗鳥ちゃんかなぁ?似てないねお姉ちゃんに。」
と聞いた途端、友華はショックを受けて

「私はここの学院に通ってる砂倉友華です……。」
といじけながら言った。あわてて未斗華が

「私の友達なんだ。妹はまだあんなに大きくないよ。それよりどうして日本に帰ってきたの?」
と聞くと、由来は少し怒ったような顔をしたが

「約束覚えてないの?」
未斗華は思い出そうとしたけれど、全く思い出せなかったので、

「ごめん。何だった。」
と小声で聞いた。


「俺たちが7歳の頃に、未斗華にプロポーズしたんだよ。『結婚しよ』ってね。」
と由来は軽く言ったが、未斗華にとっては記憶の端にもない突然のことなので驚いた。

「由来君。あのね、私両思いになった人がいるの……。」
と未斗華が伝えると、由来はかなりのショックを受けたようで俯いたまま、


「そいつは誰なの。俺も知ってるのか?」
と問いただした。未斗華はとても言える勇気が無くて顔を赤くしながら、

「それは、私の口からはどうしても言えないんだ……。」
由来はどうしてと言う顔で未斗華を見た。そこに華労が


「俺だからだよ。」
と平気な顔をして言った。由来はすぐに理解が出来なかった。


「えっ華労さんが……。」
未斗華はあまりにも華労がすんなり言ったので、その場に居づらくなっていた。


そして、由来が状況が飲み込んで口を開いた。
「それじゃただのシスコンってやつじゃないですか。」
と笑いながらも顔を青ざめながら言った。



華労はシスコンと言う言葉が自分の頭の中から削除していた。それが、再びその言葉を思い出してしまったのだった。



妹である未斗華を好きなってはいけないことを。


第6話(1)




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