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紹介文
ミステリーもこんな地平までたどり着いた、と言うべきか。あるいは、もはやミステリーではない、と言うべきだろうか。カスミはデザイナーの男と不倫関係にあり、家族を捨てることも考えていた。カスミが男と一緒にいる時、娘の有香が行方不明になる。彼女は罪の意識に呵まれ、娘を捜すことに人生の全てを捧げる。他方、末期がんの元刑事が1人、残り少ない人生をかけて有香を探そうとしていた……。親の愛情不足が子供を歪める、との論が最近よくメディアなどで叫ばれている。カスミはこの非難を全身で受け止め、キレてしまった。彼女こそ現代社会の被害者だ。直木賞受賞
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ちょっと前人生最大のピーンチ!を迎えていたときにとってもぢゃないけどハッピーなストーリーなんぞ読む気分じゃなくて 自分よりも不幸そうな主人公の小説
が読みたくて読んだ記憶があります。
人間そーゆー時ってたとえフィクションの世界でも 不幸仲間
がほしいもんなんですよ、ハイ。(たぶん)
そのときもなんだか後味よくなかった印象だったのですがよく覚えてなかったので再読してみました。
うーん。
まずねー。
主人公がキライなタイプ。
そして結婚生活が不満だとダンナのお得意先で友人のオトコと不倫。
そして不倫のせいで娘が失踪。
自業自得?
と、本人も思うらしくそれなりに自責の念にがあるらしいですがなんだか必死に娘を探す姿も(下の娘は2の次で)自責の念というよりも うまくいかない自分の人生に対するあてつけ
みたいな。
とにかくこの人はシアワセになろうという努力をしていないように見えるんだなぁ。
ものすごく好きで結婚したわけじゃなくったって、結婚したんだ。
好きになろうと努力はしないのかい?
ぱっとしなくったってお人よしでやさしいダンナじゃぁないですか。
健康な2人の娘もいるってーのに不倫だって自分から誘ってるし。
不倫だって単に不満のある結婚生活からの逃避でしかないのに。
実家が嫌だっちゃ逃げ、ダンナが嫌だっちゃ逃げ。
親もダンナもいい迷惑。
一番かわいそうなのは娘だけどね。
特にワタシ的には殺された娘よりもだんなに似ているからあまり可愛くない、と母親にないがしろにされる下の娘のほうがかわいそう。
せめてお父さんは愛情タップリそそいで育ててあげてほしいな。
犯人は結局わからないのだけれど最後の章から犯人は男性とわかるので犯人候補は別荘のオーナーの老人、管理人・水島、警官・脇田。
この3人の中では・・・うーん。
水島に1票。
犯人がはっきりしないのももやもやして好きじゃないんですよねぇ。
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